JPH02303722A - 電極支持構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電解切削機の電極用の支持構造体に関する。

（従来の技術） 電解切削加工において、切削用電解質は複数のガラス管
によって切削中の表面まで運ばれ、電解切削機の電極を
形成する。これらの電極管の端部は切削対象物に接近し
て配置され、また切削により、電極管に対応する穴が対
象物に開けられる。

この工程は、例えば、ガスタービン・エンジンのタービ
ン羽根又は空気流の案内翼板の後縁部に冷却穴を開ける
場合に使用される。斯かるエンジンの用語中、羽根はエ
ンジンの回転部分中にあり、他方翼板は非回転部分であ
る。

電極管は正しい方向に配置されるように支持することが
必要である。これを達成するためにガイドブロックの２
分割部分の相対向する表面間で固定することが一般的に
行なわれている。その−例が米国特許ＵＳ４１８８５２
２に示されている。

この種の現在使用されている支持構造体では、電極管は
ガイドブロックの２分割部分の締付は面間で固定されて
いるが、この締付は固定面の一方には通常鋸歯状部が設
けられており、その幅は、電極管の直径及び電極間隔に
応じて、１個の鋸歯状部の２面とガイドブロックの他方
の分解部分の対向締付は固定面とによって形成された３
点固定部内に各電極管が保持されるように、選ばれる。

（発明が解決しようとする課題） 米国特許ＵＳ４１８８５２に示される支持構造体、及び
出願人の知るその他の全ての構造体においても実際に、
電極管の長軸は全て平行である。

しかし、その結果、例えばタービン羽根の後縁に穿孔す
るときに問題を生じることが、これまでにわかっている
。斯かる羽根は、その長手方向に軸に対してねじれてお
り、従って平行１７た電極管列が羽根の縁端部に接近し
て配置されるときは、ある限られた数の電極管のみがそ
の羽根の後縁の曲線帯上に取付けられ、またその数は、
更に取付けられた電極管のうち若干のみが羽根内で内部
冷却路と交差するに過ぎないので更に制限される。実際
に、通常の電極管間隔に基づいて、約７個の穴を開ける
ことができるに過ぎないことが見出されており、また羽
根の全長に渉って４０から５０の穴を開けることが要求
されるために、穿孔工程で、ごく少数の穴を１回毎に開
けながら羽根の長辺に沿って一連の電解切削を行なうこ
とが必要である。

その結果冷却孔の穿孔をタービン羽根もしくは翼板の後
縁に行なうことは、時間のかかる工程である。

従って、本発明は、タービン羽根の縁端部などの曲線経
路に沿って一連の穴を穿孔するために必要な切削操作の
数を減少することを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 最も一般的には、本発明は電極管の長軸がこれら電極管
列に沿ってその配向が変わることを目的としている。

従って、本発明は、２分割のガイドブロックと複数の電
極管から成り、電極管が実質的に直線状に、ガイドブロ
ックの２分割部分の対向表面間に締付は固定され、電極
管の長軸の方向がこの直線に沿って変化する構造の電解
切削機用の支持構造体を提供することもできる。

通常この直線は、電極管の両端がタービン羽根の後縁の
形状に一致することができるように曲線を成す。ここで
電極管の長軸が羽根の縁辺に垂直であることが不可欠で
はないということに注意しなければならない。ある状況
の場合には、穴が後縁に対して傾斜していることが望ま
しいことがあり、これは電極管の締付は固定を適切に行
なうことによって達成することができる。公知の装置に
おけると同様に、ガイドブロックの一方の締付は面に鋸
歯状部を設けて、電極管をこの鋸歯状部と、他方のブロ
ックの対向表面との間に保持するように、電極管を締付
は固定することもできる。この時、電極の切削方向は、
ガイドブロックの上記鋸歯状部の配置によって決定され
る。

電極管の長軸方向の変化は、電極管列に沿って連続させ
ることもできる。しかし締付は面の一方を段階状に構成
し、この段階状の角度に表面の長手方向に変化のある装
置を提供することが比較的容易である。従って、電極管
列の長手方向に一連の複数の電極管群が、その各群が一
定の特定の段階状に位置し、且つその各電極群中の各電
極が事実上平行位置にあるように配置される。

通常、電極管を機械加工すべき対象物からガイドブロッ
クの反対側で直線状に締付は固定することが望ましく、
また電極管が機械加工すべき対象物から離れたガイドブ
ロックから出ているときに、電極管の損傷を防止するた
めに、切削すべき対象物からガイドブロックの反対側の
締付は面が朝顔形に開いた状態にすることが好ま（２い
。このような方法で締付は面の縁辺が電極管から離れる
様になる。

（実施例） 添付図面を参照して、実施例により、本発明の実施態様
を以下に説明する。

第１図より第３図において、ガスタービン拳エンジンの
エンジン羽根１には、冷却孔２又は３が形成されている
。第１図に示したように、これらの冷却孔は、穴２で示
したように羽根１の後縁４に対して垂直であってもよく
、又は六３で示したように後縁４に対して傾斜させても
よい。穴２又は３は、第２図に示した羽根１内の内部冷
却路５に達している。

第３図の端末図から理解できるように、穴２又は３が穿
孔されている羽根１の後縁４は直線状ではなく、羽根１
の軸方向のねじれのために曲線状をなしている。従って
、穴２は曲線状に配列されているのみならず、これらの
穴の中心軸も羽根１の後縁４の長手方向に沿って互いに
相対的に変化している。以下に説明するように、本発明
はこの後縁４の方向に電極管を配向させようとするもの
である。

