JPH02306997A - 軟体動物興奮性オリゴペプチド - Google Patents

軟体動物興奮性オリゴペプチド

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JPH02306997A
JPH02306997A JP1125595A JP12559589A JPH02306997A JP H02306997 A JPH02306997 A JP H02306997A JP 1125595 A JP1125595 A JP 1125595A JP 12559589 A JP12559589 A JP 12559589A JP H02306997 A JPH02306997 A JP H02306997A
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JP
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phe
oligopeptide according
leu
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JP1125595A
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Yojiro Muneoka
宗岡 洋二郎
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Suntory Ltd
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は軟体動物の興帛性オリゴペプチドに係る。さら
に詳細にいうと、本発明は、軟体動物巻貝(前紹類)の
コナガニシ神経節由来の神経ベブブード、軟体動物−投
置(99w類)のムラナナキイガイの足糸前牽引筋由来
の神経ベブブド、およびこれらデカベブブ〜ドのフラグ
メントペプチドに係る。
ざらに、本発明は、このようなオリゴペプチドの製造法
および用途にも関する。
本発明のオリゴペプチドは生物学や基1i¥医学の分野
において有用な実験用試薬として利用eさるのみならず
、これらのオリゴペプチドをらとにして生物生産および
製薬分野にJ3ける石川な薬剤を開発することが可能で
ある。
E従来の技術1 197フイ[、米国のPr1ceとarcanberg
によって、ある二装置の神経節からH−Phe−Net
−八rg−Phe−Nil、。
なる構造のテトラペプチドが発見され、F M RFl
) asideと名づけられた 。その後、FMRFald
e t3よびその同族体が軟体動物ばかりで番よなくを
椎動物を含む他の種々の動物門に6存在1Jる2、3.
4)   〜 ことが明らかになった   。さ5に、FMRFami
deに対する抗体を用いた研究から、F M RFam
ideのC末端の−Aro−Phe−Nl12なる構造
をbつ種々のペプチドが発見された。たとえば、牛の脳
からはtルヒネ作用修飾ペプチドが2種発見されている
5)。このように、F M RF asideに関する
ω1究は広範囲にわたって行なわれており、生物学分野
にとどまらず医学分野の応用面にまで発展しつつある。
本発明者らもF M RF asideに関する研究を
続け、ムラサキイガイ足糸竹牽引筋に対するFMRFa
sideの薬理作用を調べた結末、このペプチドtよそ
の1度が10−8〜10”7M程度ではこの筋の特責的
緊張性収縮である4−ヤッチを解除してこの筋を弛緩さ
せるが、10’M以十の濃度になると逆に筋の収縮を引
き起こ1ことを発見した6)、。
さらに、本発明者らは、多数のF M RF amid
e類似ペプチドを用いてF M RF am i de
 17)474 %′i−活性関係を調べた結果、弛緩
に関する1llS造−活性関係1.tそれまで他の筋に
ついて明らかにされ(いた関係と全く異なることを発見
した7)。このことから、ムラナナキイガイには、I’
