JPH02309191A - 多管式熱交換器 - Google Patents

多管式熱交換器

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JPH02309191A
JPH02309191A JP12958489A JP12958489A JPH02309191A JP H02309191 A JPH02309191 A JP H02309191A JP 12958489 A JP12958489 A JP 12958489A JP 12958489 A JP12958489 A JP 12958489A JP H02309191 A JPH02309191 A JP H02309191A
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JP
Japan
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tube
gas
tube sheet
heat exchanger
heat transfer
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JP12958489A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hisakado
喜徳 久角
Satoru Sasaki
覚 佐々木
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分肩 本発明は、たとえば気化した液化天然ガスを、海水など
を用いて昇温させる加温器などとして用いることができ
る多管式熱交換器に関する。
従来の技術 第1の先行技術は第8図に示されている。この先行技術
では、−155℃の液化天然ガスが入口1から中間熱媒
体大気1ヒ器2の伝熱管3に供給され、気化される。こ
の気化器2内には、フロンまたはプロパンなどの液相4
と気相5とが形成されている。気Cヒ器2において気化
された一50℃の気化した液化天然ガスは、加温器6の
入ロアに供給され、この加温器6を通って出口8からは
、0℃の気化した液化天然ガスが得られる。熱源として
の海水は、入口9から加温器6の伝熱管10を通り、さ
らに気化器2の液相4に設けられている伝熱管11を通
って出口12から排出される。
このような第8図に示される先行技術では、海水の流量
確認が容易であり、伝熱管10の内面への着氷厚みが落
く、また液化天然ガスのトン当りの海水使用量は少なく
てすむという利点がある。
この反面、加温器6の伝熱管10の本数を多くして、加
温器6の胴径を大きくし、また管板を厚くせざるを得ず
、大形化し、建設費がかさむ。気化器2の構成を簡単に
して、この気化器2から加温器6の入ロアに導かれる気
化した液化天然ガスの温度を低くして、気化器2と加温
器6との合計のコストを低減することが望まれるけれど
も、この人ロアの温度を低くしすぎると、伝熱管10内
に着氷し、熱効率が低下し、したがってコストの低減に
は限界がある。
第2の先行技術は第9図に示されており、気(ヒ器2は
第8図に示される気化器2に対応し、対応する部分には
同一の参照符を付す。入口1からの液化天然ガスは中間
熱媒体式気化器2の伝熱管3を経て気化され、たとえば
−40℃未満の気化された液化天然ガスは入口1!1か
ら加温器15内に供給され、出口16からは0℃の気化
した液化天然ガスが得られる。気化器2には、熱源とし
ての海水が入口17から伝熱管11に導かれ、その海水
は出口18から排出される。また加温器15には入口1
つから海水が供給され、伝熱管20を経て出口21から
排出される。海水は、気化器2と加温器15とにはたと
えば2:1の流量比率で供給される。
このような第9図に示される先行技術では、気化器2お
よび加温器15の胴径が小さくなり、また海水の圧力損
失が少ないという利点があるけれども、その欠点として
は、加温器15の入口14における気化した液化天然ガ
スの温度が一40°C未満では加温器15の参照符22
で示す海水出口211寸近での伝熱管20内の着水が大
きくなり、たとえば出口21から排出される海水の温度
が2°Cであっても、その伝熱管20内には2mm以上
の厚みで氷が付着するという問題があり、したがって熱
交換効率を向上するために出口海水温度を上げる必要が
