JPH02311259A - 円筒容器の内面磨き装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はビールタンク等の大径長円筒の内面を均一に能
率よく磨く円筒容器の内面磨き装置に関するものである
。

［従来の技術］ ビールの発酵タンクは複数枚のステンレス板を溶接して
形成された円筒から成り、垂直方向及び水平方向等に溶
接部を有している。

前記の円筒タンクの内面は鏡様に平滑でなければならず
、内面に僅かの傷（数ミクロン程度）があっても、そこ
から雑菌が入り、タンク中のビールに変質が起り、味か
低下するという危険がある。

従って新設のタンクの内面は、特に入念にバフで磨く必
要がある。

従来はタンク内部に足場を組んで、電動バフ等を用いる
人力による手仕」二げか主であった。

又機械的に磨く場合も、第４図に示す如くに回転駆動装
置ａの両端に突出する回転軸にハフｂを装着した機器を
用い、バフｂを垂直方向に回転しながら昇降して研磨す
る様式か採用されていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述のように人力によるものは非効率的であり、且１０
ｍに近い高さに足場を組んだり、狭い空間内での作業は
、危険を伴うものであった。

又機械的な研磨を行う場合には、回転駆動装置ａの回転
軸に取付けたバフｂを円筒Ｃの内面ｄに押しつけるので
均一な押し圧か得られず振動が発生したり、又磨けない
部分が出来て均一に研磨を行い難いという問題があった
。

本発明は、従来技術の上述の問題点を解決するために案
出されたもので、自動的に円筒内面を効率よく且均−に
磨くことか出来ることを目的としたものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は円筒容器内部にセツトシて円筒内面を磨く装置
に於て、回転テーブル外周部に直立して設けられ、頂部
を連結した複数本の支持柱と、該支持柱に沿って」１下
するように該支持柱に取付けられたサドルとを備え、該
サドルは、サドルに設けられた旋回軸に末端を旋回可能
に取付は且つ前記旋回軸と平行な回転軸を中心に回転す
るバフを先端に取付けたアームと、前記アームとサドル
との間を連結して前記アームの回転により円筒内面に対
するバフの押し圧を調整するシリンダ装置とを有してお
り、かつ前記支持柱には長手方向に平行な向きを有する
旋回軸を備えたサドルと、長手方向と直交する方向の向
きを有する旋回軸を備えたサドルとを夫々一台以上宛備
え、さらにサドル及びバフの駆動装置を備えたことを特
徴とする円筒容器の内面磨き装置にかかるものである。

［作　　　用］ 円筒内面に対するバフの押し圧の調節か可能であり、ま
たハフは円筒内を」−下したり水平方向に一周したりす
ることが出来、従って円筒内面を水平方向にも垂直方向
にも均一な状態で磨き、内面の傷も消すことか出来る。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図乃至第３図は本発明の一実施例である。

第１図及び第２図に示す如くに、ビールタンク等の大径
長円筒３内部にセットして内面４を磨く装置に於て、回
転駆動装置５を有する円板状回転テーブル６　（例えば
直径８ｍ）の外周部に、回転テーブル６の回転軸心を挟
んで相対峙した２本の支持柱（本実施例の場合は角柱と
する）７．７（例えば高さ１２ｍ）を直立して取付け、
該角柱７，７頂部を水平な角材９によって連結する。

更に前記頂部角材９と直角水平に連結した角材１０を頂
部に取付けた角柱８を、回転テーブル６外周部でテーブ
ル６の回転軸心よりみると前記２本の角柱７，７との９
０°をなす位置に直立して取付ける。

２本の角柱７，７の頂部と底部には鎖車１１を配設し、
該鎖車１１には鎖１２を掛着し、」」つ頂部鎖車１１の
駆動装置１３を頂部角４Ａ’　９に配設する。

又円筒３の内面４を磨くバフ２を担持するサドル１４を
角柱７の両脇に設けたレール１５に沿い昇降し得るよう
に取付け、該サドル１４の上下両端に前記鎖１２の両端
を連結し、鎖１２の回動と共にサドル１４から前記レー
ル１５に案内されて角柱７を上下に滑動するようにする
。

更に、前記サドル１４には、前記角柱７の長手方向に平
行な旋回軸１６と、該旋回軸１６に末端を旋回可能に取
付けたアーム１７を設け、且つ該アーム１７の先端には
前記旋回軸１６と平行な回転軸１８を中心に回転するバ
フ２を備えた回転駆動装置１９を取付ける。

