JPH0230776B2 - Uetsuto*purosesu*dorabooshikikanagataenshinchuzohoniokerushujinhoho - Google Patents
Uetsuto*purosesu*dorabooshikikanagataenshinchuzohoniokerushujinhohoInfo
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- JPH0230776B2 JPH0230776B2 JP9378082A JP9378082A JPH0230776B2 JP H0230776 B2 JPH0230776 B2 JP H0230776B2 JP 9378082 A JP9378082 A JP 9378082A JP 9378082 A JP9378082 A JP 9378082A JP H0230776 B2 JPH0230776 B2 JP H0230776B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D13/00—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force
- B22D13/10—Accessories for centrifugal casting apparatus, e.g. moulds, linings therefor, means for feeding molten metal, cleansing moulds, removing castings
- B22D13/101—Moulds
- B22D13/102—Linings for moulds
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ウエツト・プロセス・ドラボー式金
型遠心鋳造法における集塵方法に関し、その目的
とするところは、該鋳造法におけるコーテイング
残渣の除去に際し、残渣の飛散を防止して確実に
集塵を行うことにより、作業環境衛生の向上を計
ると共に、金型内面の温度を可及的に均一に保つ
て、品質良好なパイプの製造に寄与し得る集塵方
法を提供するにある。
型遠心鋳造法における集塵方法に関し、その目的
とするところは、該鋳造法におけるコーテイング
残渣の除去に際し、残渣の飛散を防止して確実に
集塵を行うことにより、作業環境衛生の向上を計
ると共に、金型内面の温度を可及的に均一に保つ
て、品質良好なパイプの製造に寄与し得る集塵方
法を提供するにある。
こゝに言うウエツト・プロセス・ドラボー式金
型遠心鋳造法とは、従来より、パイプの多量生産
を達成するために盛んに用いられてきたもので、
概略下記の方法を基準とするものである。
型遠心鋳造法とは、従来より、パイプの多量生産
を達成するために盛んに用いられてきたもので、
概略下記の方法を基準とするものである。
即ち、その鋳造機は、第1図に示すように、水
冷ジヤケツトイ内に適宜の駆動機構によつて回転
可能に構成された金型ロを略水平に設置し、該金
型内に、鋳造原料となる溶融金属を鋳込むための
鋳込樋ハと、内部に金型内面をコーテイングする
ためのウエツト・コーテイング・スプレー供給管
が挿入され、且つ先端にスプレー・ノズルニを装
備すると共に、基端部に圧縮エアー・ノズルホを
装備したコーテイング・ランスヘが交互に挿入さ
れ得るように構成されており、これら鋳込樋ハと
コーテイング・ランスヘの長さは、金型ロの長さ
と略同一である。
冷ジヤケツトイ内に適宜の駆動機構によつて回転
可能に構成された金型ロを略水平に設置し、該金
型内に、鋳造原料となる溶融金属を鋳込むための
鋳込樋ハと、内部に金型内面をコーテイングする
ためのウエツト・コーテイング・スプレー供給管
が挿入され、且つ先端にスプレー・ノズルニを装
備すると共に、基端部に圧縮エアー・ノズルホを
装備したコーテイング・ランスヘが交互に挿入さ
れ得るように構成されており、これら鋳込樋ハと
コーテイング・ランスヘの長さは、金型ロの長さ
と略同一である。
而して、金型ロ内に鋳込樋ハが挿入されるよう
に金型ロが軸線方向に移動する鋳造工程と、金型
ロ内にコーテイング・ランスヘが挿入されるよう