あり、そのようにすると海水の使用量が増えるという問
題がある。
第10図に示される第3の先行技術では、液化天然ガス
を入口24から中間熱媒体式気化器25の伝熱管26に
供給し、この気化器25内には、前述の気化器2と同様
に、フロンまたはプロパンなどの熱媒体27の液相と気
相とが形成され、気相に伝熱管26が配置されている。
液相には入口28からの海水が供給される伝熱管29が
配置され、その海水は出口30から排出される。気化器
25からの気化した液化天然ガスは、加温器31に入口
32から供給され、出口33から排出される。この加温
器31の伝熱管34には、入口35から海水が供給され
、その海水は出口36から排出され、こうして気化した
液1ヒ天然ガスと海水とが平行流で熱交換が行われる。
入口35からの114水は、たとえば6℃程度である。
加温器31では、伝熱管34内での着氷は生じないけれ
ども、昇温されな気化した液化天然ガスの温度は、0℃
未満であり、したがってもう1つの加温器38に入口3
つから導き、これによって出口40から0℃以上の気化
しな液1ヒ天然ガスを得る。加温器38には、入口41
から伝熱管42に海水を導き、この海水は出口43から
排出し、こうして加温器38では、気化した液化天然ガ
スと伝熱管42内のガスとは向流熱交換が行われる。
発明が解決すべき課題 このような第10図に示される先行技術では、加温器3
1において着氷は生じないけれども、気化した液化天然
ガスの温度を十分に昇温させることが困難であるので、
もう1つの加温器38を設ける必要があり、したがって
構成が複雑化することになる。こうして第10図の先行
技術では、前述の第9図に示された先行技術に比べて着
氷の厚みを軽減して液化天然ガスの気化を行うことがで
きるという利点がある反面、前述のように構成が複雑化
し、また海水の使用量が増大するという問題がある。
本発明の目的は、熱源用液体の温度が低くてら。
着氷などの問題を生じることを防ぎ、しかも構成が簡略
化された多管式熱交換器を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、胴と、 胴の一端部に形成され、熱源用液体を供給する入口側水
室と、 胴の他端部に形成される出口側水室と、胴内で、入口側
水室と出口側水室との間で胴の軸線方向に間隔をあけて
胴の一端部から他端部に順に配置される第1〜第4管板
とを含み、第1管板は、入口側水室よりも前記他端部側
に空間を形成し、 第2管板は、前記空間の前記他端部側に固定され、 第3管板は、胴の他端部側に、ガス仕切室を形成し、胴
の軸線方向に変位可能に設けられ、第4管板は、ガス仕
切室と出口側水室とを仕切り、さらに、 内伝熱管が外伝熱管内に挿通される2重管であって、内
伝熱管は、第1管板と第4管板との間にわたって延び、
かつ入口側水室と出口側水室とに連通し、外伝熱管は、
第2管板と第3管板との間にわたって延び、内伝熱管と
外伝熱管との間の環状通路は、前記空間とガス仕切室と
に連通ずる、そのような2重管と、 第2管板と第3管板との間で、第2管板寄りに設けられ
る被加熱ガス用入口ノズルと、第1管板と第2管板との
間で第1管板寄りに設けられる被加熱ガス出口ノズルと
、 第2管板と第3管板との間で、第3管板寄りに一端部が
接続され、ガス仕切室の第4管板寄りで他端部が接続さ
れる管路とを含むことを特徴とする多管式熱交換器であ
る。
作  用 本光明に従えば、入口側水室に供給される熱源用液体は
、2ffl管の内伝熱管内を通って出口側水室から排出
される。この熱源用液体は、たとえば海水などであって
もよい。
被加熱ガスは、入口ノズルから、第2管板と第3管板と
の間で、胴の内周面と2重管の外伝熱管の外周面との間
の空間を経て、胴の一端部側から他端部側に導かれ、管
路を介してガス仕切室に導かれる。このガス仕切室内の
ガスは、2m管の内伝熱管と外f云熱管との間の環状通
路に入り、胴の前記他端部側から前記一端部側に導かれ
、第1管板と第2管板との間に形成される空間に導かれ
る。
この空間内では、被加熱ガスは内伝熱管と熱交換し、出
口ノズルから排出される。2重管の内伝熱管と外伝熱管
との間の環状通路を通る被加熱ガスは、内伝熱管内を通
る海水と向流熱交換を行って昇温され、この環状通路を
通過する被加熱ガスによって、胴の内周面と2重管の外
伝熱管の外周面との間の空間を通過する被加熱ガスが向
流熱交換される。したがって、内伝熱管内を通過する海
