JPH02302571A - 微細氷片による装飾方法 - Google Patents

微細氷片による装飾方法

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JPH02302571A
JPH02302571A JP12334689A JP12334689A JPH02302571A JP H02302571 A JPH02302571 A JP H02302571A JP 12334689 A JP12334689 A JP 12334689A JP 12334689 A JP12334689 A JP 12334689A JP H02302571 A JPH02302571 A JP H02302571A
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JP
Japan
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water
atomized
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hoarfrost
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Application number
JP12334689A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Ioka
井岡 政禎
Tetsuo Kanda
神田 哲郎
Eiji Kawada
河田 叡治
Isao Suzuki
功 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹木、氷体、その他の物体等支持体の表面を
微細氷片によって被覆し、人工的に霧氷体を作製し、各
種のイベント、スケート場、スキー場等に展示すること
を目的とした微細氷片による装飾方法に関する。
〔従来の技術〕
寒冷地や山岳地等の自然界において、霧氷は冬の華とし
て樹氷と並びよ(知られている。これは、0゛C以下の
低温下において、湿度、風速等の自然条件が揃った場合
、樹木等の表面に微細な水滴が着氷し、これが生長して
できるものである。これを人工的に造り出すために従来
、種々の研究がなされている。
例えば、水を寒冷気中に噴霧して人工雪を作る方法とし
て、水滴の直接冷却による方法(実開昭58−6554
8) 、霧と別途生成された氷晶を氷雪捕捉機に送り、
これから雪状物をかき取る方法(実開昭58−1624
79)、霧と断熱空気を混合させることによって人工雪
を作る方法(特開昭58〜193066)など多くの方
法が知られている。
また、特開昭59−124899では、氷像物の母体に
氷の付着を容易にするための媒体物を組合わせたものに
、氷点下の中で水を噴霧状態にして散布することにより
希望する氷像物を作る方法が述べられており、更に特公
昭62−19320では、技ぶりを矯正した枯木に非着
色水を散布して氷結させ、次にその表面に着色水を散布
氷結させ、更にその上に非着色水を散布氷結させた人工
樹氷の製造方法が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した従来の技術にあってはいずれも
人工雪の製造に関するものであるが、または氷温下にお
いて対象物体に通常の噴霧ノズルまたはスプリンクラ−
により散水して凍結させ木像物あるいは人工樹氷を作る
ためのもので、散布する水滴の粒子径が約1000−1
200μmの大きさであるため、水滴がつらら状となり
、霧氷を得ることはできない。
本発明者は霧氷支持体に対して微細な噴霧水と同時に該
支持体を寒冷気流下におくことにより微細氷片による霧
氷を作り得ることを見い出し本発明に至った。
〔課題を解決するための手段〕 本発明によれば、0”C以下の雰囲気中において、=1
0〜−50℃の寒冷気流下、またはドライアイス微粉粒
散布下の親水性表面を有する霧氷支持体に、平均粒径が
10〜1100uの噴霧水を吹き付けることにより、該
支持体表面を微細氷片により被覆装飾することを特徴と
する微細氷片による装飾方法が提供される。
以下、本発明をより詳細に説明する。
天然に近い霧氷を霧氷支持体に形成させるためには、氷