−M II Famideとある稈度似ているかもしれ
ないがr M RF amide系ベブブドに属さない
弛綴付ベブヂドが存a1f8iす面性があると考えられ
た。また、収縮に関4る4M ’+も〜活性関係はそれ
まで他の筋について知られていた関係とほぼ一致し、し
かもF M RF aIaideのN末端を伸長さける
と興8活性が大きく増大する土に弛緩活性がなくなるこ
とも発見された。すなわら、ムラサキイガイにはF M
 Rr−amideのN末端が伸張した構造をもつF 
M I’< F amide糸興61竹ベブヂドが存在
する可能性があると考えられた。実際、本発明者らは、
その後の研究にJ3い(、ムラサキイガイの足神経節か
ら強い弛緩活性をbつへブタペプチドを発見し、CAR
Pと名づけた8)。
これはF M RF amideにやや似た構jv、を
しているがF M RF aniide系ペプチドでは
ない。
この弛!t!tベゾブドCA R11に対し、存在が予
想されていたIll m t’lペプチドは本発明に〒
るまて・ブl見されていなかった。
一方、]ナガニシ歯舌牽引筋がF M RF ami+
jaにJ、−)で四屓ザることがら、=1ナガニシにも
FM RF amideまたはF M RF amid
e系に属する他のペプチドが存在する可能性が考えられ
たが、」太ガニシのF M RF amide系ペブF
ドち未発見のまま残されていた。
[発明が解決しようとづる問題点] L記のように存在がY想されるF M RF amid
e系ベブブドがtli離され、その構造が決定され、さ
らに合成されれば、神経生物学、生物生産学、11礎医
学等の分野において11用な試薬として利用できると考
えられる。
また、軟体!vI物において現在までに発見されている
F M RF alde系ペプチドとして1ま、2種の
jトラベブヂドと5種のへブタペプチドが知られている
が2)、これらペプチドの7ラグメントに活性発現のた
めに重要な共通構造が見い出されれば、より石川な実験
試薬に利用でき、特にそのようなフラグメントに対する
特異的抗体が作製されれば、咄乳類の新型神経ペプチド
の探索に41用であり、ひいては有用な医薬の開発にも
利用eさると考えられる。
したがって、本発明の主たる目的は、コナガニシtB 
J、びムラサキイガイのF M f< I” amid
C系興粛性オリゴペプチドを捉供づることである。
また、本発明の別の[1的は、そのようなイリゴベブf
−ドの製造方lムを提供づることCある。
さらに、本発明G、L、そのようなAリゴベ/ブトの各
種用途6目的どケる。
1問題点を解決するための手段1 本発明者ら番よ、]ナガーシの神経節の油田物から、−
」ナガニシの歯舌牽引筋に対してIJ4I酷活性全活性
ペプチドを甲禽1し、その構j告を決定した。
このフ)ナガニシ興酊性デカペブ1ド(IUSinU3
cxcitatory peptide A、以”ドF
 E P Aと略り)は次のアミノ酸配列式を有する。
FFPA:lトム1a−Leu−Thr−^5n−As
r+−1lis−Phe−Leu−^rg−Phe−N
H2 一方、ムラサキイガイ星糸前牽引筋抽出物から、この筋
に対して興醒活性を示すペプチドを!a離し、ぞの構造
を決定した。このムラサ4−イガイ興m竹デカペプチド
(Hytilus  excitatory pcpt
idc A。
以下MEPAと略丈)は次のアミノ酸配列式を右する。
MEPA:II−^1a−Leu−Ala−Gly−A
sp−His−Phe−Phe−^rQ−PhO−NI
I2 これら2種の新規なデカペプチドはいυ′れもV M 
RF amide JIQの興m活性を示すF IvI
 RFa1de系の同族体である。
また、FEPAおよびM F fJ AのN末端のアミ
ノ酸残基を4個除いたフラグメン1−(イれぞれ、5−
10FEF’Aおよび5−10 M E P△と称する
)は、それぞれFEPAJ3よびMEPAと同様の活性
を承りことが判明した。