水が、その内伝熱管内で大きな厚みで着氷を生じること
はなく、出口熱源用流体の温度を凝固温度+2°C程度
まで有効に活用することができる。また内伝熱管に流す
熱源用液体の流速をむやみに向上する必要がないので、
その海水の流速によるエロージョンを生じることはない
、また2重管の本数をむやみに多くする必要はすく、先
行技術における加温器6の伝熱管10の本数よりも本発
明の2重管の本数は少なくてすみ、構成が簡略化される
とともにコストの低減が可能である。
第1管板は、入口側水室と前記空間とを仕切っている。
第2管板は、前記空間と、第2管板と第3管板との間の
空間とを仕切っており、この第2管板は胴に固定され、
この第2管板には2重管の外伝熱管に固定される。外伝
熱管と第2管板との気密性を、むやみに向上する必要は
なく、したがって第2管板には外伝熱管が拡管などの塑
性変形加工によって固定するだけでよく、溶接などを必
ずしも要せず、したがって生産性が優れている。
第3管板は、ガス仕切室と、第2管板と第3管板との間
の空間とを仕切る。この第3管板は、胴の軸線方向に変
位可能に設けられている。したがって外伝熱管の熱伸縮
に応じて第3管板の変位が可能であり、外伝熱管に熱応
力が作用することが防がれる。この第3管板には外伝熱
管が拡管などにより固定され、第3管板と外伝熱管との
気密性および第3管板と胴の内周面との気密性を、むや
みに向上する必要はなく、この点でもまた生産性が浸れ
ている。
第4管板は、ガス仕切室と出口側水室とを仕切って気密
にする。
さらに本発明に従えば、管路の一端部を第2管板と第3
管板との間の空間で、第3管板寄りに接続し、ここから
のガスを管路によって導き、ガス仕切室の第4管板寄り
に導く。したがってガス仕切室内では、胴の内周面と内
伝熱管の外周面との空間のガスと、内伝熱管を流れる熱
源用液体とが向流熱交換し、ガス仕切室内のガスが、第
3管板付近で比較的高い温度、たとえば−5〜−10’
Cまで昇温することができる。こうして昇温されなガス
はガス仕切室から、2m管の内伝熱管と外1云熱管との
間の環状通路を通って、第2管板と第3管板との間の被
加熱ガスとの熱交換を前述のように向流で行うことがで
き、第2管板と第3管板との間でのガスの温度差を大き
くすることができる。
したがって内伝熱管と外伝層管とによって形成される環
状通路を短くすることができ、構成を小形化することが
できる。またこのような環状通路を短くすることができ
ることによって、その環状通路を流れるガスの圧力損失
を減らすことができる。
また環状通路を短くし、また全体の構成を小形化するこ
とができるので、コストの低減が図られる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の全体の系統図である。−
155℃の液化天然ガスは中間熱媒体式気化器51の入
口52から伝熱管53に供給される。この気(ヒ器51
内には、フロンまたはプロパンなどの熱媒体が液相54
および気相55に充填され、伝熱管53は、気相55に
設けられる。液相54内の伝熱管56には、入口57か
ら海水が供給され、この海水は伝熱管56から出口58
を経て排出される。気化器51において気1ヒされた液
化天然ガスは管路59から本発明に従う加温器6oの被
加熱ガス入口ノズル61に供給される。
この加温器60において昇温されな気化された液化天然
ガスは被加熱ガス出口ノズル62から排出される。この
出口ノズル62からの気化された液化天然ガスはたとえ
ば0℃以上である。この加温860には、入口63から
海水が供相され、気化した液化天然ガスを加熱した後の
海水は出口64から排出される。入口ノズル61から加
温器60に供給される気化された液化天然ガスの温度は
、たとえば−60℃であり、海水の入口63における海
水温度はたとえば2〜5℃程度以上であり、出口64に
おける海水温度はたとえば0.5°Cであり、このよう
な条件下においても後述のように海水の着氷をごくわず
かに抑制することが可能であり、海水が低温度であって
も、液化した液化天然ガスの昇温が可能である。
第2図は、加温器60の縦断面図である。水平軸線を有
する直円筒状の胴65の一端部には入口側水室66が形
成され、入口63から海水が圧送される。胴65の他端
部には出口側水室67が形成され、この出口側水室67
内の海水は出口64から排出される。
胴65内で入口側水室6βと出口側水室67との間で、
