JPH0230709B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えばコイン式パチンコ機やアレ
ンジゲーム機、並びにスロツトマシン等のコイン
ゲーム機のコイン自動補給装置に関する。

［従来の技術］ 従来、この種の補給装置としては、コインゲー
ム機列上方に配設される無端ベルトから成る搬送
機構と、各コインゲーム機に対応して設けられた
コインを積層状に貯留する筒形の排出コイン貯留
部と、この排出コイン貯留部の高さの途中に設け
られたコイン不足を検知する排出コイン不足検知
器と、この排出コイン検知器により排出コイン貯
留部内の排出コインの不足を検知したときに、無
端ベルトにより搬送されるコインを当該排出コイ
ン貯留部に導入するプランジヤにより作動するコ
イン導入装置を備えたものが公知である（例えば
実開昭55−19650号公報、実開昭55−25066号公
報）。

一方、遊技場に於る両替機への硬貨自動補給装
置ではあるが、機列上方に搬送ベルトを配設し、
その途中に切替装置を臨ませると共に、両替機の
金庫部には、補給硬貨を１枚宛検出可能な硬貨計
数装置と、金庫部内の硬貨の積層レベルを検出
し、前記切替装置を電気的に制御する硬貨定量貯
留用スイツチを装設したものが知られている（実
開昭54−2080号公報）。

又、商品の搬送回収機構ではあるが、機列下方
に商品の搬送機構を配設し、その途中には商品の
排出機構を臨ませ、排出機構から排出された商品
を検出器で検出するようにしたものが知られてい
る（特開昭54−77197号公報）。

さらに、遊技球やコインの遊技球等の分流装置
については、遊技球等の重量差を利用して、検知
杆をシーソ状に揺動させ、機列上方に配設した補
給樋から遊技球等を１個宛、各遊技機に分流して
補給するようにしたものが知られている（特開昭
55−125888号公報）。

又、コインゲーム機におけるコイン排出方法に
ついては、機列上方にコイン誘導路を配設し、そ
の途中に電磁装置を臨ませて、この電磁装置を電
気的に遠隔操作することで、コイン誘導路からコ
インを１枚宛取入れるようにしてものが知られて
いる（特開昭50−41638号公報）。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記した従来の補給装置では、排出コ
イン不足検知器により排出コイン貯留部内の排出
コインの不足状態を検知できたが、排出コイン貯
留部内に現に貯留されている排出コインの枚数を
正確に把握することができないため、正確な補給
が困難であるばかりでなく、経営上の諸データを
得るために、閉店後に各コインゲーム機毎に排出
コイン貯留部内の貯留コインを抜取つて、一々計
数しなければならないという問題点がある。

一方、前記した従来の硬化自動補給装置では、
両替機の金庫部内の硬貨の積層レベルをスイツチ
で検出して補給を行なつているだけであるので、
正確な補給が困難であるばかりでなく、両替機の
金庫部内の硬貨の枚数を正確に把握しようとして
も、硬化の補給枚数しかわからないので、金庫部
内の硬貨を抜取つて、一々計数しなければならな
いという問題点がある。

又、前記した従来の商品の搬送回収機構では、
自動販売機構に対する商品の補給については一切
自動化しておらず、単に商品の搬送回収を自動化
しているに過ぎず、自動販売機構に対しては店員
が商品を一々補給しなければならないという問題
点がある。

さらに、前記した従来の遊技球等の分流装置で
は、遊技球等の重量差を利用して窓項を開閉して
補給を行なつているだけであるので、遊技球等の
正確な数量の補給が困難であるばかりでなく、貯
留部内の遊技球等の個数を正確に把握することも
非常に困難であるという問題点がある。

又、前記した従来のコイン排出方法では、コイ
ンを各遊技機内に貯留しておかず、コイン誘導路
からコインを一枚一枚取込んで賞コイン排出口か
ら排出するので、賞コインの排出速度が非常に遅
く、短時間に大量の賞コインを排出可能な最近の
スピイデイな遊技には不向きであるという問題点
がある。

そこで、本発明は、上記した従来の問題点を一
挙に解決しようとするものであり、その目的をす
るところは、正確な数量の補給が可能であり、し
かも各コインゲーム機内のコインの貯留枚数を正
確に把握することができるコイン自動補給装置を
提供することにある。

