JPH02303879A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、熱転写方式にて画像を形成する工程と、イン
クシートを再生する工程とを有する画像形成装置に関す
る。さらに詳しくは、該画像形成装置の改良に関する。

［従来の技術］ 上記画像形成方法に使用される画像形成装置として、本
発明者らは、熱転写方式で画像形成し、該画像に固体イ
ンクを付着させ、該画像形成体を再生する画像形成装置
を提供した。　゛［発明が解決しようとする課題］ しかし、ここで提案された画像形成装置は、導電性粉体
インクの電荷注入現像法によりインクシートの絶縁性の
部分にのみ付着させた粉体インクを融着してインク層を
形成させてから、通常の熱転写プロセスにより画像形成
をする。すなわち、インク層にインクが少量残っており
、インクの充てんされるべき部分が、導電性のインク層
が残ったために導電性であると、その部分に粉体インク
が電荷注入現像されずインクシートの再生が起こらない
、そのため、薄層でインク層が残留し易いような場合に
は、再生時の画質が安定しない、特に、インク層に未使
用部分が残りやすい階調画像の画像形成を行った場合に
この現象が顕著となる。

また、インク層が薄層の部分は、容易に転写し易く画像
以外の部分に転写し易い、すなわち、カブリを生じ易く
なる。

そこで、本発明は、これら問題点を解決したものであっ
て、その目的は、熱転写方式にて画像を形成する工程と
、インクシートを再生する工程とを有する画像形成装置
において、画像形成する場合の画像品質を改善した画像
形成装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の画像形成装置は、熱転写方式にて画像を形成す
る工程と、インクシートを再生する工程とを有する画像
形成装置において画像を形成する工程の後、薄層化した
インク層を剥離する工程をインクシートを再生する工程
の前に有することを特徴とする。

［作用］ 本発明の上記構成によれば、熱転写方式にて画像を形成
する工程と、インクシートを再生する工程とを有する画
像形成装置において、インク層の空隙部に於て、インク
シートにある熱量を加えると、インク層の薄い部分は、
完全に溶融し、規定の膜厚を有する部分は、インク層上
部まで、溶融しない、これにより、インク層側にロール
等を押し当ててインク層の薄層部分のみを選択的に、剥
離させることができる。これにより、従来の再生方式で
は、インク層の薄層部分が転写される地汚れ、あるいは
、再生後のインク層厚みの不均一性を防止することがで
きる。

［実施例］ 本発明の実施例を図面により詳細に説明する。

第１図に、本発明の粉体インクを用いた熱転写方式にて
画像を形成する工程と、インクシートを再生する工程と
を有する画像形成方法を模式的に示す。

絶縁性支持体２上にインク層３を有するインクシート１
が矢印４方向へと移動し、サーマルヘッド５によって、
矢印６方向に進行する記録媒体７へとインクが転写し、
記録媒体７へと画像が形成される（熱転写方式にて画像
を形成する工程）。

基本的には、画像形成によって、インクシート１上には
、インク層の空隙部８とインク層の付着部９とが形成さ
れる。しかし、サーマルヘッドにかかる熱量あるいは、
電流値が変化することによりインクの薄層部１０も同時
に形成される。

次に、インクシートは、剥離部１１に接触する。

インクシートは、加熱ローラ１２により、シート側から
一定の熱量で加熱され、剥離部１１で、シートあるいは
ドラムが接触する事により、成る膜厚以下のインク層が
、Ｈ雌部１１に転写される。

このことにより、インクシートはインク層の剥離部とあ
る膜厚以下のインク層付着部に振り分けられる。ここで
、加熱ローラ１２の熱源は、インク固定手段１７で加熱
方式をとる場合には、同じにすることができる。

