JPH02301550A - プラズマ溶射セラミックス皮膜のhip処理法 - Google Patents

プラズマ溶射セラミックス皮膜のhip処理法

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JPH02301550A
JPH02301550A JP12049189A JP12049189A JPH02301550A JP H02301550 A JPH02301550 A JP H02301550A JP 12049189 A JP12049189 A JP 12049189A JP 12049189 A JP12049189 A JP 12049189A JP H02301550 A JPH02301550 A JP H02301550A
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ceramic film
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原田 次郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラズマ溶射セラミックス皮膜のHIP処理
法に関する。特に、部分安定化ジルコニア皮膜の特質改
善法に閏する。
[従来の技術] 従来、高温のプラズマ炎(Ar、N*など)の中にセラ
ミックス微粉末を注入し、炎と共に基板上に吹き付けて
セラミックス皮膜を作成することはよく行なわれてきた
。然し乍ら、このプラズマ溶射法により製造されるセラ
ミックス皮膜は、膜内に気孔、クラック等を有し、特に
、開気孔が多く存在するため、下地金属の腐食やそれに
伴う皮膜の欠落の問題があった。
そこで、本発明者の1人は、このプラズマ溶射で作成さ
れたセラミックス皮膜に対して、HIP処理を行なった
ときの効果を研究し、ある程度有効であることを発表し
た(a、アメリカ窯業協会誌(A+s、Caram、S
oc、Bull、)、65巻[9]1306−10jj
 (1986))。
HIP処理方法については、(1)特開昭54−332
32号、■ブ【lシーディング 才ブ アンタフ(Pr
oceedings of ATTAC,’88.0s
aka)、1988年5月、及び(3)等方加圧技術 
小泉光恵 西原正夫編者、日刊「業新聞社発行 に2絨
がある。この(υとaには、HIP法を用いて加圧焼結
を行なう場合、加圧媒体が気体であるため、パイレック
スガラスや金属カプセル内に試料を封入して行なわれる
。このために、開気孔が多く、耐腐食性に劣るセラミッ
クス溶射被膜の改質にHIPを用いる場今もやはりカプ
セル封入が必要であり、カブヒルを使用するために、カ
プセル材料が、セラミ/ラス皮膜に付着し、種々の問題
を生じる。またカプセルを複雑な形状物に使用すること
は困難であり、広くT業的に使用することは、量産性の
面で問題があるものである。また、1−記の(りには、
カプセル封入の困難さを軽減した技術として、その第1
図に示されたようなガラス粉末が用いられた。
然し乍ら、カプセルを用いた場合には、焼結密度は向−
[、するものの、封入に手間が掛かることに加え、試料
とカプセルと、又はカプセル内の緩衝材(通常窒化硼素
が用いられる)との間に反応が生じるという問題があっ
た。(211の方法では、封入問題はなくせるものの、
緩衝材との反応の問題が解決されていない、また、単な
るカプセルフリー法の適用では、上記の問題が回避でき
るものの、溶射皮膜の開気孔を完全に閉気孔にするには
、H■P処理温度が高いものである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、ブシズマ溶射ヒラミ・/クス皮膜に多数存在
4−る開気孔をカプセルを用いずにそれを閉気孔にする
HIP処理方法を提供することを目的に一゛る。また、
本発明は、プラズマ溶射セラミックス皮膜の耐熱衝撃性
を向−Lできる溶射セラミックス皮膜改質方法を提供す
ることを目的にする。
更に、本発明は、カプセル化や前処理が不必要であり、
HIF処理を簡略化できるプラズマ溶射セラミックス皮
膜特性を改善するHIP処理法を提供することを目的に
する。
[発明の構成] [問題点を解決するための手段] 本発明は5 プラズマ溶射によりセラミックス皮膜を形
成し、得られたプラズマ溶射でラミックス皮膜に、カプ
セルフリー法のHIP処理法を施ケー際に、還元雰囲気
中で、昇温と昇圧を同時に進行させることを特徴とする
プラズマ溶射セラミックス皮膜の改質のためのHIP処
理法である。
[作用] 本発明によると、プラズマ溶射により、従来通りの方法
で、金属基板−トに作製した後に、HIP処理によりヒ
ラミックス皮膜に存在する開気孔のみを選択的に減少許
せ、閉気孔にできる。特に、HIP処理の際にカプセル
化が不要で、還元雰囲気中で昇温、昇圧を行なうことに
より、HIP処理を行なう、そのために、開気孔を閉気
孔にする効果が顕著にきれたものである。
本発明による、プラズマ溶射によりセラミックス皮膜を
形成し、得られたブラズ゛7溶射セラミックス皮膜に温
度1100°C以上で、圧力50MPa以トの条件でカ
プセルフリー法のHIP処理を施す、このカプセルを使
用しないHIP処理法は、高温高圧下で、プラズマ溶射
で作成したセラミックス皮膜製品を、還元雰囲気中で、
昇温、昇圧するものである。即ち、例えば、アルゴンガ
ス等のガスを加圧媒体とする高圧容器に収納し、カーボ
ン粉末等を詰め粉として、還元雰囲気中で、高温に加熱
するとともに、1000〜3000気圧の圧力をかける
HIP処理装置としては、例えば、神戸製鋼所製小型H
IP処理装置を用いることができる。
