JPH02305641A - 多色平版校正機の刷版位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は多色平版校正機の各色印刷層を正しく見当合
せするに用いられる刷版位置決め装置に関するものであ
る。

（従来の技術） 一般に、一工程で２色以上の多色印刷を行う多色平版校
正機では印刷物の見当合せの手法として、第１色目の印
刷画像に第２色目以後の画像を刷り重ね、その結果、整
合不良の場合には第１色目の印刷版を基準として第２色
目以後の印刷版、即ち、版くわえ装置による当該印刷版
の装着位置を調節し、正しく見当の合った印刷物を得る
という試行錯誤的な方法がとられている。

しかし、上記方法では印刷用紙と労力の無駄を生ずるた
め、最初から見当の合った印刷物が得られるようにする
ことがましい。そこで本出願人は、かかる目的に沿うも
のとして、先に実公昭６２−１０１２８号公報に開示さ
れた刷版位置め装置な提案した。

それは多色平版校正機の２つの版定盤に版くわえ装置を
介してそれぞれ第１色目の印刷版、第２色目の印刷版を
位置決め可能に装着し、レジスタ・マーク検認装置を位
置整合手段を介して各版定盤の上方に着脱自在に架着し
その検認装置の架台に２個の顕微鏡を配置して版面上の
レジスタ・マークへ位置合せ可能に固定し、第１色目の
印刷版のレジスター・マークを基準として当該検認装置
の顕微鏡で第２色目の印刷版のレジスタ・マークの位置
ズレを読み取り、その位置ズレを解消する方向へ第２色
目の印刷版を位置決めするように構成されている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来例によれば、第１色目及び第２色目の印刷版の
画像がそれぞれ相対的に同一の位置に整合され、完全に
見当の合った重ね刷りの印刷物が得られる。しかしなが
ら、なお以下の点で改良の余地がある。

イ、上記従来例では、レジスタ・マーク検認装置の顕＠
鏡を個別に覗き込まなければ、レジスタ・マークの位置
χ′しを視認することはできない。

従ってその位置ズレを解消するには第２色目の印刷版全
体をとのように位置修正すべきかを素速く判読すること
が困難である。

口、しかも、大型の多色校正機にあっては反操作側に位
置する顕微鏡を覗き込むのに、背の低い作業者では踏み
台等を用いなければならない。

このため検認・位置決め作業に手間どる。

本発明はこのような事情を考慮したもので、上記イ・口
の難点を解消することを課題とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するために、前記従来の刷版位
置決め装置を以下のように改良したものである。

即ち、レジスタ・マーク検認装置の顕微鏡に代えて電子
撮像光学系を用いるとともに、当該検認装置の架台に表
示手段を搭載し、複数の電子撮像光学系で撮像したレジ
スタ・マークの画像を表示手段で同時に表示するように
構成したことを特徴とするものである。

（作　用） 本発明では、版面に記録された複数のレジスタ・マーク
を各電子撮像光学系でそれぞれ撮像し、それらの画像を
表示手段で同時に表示する。即ち、第１色目の版定版の
上側にレジスタ・マーク検認装置を架着し、版面上の複
数のレジスタ・マークの位置を表示手段の表示画面上で
標線等により読み出す０次いでその検認装置を第２色目
の版定版の上側へ架着し、同様に第２色目の版面上のレ
ジスタ・マークを表示手段の各表示画面上に同時に写し
出す。作業者はそれらの表示画面より１２色目のレジス
タ・マークの位置ズレを同時に視認できる。これにより
第２色目の印刷版全体をどのように位置修正すべきかを
素速く判読することができる。

（実　施　例） 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。第１図
は、本発明の一実施例を示すレジスタ・マーク検認装置
の斜視図、第７図は、その検認装置を具備して成る多色
平版校正機の斜視図である。

この多色平版校正機は第７図に示すように、フレーム１
に２つの版定盤１１・１２及び１つの紙定版１３を列設
し、後述する刷版位置決め装置１８で各版定盤１１・１
２に印刷版Ｐｌ−Ｐ２を位置決め可能に装着し、フレー
ム１の両側に一対のはすばラック１４・１４を立設し、
このはすばランク１４・１４にキャリッジ６を走行可能
に搭載し、キャリツノ６は版定盤１１・１２と同数のブ
ランケット胴７を備え、キャリッジ６の１回の走行で紙
定版１３上に載置固定した印刷紙Ｐ３に２色の画像を重
ね刷りをするように構成されている。なお、第７図中符
号２及び３はそれぞれ第１色目及び第２色目のイニキン
グ装置、４はダンプニング装置、５は印刷版の整面液容
器、２０は版くわえ装置、４０はレジスタ・マーク検認
装置、１５は当該検認装置４０の走行用〃イドレールで
ある。