第４図に、本発明による構造体中の電極棒を支持するた
めのガイドブロックを示す。ガイドブロック１０は、電
極管をその間に固定する相対向する締付は固定面１３．
１４を有する２つの部分１１．１２から成っている。ガ
イドブロックは、前記固定面１３．１４以外に通常長手
形の面を持っている。第４図に見ることができるように
、対向する締付は而１４の一方が複数の切込み面１５゜
１６及び１７に段階状になっており、これら切込み面は
夫々平面状であるが、切込み面１５．　１６゜１７は互
いに相対的に傾斜している。ガイドブロック１０の他方
の締付は而１３は、表面１４と組み合うように成形され
ているが、またその中に電極管の所望の間隔に対応する
間隔１９で鋸歯状部１８を有する。電極管は鋸歯状部１
８内に在るように位置決めされ、これらの鋸歯状部１８
の表面と、これに対向する締付は面１４の近接部との間
で３点接触により確保される。ガスタービン羽根に穿孔
するために望ま（７い間隔１９は約０．７６ｍ１１であ
る。第４図に示したように、鋸歯状部１８は、一般にガ
イドブロックの側面２０と平行に切込まれており、従っ
て第１図に示した垂直孔２を穿孔するために適している
。これら鋸歯状部を適当な角度で傾斜させることによっ
て、傾斜孔３を穿孔することもできる。

切込み１５．１６及び１７の相互の相対的傾斜は、一般
にガスタービン羽根１の後縁４に従っている。勿論、表
面１４の長手方向に連続変化するように配列することも
可能であるが、第４図に示した配列での切削加工が比較
的容易であり、また満足すべき結果が得られる。また表
面１３．１４がガイドブロックの側面２０に対］２て垂
直な方向に伸びているのではなく、タービン羽根１の後
縁の曲率に一致するように曲線状を成していることに注
目すべきである。

第５図は、第４図のガイドブロック１０の横断面図であ
って、ガイドブロックの２分割部分１２゜１３の間にガ
ラス電極管３０を確保している状態を示す。第５図に示
されているガラス管３０は、ガイドブロックの下部から
、ある角度で現われているが、表面１４が段階状である
ことは、それ以後の電極管がある異なる角度で現れ、従
って矢印３１で示したように電極管列に沿って角度が変
化している。

第５図は、電極管３３が、ガイドブロックの２分割部分
１１．１２の間で、その長さのうちの部分３２において
のみ確保されており、切削されるべき対象物からガイド
ブロックの対向側に対向面１３．１４の朝顔状に開口し
た領域３３がある。

この朝顔状の開口部では、ガラス管列をガイドブロック
上で直線状に締付は固定することができるように、ガラ
ス管３０を更に曲げることも可能である。この第３の領
域が設けられていなかったとすると、ガラス電極管がガ
イドプロッタ１０から現れる箇所で、このガラス管が破
損する危険がある。

ガイドブロックの長手方向に設けられる電極の数は、ガ
スタービン羽根に穿孔される穴の数によって決まるが、
代表的な場合には４０本乃至５０本が必要である。

〔発明の効果〕

本発明を、ガスタービン羽根の穿孔を参照して説明した
が、空気流の案内翼板の穿孔、及び事実上穿孔される穴
が平行でなく、互いに傾斜している如何なる構造体に対
しても本発明は適用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図まではタービン羽根の側面図、平面図
及び端面図、第４図は本発明の支持構造体に使用するた
めのガイドブロック、第５図は第４図のガイドブロック
の端面図である。 １・・・タービン羽根、２，３・・・冷却孔、４・・・
羽根の後縁、５・・・内部冷却路、１０・・・ガイドブ
ロック、１１、ｉ２・・・ガイドブロックの２分割部分
、１３．１４・・・固定面、１５．１６．１７・・・切
込み面、１８・・・鋸歯状部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電解切削機用の電極支持構造体であって、２分割の
   部分を有するガイドブロック及び複数の電極管より成り
   、前記電極が実質的に直線上にあるようにガイドブロッ
   クの２分割部分の相対向する表面間で締付け固定されて
   おり、前記電極管の長軸の方向が前記直線に沿って変化
   することを特徴とする電極支持構造体。 ２、請求項１記載の構造体において、前記電極管列がそ
   の電極管の少なくとも若干の軸に対して全体的に垂直方
   向に湾曲していることを特徴とする構造体。 ３、請求項１記載の構造体において、前記対向表面の少
   なくとも一方が複数の平面状の切込み面を有し、各切込
   み面の平面が隣接する切子面の平面に対して相対的に傾
   斜していることを特徴とする構造体。 ４、請求項１ないし３のいずれかに記載の構造体におい
   て、前記対向表面が前記ガイドブロックの一方の面で朝
   顔状に開いて電極から離れていることを特徴とする構造
   体。 ５、請求項１ないし４のいずれかに記載の構造体におい
   て、前記対向表面の一方が鋸歯状部を有しており、各電
   極管が対応する１個の鋸歯状部内にあり、前記鋸歯状部
   の各面と他方の対向面との間に保持されていることを特
   徴とする構造体。 ６、実質的に、添付図面を参照して説明し、且つ添付図
   面に図解した通りの電極支持構造体。 ７、タービン羽根又は翼板中に穿孔する方法であって、
   前記穿孔を、請求項１ないし６のいずれかに記載の電極
   支持構造体を有する電解切削機を使用して行なうことを
   特徴とする方法。