このHIP処理即ち、熱間静水圧プレスでは、圧縮と同
時に焼結を行なうもので、高温度は、皮膜内での拡散浸
透反応を促進し、軟化を助長し、高圧力は、材料の均質
化を促進する。従って、このようなカプセルフリーのH
IP処理により、プラズマ溶射で作成されたセラミック
ス皮膜の欠陥を除去する。
このようなカプセルフリー法でプラノ゛7 溶QJセラ
ミックス皮膜を改質する方法は、次のような利点がある
。即ち、第1に、工程が簡略化でき、即ち、複雑な形状
物をカプセル処理することは非常に難しく、大板生産に
はカプセル法が不向きである。第2に、工程丁Jストが
低減できる、即ち、HIP処理ではカプセル化の1スト
が大きな割合を占めるので、プラズマ溶射法の利点の一
つが低コストでセラミックスの有する特性を利用できる
点にあるのに、後の処理工程ではコストのかかる方法は
使用できないものである。更に、本発明によるHIP処
理Jj法では、セラミックス溶射皮膜中の開気孔を閉気
孔にする効果が著しく、従って、閉気孔化することによ
り、耐腐食性が向トし、同時に、閉気孔が残存している
ために、耐熱衝撃性を有するものが得られる。また、カ
プセル化や前処理が不必要であるので、HIP処理王程
が簡略化できるものである。
本発明で利用1−るプラズマ溶射法は、所謂、セラミッ
クス:1−ティングの1種であり、品温のプラズマ炎(
A r 、 He 、 N*、Hl)の中にセラミック
ス微粉末を注入し、炎と共に基板上に吹き付けてセラミ
ックス膜を作成するものである。
本発明で使用するプラズマ溶射セラミックスは、一般に
、通常のプラズマ溶射方法で作製されるセラミックスで
ある。
次に、本発明によるプラズマ溶射セラミックスのHIP
処理方法とその結果を、具体的な実施例により、説明す
るが、本発明は、その説明により限定されるものではな
い。
[実施例] イツトリア部分安定化ジル〕1−ア溶射皮膜を、雰囲気
を変λで、HIF処理を行なった結果を示す。
HIP処理温度は、1300°Cで、圧力100M P
 aに1−る加圧媒体として、アルゴンを用いた。HI
P処理のための昇温、昇圧は、同時に行ない、雰囲気の
変化は、つめ粉としてアルミ゛り、カーボンを用いて行
なった。
第1図に、溶射したままのセラミックス皮膜体、アルミ
ナをつめ粉として酸化雰囲気中でHIP処理した場合に
得られた該皮膜、つめ粉なしで、中性雰囲気でHIP処
理した場合得られた該皮膜、及びカーボン粉末をつめ粉
として還元雰囲気中でHIP処理した場合得られた該皮
膜について、嵩密度及び開気孔率を測定した結果を示し
た。
第1U5!Jから明らかなように、カーボンをつめ粉に
用いて還元性雰囲気中でHIP処理した皮膜は、開気孔
率が減少していることが分かる。
即ち、HIF処理する時に、還元雰囲気中で、昇温、昇
圧を同時に行なう処理法により、セラミ・/クス溶射皮
膜の開気孔を閉気孔にする効果が、中性雰囲気に比べて
、顕著で、緻密化が向Eする。
[発明の効果] 本発明によるプラズマ溶射セラミックスの特性改善のた
めのHIP処理法は、 第1に、HIP処理を施[際に、還元雰囲気中で、昇温
、昇圧を同時に行なう処理方法を行なうことにより、プ
ラズマ溶射膜の開気孔を閉気孔にする効果が顕著で、該
皮膜の耐腐食性の向にが期待いれること、 第2に、同時に、気孔率の変化はほとんどないHIP処
理法が提供できること、 第3に、また、本発明によるプラズマ溶射セラミックス
特性の改善方法は、カプセル化が不必要で、前処理が不
必要なので、HIP処理工程が大幅に簡略化されること
、 第4に、気孔量はあまり減少しないので、耐熱fI撃性
の点で有利であること、 第5に、従って、以−Lの利点から、航空機用タービン
エンジン部材等に現在使用きれているプラズマ溶射セラ
ミックス皮膜に、本発明方法を適用することにより、腐
食による部材の破壊を防11−し、断熱層の寿命を大幅
に延ばすことが期待できることなどの顕著な技術的な効
果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、プラズマ溶射セラミックス皮膜について、そ
のままのもの、アルミナのつめ粉で酸化雰囲気中処理の
もの、つめ粉なしで中性雰囲気中処理のもの及びカーボ
ン粉末のつめ粉で還元雰囲気中処理のものに一ついて、
嵩密度及び開気孔率を測定した結果を表わす一グシフで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラズマ溶射によりセラミックス皮膜を形成し、得られ
    たプラズマ溶射セラミックス皮膜に、カプセルフリー法
    のHIP処理法を施す際に、還元雰囲気中で、昇温と昇
    圧を同時に進行させることを特徴とするプラズマ溶射セ
    ラミックス皮膜のHIP処理法。
JP12049189A 1989-05-16 1989-05-16 プラズマ溶射セラミックス皮膜のhip処理法 Expired - Lifetime JP2664771B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002249864A (ja) * 2000-04-18 2002-09-06 Ngk Insulators Ltd 耐ハロゲンガスプラズマ用部材およびその製造方法
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CN103606688A (zh) * 2013-12-02 2014-02-26 新源动力股份有限公司 一种燃料电池金属双极板板表面改性层的无微孔处理方法

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