本発明に係る刷版位置決め装置１８は、各版定盤１１・
１２に付設された版くわえ装置２０・２０と一対のガイ
ドレール１５・１５に沿って移動可能に設けられたレジ
スタ・マーク検認装置４０とから成る。

版くわえ装置２０は第１．第５．第６図に示すように、
版定盤１１（１２）の左側面に基台２１を固設し、基台
２１の上面にスペーサ２２を固定し、多数のくわえ爪２
４を有する版わえ板２３をスペーサ２２の上面に位置調
節可能に設け、爪捏作ハンドル２５でくわえ爪２４を手
動繰作して印刷版Ｐ、（Ｐ２）を咬持させ、その版くわ
え板２３を下記の偏心ビン３１ａ〜３１ｃで基台２１に
対して位置調節し、締結具２６で版くわえ板２３を固定
するように構成されている。

上記版くわえ板２３は操作側Ａと反操作側Ｂと中央部Ｃ
とにそれぞれピン軸支持具２７ａ〜２７ｃを備え、操作
側Ａのピン軸支持具２７ａで１つのピン軸３０ａと２つ
の手動軸３３ｂ・３３ｃを軸支し、他のピン軸支持共２
７ｂ・２７ｃでそれぞれピン軸３０ｂ・３０ｃを軸支し
、各ピン軸３０ａ〜３０ｃにはその下部に偏心ビン３１
ａ〜３１ｃを一体に形成し、操作側Ａのピン軸３０ａと
各手動軸３３ｂ・３３ｃにピン繰作ハンドル３４ａ〜３
４ｃを固定するとともに、各手動軸３３ｂ・３３ｃに大
径及び中径の駆動プーリ３５ｂ・３５ｃを固定し、中央
部Ｃと反操作側Ｂに位置するピン軸３０ｃ・３０ｂにそ
れぞれ小径及び大径の従動プーリ３６ｃ・３６ｂを固定
し、各駆動ブーＩＪ３５ｂ・３５ｃと従動プーリ３６ｂ
・３６ｃに伝動ヘルド３７ｂ・３７ｃを張設して構成さ
れている。

一方、基台２１には第５図に示すように、操作側Ａと反
操作側Ｂと中央部Ｃに上記偏心ビン３１ａ〜３１ｃがそ
れぞれ嵌入する長孔２８ａ〜２８ｃがあけられており、
中央部の長孔２８ｃと池の２個の長孔２８ａ・２８ｂと
で孔の方向を変え、上記ピン操作ハンドル３４ａ〜３４
ｃを回動操作することにより、基台２１に対して版くわ
え板２３を位置調節し得るように構成されている。これ
により作業者は操作側より容易に印刷版の位置を調節で
きる。

なお、上記実施例ではピン軸３０ａ〜３０ｃ及び手動軸
３３ｂ・３３ｃを版くわえ版２３に付設したピン軸支持
具２７ａ〜２７ｃで軸支するものについて例示したが、
これらのピン軸や手動軸を基台上に立設支持するととも
に、版くわえ版２３に偏心ビン３１ａ〜３１ｃが嵌入す
る長孔２８ａ〜２８ｃをあけてもよい。

上述した版くわえ装置２０における飯くわえ板２３の位
置調整機構は、少なくとも２色目（４色用の平版校正機
の場合には２〜４色目）の版定盤１２の版くわえ装置２
０に配設すれば良く、１色目の版定盤１１の版くわえ装
置２０においては必らずしも必要ではない。

レジスタ・マーク検認装置４０は、前後一対の基台４２
・４２に基枠４３と一対の〃イド棒４４・４４を架設し
て架台４１を構成し、一対の〃イド棒４４・４４にマー
ク検認光学系として３個のＣＯＤカメラ、撮像管等の電
子撮像光学系４５・４５・４５を搭載し、各電子撮像光
学系４５をそれぞれ版面ＰＳ上のレジスタ・マーク直上
へ位置合せ可能に構成し、反操作側の基台４２上に表示
手段として３個の小形ＣＲＴモニタ表示装置４６・４６
・４６を搭載し、各電子撮像光学系４５とＣＲＴモニタ
表示装置４６とを組合せて版面上の３ケ所のレジスタ・
マークを同時に表示するように構成されでいる。

上記基台４２の下面中央部には位置整合手段として、は
すばラック１４と同一ピッチの短いラック４７が固着さ
れ、下面両端部には偏心支軸４８を介して車輪４９が付
設されており、版定Ｊ！１１１（１２）上の所定位置で
偏心支軸４８をハンドル４８ａで回動操作して車輪４９
を跳ね上げることにより、はすばラック１４と当該位置
整合用のラック４７とを係合させるように構成されてい
る。なお、はすばラック１４の所定位置と上記位置整合
用ラック４７には合印が付してあり、各版定盤１１・１
２に対して相対的に同一の位置へ架台４１を架着し得る
ように構成されている。