胴の軸線方向に間隔をあけて、胴65の第2図における
右方の一端部から第2図の左方の他端部に順に第1〜第
4管板68〜71が配置される。第1管板68は、入口
側水室66よりら前記他端部側(第212Iの左方)に
空間73を気密に構成する。この第1管板68の外周部
は胴65の内周面に溶接などによって気密に構成される
第2管板69は、空間73の前記他端部側(第2図の左
方)に配置されており、その第2管板69の外周部は胴
65の内周面に溶接などによって気密に固定される。
第3管板70は、胴65の曲端部側(第2図の左方)に
ガス仕切室74を形成する。この第3管板70は、胴6
5の軸線方向に第2図の左右方向に変位可能である。
第4管板71は、ガス仕切室74と出口側水室67とを
仕切り、その第4管板71の外周部は、胴65の内周面
に溶接などによって気密に固定される。胴65内には、
その胴65の軸線に平行な軸線を有する複数の2重管7
6が配置される。
第2管板6つと第3管板70との間で、第3管板70寄
りには、ガス出口ノズル90が設けられる。ガス仕切室
74の第4管板71寄りには、ガス入口ノズル91が設
けられる。これらのノズル90.91にわたって6、管
路92が接続される。
第3図は第2図のセクション■の一部の2重管76の軸
直角断面図である。この2重管76は内伝熱管77と外
伝熱管78とを有し、内伝熱管77が外伝熱管78に同
軸に挿通される。内伝熱管77は、第1管板68と第4
管板71との間にわたって延び、その内伝熱管77の内
部の通路77aは入口側水室66と出口側水室67とに
連通し、熱源用液体である海水が通過される。この内伝
熱管77の端部は、第1および第4管板68,71゜を
押通し、拡管および溶接によって気密に固定される。
外伝熱管78は、第2管板69と第3管板70との間に
わたって延びる。内伝熱管77の外周面と外伝熱管78
の内周面との間の環状通路7つは空間73とガス仕切室
74とに連通ずる。
第4図は、第2管板6つの付近の一部の断面図である。
外伝熱管78の端部78aは第2管板69を挿通し、空
間73側で拡管によって第2管板6つに固定される。
第5図は、第3および第4管板70.71付近の一部の
断面図である。外伝熱管78は、第3管板70を貫通し
、ガス仕切室7,4(!11で外伝熱管78の端部78
bは拡管されて第3管板70に固定される。このガス仕
切室74内の気化した液化天然ガスは内伝熱管77の外
周面と外伝熱管78の内周面との間の環状通路79内に
入って第2図および第5図の右方に導かれる。外伝熱管
78の両端部は第2および第3管板69.70に前述の
ように拡管によって固定され、高度の気密性は必要でな
いので、生産性が向上される。
前述の第2図に関3!l! して述べたように、第2管
板6つと第3管板70との間において、胴65の内周面
と2重管76の外周面との間の気化した液(ヒ天然ガス
は、ガス出口ノズル90から管路92を経てガス入口ノ
ズル91からガス仕切室74に導かれる。ガス出口ノズ
ル90付近における気化した液化天然ガスの温度は、た
とえば−20℃前後である。ガス仕切室74では、ガス
入口ノズル91からの低温度のガスが、内伝熱管77内
に流れる海水と向流熱交換する。このガス仕切室74に
は、ステンレス鋼などの金属製仕切板93が胴65の軸
線方向に間隔をあけて上下に交互に形成される。この仕
切板93は、内伝熱管77に固定される。したがってガ
ス入口ノズル91からの低温度のガスは、そのガス仕切
室74内で上下に部分的に仕切る仕切板93によって屈
曲されて、上述のように、第3管板70付近で2重管7
6の環状通1i’879内に入る。ガス仕切室74内で
第3管[70け近ではガスの温度が、たとえば−5〜=
10℃まで昇温される。
第2管板69と第3管板70との間で2重管76の環状
通路7つには、このようにして昇温されなガスが流れて
、胴65の内周面と外伝熱管78の外周面との間のガス
との向流熱交換が効率よく行われることになる。したが
って第2管板69ど第3管板70との間の2ffL管7
6の長さを、短くすることができる。この結果、2重管
76の1lIllIvJ。
に沿う環状通路79を短くすることができ、その環状通
路79を流れるガスの圧力損失を減らすことができると
ともに、全体の構成の小形化を図ることができ、コスト
の低減を行うことができる。
なお、ガス出口ノズル90と、ガス入口ノズル91と、
