JPH02310039A - 金属管付き繊維強化樹脂管 - Google Patents

金属管付き繊維強化樹脂管

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JPH02310039A
JPH02310039A JP1130156A JP13015689A JPH02310039A JP H02310039 A JPH02310039 A JP H02310039A JP 1130156 A JP1130156 A JP 1130156A JP 13015689 A JP13015689 A JP 13015689A JP H02310039 A JPH02310039 A JP H02310039A
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JP
Japan
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reinforced resin
fiber
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metal tube
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JP1130156A
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Ichiro Kobayashi
一朗 小林
Isamu Matsuzaki
松崎 勇
Masataka Kumada
熊田 正隆
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Honda Motor Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧力容器等として用いる金属管付き繊維強化
樹脂管に関する。
〔従来の技術〕
従来、ダミー層としての非金属直胴管の両端に金属管を
配置し、これら金属管と直胴管との外周面全体に亘って
管軸方向に対する繊維角度がほぼOoの内層とほぼ90
″の外層からなる繊維強化樹脂層を積層させるようにし
た金属管イリき繊維強化樹脂管がある。しかし、金属管
が表面をテーパー状にしたものである場合は、上記繊維
角度が90°の外層゛を金属管のテーパー面に形成させ
ようとすると、樹脂含浸長繊維の剛性が高いために長繊
維がテーパー面に馴染みにくく、繊維束の端が浮き上が
った状態になりやすい。特に、金属管のテーパーが両端
の外径が小さく長手方向中央部に行くにつれて大きくな
った山形をしたものでは、その山形の頂点で繊維束が逃
げることが起こりやすいので均一な巻き付けを行うこと
ができない。このため、寸法安定性や強度が低下し、耐
圧性も悪くなり、圧力容器として用いた場合に内部の媒
体がその巻き乱れ箇所から漏れる等の問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、テーパー付き金属管を使用する場合であって
も、上述のような強化用長繊維の巻き乱れ箇所が生しる
ことがなく、寸法安定性および耐圧性等に優れた金属管
付き繊維強化樹脂管を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の金属管付き繊維強化樹脂管は、ダミー層として
設けた直胴部の両端に表面がテーパー状の金属管を配置
すると共に、前記直胴部および該金属管の外周面に亘っ
て管軸方向に対する繊維角度がほぼOoの内層とほぼ9
0°の外層からなる繊維強化樹脂層を積層させた金属管
付き繊維強化樹脂管において、前記外層を前記直胴部に
対応する内層の外周面に又は該外周面と共に前記金属管
の内端部に対応する内層の外周面にかけて配置し、前記
外層が配置されていない残りの内層の外周面に短繊維強
化樹脂層を積層させてなるものである。
以ド、この手段につき図に示す実施例を参照して詳しく
説明する。
第1図および第2図は、それぞれ、本発明の金属管付き
繊維強化樹脂管の一例の長手方向断面説明図である。こ
れらの図において、直胴部6の両端には、表面がテーパ
ー状の金属管1がそれぞれ配置されている。金属管1は
、複数本の繊維強化樹脂管を接続して使用するときの継
手として利用される。第1図では、金属管1の外径が内
側端から外側端に行くにつれて徐々に太き(なっていく