［課題を解決するための手段］ そこで、本発明は上記した目的を達成するもの
であつて、以下にその内容を図面に示した実施列
を用いて説明する。

本発明は、 コインを貯留するコイン貯留器１６及び、この
コイン貯留器内の貯留コインを賞態様に応じて賞
コインとして遊技者に排出するコイン排出装置１
９を有するコインゲーム機（例えばコイン式アレ
ンジ機Ａ）と、 上記コインゲーム機を横方向に列設して構成し
たコインゲーム機列と、 上記コインゲーム機列の上方に配設したコイン
配給ライン２５と、 上記コイン配給ラインからコインゲーム機列内
の各コインゲーム機に取込んだコインを、当該コ
イン貯留器内に一枚宛補給可能なコイン補給装置
３１と、 上記コイン補給装置により補給された補給コイ
ンを検出可能な補給コイン検出手段（例えば補給
コイン検出器４６）と、 遊技者が投入した投入コインを検出可能な投入
コイン検出手段（例えばコイン検出器１４）と、 賞態様に応じてコイン排出装置１９から排出さ
れる賞コイン数を判別する賞コイン数判別手段
（例えばマトリツクス判別回路７）と、 上記補給コイン検出手段からの補給コイン検出
信号、投入コイン検出手段からの投入コイン検出
信号及び賞コイン数判別手段からの賞コイン数判
別信号にもとづいてコイン貯留器内の不足コイン
数を演算し、この不足コイン数に等しい数の補給
コインがコイン補給装置により補給されたときに
補給停止信号を出力する不足コイン数演算手段
（例えばカウンタ４５）と、 上記不足コイン数演算手段からの補給停止信号
にもとづいてコイン補給装置を駆動停止するコイ
ン補給制御手段（例えばフリツプフロツプ回路４
９）と、 を備えたことを特徴とする。

［作用］ 従つて、本発明によれば、補給コイン検出手段
４６からの補給コイン検出信号、投入コイン検出
手段１４からの投入コイン検出信号及び賞コイン
数判別手段７からの賞コイン数判別信号にもとづ
いて、不足コイン数演算手段４５において各コイ
ンゲーム機Ａのコイン貯留器１６内の不足コイン
数を演算し、不足コイン数演算手段からの補給停
止信号にもとづいて、コイン補給制御手段４９に
おいてコイン補給装置３１を駆動停止すること
で、コイン配給ライン２５を通じて、各コインゲ
ーム機の不足コイン数に等しい数の補給コインを
過不足なく自動的に補給できる。

このため、各コインゲーム機のコイン貯留器内
のコインの貯留枚数を、一定に且つ正確に維持で
きる。

［実施例］ 以下に本発明を図面に示した一実施例にもとづ
き説明する。

図中、Ａはコインゲーム機の一例としてのコイ
ン式アレンジゲーム機Ａを示し、このアレンジゲ
ーム機Ａは、第１図に示すように、ガイドレール
１に囲まれた遊技部２を有し、この遊技部２の
ほゞ中央にはマトリツクス３が配設されると共
に、その下部には多数のターゲツト４…が配設さ
れている。

上記マトリツクス３は、縦横の各表示部３ａか
ら構成され、各表示部３ａは複数のターゲツト４
中の特定のターゲツト４と対応する。そして、遊
技者が機内に封入された一定数の打球を弾発ハン
ドル５によつて遊技部２内に弾発し、その結果、
打球が或るターゲツト４に流入すると、当該ター
ゲツト４に対応するマトリツクス３の表示部３ａ
が点灯する。遊技者は一定数の打球をターゲツト
４や特定入賞口６に入れることにより、マトリツ
クス３の表示部３ａが縦又は横に連続点灯するよ
うに、マトリツクスの完成を目指して弾発遊技す
るのである。

そして、マトリツクスが完成すると、賞コイン
数判別手段を兼ねるマトリツクス判別回路７（第
６図）は、このマトリツクスの完成及びその難易
度に応じた賞態様を判別して、その獲得得点をゲ
ーム機Ａの前面の得点表示装置８に表示する。こ
れに関連して、遊技者がゲーム機Ａの一側の精算
スイツチ９を操作すると、コイン排出装置１９
（第２図）が作動して、上記得点に応じた数の賞
コインをゲーム機Ａの前面の受皿１０に排出す
る。