前記したバフ２は各回転駆動装置１９に」−１下２個、
１本の角柱７に合計４個、前記２本の角柱７合せて全体
で８個設ける。

更に前記アームＩ７と前記サドル１４との間を連結する
シリンダ装置２０を設け、該シリンダ装置２０によりア
ーム１７を旋回させバフ２の円筒内面４に対する押し圧
のＪ♂（節を行うようにする。

更にバフ２は、円筒内面４の状態に合せて粗いもの及び
細かいもの、グラインダ等とも交換することが出来る。

又、第３図に示す如く他の１本の角柱８にも前記角柱７
と同様に鎖１２及び鎖車１１によって角柱８をレール１
５に案内されて上、下するサドル２１を設け、該サドル
２１には、前記角柱８の長手方向と直角な方向を向く旋
回軸２２と、該旋回軸２２に末端を旋回可能に取付けた
アーム２３を設け、且つ該アーム２３の先端には前記旋
回軸２２と平行な回転軸２４を中心に回転するバフ２５
を備えた回転駆動装置２６を取付ける。又前記アーム２
３と前記サドル２１との間を連結するシリンダ装置２７
を設は該シリンダ装置２７によりアーム２３を旋回させ
バフ２５の円筒内面４に対する押し圧の調節を行うよう
にする。

以」二のような構成に於て、磨き装置１をビールタンク
等の円筒３内にセットし、回転テーブル６を回転させ、
且つ回転駆動装置１９によってバフ２を回転して円筒３
の内面４を自動的に磨く。

バフ２は各々バフ２１１］たけずらして設置しであるの
で、テーブル６−回転で水平方向にハフ２の８個分の巾
の内面４を磨くことが出来る。

回転テーブル６を回転すると共に、サドル１４を上下す
ることによって円筒３の最底部から最頂部まで均一に磨
くことか出来、且つシリンダ装置２０によって適宜押し
圧を調節することが出来るので、傷をなくし均一に磨く
ことか可能となる。

更に溶接部等での垂直方向を磨くことが必要な時にも垂
直方向に回転し且つ昇降し得るバフ２５を配設しである
ので、その方向にも磨くことか出来る。

バフ２，２５を回転する回転駆動装置１９．２６の電気
コードは、回転中に絡まないように、角柱内部に配設す
るのがよい。

尚、本発明の円筒容器の内面磨き装置は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、ア一ムは平行してサド
ルに設置し且つ該平行アームとサドルの間をエアシリン
ダで連結する等アームの設置方法を種々変える等本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明の円筒容器の内面磨き装置に
よれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。

■　円筒内面に対する押し圧が調節出来、水平方向に回
転するバフにより、円筒内面は磨き残しがなく傷をなく
し均一に磨くことが出来る。

■　機械により自動的に磨くので、危険な作業のための
人手を必要としない。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は水平方向
に回転するバフ及び該バフを備えたサドルの平面図、第
３図は垂直方向に回転するバフ及び該バフを備えたサド
ルの側面図、第４図は従来の機械的研磨装置の平面図で
ある。 ｌは磨き装置、２はバフ、３は円筒、４は円筒内面、５
はテーブルの回転駆動装置、６は回転テーブル、７，８
は支持柱（角柱）、１４は水平方向回転バフのサドル、
１６は水平方向回転バフの旋回軸、１７は水平方向回転
バフのアーム、１８は水平方向回転バフの回転軸、１９
は水平方向回転バフの回転駆動装置、２０は水平方向回
転バフのシリンダ装置、２１は垂直方向回転バフのサド
ル、２２は垂直方向回転バフの旋回軸、２３は垂直方向
回転バフのアーム、２４は垂直方向回転バフの回転軸、
２５は垂直方向回転バフ、２６は垂直方向回転バフの回
転駆動装置、２７は垂直方向回転バフのシリンダ装置を
示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）円筒容器内部にセットして円筒内面を磨く装置に於
   て、回転テーブル外周部に直立して設けられ、頂部を連
   結した複数本の支持柱と、該支持柱に沿って上下するよ
   うに該支持柱に取付けられたサドルとを備え、該サドル
   は、サドルに設けられた旋回軸に末端を旋回可能に取付
   け且つ前記旋回軸と平行な回転軸を中心に回転するバフ
   を先端に取付けたアームと、前記アームとサドルとの間
   を連結して前記アームの回転により円筒内面に対するバ
   フの押し圧を調整するシリンダ装置とを有しており、か
   つ前記支持柱には長手方向に平行な向きを有する旋回軸
   を備えたサドルと、長手方向と直交する方向の向きを有
   する旋回軸を備えたサドルとを夫々一台以上宛備え、さ
   らにサドル及びバフの駆動装置を備えたことを特徴とす
   る円筒容器の内面磨き装置。