5i0 rEPA : トAsp−His−Phe−L
eu−Arg−Phe−Nl125−10 HEP^:
 トAsp−His−Phe−Phe−^rg−Phe
−Nt12これらへキサペプチドは1個のアミノ酸残基
を除いて同じ構造をもっている。ずなわI)、これらフ
ラグメントの構造はFIEPAおよびM E I)への
活性発現に重要な役割を果しているとにλられる。
したがって、本発明は、 式: %式% で表わされるオリゴペプチドに係る。これらは軟体動物
の筋収縮を増強し、m度を上げるとぞれ自体で収縮を引
き起こり神経ペプチドて゛ある。この活性は、低81度
(10−10〜10−9Mンで軟体動物前鯰類:」tガ
ニシの歯舌牽引筋単一収縮または斧足類ムラザキイガイ
の足糸前牽引筋の一過性収縮を増強する活性として検出
される。尚、上記式中のXはAla、 Leu、 Th
r、 Asn、 Gly等のアミノ酸残基を示し、Yは
leuまたはpheを示しており、nはOから4までの
整数である。
本発明のオリゴペプチドtよ、 I+−/1sp−Hi
s−phc−10:)−八ra−Phe−Nl12を基
本構造とし、この基本構造のN末端側に4個まて゛のア
ミノ酸残基が伸長したff4 ffiのらの(゛ある。
このN末端側の付加アミノ酸としてはff急のアミノ酸
が考えられるが、に記基本構造のへ1サベブブドの興奮
活性が紺1)されるように選択すべきである。
本発明の興合性オリゴベブブドの員体例としては次のも
のがある。()内は略号。
1ト^1a−Leu−Tbr−^sn−八5pへIli
s−Phe−Leu−^ro−Phe−Nll、、  
              (r[PΔ)]]ト^1
a−Leu−^1a−Gly八5p−Iti 5−Ph
e−Phe−八rg−Phe−Nl12       
             (H[P八)ト^5p−H
is−Phe−Letl−^rQ−PhO−Ni12(
り−10rl、l’^)1ト^sp−His−Phe−
Phe−Arg−Phe−Nil、、   (5−10
1什PA)本発明のオリゴペプチドのうちFEPAとM
FPAは明らかに同族体である。
これらは、コナガニシ歯舌牽引筋またはムラリーキイガ
イ足糸竹牽引筋において強い収縮増強rA性(tif+
+710−9MLX 下) ト15NRHjiCrt’
1fff (fil tiflJは+O’M )を示し
、今までに知られているどのF M RF aside
系ペプチドよりも強い。
また、これらの7ラグメントである5−10FEPAお
よび5−10 M E P Aの活性もFEPAやM 
E P Aに比べると多少劣る(活性はそれぞれ約17
3)が、F M RF asideよりも強い。
1配の7ラグメントの@造はFEPA活性およびMEP
A活性の発現に必要な基本構造と考えられ、この構造を
C末端にもつ未知のペプチドが自然界に存在する可能性
がある。また、FMIマEastde系ペプチドには−
Phe−1.cu−^ra−Phe−Nl12なるC未
開構造をもつものが多いが−Phe−MO(−静σ−P
he−Nl12なる構造をもつものもあるので、510
FEPAの1−euがMetに置換されたか、あるいは
5−10 M E P AのN末から4番[1のphe
がMetに置換された一^5D−His−Phe−Ne
t−^rg−Phe−旧12するC未開構造をもつペプ
チドも存在する可能性がある。
本発明のオリゴペプチド、特にF tE PΔおよびM
EPBは、後述の実施例にも示されるように、たとえば
TJ−fガニシ神経節またはムラサキイガイ足糸前牽引
筋の抽出物を高速液体クロマトグラフィ(+」P L 
C’)なとの通常の方法で精製して製造することができ
る。抽出にはア廿トンなどの右’arB剤が用いられる
また、本発明のオリゴペプチドは、後述の実施例にも示
されるように、たとえば通常の固相ペプチド合成法など
によって合成づることもできる。
[発明の効果] 多くの神経ペプチドがそうであるように、本発明のオリ