テーパーを形成している。第2図では、金属管1の外径
が内外両端からそれぞれ長手方向中央部に行くにつれて
大きくなるテーパを形成し、その長手方向断面か全体と
して山形となっている。直胴部6ば、両方の金属管1の
間の空間を埋めるためのダミー層として配されるもので
あるので、その厚さを金属管]の内側端の厚みと実質的
に同一になるようムこしである。
直胴部6および金属管1の外周面には、全体にまたがる
ように接着剤層5を介して繊維強化樹脂層7が積層され
ている。なお、ダミー層の場合には接着剤層5は、必ず
しも必要ではなく、直胴部6と繊維強化樹脂層7の種類
に応して設しノられる。
繊維強化樹脂層7は、第2図におけるA部を拡大した第
3図に示すように、内層4と外層3とからなる。内層イ
は、金属管付き繊維強化樹脂管の長手方向(軸方向)に
、複数の束状の樹脂含浸長繊維を管軸方向に対する繊維
角度がほぼ0°となるように配列させたものである。一
方、外層3ば、金属管付き繊維強化樹脂管の周方向に、
束状の樹脂含浸長繊維を管軸方向に対する繊維角度がほ
ぼ906となるように巻回して形成したものである。た
だし、この外層3は、従来の繊維強化樹脂管のように内
N4の全域に巻回するのではなく、直胴部6に対応する
内層4の外周面に配置されるか又は直胴部6およびこの
直胴部6から金属管1の内端部にかけた部分に対応する
内層4の外周面に配置されるようにするごとが重要であ
る。外層3が配置されていない内層4の外周面には、短
繊維強化樹脂層2を積層するようにするのである。
内層4および外層3を構成する樹脂含浸長繊維は、樹脂
を長繊維に含浸させたプリプレグを使用するのが一般的
である。この場合の樹脂としては、例えば不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられ
る。長繊維は、補強効果の大きい高強力、高剛性のもの
が好ましく、例えば炭素繊維、ガラス繊維等の無機繊維
、又はポリエステル繊維、芳香族ポリアミド繊維、ナイ
ロン繊維等のを機繊維を挙げることができる。
短繊維強化樹脂層2を構成する樹脂含浸短繊維は、特定
されるものではなく、例えば短繊維に樹脂を含浸させて
シート状のプリプレグとしたSMC(シー1−・モール
ディング・コンパウンド)などを使用することができる
。この場合に用いる短繊維および樹脂は、−ト述した内
層4および外層3を構成する樹脂含浸長繊維におけるも
のと同種のものでよい。短繊維の長さは特定されるもの
ではなく、一般には10 mm−30mmの長さのもの
がよい。
金属管lの材質は、例えばスチール、アルミニウムなど
である。この金属管1は、第1図および第2図に示すよ
うに、内径は直胴部6と同しであるが、表面がテーパー
状となって外径が内側端から外側端方向に徐々に大きく
なっている。その剛性を滑らかに変化させ、直胴部6と
つなかる部分で応力の段差が生じないようにするためで
ある。
直胴部6は、前述したように両方の金属管lの間の空間
を埋めるためのダミー層として配されるものであるので
、その材質は特に限定されるものではない。しかし、好
ましくは繊維強化樹脂層7におiJるように内層4およ
び外層3と同様な構成である方がよい。
このようにしてなる金属管付き繊維強化樹脂管を製造す
るには、第4図(A)〜(F)のような工程で行−)こ
とができる。
まず、第4図(A)に示すようにマンドレル10の外T
、〜]血にダミー層を配置して直胴部6を形成する。
つぎに、第4図(B)に示すように、直胴部6の両端に
テーパー状の外表面を有する金属管1を嵌め込んでその
内側端を直胴部6に突き当てて位置決めする。このよう
に位置決めされた金属管1の外側端は、紙製の固定用リ
ング8で押さえて固定する。さらに、金属管1の外周面
および直胴部6のうち両端から内側へ10mmまでの外
周面には、それぞれ接着剤5を塗布する。
直胴部6の全体の外周面に塗布しないのは、応力集中が
金属管1の内側端イ」近に起こるので直胴部6の中間部
分はその必要性がないためである。ただし、ダミー層と
繊維強化樹脂層7との材質差により接着が悪い場合には
、接着剤5を直胴部6の全体の外周面に塗布してもよい
ついで、第4図(C)に示すように、直胴部6および金
属管1の外周面に亘って、マンドレル10の管軸方向に
対する繊維角度がほぼ0°の樹脂含浸長繊維の内層4を
2層積層させる。この内層4を設のるには、長繊維を一
方向に引き揃えてなるプリプレグシートを、その繊維の