に金型ロが軸線方向に移動するコーテイング工程
との繰返しにより、1本の金型を使用して連続的
にパイプを多量生産するものである。
に金型ロが軸線方向に移動する鋳造工程と、金型
ロ内にコーテイング・ランスヘが挿入されるよう
に金型ロが軸線方向に移動するコーテイング工程
との繰返しにより、1本の金型を使用して連続的
にパイプを多量生産するものである。
以下、これを第1図、第2図に基づいてさらに
詳細に説明すれば、第1図に示すように、一般に
鋳込樋ハ及びコーテイング・ランスヘが挿入され
る側の金型端は、製品が引抜かれる側の金型端と
反対側であるが、フランジ付きパイプを製造する
ことが多いこの種の鋳造機では、必ずフランジ端
を成形する側の金型端から製品を引抜くため、製
品が引抜かれる側の金型端をフランジ端と称し、
その反対側の金型端をスピゴツト側と称してい
る。
詳細に説明すれば、第1図に示すように、一般に
鋳込樋ハ及びコーテイング・ランスヘが挿入され
る側の金型端は、製品が引抜かれる側の金型端と
反対側であるが、フランジ付きパイプを製造する
ことが多いこの種の鋳造機では、必ずフランジ端
を成形する側の金型端から製品を引抜くため、製
品が引抜かれる側の金型端をフランジ端と称し、
その反対側の金型端をスピゴツト側と称してい
る。
第2図a〜j図は、それぞれウエツト・プロセ
ス・ドラボー式金型遠心鋳造法の操作を作動順序
にしたがつて図解したもので、a図は、金型ロの
内面に、既にウエツト・コーテイングを施して鋳
造態勢に入つている状態を示している。b図は、
金型ロがそのスピゴツト端の方向に向つて移動す
ると同時に、トリベトより溶融金属チを鋳込樋ハ
内に供給し始めている状態を示し、また、c図
は、金型ロを回転して鋳込樋ハの先端より溶融金
属チを金型内に供給し始めている状態を示してい
る。d図は、金型ロを高速回転させながらフラン
ジ端側に向つて移動させ、金型の全内面に溶融金
属チを遠心沈着させつゝある状態を示し、また、
e図は、鋳造が完了した金型内で鋳造された溶融
金属チが回転中の金型内に凝固しつゝある状態を
示している。f図は、溶融金属チが凝固してパイ
プリが形成された状態を示しており、この時は一
般に金型ロの回転を停めているが、コーテイング
工程に移行するために、適宜の駆動装置により鋳
込樋ハに代つてコーテイング・ランスヘが金型ロ
内に挿入され得る位置まで移動された状態を示し
ている。g図はパイプリを適宜な手段により固定
させ、金型ロをスピゴツト端側に移動させてパイ
プを引抜いている状態を示しており、この時も一
般に金型ロは回転していないが、特許第668571号
明細書に記載されているように回転している場合
もある。h図は、パイプリを引抜き終つた状態を
示すもので、この状態において、圧縮エアー・ノ
ズルホよりエアー・ブローイングを行い、金型内
面のコーテイング残渣を金型のスピゴツト端から
フランジ端を経て金型外へ吹飛ばす操作を行い、
次いで、エアー・ブローイング後にスプレー・ノ
ズルニより噴出するウエツト・コーテイング用耐
火粉末スラリーで金型内面にコーテイングを開始
するところを示している。i図は、金型ロを回転
させながら、そのフランジ端側に向つて移動さ
せ、金型の全長に亘つてウエツト・コーテイング
作業を施そうとしている状態を示し、また、j図
は、ウエツト・コーテイング作業を終了した状態
を示している。
ス・ドラボー式金型遠心鋳造法の操作を作動順序
にしたがつて図解したもので、a図は、金型ロの
内面に、既にウエツト・コーテイングを施して鋳
造態勢に入つている状態を示している。b図は、
金型ロがそのスピゴツト端の方向に向つて移動す
ると同時に、トリベトより溶融金属チを鋳込樋ハ
内に供給し始めている状態を示し、また、c図
は、金型ロを回転して鋳込樋ハの先端より溶融金
属チを金型内に供給し始めている状態を示してい
る。d図は、金型ロを高速回転させながらフラン
ジ端側に向つて移動させ、金型の全内面に溶融金
属チを遠心沈着させつゝある状態を示し、また、
e図は、鋳造が完了した金型内で鋳造された溶融
金属チが回転中の金型内に凝固しつゝある状態を
示している。f図は、溶融金属チが凝固してパイ
プリが形成された状態を示しており、この時は一
般に金型ロの回転を停めているが、コーテイング