ゴペプチドも軟体動物の筋系で作用を示ずだけでなく中
枢押杆系においても作用を示す゛ものど期待される。軟
体動物の神経系は我々の記憶や学習の神杼礪構を調べる
ためのよいモデル系と9、10) してよく実験に用いられるので   、本発明のAリゴ
ベプブドはこれらの実験においてイ、】用な試薬として
使用される。
F M RF aside系ペプチドは哺乳類にも存在
し、Ali乳類においてもいろいろな作用を承りことが
知られている 。したがって、本発明のペブブドは、吐
乳類にお+jる新規なF M RF aatide系ペ
プチドの探索やその働きについての研究に利用できる。
特に、5−10FEPAや5−105−1Oを用いてそ
の特異抗体を作製づ−れば、これらペブヂド横zliを
フラグメントとしてもつF M RF aside系ペ
プチドの同定やその局在性の研究に使用でき、Qli乳
類を含めた種々の動物の研究に有用であろう。
[実施例] 以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例1:コナガニシFEPΔの単頗・rfi!J’J
軟体動物前鰓類(巻貝)のコノガニシは広+’ニー’l
 I弯で採取したものを使用した。コブガニシにJ3い
ては内臓神経節を除く他の神経節が一つの塊になって存
在する。約1,100個体のコナガニシから押杆節塊を
分離し、ただちにドライアイスで凍結し、−20℃に保
存した。
凍結保存しておいた神杆可塊を水冷したアレトンに入れ
、ただちにホモゲナイズし、ホモゲネートを遠心分離し
、その上清中のアセトンを減圧Lバポレーターを用いて
蒸発さけた。残った水溶物に塩酸を最終濃度が0,1N
になるように加えて攪拌し、再び遠心して不溶物を除い
た。これをC−18カートリツヂ(Waters、 S
[P−P^K)に通し、カートリッヂを4%酢酸で洗っ
た後、保持物質をメタノールで溶出し、溶出物を凍結乾
燥さ「た。この試料を蒸溜水に溶解し、5ephade
x G−15ツノラム(2,6x40α)にの1土、0
.1N酢酸を流して分画した。各両分は凍結乾燥したの
ち、生物活性の検定に用いた。
生物検定は]ナガニシ歯舌牽引筋を用いて行った。約2
mの実験容器に筋標本を取り付け、電気e1m (20
V、 2tasec、  0.2Hz 、 5パルス)
を与え、5個1組の単一収縮をη゛じさせ、この収縮に
及ぼす各画分の効果を調べた。以下に述べるペプチド純
化の各過程における生物検定す同様の方法で行った。な
お、F M RF an+idcは、この筋においては
、低11度でψ−収縮の11強、少し+r& a1度に
なるとa度依存的に収縮を引き起こす。したがって、コ
ナガニシに存在するF M RF amide系ペプチ
ドも似たような活性を示すであろうとべえ、甲−収縮に
対する増強活性に注目して純化を進めた。
5ephadex G−15によるゲル濾過で得られた
各両分を生物検定した結束、最大増強活性が22番[1
,45番目、50番目の両分にそれぞれ見られる3つの
IXIIW性のピークを得た。また、両分28〜30に
最大活性を示す抑制活性のピークを得た。画分45へ・
50あたりには分子量600前俊のベブブドが溶出され
るはずであり、本発明ではそれより高分子r4のFM 
RF aiide系ペブブドを目的としていたので、両
分22〜40を集め、これをC−18逆相カラム(丁S
K−ゲル ODS−80TM)に注入し、0.1%JF
△(pH2,2)、0−60%アセトニトリル(60分
)の条件下で1−IPL Cシステム(日本分光TIt
1−ROTE讐IV )を用いて勾配溶出を行った。そ
の結束、興奮活性を示すピークと抑制活性を示づピーク
にはつさりと分かれた。しかし、興谷活f1を示ずピー
クの活性はF M RF amide抗体(−Aro−
Phe−Nl2を認15する抗体、ベニンスラ社製)と
混合してもその活性が消えないので、この活性物質はF
 M RFamide系ペプチドとは考えられなかった
。そこで。
