JPH0229977B2 - - Google Patents

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JPH0229977B2
JPH0229977B2 JP60225337A JP22533785A JPH0229977B2 JP H0229977 B2 JPH0229977 B2 JP H0229977B2 JP 60225337 A JP60225337 A JP 60225337A JP 22533785 A JP22533785 A JP 22533785A JP H0229977 B2 JPH0229977 B2 JP H0229977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracer
adhesion
dirt
vehicle body
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60225337A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6283636A (ja
Inventor
Masao Oohiro
Takeshi Myamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP60225337A priority Critical patent/JPS6283636A/ja
Publication of JPS6283636A publication Critical patent/JPS6283636A/ja
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、泥跳ねによる車両の車体表面の汚
れの付着を評価する車体表面の汚れ付着評価方法
に関する。
(従来技術) 従来、たとえば特開昭57−184944号公報に記載
の如く、風洞を備えた試験装置があるが、この装
置は実車に吹雪を吹き付ける装置であり、同装置
を用いて車体表面の汚れ付着を評価することは不
可能である。
このため従来において上述例の汚れ付着を評価
するには、例えば、試作車による実車走行テスト
を行ない、走行後の車両の車体表面の汚れの付着
具合を直接目視して判断するか、或は走行後の車
両を写真撮影し、写真を目視して車体表面の汚れ
の付着具合を判断する方法がとられていた。
しかし、従来の評価方法においては、汚れの付
着量を定量的に評価することができず、また上述
の汚れ付着状況により形状修正が要求される場合
に、この形状修正費が高価となり、車両の開発効
率が著しく低下する問題点を有していた。
(発明の目的) この発明は、トレーサと、このトレーサに反応
する試験シートを用いた特異な方法により、汚れ
付着を定量的に評価することができるうえ、開発
初期のクレーモデル車(粘土製模型車)で試験を
行なうことができて、汚れ付着状況に対応して容
易に形状修正を施すことができる車体表面の汚れ
付着評価方法の提供を目的とする。
(発明の構成) この発明は、風洞内に設置され、前方より空気
の流れを受ける車両の車体表面に、トレーサに反
応する試験シートを取付け、この試験シートが取
付けられた車体表面に、車輪近傍よりトレーサを
散布して車体表面の汚れの付着を評価する評価方
法であることを特徴とする。
(発明の効果) この発明によれば、車輪近傍の泥跳ね発生源付
近から散布されるトレーサが前方から気流の影響
により試験シートに付着するので、試験シートの
反応量を判断することで、汚れの付着を定量的に
評価することができる。
また、多数枚の試験シートを用いると、トレー
サにより反応変化した試験シートの枚数を数える
ことで、汚れの付着を、より一層確実に定量的評
価することができる。
しかも、上述の気流およびトレーサにより実車
走行時と同様の状況を形成することができるの
で、風洞内には例えば1/1、1/5その他のクレーモ
デル(clay・model)車を設置して試験乃至評価
することができ、この結果、汚れ付着状況に対応
して容易に形状修正を施すことができる効果があ
る。
(実施例) この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は車体表面の汚れ付着評価方法を示し、第
1図において、測定洞としての風洞1の床面2上
に車両3として例えばトラツクを設置し、この車
両3の前方には送風機4を配設して、上述の風洞
1内をその前方より後方に向けて流れる空気の流
れ、つまり気流Aを発生するように構成してい
る。
また上述の車両3におけるタイヤハウス5下面