工程に移行するために、適宜の駆動装置により鋳
込樋ハに代つてコーテイング・ランスヘが金型ロ
内に挿入され得る位置まで移動された状態を示し
ている。g図はパイプリを適宜な手段により固定
させ、金型ロをスピゴツト端側に移動させてパイ
プを引抜いている状態を示しており、この時も一
般に金型ロは回転していないが、特許第668571号
明細書に記載されているように回転している場合
もある。h図は、パイプリを引抜き終つた状態を
示すもので、この状態において、圧縮エアー・ノ
ズルホよりエアー・ブローイングを行い、金型内
面のコーテイング残渣を金型のスピゴツト端から
フランジ端を経て金型外へ吹飛ばす操作を行い、
次いで、エアー・ブローイング後にスプレー・ノ
ズルニより噴出するウエツト・コーテイング用耐
火粉末スラリーで金型内面にコーテイングを開始
するところを示している。i図は、金型ロを回転
させながら、そのフランジ端側に向つて移動さ
せ、金型の全長に亘つてウエツト・コーテイング
作業を施そうとしている状態を示し、また、j図
は、ウエツト・コーテイング作業を終了した状態
を示している。
以上の工程を経てa図に示す状態に復し、パイ
プ製造操作の1サイクルを終了するのであるが、
このように金型ロが水冷ジヤケツトイと共に、そ
の軸線方向に2往復移動することにより1本のパ
イプが鋳造されるものである。
プ製造操作の1サイクルを終了するのであるが、
このように金型ロが水冷ジヤケツトイと共に、そ
の軸線方向に2往復移動することにより1本のパ
イプが鋳造されるものである。
なお、第2図のh図に鎖線で示す集塵用フード
ヌについては後述する。
ヌについては後述する。
而して、ウエツト・プロセス・ドラボー式金型
遠心鋳造法においては、1本のパイプを製造する
毎に、1回づつ耐火物粉末スラリーをスプレー・
コーテイングするため、金型内面にコーテイング
残渣が堆積される。これが金型内面のコーテイン
グ厚み不均一になる原因となつて、製品鋳肌に外
面凹み及び折等の欠陥が発生し、品質良好なパイ
プを製造できなくなる。
遠心鋳造法においては、1本のパイプを製造する
毎に、1回づつ耐火物粉末スラリーをスプレー・
コーテイングするため、金型内面にコーテイング
残渣が堆積される。これが金型内面のコーテイン
グ厚み不均一になる原因となつて、製品鋳肌に外
面凹み及び折等の欠陥が発生し、品質良好なパイ
プを製造できなくなる。
これに対処するため、前記のようにパイプを引
抜いた直後に、毎回金型のスピゴツト端よりフラ
ンジ端に向つて圧縮空気によりブローイングを行
い、金型内のコーテイング残渣を飛散させる方法
が従来より採用されているが、その粉塵が作業場
に飛散して作業環境衛生を悪化させているのが現
状である。
抜いた直後に、毎回金型のスピゴツト端よりフラ
ンジ端に向つて圧縮空気によりブローイングを行
い、金型内のコーテイング残渣を飛散させる方法
が従来より採用されているが、その粉塵が作業場
に飛散して作業環境衛生を悪化させているのが現
状である。
而して、この作業環境衛生の悪化を防止するた
めには、強大な作業場周辺用集塵機を設置する
か、または、第2図のh図に示すように、金型の
内径に適応した集塵用フードヌを同図に示す状態
の時のみに、金型のフランジ端付近に位置させる
ための複雑な構造の集塵用フード移動装置が必要
であるが、これらの装置の設置はいづれも容易で
はなく、実現性に乏しい憾がある。
めには、強大な作業場周辺用集塵機を設置する
か、または、第2図のh図に示すように、金型の
内径に適応した集塵用フードヌを同図に示す状態
の時のみに、金型のフランジ端付近に位置させる
ための複雑な構造の集塵用フード移動装置が必要
であるが、これらの装置の設置はいづれも容易で
はなく、実現性に乏しい憾がある。
さらにまた、金型よりパイプを引抜く工程で
は、金型のスピゴツト端からフランジ端にかけて
順次にパイプが抜脱されていくので、抜脱直後に
おける金型の内面温度は、スピゴツト端側に近い
程、フランジ端側よりも低くなり、而も、そのう
えに、スピゴツト端側からコーテイング残渣飛散
用の圧縮空気によるブローイングを毎回行うと、
金型内面の温度不均一化が一層助長されるため、
その結果、次回施工時における金型内面コーテイ
ングのスピゴツト端付近での乾燥不良が惹起さ
