JPH02299940A

JPH02299940A - トラクタにおける作業灯インタロック装置

Info

Publication number: JPH02299940A
Application number: JP1119888A
Authority: JP
Inventors: Takashi Hasegawa; 崇長谷川
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1989-05-12
Filing date: 1989-05-12
Publication date: 1990-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、トラクタにおける作業灯インクロック装置に
関する。

（従来の技術）トラクタには作業灯を備えたものがあり、この種の従来
のトラクタでは、作業灯の点灯、消灯の制御は手動スイ
ッチのスイッチ操作によって行なわれていた。

（発明が解決しようとする課題）ところで、トラクタの路上走行時においては道路交通法
により作業灯を点灯させたまま走行することは禁じられ
ているが、スイッチの操作忘れ等により、誤って作業灯
を点灯させたまま路上を高速で走行することがあり、交
通安全上問題があった。

本発明は、上記問題点に鑑み、路上を高速走行する際に
作業灯の消し忘れを確実に防止し得るようにしたもので
ある、（課題を解決するための手段）この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、作業
灯を備えたトラクタにおいて、トラクタの高速走行を検
出する高速検出器２９が設置すられ、高速検出器２９の
高速検出時に作業灯３９と電源との間を開放する作業灯
制御装置が設けられている点にある。

（作　用）トラクタが高速走行になったとき、このことを高速検出
器２９が検出し、作業灯制御装置が放電灯３９と電源と
の間を開放して作業灯３９を消灯する。

（実施例）以下、図示の実施例について本発明を詳述すると、第２
図において、ｌはトラクタ車体で、エンジン２、クラッ
チハウジング３、ミッションケース４等から成る。５は
ボンネット、６はハンドル、７は運転席、８は作業機昇
降用の油圧装置である。

９は左右一対の前輪で、トラクタ車体ｌの前部に懸架さ
れた前車軸ケース１０の左右両端に支持され、ハンドル
６等を含むステアリング系に連動してステアリング動作
可能である。１１は左右一対の後輪、３５はキャビン、
３６は左右一対のブレーキペダルである。３９は作業灯
で、キャビン３５の前側上端部等にトラクタ車体ｌ前方
を照明するように取付けられている。

第３図は走行動力伝達系とその制御系とを示す。

１２は主クラッチ、１３は主変速装置、１３ａは副変速
装置、１４は後輪デフ装置で、この後輪デフ装置１４か
ら左右の終減速装置１５を介して左右の各後輪１１に動
力が伝達される。なお、各後輪１１は後輪ブレーキ３７
で制御される。１６は前輪駆動系１７のギヤー機構で、
このギヤー機構１６から伝動軸１８、高低速切換装置１
９、プロペラ軸２０、前輪デフ装置２１を介して左右の
前輪９に動力が伝達される。

高低速切換装置１９は、伝動軸１８とプロペラ軸２０と
を低速油圧クラッチ２２ａを介して伝達比１：１で直結
する低速伝動系と、高速油圧クラッチ２２ｂ、ギヤー列
２３、中間軸２４、ギヤー列２５とを介して伝動軸１８
とプロペラ軸２０とを伝達比１：２で連動連結する高速
伝動系とを有する。油圧クラッチ２２ａ、２２ｂは摩擦
式であり、両者油圧クラッチ２２ａ、２２ｂの切断時に
は前輪９が遊転状態となって後輪１１による二輪駆動、
低速油圧クラッチ２２ａの接続時には前輪９が後輪１１
と略同調した周速で回転する四輪駆動、高速油圧クラッ
チ２２ｂの接続時には前輪９が後輪１１の周速の約２倍
で回転する倍速旋回となるように構成されている。