上記ゲームは、所定枚数（通常は１枚）のコイ
ンをゲーム機Ａの前面のコイン投入口１１に投入
したとき可能となる。

即ち、投入コインは、第２図に示すように、コ
インセレクタ１２を通つた後、コインレール１３
上に導かれ、該レール１３上の投入コイン検出手
段としてのコイン検出器１４を作動させて、ゲー
ムを可能とする。上記コインセレクタ１２は、投
入コインの適否を判定して適正コインをコインレ
ール１３に送り、非適正コインを返却口１５に戻
す機能を持つ。

前記コインレール１３は、コインを滑落させる
べく一端が下向きに傾斜し、その傾斜上端には上
記コインセレクタ１２の出口が臨み、長さの途中
には垂直な円筒形のコイン貯留器１６が接続さ
れ、傾斜下端はオーバフロウ樋１７に接続され
る。

上記コイン貯留器１６の下端部には、駆動源と
してのソレノイド１８によつて駆動されるコイン
排出装置１９が設けられている。この排出装置１
９は、各ゲーム機Ａに備えられた制御装置２０か
らマトリツクス判別回路７による賞コイン数判別
信号を得たとき、その賞コイン数に等しい数だけ
前記ソレノイド１８をON・OFFさせて、コイン
貯留器１６の下部から得点数に見合う賞コインを
排出し、これを排出口２１を介して受皿１０に排
出する。

上記オーバフロウ樋１７の下方には、列状に配
置されたゲーム機Ａに共通のベルトコンベアから
成るコイン回収装置２２が配設され、その終端部
はコイン揚送装置２３のプール部２４に臨む。上
記揚送装置２３は、プール部２４に導かれたコイ
ンをゲーム機列の上方に設置したコイン配給ライ
ン２５に揚送するもので、該コイン配給ライン２
５は、配給レール２６とコイン送出装置２７とを
有する。

上記配給レール２７には、該レール２７上を移
送するコインを落下収納するコイン積層筒２８が
各ゲーム機Ａ及びコイン貸機２９（第３図）毎に
接続され、この積層筒２８の下部には、駆動源と
してのソレノイド３０によつて駆動されるコイン
補給装置３１が設けられている。

このコイン補給装置３１は、コイン排出装置１
９と同様に制御装置２０からの信号によりソレノ
イド３０をON・OFFさせ、積層筒２８の下部か
ら１枚ずつコインを落下させるもので、落下コイ
ンは案内樋３２、接続蛇腹３３を介してコイン検
出器１４より下流でコイン貯留器１６より上流の
コインレール１３上に導かれる。

前記コイン配給ライン２５は、コインを順次配
給レール２６上に移送できるものであれば如何な
る構成でもよく、第３〜５図にその具体的構成の
一例を示す。

前記配給レール２６は、通常二列一組で配設さ
れるゲーム機列に対応させて、両側垂直壁３４，
３４と区画壁３５により二列設けられ、その下面
には積層筒２８の上端が開口する。コイン送出装
置２７は、コイン揚送装置２３のコイン出口部に
コイン貯留箱３６を設けて、この貯留箱３６の下
方にコイン貯留筒３７を接続する一方、該貯留筒
３７の下部に位置する配給レール２６上に、該レ
ール２６の延長方向に往復運動するコイン押出プ
レート３８を設けて成る。

上記コイン押出プレート３８は、区画壁３５の
下端に穿設したスリツト３９を通つて上下方向の
位置を規制され、且つ両側垂直壁３４によつて摺
動方向を規制される。そして、該プレート３８の
後端には、該プレート３８の摺動方向と直交する
方向の長溝４０を一体に設け、この長溝４０内
に、回転円板４１の偏心位置に植設した作動ピン
４２を相対摺動可能に嵌入する。

従つて、モータ４３により回転円板４１が回転
駆動すると、コイン押出プレート３８が往復動
し、貯留筒３７の下端から一枚ずつコインを押出
し、コインは配給レール２６上を数珠繋ぎに連な
つて移送され、各積層筒２８に落下収容される。