抑a、II活性をポリピークをざらに陽イAン交換カク
ム(T S K−ゲル 5P−5PW)に11人し、2
0mHリンMバッフp −(ptl 6.8)、0−0
.4HNaC1(96分)の条件下で勾配溶出を行い、
3つの抑制活性ピークと1つの興奮活性ピークを49だ
。この興奮活性ビークの活性はF M RF a糟id
c抗体処理によって見られなくなった。そこで、この興
奮活性ビークを再び逆相カラム(TSK−ゲル 008
−80TM)に注入し、1%TEA (pH2,2) 
、27%アセ]ヘニトリルの条件下でイソクラう一イッ
ク溶出を行い、興醒活性を示づほぼrli−のピークを
得たく第1図A矢印)。このピークを再び同じ条(’を
手でイソクラグイツク溶出を行い、完全に単一のピーク
を1!7たく第1図B矢印)。このピークの]ナガニシ
歯舌牽引筋の単一収縮に対づる増強作用を調べた結果を
第1図Cに示寸。ずなわち、電気刺激(20V12ms
ec、 0.2 Hz、 5パルス)を与え、5個1組
の単一収縮を生じさせ、それにλ1する+’l川を見た
。活性物質は刺激の8弁面から作用さばく上向ぎの矢印
)、刺激後ただちに洗った(十向きの矢印)。活性物質
は神経節3匹分から1!?られたものを1j11!の生
理的塩類溶液に溶かした瀾痘で調べた。増強の程度は対
照(5個の単一収縮の張力の合計)の約2倍であった。
また、活性物質は8m度(30匹分/−生理的塩類溶液
)ではそれ自体が収縮を引き起こしたく第1図り参照)
得られた活性物質をFEPAと命名した。
割i■ユニムラサキイガイMEPAの甲離・精製軟体動
物斧足類(二装置)のムラサキイガイは広島湾で採取し
たものを使用した。ムラサキイガイ約10,000個体
から足糸前牽引筋を分離し、実施例1のコナガニシの場
合と同様に凍&+1シて一20℃の下に保存した。
凍結保存しておいたムラサキイガイ足糸前牽引筋を水冷
したアセトンに入れ、実施例1の」ナガニシ神経節の場
合と同様の方法で抽出し、lff11様のlj法でゲル
濾過を行った。ゲル濾過によって得られた各両分は凍結
乾燥したのら、生物活性の検定に用いた。
1物検定はムラサキイガイ足糸前牽引筋を用いで行った
。約2dの実験容器に筋標本を取りイ・]け、反復電気
刺ff1(15V、3 m5ec、10112.5沙門
)を与えてこの筋の一過性収縮を生じさせ、この収縮に
及ぼづ各両分の効果、および筋に両分を作用させたとき
両分白身によって収縮が起こるかどうかについて調べた
。以下に述べるペプチド純化の各過程にお番ノる生物検
定も同様の方法で行った。なお、 FMRFallli
de Gよ、この筋にJ3いて、低温度(10−9M以
上)では−過性収縮を増強し、高I IQ(10’M以
上)になると−過性収縮増強に加えて、それ自身が収縮
を引き起こす6)。そこで、−過t’1収縮増強作用と
、それ自身による収縮惹起f1用に江口して生物検定を
行った。
ゲル心過によって得られた各両分を生物検定した結果、
両分27.36. !18.63にそれぞれ最大活Mを
示14つの収縮抑制活性のピークと、両分32゜34、
46.49にそれぞれ最人活暫を示1F4つの収縮増強
活性のピークを得た。F M RF amideの分子
量は約600であるが、本発明の目的はこれより人きい
分子量のF M RF ai+idc系ベブヂドを探索
づることにあるので、両分22〜40をまとめ、)−1
1:) t、−C(「J2ンエー!V ’h’n CC
P M )を用いCν1装を進めIこ。
まず、逆相カラム(T S K−ゲル、0 [’) S
 −80丁M)にi、lE人し、0.1%TF△、0−
00% 7 L! l・二1〜リル(60分)の条f1
て・勾配溶出を行った。ぞの結果、2つの収縮惹起活性
を示1jピークと2つの収縮抑制活性を示1−ピークを
(7だ。収縮惹起話PIを示=)ピークのうら1番[1
のピー91よ一過付収縮へ・増強し/、jかったが、2
 M LIのピークは一過性収ft、を、j、く1曽−
it省した。・ど(二ζ・、この2番目のヒ゛−りに!