管路92とを省略し、第3管板70に多数のガス通過孔
81を形成し、第2および第3管板69.70間におけ
るガス入口ノズル61からの気化した液化天然ガスを前
記ガス通過孔を経てガス仕切室74に導き、そのガス仕
切室74のガスを直ちに、2重管76の環状通路7つに
導くように構成することも考えられるけれども、そのよ
うに構成すると、ガス通過孔による圧力損失が増大する
とともに、ガス仕切室74における熱交換を充分に行う
ことができず、構成が大形化し、もしも構成を小形「ヒ
しようとすれば、ガス出口ノズル62からのガス温度を
充分に上昇させることができない。本発明は、このよう
な構成の有している問題点を解決する。
再び第3図を参照して、外伝熱管78の内周面には周方
向に等間隔をあけてその軸線方向に延びる複a、<この
実施例では4個)の支持突条82が形成される。この支
持突条82の半径方向内方端は内伝熱管77の外周面を
支持する。これによって内外の伝熱管77.78が同軸
に保たれるとともに、本件加温器60の運転中に内伝熱
管77が振動することが防がれる。内伝熱管77と外伝
熱管78とは、銅などの金属から成り、外伝熱管78の
引抜き加工時に支持突条82を容易に形成することが可
能である。
第6図は、第2図の切断面線V+−111[から見た断
面図である。胴65内にはステンレス鋼などの金属製仕
切板83が固定される。この仕切板83は、胴65の内
部でその上部に配置され、上方に配置されている2重管
76が仕切板83を貫通ずる。
第7図は、第2図の切断面線■−■から見た断面図であ
る。ステンレス鋼の金属から成る仕切板84は胴65内
で、その下部に配置され、下方に配置された2重管76
が貫通する。こうして胴65内の空間を上下に部分的に
仕切る仕切板83゜84は3目65の軸線方向に間隔を
あけて交互に配置される。この仕切板83.84によっ
て本rト加温器60の運転時に外伝熱管78が振動する
ことが防がれるとともに、熱交換効率の向上が図られる
胴65の空間73においてもまた同様にして、仕切板8
5.86が、その空間73の上下の空間を部分的に仕切
きるように配置される。この仕切板85.86は、内伝
熱管77は本件加温器60の運転時にその内伝熱管77
が振動することを抑制するとともに熱交換効率の向上を
図る。
入口ノズル61から気化した液化天然ガスがたとえば一
65°Cで供給されるとき、ガス出口ノズル90では、
前述のように一20℃前後の気化されな液(ヒ天然ガス
を抜き出し、ガス仕切室74ではその気fヒされた液化
天然ガスは、第3管板70付近で2重管76の環状通路
7つに入るときでは、たとえば−5℃〜−10℃に昇温
され、第2管板6つ付近で環状空間79から空間73に
出てきた気化した)α化天然ガスはたとえば一5°Cで
あり、この空間73を通るうちに昇温され、出口ノズル
62からは0℃の気化した液化天然ガスが得られる。入
口側水室66には入口63からたとえば2〜5°Cの海
水が供給され、出口側水室67を経て出口64からはそ
の海水の凝固温度よりも2〜3℃高い温度、たとえば0
,5℃で排出される。海水の流速は2〜3 m / s
 e cとする。このとき第3および第4管板70,7
1f寸近で内伝熱管77の内周面には厚み1mm未満の
氷の膜が付着するだけで、大きな厚みで着氷することが
ない。
したがってこのような実施例によれば、比較的低い温度
の海水を利用して気化しな液1ヒ天然ガスの加温を行う
ことができ、内伝熱管77内の厚い着氷を防ぐことがで
きる。またこの実施例によれば、むやみに高速度で海水
を内伝熱管77に流す必要がなく、そのため二ローショ
ンの発生を防ぐことができる。しかも出口海水温度を低
・くすることができるので、海水使用量を減らせるので
運転費を削減でき、しかも外1云熱管78の両端部は第
2および第3管板に前述のように拡管などによって固定
し、溶接することを必要としないので、生産性が向上さ
れ、建設費を減縮することが可能である。
海水に変えて真水であってもよく、その池の液体を熱源
用液体として用いてもよい。
本発明は、冷熱発電設備用の°気化した液化天然ガスを
加温するために用いることができ、また気化器によって
気fヒされた液化天然ガスのアフターヒータとして用い
ることができ、さらにまた冷熱利用設備、たとえば空気
分離設備、冷凍倉庫、液化炭酸ガス製造設備および空気
冷却用設備などに用いることができる。加温器60の軸