すべての積層筒２８がコインで満たされたとき
には、配給レール２６上を移送されるコインは、
各積層筒２８上をそのまゝ通過して最終的にゲー
ム機列端の回収樋４４から回収装置２２上に落下
し、再びコイン揚送装置２３に導かれる。

尚、この様なコインの配給移送は、このほか配
給レール２６に沿つて移動する無端体を設け、こ
の無端体に配給レール上のコインを押圧移送する
押出片を取付けることによつても達成できる。

しかして、各ゲーム機Ａの制御装置２０は、第
６図に示すように、前記コイン補給装置３１によ
り補給された補給コイン数と、遊技者が投入した
投入コイン数並びに賞態様に応じてコイン排出装
置１９から排出された賞コイン数にもとづいてコ
イン貯留器１６内の不足コイン数を演算し、この
不足コイン数に等しい数の補給コインがコイン補
給装置３１により補給されたときに補給停止信号
を出力する不足コイン数演算手段としてのカウン
タ４５と、コイン補給装置３１の駆動を制御する
コイン補給制御手段としてのフリツプフロツプ回
路４９とを有して成る。

上記カウンタ４５には、前記マトリツクス判別
回路７からの賞コイン数判別信号が加算信号とし
て、前記コイン検出器１４からの投入コイン検出
信号が減算信号として夫々与えられる。これに加
えて、補給コインの案内樋３２に設けた補給コイ
ン検出手段としての補給コイン検出器４６からの
補給コイン検出信号もオア回路４７を介して同様
に減算信号としてカウンタ４５に与えられ、又、
コイン貯留器１６が一杯で投入コインがオーバフ
ロウ樋１７側に流れたことを検出する溢れコイン
検出器４８からの溢れコイン検出信号は、リセツ
ト信号として該カウンタ４５に入力される。

カウンタ４５は、上記各信号によりコイン貯留
器１６を満すに必要な不足コイン数を計数するも
のであり、これが零となると、補給停止信号とし
てのボロー信号（キヤリー信号）を出力し、フリ
ツプフロツプ回路４９をリセツトし、該フリツプ
フロツプ回路４９の出力を“０”とする。

他方、コイン補給信号としてのセツト信号は、
管理室５０に置かれた総合管理コンピユータ６０
の一斉補給スイツチ５１又は指定台補給スイツチ
５２を操作することにより、データライン５３を
介してフリツプフロツプ回路４９に与えられ、こ
のとき該フリツプフロツプ回路４９は出力“１”
を生ずる。この出力は、パルス発振器５４の出力
と共にアンド回路５５に与えられ、アンド回路５
５の出力によりドライバ回路５６を介してコイン
補給装置３１のソレノイド３０が励磁・消磁す
る。

従つて、上記構成に係る本コイン自動補給装置
は、通常の営業時においてはカウンタ４５が次の
ようにしてコイン貯留器１６を満すに必要な不足
コイン数を計数する。

今、営業開始時にコイン貯留器１６内を最大貯
留枚数のコインで満たし、カウンタ４５の記憶内
容を「０」にセツトしたとする。この状態でコイ
ン投入口１１から適正コインを投入すると、コイ
ンレール１３を滑落するコインがコイン検出器１
４を作動させる。

従つて、カウンタ４５には、減算信号が与えら
れ、その記憶内容は「−１」に変化する（マイナ
ス機能がなければ「０」のまゝである。）。ところ
が、貯留器１６は、コインで一杯であるため、コ
インはさらに落下して溢れコイン検出器４８が作
動させた後、コイン回収装置２２上に落下する。
従つて、カウンタ３５には、リセツト信号が与え
られ、記憶内容は再び「０」となる。

これに対し、遊技結果においてマトリツクス３
が完成し、マトリツクス判別回路７がその賞態様
を、例えば５点と判別したとする。

こゝで、遊技者が精算スイツチ９を操作する
と、コイン排出装置１９が作動してコイン貯留器
１６の下部から５枚の賞コインを排出し、同時に
カウンタ４５には「５」という加算信号が与えら
れ、記憶内容が「５」となる。次に、コイル投入
口１１から再びコインが投入されると、コイン検
出器１４が減算信号を発して記憶内容を「４」と
する。