インクシート１の絶縁性支持体２に接するように電極１
３を配置し、インクシートｌを挟んで電極１３と反対側
に、粉体インク１４をインクシー゛　トｌ上へと順次供
給する導電性ローラー１５を配置する。電源１６により
電極１３と導電性ローラー１５との間にバイアス電圧（
以下、ｖｂと呼称する）を印加した状態で粉体インク１
４をインクシートｌ上へと供給する。インクシートのイ
ンク層の空隙部８に接触した粉体インク１４は、インク
層に働くバイアスｖｂにより絶縁性支持体２上に電荷注
入による静電気力にて付着する。しがし、イ、ンクシー
トのインク層の付着部９、ならびに、絶縁性支持体２へ
と付着した粉体インク上に接触した粉体インク１４は、
電荷が逃げてしまうので付着しない、この様にして、イ
ンクシートのインク層の空隙部のみに粉体インクを補充
することができる。粉体インクを補充したインクシート
１は、粉体インク固定手段１７にてインクシート上へ固
定化される０以上の工程によって、インクシートが再生
される。

ここで、サーマルヘッド５としては、溶融熱転写方式等
で使われるヘッドの他に、通電熱転写方式で使われるス
タイラスヘッドも使用でき、また、通電熱転写方式の場
合は、インクシートの構成がインクシートを挟んでイン
ク層と反対側に通電層等が形成される。記録媒体７とし
ては、普通紙、ＯＨＰシート等が使われる。また、粉体
インクを搬送する絶縁性ローラー１５、粉体インク固定
手段１７としては、電子写真方式にて公知で、ある磁気
ブラシ現像法、接触現像法等の方法が応用でき、ヒート
ロール定着法、フラッシュ定着法、圧力定着法等の方法
が適用できる。

［実施例１］ 粉体インクとして、 スチレンメチルメタアクリレート２０ｗｔ％パラフィン
ワックス　　　　　　１０ｗｔ％カルナバワックス　　
　　　　　１０ｗｔ％エチレン・酢酸ビニル共重合体　
１０ｗｔ％四二酸化鉄　　　　　　　　　　４０ｗｔ％
導電性カーボンブラック　　　　１０ｗｔ％とを混合・
混線・粉砕・分級し、平均粒径１０゜３μｍの粒子を作
製した。

この画像形成体及び粉体インクを用いて、実際に第１図
に示す方法で画像形成、インクシートの再生を行った。

印字ヘッドとして、解像度４０００ｄｐｉのサーマルヘ
ッドを使用した。なお、インクシートの絶縁性支持体と
して、４μｍ厚みのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを用い、インク層とし、ては、粉体現像剤Ａ１とほぼ
同一成分からなる組成物を４μｍ厚みに形成した。ｖｂ
を７５Ｖとした。

このようにして作製した画像形成物は、画像品質が良好
であり、ＯＤ値も１．６の画像が形成できた。また、表
面１形状が粉体インクより荒い紙（以下ラフ紙と称する
）を用いても鮮明な画像形成が確認された。

［比較例１］ 実施例１と同様の粉体インクおよび画像形成装置を使用
して、剥離工程を無くした画像形成を行った。この場合
、画像品質にムラが認められ、ＯＤ値も０．　８〜１．
６の間でバラついた。また、ラフ紙を用いると所々に地
汚れ、あるいは印刷抜けが認められた。

［発明の　　効果］ 以上述べたように本発明によれば、熱転写方式にて画像
を形成する工程と、インクシートを再生する工程とを有
する画像形成装置において画像を形成する工程の後、薄
層化したインク層を剥離する工程をインクシートを再生
する工程の前に有することにより、インクシートを再生
して使用する画像形成方法のインクシートの繰り返し再
生時の画質の安定性を大幅に上げることができるように
なった。さらに、インクシートの再生回数を向上でき、
ランニングコストが大幅に低減できた。なお、本発明の
粉体現像剤は、熱転写方式にて画像を形成する工程と、
インクシートを再生して使用する工程とを有する画像形
成方法による装置、例えば、プリンター、複写機、ファ
クシミリ等の装置以外でも幅広く応用できる０例えば、
電子写真方式を用いたプリンター、複写機、ファクシミ
リ等の装置に応用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の粉体現像剤を用いる、熱転写方式に
て画像を形成する工程と、インクシートを再生して使用
する工程とを有する画像形成方法を示す模式図。 以　　上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　鈴木　喜三部（他１名）第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱転写方式にて画像を形成する工程と、インクシートを
   再生する工程とを有する画像形成装置において画像を形
   成する工程の後、薄層化したインク層を剥離する工程を
   インクシートを再生する工程の前に有することを特徴と
   する画像形成装置。