２９は高速検出器であって、第４図に示す如く、主変速
装置１３の最高速段を検出することにより、高速での走
行を予め検出できるように設けられている。即ち、主変
速装置１３は、変速台３０に支持さ−れた主変速レバー
３１により、シフトロッド３２に固定されたシフトフォ
ーク３３を介して多数の変速ギヤ一群３４の咬合いを変
えるように構成されており、一方、高速検出器２９は主
変速レバー３１を最高速段に操作した時に、そのシフト
フォーク３３を検出してオンするようにミッションケー
ス１３内に取付けられている。

第１図は作業灯３９を点滅制御するための制御系の回路
図を示し、第１図において、４１．４２はバッテリ等の
電源に接続された母線、４３は作業灯３９を点滅操作す
るための手動スイッチ、４４はリレー回路で、ｂ接点４
５を有する。ここで、第１図の回路動作を説明すれば、
主変速装置１３を最高段に入れると、シフトロッド３２
、シフトフォーク３３が第４図の矢示方向に移動するた
め、高速検出器２９がオンして、リレー回路４４が作動
する。その結果、ｂ接点４５がオフするため、手動スイ
ッチ４３をオンにしたままであっても、放電灯３９は自
動的に消灯する。

なお、圃場内での作業時には、主変速装置１３を最高速
段以外に入れて低速走行するので、ｂ接点４５がオン状
態になり、従来通り手動スイッチ４３のスイッチ操作に
よって作業灯３９を点灯又は消灯させることができる。

第５図及び第６図は他の実施例を示し、高速検出器２９
に回転数を電圧等で検出する回転数検出型のものを用い
、この高速検出器２９で後輪デフ装置１４の一方のデフ
コーク軸４９の回転数を検出し、高速検出器２９が一定
以上の高速回転数を検出したとき、該高速検出器２９の
検出信号により制御回路５１を駆動して、リレー回路４
４を作動するようにしたものである。その他の点は前記
実施例と同様の構成である。

第７図は他の実施例を示し、回転数検出型の高速検出器
２９を、左右一対のデフヨーク軸４９に夫々設け、この
両者の検出値を平均化回路５２で平均して補正し、この
補正した回転数が一定の高速回転数になったときに、第
５図及び第６図の実施例と同様に平均化回路５２の検出
信号により制御回路５１を駆動するようにしたものであ
る。この場合、左右何れかの後車輪１１がスリップした
時の補正も可能であり、信頼性が向上する。

第８図は他の実施例を示し、高速検出器２９にレーザー
光線型のものを用い、トラクタ車体１に、地面に向かっ
てレーザー光線を発射するように取付けておき、この高
速検出器２９でトラクタの実際の走行速度を検出し、ト
ラクタが一定以上の高速になったときに、第５図及び第
６図の実施例と同様に高速検出器２９の検出信号により
制御回路５１を駆動して、リレー回路４４を作動するよ
うにしたものである。

（発明の効果）一本発明によれば、トラクタが高速走行になれば、高速検
出器２９が高速走行を検出して、作業灯制御装置により
作業灯３９と電源との間を開放するので、路上を高速走
行する際に作業灯３９を自動的に消すことができ、作業
灯３９の消し忘れを確実に防止して交通の安全を図るこ
とができ、その効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は同ト
ラクタの側面図、第３図は同トラクタの走行動力伝達系
の構成図、第４図は同高速検出部の断面図である。第５
図は他の実施例を示すトラクタの走行動力伝達系の構成
図、第６図は同回路図、第７図は他の実施例を示すトラ
クタの走行動力伝達系の構成図、第８図は他の実施例を
示すトラクタの側面図である。 ■・・・トラクタ車体、２９・・・高速検出器、３９・
・・作業灯、４４・・・リレー回路、５１・・・制御回
路、５２・・・平均化回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）作業灯を備えたトラクタにおいて、トラクタの高速走行を検出する高速検出器（２９）が設
けられ、高速検出器（２９）の高速検出時に作業灯（３
９）と電源との間を開放する作業灯制御装置が設けられ
ていることを特徴とするトラクタにおける作業灯インタ
ロック装置。