このようにカウンタ４５には、コイン貯留器１
６が一杯であるときは常に「０」が記憶され、こ
の以外の時は、賞コイン排出数「Ａ」と投入コイ
ン数「ａ」との差「Ａ−ａ」、つまりコイン貯留
器１６を満すに必要な不足コイン数が記憶される
のである。

そこで、例えば閉店時に一斉補給スイツチ５１
を操作して、各ゲーム機Ａのフリツプフロツプ回
路４９に同時にコイン補給信号としてのセツト信
号を与えると、カウンタ４５が「０」のとき以外
は該フリツプフロツプ回路４９に出力を生ずる。

但し、カウンタ４５が「０」のときは、前述の
ように補給停止信号としてのボロー信号によつて
フリツプフロツプ回路４９はリセツトされるので
出力は生じない。

フリツプフロツプ回路４９に出力があると、パ
ルス発振器５４からのパルス入力がアンド回路５
５に与えられたときドライバ５６が駆動され、コ
イン補給装置３１のソレノイド３０が一回瞬間的
に励磁される。このため、補給コインは、案内樋
３２、接続蛇腹３３を通つてコイン貯留器１６内
に導かれる。この際、補給コインは補給コイン検
出器４６を作動させるため、補給コイン１枚毎に
カウンタ４５に減算信号が与えられる。

そして、コイン補給装置３１のソレノイド３０
は、パルス発振器５４からのパルス信号によつて
連続的に励磁・消磁を繰り返し、その結果、排出
される補給コインは補給コイン検出器４６を作動
させてカウンタ４５を減算するため、コイン貯留
器１６を満たす最後のコイン４６を作動させる
と、カウンタ４５は、補給停止信号としての帰零
信号を発してフリツプフロツプ回路４９をリセツ
トし、その出力“０”とする。即ち、コインの補
給が終了するわけである。

このコインの補給は、指定台補給スイツチ５２
により各ゲーム機Ａ毎に行なうこともできる。例
えばコイン貯留器１６内のコインが無くなると、
これをコイン不足検出スイツチ５７（第２図）が
検出して打止表示装置５８（第１図）を点灯さ
せ、同時に管理室５０内のコイン不足表示装置
（図示せず）に表示信号を与える。管理者はその
ゲーム機Ａを打止にするのでなければ、指定台補
給スイツチ５２を押して、上記を全く同様にその
指定台だけにコインの補給を行なうことができ
る。

一方、カウンタ４５の記憶内容は、例えば管理
室５０内に設けた表示装置（図示せず）に表示
し、営業中のコイン数の増減の把握に利用するこ
とができる。さらに、コイン検出器１４、溢れコ
イン検出器４８、補給コイン検出器４６等により
計数できる各コイン数を用い、利益率、利用率、
出コイン率等、営業上の諸データを同時に得るこ
とも可能である。

尚、図面に示した実施例では、遊技者が精算ス
イツチ９を操作することにより、コイン排出装置
１９を作動させると共に、賞コイン数判別信号を
カウンタ４５に与えるようにしたが、マトリツク
ス判別回路７からの賞コイン数判別信号により直
接、コイン排出装置１９を作動させ、且つその賞
コイン数判別信号を直ちにカウンタ４５に与えて
もよい。又、コイン補給装置３１のコイン排出機
構や積層筒２８の形状等は、コインの排出と貯留
とを円滑に行なうことができるものであれば、そ
の構成を問わない。コイン排出装置１９側につい
ても同様である。同様に、コイン貯留器１６も、
垂直な円筒形に限らず、ホツパ型であつてもよ
い。