れ、該部で鋳造される製品の鋳肌に表面ピンホー
ルや、外面凹み等が発生し易く、品質良好なパイ
プの製造が困難となる重大な問題がある。
は、金型のスピゴツト端からフランジ端にかけて
順次にパイプが抜脱されていくので、抜脱直後に
おける金型の内面温度は、スピゴツト端側に近い
程、フランジ端側よりも低くなり、而も、そのう
えに、スピゴツト端側からコーテイング残渣飛散
用の圧縮空気によるブローイングを毎回行うと、
金型内面の温度不均一化が一層助長されるため、
その結果、次回施工時における金型内面コーテイ
ングのスピゴツト端付近での乾燥不良が惹起さ
れ、該部で鋳造される製品の鋳肌に表面ピンホー
ルや、外面凹み等が発生し易く、品質良好なパイ
プの製造が困難となる重大な問題がある。
本発明は、上述した作業環境衛生の悪化を確実
に防止すると共に、金型内面温度の不均一性を改
善するために開発完成されたもので、ウエツト・
プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造法において、
吸引作用面を先端側(金型のフランジ端側)に向
けて配置した、金型の内径よりも大口径の吸引口
を備えた集塵フードを基部に装備し、且つ先端に
取付けたスプレー・ノズルの基部において、ラン
スの周面上に圧縮エアー・ノズルを集塵フード側
(金型のスピゴツト端側)に向け開口装備して構
成したコーテイング・ランスを用いて、鋳造した
パイプを引抜いた直後で、金型内にコーテイン
グ・ランスが挿入された状態にある時、上記圧縮
エアー・ノズルにより金型のフランジ端側よりス
ピゴツト端側に向いエアー・ブローイングを行つ
て金型内面のコーテイング残渣を吹飛ばす工程
と、該残渣を上記集塵フードにより吸引除去する
工程とから成ることを特徴とするウエツト・プロ
セス・ドラボー式金型遠心鋳造法における集塵方
法に係るものであり、以下に、その実施例を第3
図乃至第5図に基づいて説明する。
に防止すると共に、金型内面温度の不均一性を改
善するために開発完成されたもので、ウエツト・
プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造法において、
吸引作用面を先端側(金型のフランジ端側)に向
けて配置した、金型の内径よりも大口径の吸引口
を備えた集塵フードを基部に装備し、且つ先端に
取付けたスプレー・ノズルの基部において、ラン
スの周面上に圧縮エアー・ノズルを集塵フード側
(金型のスピゴツト端側)に向け開口装備して構
成したコーテイング・ランスを用いて、鋳造した
パイプを引抜いた直後で、金型内にコーテイン
グ・ランスが挿入された状態にある時、上記圧縮
エアー・ノズルにより金型のフランジ端側よりス
ピゴツト端側に向いエアー・ブローイングを行つ
て金型内面のコーテイング残渣を吹飛ばす工程
と、該残渣を上記集塵フードにより吸引除去する
工程とから成ることを特徴とするウエツト・プロ
セス・ドラボー式金型遠心鋳造法における集塵方
法に係るものであり、以下に、その実施例を第3
図乃至第5図に基づいて説明する。
第3図は、本発明の方法を実施するためのウエ
ツト・プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造機の概
略図で、第2図のh図と同様に、パイプを引抜き
終つた状態を示しており、第4図は、そのコーテ
イング・ランスの1部を縦断した詳細を示してい
る。
ツト・プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造機の概
略図で、第2図のh図と同様に、パイプを引抜き
終つた状態を示しており、第4図は、そのコーテ
イング・ランスの1部を縦断した詳細を示してい
る。
即ち、本発明に係るコーテイング・ランス1
は、吸引作用面を先端側(金型について言えば、
フランジ端側)に向けて配置した、金型Mの内径
よりも大口径の吸引口を備えた集塵フード2を基
部に一体的に装備し、且つ先端に取付けたスプレ
ー・ノズル3の基部において、ランス1の段差の
ない周面上に圧縮エアー・ノズル4を集塵フード
側(金型について言えば、スピゴツト端側)に向
け開口装備して構成されており、さらにランス1
内には、第4図に示す配置状態でコーテイング・