温下において、噴霧する水滴粒子を小さくしたり、水滴
粒子を過冷却状態にしたり、または噴霧水の中に結晶核
を添加する等の方法を採用する必要がある さらに、形成される霧氷の形状は、噴霧水が過冷却状態
の水滴として霧氷支持体に付着したか等噴霧水滴の状態
、噴霧水量、気温、風速、湿度等の条件によって変化す
る。
本発明の方法は、天然の霧氷に極めて近似した微細氷片
を霧氷支持体に形成するための条件を高たし、人工的に
霧氷を形成させるものである。
霧氷支持体(以下、単に゛支持体とする。)としては表
面が親水性であるものがよく、20゛cにおける表面張
力が30ダイン/cm以上のような水に濡れ易いものが
好ましい。例えば、樹木、枯木、木材、金属、プラスチ
ックス、ゴム、繊維等で形成された各種形状の支持体が
使用できる。装飾体用としては、全表面積の90%以上
が直径10mm以下の線状体または棒状体のものが好ま
しい。これは樹木の霧氷に類似した装飾体を作製するこ
とができる。
噴霧水滴が支持体に付着した後氷結するためには、該水
滴が過冷却状態で支持体に到達する必要がある。そのた
め、水滴の粒径が、例えば100μm以上と大きいとき
には、大気温が一30℃のように十分に低い場合には氷
結するが、−10℃以上のように比較的高い場合には一
部の微小粒径の水滴のみが氷結するのみである。従って
、比較的温度の高い場合においても効率的に霧氷を作る
ために本発明においては、噴霧水滴を10〜100μm
として噴霧する。10μm以下では、支持体への付着率
が小さいため効率が低下する。
また、水滴中の氷の結晶核の発生確率は一35℃程度ま
では著しく少い。従って一10℃以上において比較的粒
径の大きい水滴を過冷却状態として支、特休に付着させ
た後直ちに凍結させるためには、噴霧水の一部を一35
℃程度まで過冷却させることが好ましい。このため噴霧
水にトライアイスを吹き付けたり、混合させる等のドラ
イアイス微粉粒散布下、または冷却空気等の冷却気体を
噴霧水に混合させたり、支持体を−10〜−50℃の寒
冷気流中におく等の寒冷気流下で噴霧水滴を噴霧するよ
うにする。
また、噴霧水と同時に圧縮空気をノズル等より噴出し断
熱膨張により約−40’Cで空気中の水分を凍結させて
氷結核を作ってもよい。この場合、高圧水に圧縮空気を
導入して同一のノズルから噴出す方式や、高圧水と圧縮
空気とを別々のノズルから噴出して先端で混合する方式
等公知のいずれの方式でもよい。
この際使用するドライアイスは200μm以下の微粉粒
であることが好ましい。また、寒冷気流は、本発明の方
法を屋外で実施する場合に屋外温度が−10〜−50℃
で、適当な風がある場合には風下に支持体を配置して風
上から噴霧水滴を噴霧してもよいし、一方屋内で実施す
る場合には、外気を流通人させたり、送風機等により屋
内に人工的に気流を生じさせればよい。
寒冷気流が〜10″Cより高い場合は、支持体上で完全
に霧氷とならずつらら状となり、また、−50℃以下の
低温では噴霧水が直ちに氷結し、支持体に到達したとき
に付着能がなくなるので好ましくない。
寒冷気流の流速は1〜20 m/secが好ましい。
l m/sec以下では、霧氷が生成できず、また20
m/sec以上では水滴の蒸発が促進され過冷却温度を
下げる効果はあるが、一方、氷結した霧氷が風により引
きちぎれ好ましくない。上記のようにして霧氷を作成す
る場合、支持体にあらかじめ水を散布して対象物の表面
を濡らしておくと効果がある。
本発明においては、噴霧水の中にあらかじめ0゜2重量
%以下の氷あるいは雪、または粒径1μm以下の粘土、
カオリン等の水に不溶性の鉱物、あるいはたんばく質、
キチン、セルロース等の水に不溶性の有機物を、これら
の単体あるいは混合物を添加させることにより噴霧水の
氷結及び付着を促進させることができる。
また、噴霧水として着色寄れた水を用いることによって
霧氷体に色彩による装飾をすることができるが、これは
照明のない昼間において特に効果がある。ただし氷片は
乱反射するので透明色ではなく、や−ぼかした色調にな
る。使用する色の種類としては、赤、黄の如き長波長の
ものが、散乱されに(く有効である。また、本発明の方
法で作製した霧氷にスボントライトを当てることにより
、夜間の装飾効果を増大させることもできる。
本発明の霧氷は、寒冷地の屋外で作製してもよいし、屋
