JPH02309391A - 表示器ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は競技会等で会場への文字情報のサービス等に用
いられる表示システムの構成要素である表示器ユニット
に関する。

［従来の技術〕 従来の表示システムには一般に電光掲示が用いられてい
た。すなわちドツトマトリックスの各ドツトに対応する
発光素子を配置し、それらを発光させて表示を行なって
いた。

［発明が解決しようとする課題］ しかし従来の発光素子を用いた表示システムは発光素子
に自己保持機能が無いため、表示中は常に電力を供給す
る必要から電力使用量が大きく、特にバッテリー等の電
源で屋外で用いられる場合、表示可能時間が短いという
問題点を有していた。

また発光素子は例えば直射日光下のような明るい場所で
使用する場合、輝度が不足し非常に認識性が悪くなると
いう問題もあった。

そこで本発明の表示器ユニットは従来のこのような問題
点を解決し、自己保持機能を持ち電力使用量が小さく、
かつ受光式とすることにより明るい場所でも認識性の優
れた表示器ユニットを提供するところにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題をＭ決するために本発明の表示器ユニットは、
軸に直交する方向に着磁された磁石を内蔵する、２本以
上かつ偶数個の回転可能なシリンダーを並行に配置し、
かつ両端のシリンダーの磁石に対応する部分に電磁石の
ヨークを配置したことを特徴とする。

［実施例ｊ 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の表示器ユニットの斜視図である。４は電磁
石ヨークでコの字形状の軟磁性材料で構成され中心にあ
たる部分が樹脂性のボビン６で覆われ、その上からコイ
ル５が巻かれ電磁石を構成している。電磁石ヨーク４は
非磁性のステンレス板製のハウジング７に固着されてい
る。

図中２はシリンダーで本実施例では４本使用されている
。シリンダー２はシャフト板３が両側からはめ込まれ、
シャフト板３の突起部はハウジング７の穴に隙間ばめさ
れている。シリンダーの配置は隣のシリンダーと僅かな
ギャップを保ち、かつ両端のシリンダーはシリンダーの
半径より僅かに大きい半径に加工された電磁石ヨーク４
の両端の爪部内側の円弧部と同軸に配置されている。

第２図に示すように、シリンダー２の内部には磁石１が
軸方向の中心よりも若干ずれた位置にはめ込まれている
。これは表示器ユニット中で最も横幅の大きくなる磁気
回路の構成位置を中心からずらすことにより本表示器ユ
ニットをマトリックス状にならべたときに、構造的ある
いは磁気的な干渉を避けるという目的であるう 磁石１は第３図に示すようにシリンダーの軸と直角方向
に２極に着磁されている。磁石は安価に強力なラジアル
配向磁石が製造できるという利点から希土類樹脂結合磁
石を用いた。

次に第４図ａ、　　ｂを用いて本発明の表示器ユニット
の動作について説明する。本表示器ユニットは磁石が内
蔵されているためコイル５に電流が流されていない状態
では第４図ａ、　　ｂの２種類の位置で安定している。

すなわち各シリンダー内の磁石の反対極が対向した状態
である。

シリンダーの外面には明蛍光色と暗艶消し色が１８００
ずつ塗り分けられている。第４図中では明蛍光色を白で
、暗艶消し色を黒で示しである。

従って表示器ユニットの前方（図中では下方）からは、
第４図ａの場合は明るく、第４図すの場合は暗く見える
。

コイル５に通電すると電磁石ヨーク４の両端にはそれぞ
れ逆の極が現われる。第４図ａのように電磁石の極が形
成された場合、両側のシリンダーは磁石ｌのＮ極と電磁
石ヨークのＮ極、及び磁石１のＳ極と電磁石ヨークのＳ
極が反発しようとするためそれぞれ図の矢印方向に回転
する。内側の２本のシリンダーは直接ヨークからの磁気
的力は受けないが両側のシリンダーの回転につれて磁気
ω車の原理で同様に矢印方向に回転する。回転は電磁石
ヨークｔこ形成された磁極と両側のシリンダー２内の磁
石の磁“極が反対極になったときに停止しこの状態は、
コイルへの通電を停止しても継続する。従ってパルス電
流をコイルに流すことでシリンダーは４本とも１８０°
回転し、第４図ａの状態から第４図すの状態に変わる。

従って表示器ユニット外部からみた場合、明蛍光色が暗
艶消し色に変更する。この動作は回転運動であるため非
常に滑らかで、雨、塵埃等の悪環境下でも動作に悪影響
が出身い。また動作は瞬時に行なわれるため表示速度を
同上できる。コイルへの通電方向を変更することで第４
図すの状態がら第４図ａの状態へ変えろことももちろん
可能である。

本実施例の表示器ユニット３５伽を７×５のマトリック
ス状に並べ、アルファベットのＡを表示したものが第５
図である。各電磁石ヨークは表示器ユニットの中心がら
ずらして配置しているため、両側の表示器ユニットに干
渉することはない。

［発明の効果］ 本発明の表示器ユニットは以上説明したように、軸に直
交する方向に着磁された磁石を内蔵する、２本以上かつ
偶数個の回転可能なシリンダーを並行に配置し、かつ両
端のシリンダーの磁石に対応する部分に電磁石のヨーク
を配置したことにより自己保持機能を与えパルス電流で
の表示システムでの動作を可能とし、駆動電流の節減を
もたらすとともに、受光型であるため屋外の直射日光か
での認識性の向上をもたらし、しかもそのための機械的
な動作が滑らかに瞬時に行なわれるという効果をもたら
している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる表示器ユニットの斜視図、第２
図は本発明にかかる表示器ユニッ訃のシリンダ一部の縦
断面図、第３図は本発明にかかる表示器ユニットに用い
た磁石の斜視図、第４図１ａｋ［ｂ）は本発明にかかる
表示器ユニットの動作説明図、第５図は本発明にかかる
表示器ユニットを用いた表示システムの外観図である。 １・・・磁石 ２・・・シリンダー ３・・・シャフト板 ４・・・電磁石ヨーク ５・・・コイル ６・・・ボビン ７・・・ハウジング 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士　銘木　喜三部　他１名 第１図 第５図　　　　・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 文字情報等をドットマトリックス方式で表示する表示シ
   ステムに用いられる表示器ユニットにおいて、軸に直交
   する方向に着磁された磁石を内蔵する、２本以上かつ偶
   数個の回転可能なシリンダーを並行に配置し、かつ両端
   のシリンダーの磁石に対応する部分に電磁石のヨークを
   配置したことを特徴とする表示器ユニット。