スプレー液供給管5、スプレー・ノズル作動用の
圧縮エアー供給管6、コーテイング・スプレー液
の噴霧化用スプレー管7及びブローイング用圧縮
エアー供給管8がそれぞれ挿入配置されており、
図において、9は集塵ダクト、10は水冷ジヤケ
ツトを示すものである。
は、吸引作用面を先端側(金型について言えば、
フランジ端側)に向けて配置した、金型Mの内径
よりも大口径の吸引口を備えた集塵フード2を基
部に一体的に装備し、且つ先端に取付けたスプレ
ー・ノズル3の基部において、ランス1の段差の
ない周面上に圧縮エアー・ノズル4を集塵フード
側(金型について言えば、スピゴツト端側)に向
け開口装備して構成されており、さらにランス1
内には、第4図に示す配置状態でコーテイング・
スプレー液供給管5、スプレー・ノズル作動用の
圧縮エアー供給管6、コーテイング・スプレー液
の噴霧化用スプレー管7及びブローイング用圧縮
エアー供給管8がそれぞれ挿入配置されており、
図において、9は集塵ダクト、10は水冷ジヤケ
ツトを示すものである。
なお、コーテイング・スプレー液供給管5は、
スプレーをしない場合は、通常、スプレー液が循
環するように往復用の2本の管を組合せて使用す
るものである。
スプレーをしない場合は、通常、スプレー液が循
環するように往復用の2本の管を組合せて使用す
るものである。
而して、上記の構成において、鋳造されたパイ
プを引抜いてコーテイング・ランス1が所定の位
置まで挿入された直後に、ノズル4より圧縮エア
ーをブローイングすると、金型内面より除去され
て吹飛ばされたコーテイング残渣は、集塵フード
2に確実に吸引されるので、作業環境衛生を悪化
することは全くない。また、集塵フード2は、第
2図のh図に示す集塵フードヌのようにそれ自体
の移動機構を必要としないので、全体の構造が簡
単であると共に、作動ミスもなく、それに基づく
危険性もない。さらにまた、ブローイング直前に
おいて、金型内面の温度がフランジ端側よりもス
ピゴツト端側の方が低くなることを避け難いとい
う従来の欠点は、フランジ端側からスピゴツト端
側へ向つてブローイングされる圧縮エアーにより
確実に解消され、金型内面の温度を可及的に均一
に保ち得るものである。
プを引抜いてコーテイング・ランス1が所定の位
置まで挿入された直後に、ノズル4より圧縮エア
ーをブローイングすると、金型内面より除去され
て吹飛ばされたコーテイング残渣は、集塵フード
2に確実に吸引されるので、作業環境衛生を悪化
することは全くない。また、集塵フード2は、第
2図のh図に示す集塵フードヌのようにそれ自体
の移動機構を必要としないので、全体の構造が簡
単であると共に、作動ミスもなく、それに基づく
危険性もない。さらにまた、ブローイング直前に
おいて、金型内面の温度がフランジ端側よりもス
ピゴツト端側の方が低くなることを避け難いとい
う従来の欠点は、フランジ端側からスピゴツト端
側へ向つてブローイングされる圧縮エアーにより
確実に解消され、金型内面の温度を可及的に均一
に保ち得るものである。
第5図は、本発明で使用するコーテイング・ラ
ンスの改善された他の実施例を示すもので、ラン
ス本体の先端にやゝ大径のスプレー・ノズル取付
金具3′を着脱可能に装着してスプレー・ノズル
3の取付けを容易にすると共に、該取付金具3′
により各供給管の接続を可能にし、且つランス本
体と取付金具3′の径長差により形成された集塵
フード2側に面するテーパー面状の段差11を利
用して、その周面上に圧縮エアー・ノズル4を開
口させたので、第3図に示す実施例のようにノズ
ル4を大きく突出させる必要がなく、したがつ
て、この実施例は形状及び寸法等の制約を受ける
小口径のパイプ製造用鋳造機のコーテイング・ラ
ンスとして最適である。
ンスの改善された他の実施例を示すもので、ラン
ス本体の先端にやゝ大径のスプレー・ノズル取付
金具3′を着脱可能に装着してスプレー・ノズル
3の取付けを容易にすると共に、該取付金具3′
により各供給管の接続を可能にし、且つランス本
体と取付金具3′の径長差により形成された集塵
フード2側に面するテーパー面状の段差11を利
用して、その周面上に圧縮エアー・ノズル4を開
口させたので、第3図に示す実施例のようにノズ
ル4を大きく突出させる必要がなく、したがつ