各電子撮像光学系４５は光学台５０で支持し、光学台５
０を２組の摺動梁５１・５３で水平移動可能に支持し、
各電子撮像光学系４５を第１色目の印刷版Ｐ、上の各レ
ジ又り・マーク直上に位置合せした後、各摺動梁５１・
５３を固定ねヒ５２・５４で固定するように構成されて
いる。

第２図は電子撮像光学系４５で撮像したレジスタ・マー
クの画像５５を標線５６とともにＣＲモニタ表示装置４
６に表示する映像信号処理回路の一例を示す図である。

この映像信号処理回路６０はコンボノット同期回路６１
と合成信号発生回路６２と、輝度レベル信号発生回路６
３と電子式切替スイッチ６４とで構成されている。電子
撮像光学系４５から出力される映像信号ｉはコンポジッ
ト同期回路６１と電子式切替スイッチ６４の一方の端子
に入力され、コンボノット同期回路６１で映像信号ｉよ
り同期信号ｊを分離し、その同期信号ｊは合成信号発生
回路６２へ入力される０合成信号発生回路６２は標線５
６を表示するための合成信号ｋを出力するが、この合成
信号には、上記同期信号ｊによって出力のタイミングが
制御され、再びコンポジット同期回路６１へ帰還して合
成制御信号ｌを出力する。

この合成制御信号ａは電子式切替スイッチ６４に入力さ
れ、前記映像信号ｉと、輝度レベル信号発生回路６３よ
り他方のスイッチ端子へ出力される標線信号ｍとを、合
成制御信号ｐのタイミングで切換え、ＣＲＴモニタ表示
装置４６にレジスタ・マークの画像５５と標線５６とを
同時に表示する。なお、標線５６の輝度レベルは輝度レ
ベル信号発生回路６３を調整することにより所望の明る
さに設定できる。

また、合成信号発生回路６２には標線５６の表示位置を
制御する標線コントローラ６５が接続されており、制御
信号ｑを合成信号発生回路６２へ送り、合成信号にの出
力タイミングを修正することによりＣＲＴモニタ表示装
置４６に表示される標線５６の位置を任意に移動し得る
ようにｖｔ成されている。

これにより、第１色目の版面のレジスタ・マーク上へ電
子撮像光学系４５を位置合せする際に、それほど厳密に
設定する必要がなくなることになる。すなわち、ＣＲＴ
モニタ表示装置４６の視野内にレジスタ・マークの画像
５５が表示できれば、標線５６をそのレジスタ・マーク
５５へ整合すせることができるからである。ちなみに、
ｗ＆３図は第１図の電子撮像光学系４５を示し、この場
合には落射照明用の光源４５ａにより版面ＰＳを照明し
、そのスポット状の照明領域内へレジスタ・マークが位
置するように光学台５０を位置合せすればよい、また第
４図に示す反射照明の場合には第２図中符号５８で示す
一対のひげ状の目安位置指示体を電子撮像光学系４５の
下面に垂下付設し、この一対の目安位置指示体５８・５
８の中間にレジスタ・マークが位置するように、前記光
学台５０を位置合せすればよい。

本実施例では第２図の構成によるＣＲＴモニタ表示装置
４６を３組具備しているが、第８図に示すように１台の
ＣＲＴモニタ表示器の画面を３分割し、そこへそれぞれ
レジスタ・マークの画像５５と標線５６とを表示するよ
うにしてもよい。

以下上記刷版位置決め装置１８の操作方法について簡単
に説明する。

■　先ず各版定盤１１・１２上にそれぞれ第１色目の印
刷版Ｐ１と第２色目の印刷版Ｐ２を載置し、版くわえ装
置２０の爪操作ハンドル２５を手動繰作して各印刷版Ｐ
１・Ｐ２を版くわえ版２３にくわえ爪２４・２４・・・
・・・で咬持させる。

■　次いでレジスタ・マーク検認装置４０を〃イドレー
ル１５・１５に沿わせて第１色目の版定盤１１上へ移動
させ、所定位置でハンドル４８ａを回動繰作して車輪４
９を跳ね上げ、はすばラック１４・１４上に位置整合用
ラック４７を介して架台４１を架着する。そして、版面
ＰＳ上のレジスタ・マーク直上へ各電子撮像光学系４５
を位置合せして固定ねじ５２・５４で各摺動梁５１・５
３を固定する。

