JPH02309243A - ドーパミン検出センサ - Google Patents

ドーパミン検出センサ

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JPH02309243A
JPH02309243A JP1130824A JP13082489A JPH02309243A JP H02309243 A JPH02309243 A JP H02309243A JP 1130824 A JP1130824 A JP 1130824A JP 13082489 A JP13082489 A JP 13082489A JP H02309243 A JPH02309243 A JP H02309243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dopamine
electrode
film
drain
flavin
Prior art date
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Pending
Application number
JP1130824A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Okamoto
岡本 英雄
Satoshi Sekido
聰 関戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1130824A priority Critical patent/JPH02309243A/ja
Publication of JPH02309243A publication Critical patent/JPH02309243A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アセチルコリンやセロトニン、r−アミノ酪
酸、グルタミン酸等の他の物質が混在してもドーパミン
のみに感じ、老人痴呆関連物質の一つとして注目され、
脳、副腎髄質および交感神経などに存在するドーパミン
の濃度を検出するドーパミン検出センサに関するもので
ある。
従来の技術 老人痴呆関連物質の一つとして注目されており、現在は
ヒトの脳を髄液から取り出し、パーキンソン病患者にお
いてこの物質が減少していることが見い出されているド
ーパミンの検出は、従来、分離法として液体クロマトグ
ラフィーな、定量法として電気化学分析手法の一つであ
るアンペロメトリー法とを使い、これらを併用していた
。液体クロマトグラフィーはカラム中の吸着剤によって
吸着力の差によって流出する成分の時間差を利用して分
離を行なうもので、分離されたものを電気化学検出器に
導かれた0、65〜1.Ov程度の直流電圧を動作極を
アノードとして印加すると、流れる電流は第5図のよう
になり、この電流はドーパミンを含むカテコールアミン
およびその代謝物の酸化によるもので、そのピークがそ
れぞれの濃度に比例することを利用して定量を行なうも
のである。
発明が解決しようとする課題 従来の方法は前述したように生体から髄液を取り出して
分離・定量するものであり、体内の局所情報を直接計測
したものではない。もし、この方法で体内情報を得るよ
うにするためには装置を小型化しなければならないし、
それは事実上不可能である。また、検体に直接電流を流
すことは、人体にとって安全であるという保障はない。
また、液体クロマトグラフィー/電気化学分析法による
検出装置が大型であること、外的温度変化を防ぐために
、アンペロメトリー検出器を恒温室内に入れ、検出器の
予備ヒーターを±0.04℃以下の厳密な温度安定性に
しなければならないため、温度制御が繁雑であり、した
がってコストが高いという問題があった。
本発明は従来法に述べた欠点を解消するために、フラビ
ン含有のドーパミンモノアミンオキシダーゼの作用によ
り、ドーパミンのみと反応して、その濃度に比例するL
−3−4−ジヒドロキシフェニールプロピル酸を形成せ
しめ、それによるpH変化をボテンションメ) IJ−
法により測定し、小型でかつ測定が簡単で、安価なドー
パミン検出センサを提供するものである。なお、この検
出センサはインビボ(fn vivo (生体内)〕に
おいても測測定能である。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の技術的解決手段は、
一つの基板上にフラビン含有のドーパミンモノアミンオ
キシダーゼを固定化した膜で覆った測定pH−l5FE
T(イオン感応性電界効果トランジスタ)と固定化膜を
つけない参照pH−l5FETの2つを用意し、環境温