て、この実施例は形状及び寸法等の制約を受ける
小口径のパイプ製造用鋳造機のコーテイング・ラ
ンスとして最適である。
以上の説明より明らかなように、本発明によれ
ば、コーテイング残渣の除去に際して、エアー・
ブローイングを行つても、吸引作用面を先端側
(金型のフランジ端側)に向けて配置した、金型
の内径よりも大口径の吸引口を備えた集塵フード
により確実に集塵し得て、残渣の飛散を完全に防
止できるので、作業場の環境衛生の向上に著しく
寄与し得る多大な特長を有すると共に、金型のフ
ランジ端側からスピゴツト端側に向つて積極的に
エアー・ブローイングを行なう手段を採用したの
で、上記集塵フードによる吸引作用と相俟つて集
塵効果を著しく向上し得るものであり、また、既
述の理由により、金型内面の各部の温度を可及的
に均一に保つことができ、したがつて製品の鋳肌
に前述した欠陥が発生するのを効果的に防止して
品質良好な製品を生産できる等の多大な効果を奏
し得るものである。
ば、コーテイング残渣の除去に際して、エアー・
ブローイングを行つても、吸引作用面を先端側
(金型のフランジ端側)に向けて配置した、金型
の内径よりも大口径の吸引口を備えた集塵フード
により確実に集塵し得て、残渣の飛散を完全に防
止できるので、作業場の環境衛生の向上に著しく
寄与し得る多大な特長を有すると共に、金型のフ
ランジ端側からスピゴツト端側に向つて積極的に
エアー・ブローイングを行なう手段を採用したの
で、上記集塵フードによる吸引作用と相俟つて集
塵効果を著しく向上し得るものであり、また、既
述の理由により、金型内面の各部の温度を可及的
に均一に保つことができ、したがつて製品の鋳肌
に前述した欠陥が発生するのを効果的に防止して
品質良好な製品を生産できる等の多大な効果を奏
し得るものである。
なお、本発明は、金型側を固定し、鋳込樋及び
コーテイング・ランス側を移動させる形式のウエ
ツト・プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造法にも
当然適用できるものであり、この場合においても
上記の諸機能を十分発揮できるものである。
コーテイング・ランス側を移動させる形式のウエ
ツト・プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造法にも
当然適用できるものであり、この場合においても
上記の諸機能を十分発揮できるものである。
第1図はウエツト・プロセス・ドラボー式金型
遠心鋳造機の概略配置説明図、第2図のa〜jは
該鋳造機による鋳造工程順序の説明図であつて、
a〜eはパイプ形成工程の説明図、f〜jはウエ
ツト・コーテイング工程の説明図、第3図は本発
明を実施するために使用するウエツト・プロセ
ス・ドラボー式金型遠心鋳造機の概略図、第4図
はそのコーテイング・ランスの1部省略1部縦断
面図、第5図はコーテイング・ランスの他の実施
例を示す要部の拡大断面図である。 1…コーテイング・ランス、2…集塵フード、
3…スプレー・ノズル、4…圧縮エアー・ノズ
ル、11…段差。
遠心鋳造機の概略配置説明図、第2図のa〜jは
該鋳造機による鋳造工程順序の説明図であつて、
a〜eはパイプ形成工程の説明図、f〜jはウエ
ツト・コーテイング工程の説明図、第3図は本発
明を実施するために使用するウエツト・プロセ
ス・ドラボー式金型遠心鋳造機の概略図、第4図
はそのコーテイング・ランスの1部省略1部縦断
面図、第5図はコーテイング・ランスの他の実施
例を示す要部の拡大断面図である。 1…コーテイング・ランス、2…集塵フード、
3…スプレー・ノズル、4…圧縮エアー・ノズ
ル、11…段差。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ウエツト・プロセス・ドラボー式金型遠心鋳
造法において、吸引作用面を先端側(金型のフラ
ンジ端側)に向けて配置した、金型の内径よりも
大口径の吸引口を備えた集塵フードを基部に装備
し、且つ先端に取付けたスプレー・ノズルの基部
において、ランスの周面上に圧縮エアー・ノズル
を集塵フード側(金型のスピゴツト端側)に向け
開口装備して構成したコーテイング・ランスを用
いて、鋳造したパイプを引抜いた直後で、金型内
にコーテイング・ランスが挿入された状態にある