■　次いでＣＲＴモニタ表示装置４６にレジスタ・マー
クの画像５５と標線５６とを映像信号処理回路６０を介
して合成し、標線コントローラ６５で標線５６を適宜移
動させ、３台のＣＲＴモニタ表示装置４６・・上でそれ
ぞれレジスタ・マーク５５へ標線５６を整合させる。

■　次いで、そのレジスタ・マーク検認装置４０を第２
色目の版定盤１２上へ移動して、上記とと同様に架台４
１をはすばラック１４・１４上に架着する。そして、各
ＣＲＴモニタ表示装置４６・・に写し出されたレジスタ
・マークの画像５５と標線５６とを見比べながら、版く
わえ装置２０のビン操作ハンドル３４ａ〜３４ｃを回動
操作し、レジスタ・マークの画像５５が標線５６へ整合
するように第２目色の印刷版Ｐ２を位置決めする。位置
決めが完了したら締結具２６で版くわえ板２３を固定す
る。

さらに多色の版定盤を備える校正機にあっては、第３色
目、第４色目についても上記■の操作を順次くり返し、
あとは第７図のキャリツノ６を走行させて、印刷紙Ｐ、
に各色画像を重ね刷りする。

なお、上記実施例では、レジスタ・マーク検認装置４０
を第１図に示したものについて説明したが、これに限る
ものではなく、架台４１の構造、電子撮像光学系、表示
手段等についても、多様な変形を加えて実施し得ること
は伝うまでもない。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明ではマーク検認光
学系を電子撮像光学系で構成するとともに、当該レジス
タ・マーク検認装置の架台に表示手段を搭載し、複数の
電子撮像光学系で撮像したレジスタ・マークを表示手段
で開示に表示するように構成したので、以下のような効
果を奏する。

イ、複数のレジスタ・マークを同時に観察できるので、
第１色目の印刷版に対して、第２色目の印刷版全体をど
のように位置修正すべきかを素速く容易に判読すること
ができる。

口、大型の多色校正機であっても、従来例のように顕微
鏡を覗き込む必要がないので、背の低い作業者でも踏み
台なしで検認作業ができる。

ハ０版くわえ装置のピン軸を、操作側へ付設した手動軸
で伝動ベルトを介して操作するようにした場合には上記
イロとの相乗効果により、検認作業とともに印刷版の位
置決め作業がし易くなり、作業能率が向上する。

【図面の簡単な説明】

図面はいづれも本発明に係る実施例を示し、第１図はレ
ジスタ・マーク検認装置の斜視図、第２図は映像信号処
理回路を示す図、第３図は落射照明式の電子撮像光学系
を示す図、第４図は反射照明式の電子撮像光学系を示す
図、第５図は版くわえ装置の要部平面図、第６図は版く
わえ装置の要部縦断面図、第７図は多色平版校正機の斜
視図、第８図は表示手段の他の表示例を示す正面図であ
る。 １１・１２・・・版定盤、　　２０・・・版くわえ装置
、２１・・・基台、　２３・・・版くわえ板、　３０ａ
・３０ｂ　・３０ｃｍピン軸、　　３１ａ・３１ｂ・３
１ｃ・・・偏心ピン、　　３３ｂ・３３ｅ・・・手動軸
、３Ｓｂ・３５ｃ・・・駆動プーリ、　３６ｂ・３６ｃ
・・・従動プーリ、　　３７ｂ・３７ｃ・・・伝動ベル
ト、４０・・・レジスタ・マーク検認装置、　４１・・
・架台、４５・・・電子撮像光学系、　４６・・・表示
手段（ＣＲＴモニタ表示装置）、　　４７・・・位置整
合手段（位置整合用ラック）、　　５５・・・レジスタ
・マーク画像、Ａ・・・操作側、　Ｂ・・・反挿作側、
　Ｃ・・・中央部、Ｐｌ・Ｐ２・・・印刷板、　ＰＳ・
・・版面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、多色平版校正機の複数の版定盤に版くわえ装置を介
   してそれぞれ印刷版を位置決め可能に装着し、レジスタ
   ・マーク検認装置を位置整合手段を介して各版定盤の上
   方に着脱自在に架着し、その検認装置の架台に複数のマ
   ーク検認光学系を版面上のレジスタ・マークへ位置合せ
   可能に固定し、一の印刷版のレジスターマークを基準と
   して当該マーク検認光学系を介して他の印刷版を位置決
   めするように構成した多色平版校正機の刷版位置決め装
   置において、各マーク検認光学系を電子撮像光学系で構
   成するとともに、架台に表示手段を搭載し、複数の電子
   撮像光学系で撮像したレジスタ・マーク画像を表示手段
   で同時に表示するように構成したことを特徴とする多色
   平版校正機の刷版位置決め装置