JPH023126Y2 - - Google Patents

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JPH023126Y2
JPH023126Y2 JP3820079U JP3820079U JPH023126Y2 JP H023126 Y2 JPH023126 Y2 JP H023126Y2 JP 3820079 U JP3820079 U JP 3820079U JP 3820079 U JP3820079 U JP 3820079U JP H023126 Y2 JPH023126 Y2 JP H023126Y2
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output
preamplifier
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output signal
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JP3820079U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電磁流量計において検出器内の被測
定液が空となつた時に、変換器の出力信号を0%
の値に固定するオートゼロ回路の改良に関するも
のである。
一般に電磁流量計において検出器内の被測定液
が空になると、変換器の出力信号が不安定とな
り、流量が零であることを正確に指示できない場
合がある。このため、電磁流量計の出力を流量等
の制御、または流量の積算などに利用した場合に
は、これらの動作に悪影響を与えてしまう。従
来、被測定液が空であることを検出するために、
検出器内に専用の電極等を設けるようにしたもの
もあるが、構造が複雑となるとともに、検出信号
用の配線を増設しなければならず、経済的ではな
かつた。
本考案は、上記のような従来装置の欠点をなく
し、特別な電極等を設けることなく、検出器内の
被測定液が空であることを確実に検出し、変換器
の出力信号を0%の値に固定することのできる電
磁流量計のオートゼロ回路を簡単な構成により実
現することを目的としたものである。
図は本考案のオートゼロ回路の一実施例を示す
構成図である。図において、DETは検出器、
TRAは変換器である。Lは検出器DETの励磁コ
イル、EXCは励磁コイルLに励磁電流を供給す
る励磁電源である。PAは検出器DETにより発生
される検出信号Sinが印加される前置増幅器、SH
は前置増幅器PAの出力をサンプルホールドする
サンプリング回路、DIはサンプリング回路SHに
よりサンプリングされた検出信号Sioを演算処理
し、流速に比例した出力信号Sputを発生する演算
回路、COは前置増幅器PAの出力を任意の設定値
と比較し、その比較結果に応じて変換器TRAの
出力側に挿入された切換スイツチSWの切り換え
の状態を制御する比較器である。切換えスイツチ
SWにおいて、その選択端子の片方aは演算回路
DIの出力に接続され、他方bはアース電位に接
続されている。
以上のように構成された本考案のオートゼロ回
路の動作を説明すると次の通りである。まず、比
較器COの比較レベルは前置増幅器PAの出力が通
常の動作状態においてとりうる信号レベルより充
分大きな値に設定されており、切換えスイツチ
SWの可動端は通常はa端子側に接続されてい
る。すなわち、検出器DETより発生された検出
信号Sioは変換器TRAにより流速に比例した信号
Sputに変換され、切換えスイツチSWを介して出
力されている。ここで、流速が零の場合には検出
信号Sioも零となり、出力信号Sputはその0%の
値、例えばOVとなる。
次に、検出器DET内の被測定液が空となつた
場合を考えてみると、検出器DETにおける電極
間のインピーダンスが非常に大きくなるので、検
出器DETはノイズをひろいやすくなる。通常は
励磁電源EXCからの静電ノイズが最も大きく、
検出信号Sioの信号レベルは正常時の数十〜数百
倍にも達する。このため、前置増幅器PAは飽和
してしまい、比較器COの設定値を越えるので、
切換えスイツチSWはb端子側に切り換えられ、
出力信号SputはOV、むなわち出力信号Sputの0%
の値に固定される。このように、検出信号Sio
重畳されるノイズ電圧の大きさを検出することに
より、検出器DET内の出力信号Sputをその0%の
値に固定することができる。
なお、上記の説明においては変換器TRAの出
力側に切換えスイツチSWを挿入し、出力信号
SputをOVに固定する場合を例示したが、出力信
号Sputの0%に対応した値がOVではなく、ある
値を持つていた場合には、予めその大きさに等し
い電圧源を用意しておき、この電圧と演算回路
DIの出力とを切り換えるように構成すれば、変
換器TRAの出力信号Sputをその0%の値に固定す
ることができる。
以上説明したように本考案のオートゼロ回路で
は、変換器の出力側に切換えスイツチを挿入し
て、変換器の出力信号とこの出力信号の0%出力
に対応した一定電圧とを切り換えるとともに、こ
の切換えスイツチの状態を変換器の前置増幅器の
出力を任意の設定値と比較する比較器の出力に応
じて制御するようにしているので、特別な電極等
を設けることなく、検出器内の被測定液が空であ
ることを確実に検出し、変換器の出力信号を0%
の値に固定することのできる電磁流量計のオート
ゼロ回路を簡単な構成により実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のオートゼロ回路の一実施例を示す
構成図である。 DET……検出器、TRA……変換器、L……励
磁コイル、EXC……励磁電源、PA……前置増幅
器、SH……サンプリング回路、DI……演算回
路、CO……比較器、SW……切換えスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁流量計の検出器により発生された検出信号
    が印加される前置増幅器と、この前置増幅器の出
    力を演算処理して流速に比例した出力信号を発生
    する演算回路と、この演算回路の出力信号とこの
    出力信号の0%出力に対応した大きさの一定電圧
    とを切り換えて出力する切換えスイツチと、前記
    前置増幅器の出力をこの前置増幅器の出力がその
    正常動作状態においてとりうる最大の信号レベル
    より大きな値に設定された設定値と比較し前置増
    幅器の出力が設定値を越えたときに前記切換えス
    イツチを0%出力側に切り換える比較器とを具備
    してなる電磁流量計のオートゼロ回路。
JP3820079U 1979-03-23 1979-03-23 Expired JPH023126Y2 (ja)

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JP3820079U JPH023126Y2 (ja) 1979-03-23 1979-03-23

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Publication Number Publication Date
JPS55137322U JPS55137322U (ja) 1980-09-30
JPH023126Y2 true JPH023126Y2 (ja) 1990-01-25

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