時、上記圧縮エアー・ノズルにより金型のフラン
ジ端側よりスピゴツト端側に向いエアー・ブロー
イングを行つて金型内面のコーテイング残渣を吹
飛ばす工程と、該残渣を上記集塵フードにより吸
引除去する工程とから成ることを特徴とするウエ
ツト・プロセス・ドラボー式金型遠心鋳造法にお
ける集塵方法。 2 コーテイング・ランスの段差のない周面上に
圧縮エアー・ノズルを開口装備したコーテイン
グ・ランスを用いることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載のウエツト・プロセス・ドラボ
ー式金型遠心鋳造法における集塵方法。 3 コーテイング・ランスの周面に集塵フード側
に面する段差を形成し、該段差の周面上に圧縮エ
アー・ノズルを開口装備したコーテイング・ラン
スを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載のウエツト・プロセス・ドラボー式金型
遠心鋳造法における集塵方法。 4 コーテイング・ランスのスプレー・ノズルの
取付具により段差を形成したコーテイング・ラン
スを用いることを特徴とする特許請求の範囲第3
項に記載のウエツト・プロセス・ドラボー式金型
遠心鋳造法における集塵方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9378082A JPH0230776B2 (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | Uetsuto*purosesu*dorabooshikikanagataenshinchuzohoniokerushujinhoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9378082A JPH0230776B2 (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | Uetsuto*purosesu*dorabooshikikanagataenshinchuzohoniokerushujinhoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58209459A JPS58209459A (ja) | 1983-12-06 |
JPH0230776B2 true JPH0230776B2 (ja) | 1990-07-09 |
Family
ID=14091926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9378082A Expired - Lifetime JPH0230776B2 (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | Uetsuto*purosesu*dorabooshikikanagataenshinchuzohoniokerushujinhoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0230776B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102836984B (zh) * | 2012-07-21 | 2015-02-18 | 青岛新力通工业有限责任公司 | 卧式离心铸造机的吸尘装置 |
CN108526426A (zh) * | 2018-06-21 | 2018-09-14 | 泽州县金秋铸造有限责任公司 | 一种旋转除尘装置 |
CN108817342A (zh) * | 2018-06-30 | 2018-11-16 | 禹州市新光铸造有限公司 | 一种铸管自动吹砂装置 |
-
1982
- 1982-05-31 JP JP9378082A patent/JPH0230776B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58209459A (ja) | 1983-12-06 |
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