度やpHを補償することによって、純粋にドーパミンの
みに感じて、その濃度を指示するようにしたものである
作用 本発明はいろいろな物質が共存していてもドーパミンの
みがフラビン含有のドーパミンモノアミンオキシダーゼ
によって分解し、L−3−4−ジヒドロキシフェニール
プロピル酸を形成する。それにより膜の内部では外部に
存在するドーパミンの濃度に応じてpHが変化する。そ
うするとゲート電圧は、ネルンストの式により E= (RT/F)1ogpH (ここで、Rは気体定数、Tは絶対温度、Fはファラデ
一定数) のように変化し、その変化に応じてFETのチャンネル
に電子が誘起され、ソース・ドレイン間に電流が流れる
。この電流は外部溶液pHが変わっても温度が変わって
も変化を受けるので、電解液pHと温度のみに感じるp
H−FETを並列に設けることによりプッシュプル差動
回路によってそれを補償して溶液中のドーパミンのみの
濃度を検出するものである。
実施例 以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図(alは測定pH−l5FET (イオン感応性
電界効果トランジスタ)を上から見た図で、同図(b)
は(a)のI−I’における断面図である。1はP″″
型シリコン基板である。2.2′はそれにリンを拡散に
よりドープして作ったドレイン、ソースn+領域である
。3はP″″型のチャンネル部分である。
4は先端のゲート部分以外の表面に形成されたホウ素を
拡散したP のチャンネルストッパーである。5はドレ
イン電極でAu−Crを蒸着したものである。6はソー
ス電極でAu −Crを蒸着したものである。5′、6
′はそれぞれドレイン、ソース電極At端子である。7
は加熱酸化によって素子表面に形成した5int被膜で
ある。8はCVD法により形成した51mNa被膜であ
る。9はゲート部分以外をモールド化したエポキシとシ
リコンの混合樹脂である。10はドーパミンのみに反応
するフラビン含有のドーパミンモノアミンオキシダーゼ
固定化膜である。
第2図は参照pH−fsFET(イオン感応性電界効果
トランジスタ)の構成を示し、第2図(a)′は平面図
、第2図(b)は同図(atのI−I’における断面図
である。参照pH−l5FETは第1図に示した測定p
H−l5FETとほぼ同一の構成をしており、ゲート部
に固定化膜が設けられていない点で異なる。
次に、フラビン含有のドーパミンモノアミンオキシダー
ゼを膜に固定化する方法を述べる。
(3−アミノプロピル)トリエトキシシランと水との1
0:1溶液にIMHClを加えてpH7に調整し、水浴
上で50℃に加熱した浴中にゲート電極部分を2hr浸
漬反応させて5isNaを化学修飾する。化学修飾させ
たゲート電極をセルローズトリアセテート250 mg
をジクロメタン10mtに溶解し、さらに50チのグル
タルアルデヒド100μtと4−アミノメチル−1,8
−オクタンジアミン500μtを加えた溶液に浸漬して
後、デシケータ中で1日保存して架橋反応を進行させる
。さらに1チのグルタルアルデヒド溶液と室温で1 h
r反応させて有機皮膜の表面にアルデヒド基を導入し、
pH7のリン酸緩衝液で充分洗浄してからサファイア基
板1)H−FETゲートを4℃のフラビン含有のドーパ
ミンモノアミンオキシダーゼを分散させた飽和溶液の中
に浸漬して、アミノ基とアルデヒド基を置換することに
より、フラビン含有のドーパミンモノアミンオキシダー
ゼを膜に固定する。
第3図は、ドーパミン検出用pH−l5FETの測定回
路図で、定電流源20により、測定pH−l5FETI
Iに常に一定のドレイン電流■dが流れ、別の電流源1
8により測定pH−I 5FETIIのソース、ドレイ
ン間に一定電圧Vd=RI、が印加されている。溶液中
のpH変化により界面電位が変化しても、測定pH−l
5FETIIのId、■dが変化できないため、ソース
、ドレイン間の電位が共に界面電位変化分だけ変わり、
Vout tにその変化が出力される。溶液の濃度変化
や均一なpH変化に対する応答特性をよくするために、
同様にして参照pH−l5FET12によるVout 
t 、を出力させる。24はその差を取るための差動増
幅器である。
測定方法は、まず微小なマイクロシリンジをセットし、
この中に体液をわずか(量は0.5μt)に取り出して
、フラビン含有のドーパミンモノアミンオキシダーゼを
固定化した測定pH−l5FETllと固定化しない裸
のpH−l5FET (参照l5FET)12とAgの
表面を塩化物化したAg/AgC1基準極13の3電極
を液絡させる。オペアンプ14.15.16.17によ
って両l5FETII、12に常に10μAのドレイン
電流を流し、ソース・ドレイン間に電流源18.19.