” M RF aside様ペプチドが存在Jるととえ
た。
次に、この2番U1のピークを陽イオン交換カラム(r
SK−ゲル、5l)−5PW)に11人し、10mHリ
ン酸バッフp −(pH13,8)、0−0.7HRa
ceの条件F”c勾配溶出を行い、1!′?られた活性
ビークを、不純物を除く[1的で陰イAン交換カラム(
TSKゲル、D[ΔE−5PW)に注入し、10a+H
丁ris (pH95)の電信下で溶出を行ったところ
、活性物質は溶出されたが多くの不純物は溶出されなか
った。
ついで、活性画分を逆相カラム(丁SKグル、ODS−
80TM)に注入し、0.1%TFA(I’1122)
、10−30%アセトニトリルの条件下で勾配溶出を行
い、活性をポリはぼ甲−のピークを(υることかできた
。ムラサキイガイ足糸萌牽引筋の[MRF aside
による収縮はマーサリール酎によって不可逆的に遮断さ
れ、筋をシスティンで処理ηると収縮が回復することが
知られている6]。ぞこて・、ここで得られた活性ピー
クについて−b調べてみt= 。
結果を第2図Aに承り。図はこの段階ぐ111られた活
性物質によるムラサキイガイ足糸前牽引筋の収縮とその
収縮のマーサリールM (10’M )にJ、る不可逆
的遮断およびシスティン(10−2M)処理による遮断
からの回復を示す。活性物質は30匹分の足糸前牽引筋
から11られたbのを1−の生理的塩類溶液に溶かした
濃度で用いた。活性物質は15分おきに2.5〜4分間
与え、マーサリール酸およびシスティンはそれぞれ活性
物質作用の10分前から投(5し、それぞれの中での収
縮反応について調べたのI5、たたらに洗った。図から
明らかなように、収縮はマーサリール醒によって完全に
、しかも不(i■逆的に抑えられ、シスブイン処理によ
つC回復し1=。4シt3、[二〜1 (< F: a
ntdc 1.を低温1a(10−8〜10−7M )
では筋を弛緩させ、高濃度(10−6M以上)て゛IJ
自身が収縮を惹起ザる効果があるので、得られた活性物
質がF M RF aldeそのムのでないかどうか確
かめるために、種々の911の活性物質を用いて調べた
ところ弛緩効果はまったくみられなかった。したがって
、ここで得られた活性物Y1はF M RF asid
e様物質であるがF M RF amideそのもので
はない。そこで、この活性物質を再び上記の逆相カラム
に注入して0.1%T F A (pH2,2)、29
%アセトニトリルの条件下でイソクラティック溶出をt
7い、活性を示す中−のピークを((?ることができた
(第2図B矢印)。この活性物質にJ、るムラサキイガ
イの足糸竹牽引筋にJハJる収縮病Mを第2図Cに、反
復電気刺激(15V 、 31113QC,10H2,
5秒間)による一過性収縮に対Jる収縮増強活性を第2
図りに示す。ここで、収縮活性は150匹分の足糸前牽
引筋から得られた活f/l物質を1 nilの生理的塩
類溶液に溶かした濃邸e用いて調べlζ。
また、一過性収縮増強活性は3匹分の筋から(11に活
性物質を1−の生理的塩類溶液に溶かした濃度で用い−
(調べた。
得られた活性物質をMEPΔと命名した。
及鹿点ユニ神経ベブヂドの構造決定 実施例1と2で得られた活性物質の描込は以下のように
して決定した。
(i)アミノ酸組成 アミノ酸分析は、約1ナノモルの試料を用い、減圧封管
中100−の定沸点塩酸(0,1%)J−ノール含有)