内で条件を整備して作製することもできる。また、作成
した霧氷体は0℃以下に保持された断熱室内に保管して
、展示してもよい。この場合、該断熱室の壁面の一部を
透明にして観覧できるようにしてもよい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれら実施例に限られるものではない。
実施例1 第1図は本発明の一実施例の概要図、第2図は第1図の
霧氷の拡大図、第3図は第2図のA−A′断面図である
第1図において、断熱材1を配置し、内部を一20℃に
保冷した断熱室2の中に霧氷支持体として整枝された霧
氷支持体の枯木3を設置した。
まず、ポンプ4から約5 kg / clllの圧力で
送出した高圧水と送風機5からの40メツシユのドライ
アイスとを、水配管6および空気配管7を経て、噴霧ノ
ズル8から直径約100μmの噴霧氷滴9として枯木3
に噴霧した。高圧水の水滴は、混入されたドライアイス
によって過冷却され、噴霧された噴霧水滴9は直に微小
水片となって枯木3の表面に氷着して天然の霧氷に類似
した美しい霧氷11を作製することができた。
枯木3に付着した霧氷11は、第2図及び第3図に示す
ように微細な針状の氷片が、密に付着し、重層になって
いる部分もあった。
実施例2 第1図において、ポンプ4から約5 kg / crl
の圧力で送出した高圧水と圧縮機5からの圧縮空気とを
、水配管6および空気配管7を経て、噴霧ノズル8から
直径約100μmの噴霧水滴9として噴霧した。圧縮空
気は、吹き出しによる断熱膨張によって約−40℃に過
冷却されて空気中の水分が凍結されて氷結核を作り、高
圧水の水滴に混入され、実施例1と同様に枯木3の表面
に氷着して美しい霧氷11を作製することができた。
実施例3 第1図において、噴霧水をポンプ4から約10kg /
 cdの圧力で、噴霧ノズル8から直径約50μmの噴
霧水滴9を室内2に噴霧した。一方、室内2には、送風
機5により枯木3が設置される側壁に通風孔(図示せず
。)を設は支持体の枯木3の方向へ送風し、室内2内に
3 m/secの気流を生じせしめた。
この場合も、実施例1と同様に枯木3の表面に霧氷11
が作製された。
〔発明の効果〕
本発明の方法は、冬季の高山、寒冷地等特別な自然環境
においてしか見られない霧氷を、平地で人工的に再現さ
せることができるもので、展示、観覧用として利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の概要図であり、第2図は
第1図の霧氷の拡大図、第3図は、第2図のA−A’に
おける断面図である。 l・・・断熱材、2・・・断熱室、 3・・・霧氷支持体枯木、4・・・ポンプ、5・・・送
風機または圧縮機、6・・・水配管、7・・・空気配管
、8・・・噴霧ノズル、9・・・噴霧水滴、11・・・
霧氷。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)0℃以下の雰囲気中において、−10〜−50℃
    の寒冷気流下、またはドライアイス微粉粒散布下で、霧
    氷支持体に、平均粒径が10〜100μmの噴霧水を吹
    き付けることにより、該支持体表面を微細氷片により被
    覆装飾することを特徴とする微細氷片による装飾方法。
  2. (2)該噴霧水と共に、圧縮空気を同時に吹き付ける請
    求項(1)記載の微細氷片による装飾方法。
  3. (3)該支持体が親水性表面を有するものである請求項
    (1)または(2)記載の微細氷片による装飾方法。
JP12334689A 1989-05-17 1989-05-17 微細氷片による装飾方法 Pending JPH02302571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010113618A (ko) * 2001-12-07 2001-12-28 하종필 성에를 이용한 디스플레이 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010113618A (ko) * 2001-12-07 2001-12-28 하종필 성에를 이용한 디스플레이 장치

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