20.21及び抵抗22.23により一定の直流電圧(
1〜2V)がかかるようにする。そうすると、それぞれ
のpH−l5FET検出センサのゲート絶縁部は、l5
FETの原理により5ins絶縁層と電解液の境界面で
、イオン濃度による界面電位が発生し、これがシリコン
表面に印加され、ドレイン電流が変化する。そうすると
差動測定回路により、測定溶液の温度変化やpH変化が
補償されてドーパミンの濃度のみに依存する出力が差動
増幅器24により得られ、第4図のような出力結果が得
られる。
発明の効果 以上のように、本発明の効果としては、一つの基板上に
フラビン含有のドーパミンモノアミンオキシダーゼを固
定化した膜で覆った測定pH−l5FETと固定化膜を
つけない参照pH−l5FETの2つを用意し、従来で
は得られなかった、小型でかつ測定が簡単で、安価で溶
液の温度やpH変化に影響されず、温度補償が不要で、
いろいろな種類の物質が共存していても、この酵素には
選択性があるので、ドーパミンしか作用しない検出セン
サを提供することができる。なお、この検出センサはイ
ンビボ[tn vivo (生体内の局所情報をそのま
まソース・ドレイン間の電流で計測することができる)
]においても測定可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(atは本発明の一実施例におけるドーパミン測
定pH−I 5FETの平面図、第1図(blは同図(
a)のI−I’面における断面図、第2図(a)は本実
施例における参照pH−l5FETの平面図、第2図(
blは同図(a)の1〜17面における断面図、第3図
は本実施例のドーパミン検出用pH−l5FETの測定
回路図、第4図はドーパミンの濃度とソース・ドレイン
間の電流の関係図、第5図は従来法におけるドーパミン
を含むカテコールアミンおよび代謝物の酸化による電流
値と濃度との関係図である。 1・・・P″″型シリコン、2・・・ドレインn 領域
、2′・・・ソースn 領域、3・・・P−型のチャン
ネノベ4・・・チャンネルストツバ−(P)、5・・・
ドレイン電極、5′・・・ドレイン電極At端子、6・
・・ソース電極、6′・・・ソース電極At端子、?・
・・SiO*、 8・、・5tsNi、 9・・・エポ
キシとシリコンの混合樹脂、10・・・フラビン含有ド
ーパミンモノアミンオキシダーゼ固定化膜、11・・・
測定pH−FET、12・・・参照pH−FET、13
・・・Ag/ AgCを基準極、24・・・差動増幅器
。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝ほか1名第1図 (Q) IO西だし朕 第2図 (ζ) 第3図 /A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. pH−電界効果トランジスタのゲート上にドーパミンと
    反応してpHを変えるフラビン含有のドーパミンモノア
    ミンオキシダーゼを固定化した膜で被覆した測定pH−
    電界効果トランジスタと被覆しない参照pH−電界効果
    トランジスタを用意し、両者のpH−電界効果トランジ
    スタの差分を取る差動手段とを設けたドーパミン検出セ
    ンサ。
JP1130824A 1989-05-24 1989-05-24 ドーパミン検出センサ Pending JPH02309243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180103653A (ko) * 2017-03-10 2018-09-19 서울대학교산학협력단 도파민 검지 바이오센서 및 이를 이용한 도파민 검지 방법

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KR20180103653A (ko) * 2017-03-10 2018-09-19 서울대학교산학협력단 도파민 검지 바이오센서 및 이를 이용한 도파민 검지 방법

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