r110℃、24時間加水分解し、減圧乾固後0.02
Nm酸100〃に溶解し、日立自動アミノ酸分析礪L−
8500型に供して行なった。結果を第1表に示す。
尚、第1表中、FEPAは1eu=2、M IE P 
AはL(3u=1として計nした。0内の数値は最も近
い整数比を示7゜ 第    1    表 (ii)アミノ酸配列 アミノ酸分析に用いたのと同r11の試料を自動プロデ
ィンシーケンサ−(アプライド・バイオシステムズ社製
477△型)に供した。得られるフェニルヂオヒダン(
〜インーアミノ酸(PTH−アミノM)は、上記シーケ
ンザーとオンラインで結ばれた)) T H−アミノ酸
分析m<7プライド・バイオシステムズ社製120A型
)を用いて同定した。結果はFEPAについて第2表、
MFPΔについて第3表に示づ。
第 2 表  FEPAのアミノ酸配列第 3 表  
MEI)Aのアミノ酸配列(iii ) F A B質
m分析 FAB*ffi分析は、日本電子製のFAB質吊分析1
 (JFOL JH5)IX−100型)を用イエ11
ツだ、FEPAの(M+1>”イオンは1232.7(
理論分子間1231.6)に、MEPAの(M+−1>
’イAンは1179.6 (理論分子pi1178゜6
)に検出された1゜以上の結果より、F E P Aと
MEPAの構造式はそれぞれ次式のように推定された。
。 FEPA:lトム1a−Lcu−Thr−Asn−^s
p−++:5−phe−ieu−八rg−Phe−Nl
12 M E  P A  :  If−Ala−1eu−八
Ia−Gly−Asp−His−Phe−Phe−Ar
g−Phe−Nl12 実コLEL:神杆ベブf−ドの合成 合成はタベてアプライド・バイオシステムズ社製ベブブ
ド合成機430Δを用いる固相ベブヂド合成機により、
同社製の保護アミノ酸を用いて77つだ。樹脂からの脱
離及び保護基の除去にはl−4F −アニソール法を用
い、樹脂除去復の凍結乾燥物1よ逆相系カラムを用いた
l」P L Oにより精製した。
合成品は、天然物の場合と同様に、アミノ酸分析、アミ
ノ酸配列分析、FA[3質層分析により描込確認を行っ
たのち前記と同じ活性試験に供した。
その結果、合成のFEPA、MEPAは、各々逆相系及
び陽イオン交換カラムを用いたH I) L C上の?
初にJ3いて、天然のFEPA、MEPAと−・致した
。さらに、生物活性においても合成品と天然品は一致し
、先に記したFEPA、MEPAの化学構造が&V認さ
れた。
実施例5:神経ベブブドのフラグメンl−ペプチド実[
4ど同様の方法を用いて、以下のノラグメントベブチド
を合成、蹟暫し生物活性を調べたところ各々FEPA、
MEPAより多少減弱されてはいるものの充分な活性(
それぞれ約173の活性)を認めた。
5−10  FEPA :1ト^sp−His−Phe
−Leu−Arg−Phe−Nl125−10  HE
PA  :  H−Asp−1tis−Phe−Phe
−八rg−PhQ−8112征」【】Lが 明細V(中で引用した文献を以下に列記Jる。
(1ン  5cience、  197.  θ70(
+977)■ Zoologicat 5cience
、 4.395 (1987)■ Peptides、
 9. t25 (1988)(4)  Peptid
es、 9.915 (1988)<5)   Pro
c、Natl、八cad、sci、UsA、  82.