方向がマン1−レル10の軸方向となるように、巻きイ
〈jりるとよい。
さらに、第4図(D)に示すように、マンドレル10の
軸方向に対する繊維角度がほぼ90°の樹脂含浸長繊維
の外層3を、直胴部6に対応する内層4の外周面に積層
させるか又は直胴部6と共にさらに直胴部6から金属管
1の内端部にかげての領域に対応する内層4の外周面に
積層さ一已る。外層3を設けるには、樹脂含浸長繊維を
マンドレル10の軸方向に対する繊維角度かはぼ90°
となるようにフィラメントワインディング法により内層
4の上に巻き付ければよい。この外層3を設けることに
より、内層4の径方向の膨張が抑えられるので、最終的
に得られる金属管付き繊維強化樹脂管の耐圧性を向上さ
せるごとが可能となる。このように、本発明では、外層
3を内層4の全域に亘って巻回するのではなく、金属管
lに対応する内層4においては、その内端部にのみ(直
胴部から3〜51位まで)巻回するようにする。これに
よって、巻き乱れが生ずるのを防ぐことができる。また
、金属管1に対応する内層4の外周面の全体に外層3を
設りなくとも、金属管1自体が大きな耐圧性を有してい
るので、金属青石]き繊維強化樹脂管の耐圧性が低減す
ることはない。
つぎに、外層3が積層されていない金属管lに対応する
内層4の外周面に短繊維強化樹脂層2を積層させる。こ
の短繊維強化樹脂層2の成形は、例えば、第4図(E)
のようにSMCを計量して人だプレフォーム用上下金型
12の間に上記外周面を挟んで加圧する。この場合の金
型には、第4図(F)のように、金属管に対応する部分
だけでなく全体を覆うようにした全体型金型11を使用
してもよい。
この後、加熱処理して全体的に繊維強化樹脂層の樹脂を
硬化せしめてからマンドレルを抜き取る。この加熱処理
は、」一連したようにして得られる未硬化の金属管(]
き繊維強化樹脂管を金型から取り出して熱収縮テープ(
チューブ)で締め、オーブン中で加圧下に加熱するか、
又は金型から取り出さずにそのまま圧縮プレス等で加圧
加熱することにより行うことができる。
このようにして、金属管1の外側の内層4の外周面に、
巻き乱れのない均一な短繊維強化樹脂層2を形成するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の金属管付き繊維強化樹脂管
は、金属管に対応する内層の外周面には短繊維強化樹脂
層を積層させているために、長繊維強化樹脂層を積層さ
せる場合のように長繊維のテーパー面での巻き乱れを発
生させることがなく、均一な緻密な層を形成することが
できる。また、金属管自体が耐圧性を有しているので、
金属管に対応する内層の外周面に繊維角度がほぼ90°
の繊維強化樹脂層を設けなくとも十分な耐圧性を発揮す
ることができる。したがフて、金属管付き繊維強化樹脂
管の寸法安定性や耐圧性や外観が向上すると共に、圧力
容器等として使用するとき、内部の媒体の漏れを十分に
防止することができる。また、両端に金属管が付いてい
るために、これを継手として使用すれば複数個を長手方
向に容易に連結できるので便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の金属管付き繊維
強化樹脂管の一例の長手方向断面説明図、第3図は第2
図のA部拡大図、第4図(A)〜(F)は本発明の金属
管付き繊維強化樹脂管の製造工程の一例を示す説明図で
ある。 1・・・金属管、2・・・短繊維強化樹脂層、3・・・
外層、4・・・内層、5・・・接着剤、6・・・直胴部
、7・・・繊維強化樹脂層、IO・・・マンドレル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ダミー層として設けた直胴部の両端に表面がテーパー状
    の金属管を配置すると共に、前記直胴部および該金属管
    の外周面に亘って管軸方向に対する繊維角度がほぼ0°
    の内層とほぼ90°の外層からなる繊維強化樹脂層を積
    層させた金属管付き繊維強化樹脂管において、前記外層
    を前記直胴部に対応する内層の外周面に又は該外周面と
    共に前記金属管の内端部に対応する内層の外周面にかけ
    て配置し、前記外層が配置されていない残りの内層の外
    周面に短繊維強化樹脂層を積層させてなる金属管付き繊
    維強化樹脂管。
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