線は、たとえば鉛直方向であってもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、低温の熱源用液体を用い
て効率よく気化した液化天然ガスなどの昇温を行うこと
ができ、このとき内伝熱管に熱源用液体が着氷すること
を抑制することができ、またその熱源用液体の流速をむ
やみに向上する必要がないのでエロージョンを生じるこ
とが防がれ、また出口海水温度を低くすることができる
ので、海水使用量を減らせるので運転費を削減すること
が可能である。
また本発明では、管路を介して第2管板と第3管板との
間の空間のガスを、ガス仕切室の第4管板寄りに導くよ
うにしたので、°このガス仕切室内のガスは、内伝熱管
を流れる熱源用液体と向流熱交換を行うことができ、効
率よく、ガスの昇温を行うことができ、構成の小形イヒ
が可能であり、2重管の長さを短くして圧力損失を減ら
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体の系統図、第2図は本
発明に従う加温器60の縦断面図、第3図は第2図のセ
クション■の軸直角断面図、第4図は第2管板6つの−
は近の一部の断面図、第5図は第3および第4管板70
.71rす近の断面図、第6図は第2図の切断面線’/
I−Vlから見た断面図、第7図は第2図の切断面線■
−■から見た断面図、第8図は第1先行技術の断面図、
第9図は第2先行技術の断面図、第10図は第3先行技
術の断面図である。 51・・・中間熱媒体式気化器、60・・・加温器、6
1・・・入口ノズル、62・・・出口ノズル、63・・
・入口、64・・・出口、65・・・胴、66・・・入
口側水室、67・・・出口側水室、68・・・第1管板
゛、6つ・・・第2管板、70・・・第3管板、71・
・・第4管板、73・・・空間、74・・・ガス仕切室
、76・・・2重管、77・・・内伝熱管、78・・・
外伝熱管、7つ・・・環状通路、81・・・ガス通過孔
、82・・・支持突条、92・・・管路代理人  弁理
士 画数 圭一部 WX1図 第3図 第4図 第□5図 第7図 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 胴と、 胴の一端部に形成され、熱源用液体を供給する入口側水
    室と、 胴の他端部に形成される出口側水室と、 胴内で、入口側水室と出口側水室との間で胴の軸線方向
    に間隔をあけて胴の一端部から他端部に順に配置される
    第1〜第4管板とを含み、 第1管板は、入口側水室よりも前記他端部側に空間を形
    成し、 第2管板は、前記空間の前記他端部側に固定され、 第3管板は、胴の他端部側に、ガス仕切室を形成し、胴
    の軸線方向に変位可能に設けられ、第4管板は、ガス仕
    切室と出口側水室とを仕切り、さらに、 内伝熱管が外伝熱管内に挿通される2重管であつて、内
    伝熱管は、第1管板と第4管板との間にわたつて延び、
    かつ入口側水室と出口側水室とに連通し、外伝熱管は、
    第2管板と第3管板との間にわたつて延び、内伝熱管と
    外伝熱管との間の環状通路は、前記空間とガス仕切室と
    に連通する、そのような2重管と、 第2管板と第3管板との間で、第2管板寄りに設けられ
    る被加熱ガス用入口ノズルと、 第1管板と第2管板との間で第1管板寄りに設けられる
    被加熱ガス出口ノズルと、 第2管板と第3管板との間で、第3管板寄りに一端部が
    接続され、ガス仕切室の第4管板寄りで他端部が接続さ
    れる管路とを含むことを特徴とする多管式熱交換器。
JP12958489A 1989-05-22 1989-05-22 多管式熱交換器 Pending JPH02309191A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104089180A (zh) * 2014-07-27 2014-10-08 苟仲武 一种新型液体气化装置及工作方法
CN104482784A (zh) * 2014-12-16 2015-04-01 苟仲武 一种高效液体升温气化装置及其方法
CN104913668A (zh) * 2015-06-07 2015-09-16 大连理工大学 一种炕道烟气热水换热器

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