 7757  (1985)(6)  Co11p、8
iochcm、Physiol、、 81C,6? (
1985)(7)  C011p、BioChell、
PhySiOl、、 85C,207f198G)■ 
Brain Re5earch、 422.374(1
987)■ 科学、51. TO(1981) ω 科学、51.109 (1981)
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で行なったFEPAの精製段階のH
P L Cクロマトグラムと得られたFEPAの活性試
験結果を示ず図である。△は最終段階1つ前のHPLC
クロマトグラムであり、Bは最終段階のHP L Cク
ロン1〜グラムである。CはBで(9だ活性物質の低濃
度(3四分/d生理的塩類溶液)でのコナガニシr#古
牽引筋の甲−収縮に対する増強作用を検定した結果であ
る。Dは高濶麿(30匹分/d生理的塩類溶液) −(
″の1ナガニシ爾汎牽引筋収縮惹起作用を検定した結果
である。 第2図は、実施8112で行なったM E I) Aの
精製IiJ柊段階の1(PIGクロマトグラム(第2図
B)、(qられた粗MEPA(30匹分/rnl!生理
的塩類溶液)の収縮惹起活性に及ぽケマー奮ナリール醇
どシスティンの効IJ! (第2図へ)、精製MEPA
の高濃瓜(150匹分/d生即的塩類溶液)での収縮惹
起活性(第2図C)、J3よび精製M E ))への低
濃度(3Vc分/ d ’t’理的塩類溶液)での一過
性収縮増強活性についての活性試験結果を承り図である
。なお、Dにおいて活性物質は一過性収縮の8分前から
投与したく矢印)。 第・2図 3/rnR

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: H(X)_n−Asp−His−Phe−Y−Arg−
    Phe−NH_2[式中、Xはアミノ酸残基を示し、Y
    はLeuまたはPheを示し、nは0〜4の整数である
    ]で示される興奮性オリゴペプチド。
  2. (2)軟体動物の筋収縮を増強する請求項1記載のオリ
    ゴペプチド。
  3. (3)軟体動物が前鰓類のコナガニシである請求項2記
    載のオリゴペプチド。
  4. (4)コナガニシ歯舌牽引筋の単一収縮活性を有する請
    求項3記載のオリゴペプチド。
  5. (5)軟体動物が斧足類のムラサキイガイである請求項
    2記載のオリゴペプチド。
  6. (6)ムラサキイガイ足糸前牽引筋の一過性収縮活性を
    有する請求項5記載のオリゴペプチド。
  7. (7)式: H−Ala−Leu−Thr−Asn−Asp−His
    −Phe−Leu−Arg−Phe−NH_2 で示される請求項1〜4のいずれかに記載のオリゴペプ
    チド。
  8. (8)式: H−Ala−Leu−Ala−Gly−Asp−His
    −Phe−Phe−Arg−Phe−NH_2 で示される請求項1、2、5および6のいずれかに記載
    のオリゴペプチド。
  9. (9)式: H−Asp−His−Phe−Leu−Arg−Phe
    −HH_2で示される請求項1〜4のいずれかに記載の
    オリゴペプチド。
  10. (10)式: H−Asp−His−Phe−Phe−Arg−Phe
    −NH_2で示される請求項1、2、5および6のいず
    れかに記載のオリゴペプチド。
  11. (11)コナガニシ神経節またはムラサキイガイ足糸前
    牽引筋の有機溶剤抽出物をゲル濾過し、逆相カラムを用
    いて高速液体クロマトグラフ処理し、陽イオン交換クロ
    マトグラフ処理し、逆相カラムを用いてイソクラティツ
    ク溶出を行なうことからなる、請求項1〜8のいずれか
    に記載のオリゴペプチドの製造方法。
  12. (12)通常の固相ペプチド合成法によって合成するこ
    とからなる、請求項1〜10のいずれかに記載のオリゴ
    ペプチドの製造方法。
  13. (13)請求項1〜10のいずれかに記載のオリゴペプ
    チド1種以上からなる実験用試薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110305194A (zh) * 2019-07-18 2019-10-08 河南科技大学 一种抗菌多肽及应用
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