又、コインゲーム機の一例としてのコイン式ア
レンジゲーム機Ａを挙げて説明したが、このほか
コイン式パチンコ機やスロツトマシン等のコイン
ゲーム機であつてもよい。

さらに、制御装置２０の不足コイン数演算手段
としてのカウンタ４５やコイン補給制御手段とし
てのフリツプフロツプ回路４９を、マイクロコン
ピユータにより構成してもよい。又、コイン補給
信号を管理室５０に置かれた総合管理コンピユー
タ６０の一斉補給スイツチ５１又は指定台補給ス
イツチ５２から送出するのでなく、不足コイン数
演算手段で演算した不足コイン数が一定数値に達
したときに、該不足コイン数演算手段からコイン
補給制御手段にコイン補給信号を自動的に送出す
るようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、補給コイ
ン検出手段からの補給コイン検出信号、投入コイ
ン検出手段からの投入コイン検出信号及び賞コイ
ン数判別手段からの賞コイン数判別信号にもとづ
いて、不足コイン数演算手段において各コインゲ
ーム機のコイン貯留器内の不足コイン数を演算
し、不足コイン数演算手段からの補給停止信号に
もとづいて、コイン補給制御手段においてコイン
補給装置を駆動停止することで、コイン配給ライ
ンを通じて、各コインゲーム機の不足コイン数に
等しい数の補給コインを過不足なく自動的に補給
できるばかりでなく、コインを１枚単位で補給管
理しているので、正確で且つ確実な補給制御が可
能である。従つて、コインゲーム機の打止め時に
おける賞コイン数の多少に関わるトラブルを未然
に防止できる。

又、各コインゲーム機のコイン貯留器内のコイ
ンの貯留枚数を、一定に且つ正確に維持できるの
で、コイン貯留器内のコインを閉店後に抜取つて
計数するまでもなく、コイン貯留器内のコインの
貯留枚数の把握が容易に且つ正確にでき、従来必
要としていた閉店後に行われるコインゲーム機列
の各コインゲーム機のコイン貯留器内のコインの
個別な抜取り作業や、抜取つたコインを計数する
作業、並びに抜取後に再度、コインゲーム機列内
の各コインゲーム機のコイン貯留器内に一定数の
コインを個々に補給する補給作業等が不要とな
り、省力化に好適なコインゲーム機のコイン自動
補給装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図
はアレンジゲーム機の正面図、第２図はコインの
補給系統を示す説明図、第３図はコイン配給ライ
ンを示す要部断面図、第４図は配給レールの一部
平面図、第５図はコイン送出装置の斜視図、第６
図は制御装置のブロツク図である。 Ａ……コインゲーム機としてのアレンジゲーム
機、７……賞コイン数判別手段としてのマトリツ
クス判別回路、１４……投入コイン検出手段とし
てのコイン検出器、１……コイン貯留器、１９…
…コイン排出装置、２５……コイン配給ライン、
３１……コイン補給装置、４５……不足コイン数
演算手段としてのカウンタ、４６……補給コイン
検出手段としての補給コイン検出器、４９……コ
イン補給制御手段としてのフリツプフロツプ回
路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ コインを貯留するコイン貯留器及び、このコ
   イン貯留器内の貯留コインを賞態様に応じて賞コ
   インとして遊技者に排出するコイン排出装置を有
   するコインゲーム機と、 上記コインゲーム機を横方向に列設して構成し
   たコインゲーム機列と、 上記コインゲーム機列の上方に配設したコイン
   配給ラインと、 上記コイン配給ラインからコインゲーム機列内
   の各コインゲーム機に取込んだコインを、当該コ
   イン貯留器内に一枚宛補給可能なコイン補給装置
   と、 上記コイン補給装置により補給された補給コイ
   ンを検出可能な補給コイン検出手段と、 遊技者が投入した投入コインを検出可能な投入
   コイン検出手段と、 賞態様に応じてコイン排出装置から排出される
   賞コイン数を判別する賞コイン数判別手段と、 上記補給コイン検出手段からの補給コイン検出
   信号、投入コイン検出手段からの投入コイン検出
   信号及び賞コイン数判別手段からの賞コイン数判
   別信号にもとづいてコイン貯留器内の不足コイン
   数を演算し、この不足コイン数に等しい数の補給
   コインがコイン補給装置により補給されたときに
   補給停止信号を出力する不足コイン数演算手段
   と、 上記不足コイン数演算手段からの補給停止信号
   にもとづいてコイン補給装置を駆動停止するコイ
   ン補給制御手段と、 を備えたことを特徴とするコインゲーム機のコイ
   ン自動補給装置。