には複数たとえば3本のトレーサ供給ノズル6…
…を取付け、これらの各供給ノズル6……を可撓
性のトレーサ供給ホース7を介してトレーサ発生
装置8に連通接続している。
ここで、上述の各トレーサ供給ノズル6……は
前車輪9,9上の左右のタイヤハウス5,5下面
にそれぞれ取付けるが、第1図では図示の便宜
上、一方のノズル6……のみを示している。
また上述の車両3の左右のドア外表面10に
は、多数枚たとえば24枚に分割した試験シートと
してのリトマス試験紙片11,11……を格子状
に貼付けている。
上述のリトマス試験紙片11……は通常、酸、
アルカリに反応して変色するので、ここではアル
カリ性トレーサに反応する試験紙片を用いる。
このため、前述のトレーサ発生装置8として
は、アルカリ溶液を霧状にして発生させるコンプ
レツサを用いる。
次に、汚れ付着評価方法について説明する。
まず、前述の送風機4を駆動して、風洞1内に
おいて気流Aを発生させると共に、トレーサ発生
装置8を駆動して、トレーサ供給ノズル6から霧
状のアルカリ溶液を噴射する。
このようにしてトレーサとしての霧状のアルカ
リ溶液を噴射すると、噴射されたトレーサは周囲
の気流にのつて、車体表面の一部に付着する。
前述のドア外表面10に貼付けたリトマス試験
紙片11,11……にトレーサが付着すると、こ
の試験紙片11……はアルカリ性に反応して変色
する。
ここで、上述のアルカリ溶液のリトマス試験紙
片11に対する付着量、付着分布は実車走行時の
泥跳ねによる泥の付着量、付着分布に相当するの
で、変色したリトマス試験紙片11(第1図にお
いては説明の便宜上、ハツチングを施して示す)
の位置、枚数を調べることで、汚れの付着を定量
的に評価することができると共に、汚れの付着領
域、付着分布を容易に評価することができる。
またトレーサ発生装置8としてシヤボン玉発生
装置を用い、アルカリ溶液をシヤボン玉状の気泡
として前述のトレーサ供給ノズル6から散布する
と、汚れの付着を上述と同様に定量的に評価する
ことができるうえ、上述のシヤボン玉状の気泡の
流動を観察することで、空気の流れが目視でき、
空力特性の評価を同時に行なうことができる。
第2図は他の実施例を示し、この実施例では車
両3として乗用車用いると共に、車両3背面のリ
ヤウインド周辺部12に多数枚たとえば20枚に分
割したリトマス試験紙片11,11……を格子状
に貼付けている。
また上述の車両3の後車輪13,13近傍にお
いてリヤボデイ14下面に後方に向けて配設した
トレーサ供給ノズル6,6を設けている。
上述の実施例において汚れ付着を評価するに
は、前述同様、まず送風機4を駆動して風洞1内
において気流Aを発生させると共に、トレーサ発
生装置8を駆動して、トレーサ供給ノズル6,6
から霧状のアルカリ溶液を噴射する。
このようにすると、噴射されたトレーサは、死
水域となるリヤウインド周辺部12において上部
後方および下方後方から前方に向けて巻き込み状
に流れる気流にのつて車体表面の一部に付着し、
リヤウインド周辺部12に貼付けたリトマス試験
紙片11,11……にトレーサが付着すると、こ
の試験紙片11……はアルカリ性に反応して変色
する。
この結果、第2図にハツチングを施して示す変
色したリトマス試験紙片1の位置、枚数を調べる
ことで、汚れの付着を定量的に評価することがで
きると同時に、汚れの付着領域、分布を容易に評
価することができる。
また前述のトレーサとしてアンモニヤを、試験
シートとしてアンモニヤに反応する感光紙をそれ
ぞれ用いてもよい。
さらに前述のトレーサとして高温の煙を、試験
シートとして温度に反応する感温液晶シートいわ
ゆるストレスコントロールシートをそれぞれ用い
てもよい。
この場合にはトレーサ供給ノズル6として煙発
生ノズルを用い、同ノズルの外周に熱線をコイル
状に巻回した状態で、トレーサとしての高温煙を
散布すると、この高温煙を付着した感温液晶シー
トが変色するので、上述の各実施例と同様に、汚
れの付着を定量的に評価することができる。
さらにまた前述のトレーサとして霧状のアルコ
ールを、試験シートとして上述の感温液晶シート
をそれぞれ用いてもよい。
この場合には、トレーサ供給ノズル6としてス
プレーガンを用い、このスプレーガンの溶液タン
ク内にアルコール溶液を貯留し、トレーサ発生装
置8として用いるコンプレツサからの高圧圧縮空
気により上述のスプレーガン先端から霧状のアル
コールを噴射する。
このようにすると、霧化アルコールが付着した
車体表面の熱は、アルコール蒸発時に奪われる気
化熱により温度低下するので、上述のアルコール
が付着した感温液晶シートが変色して汚れの付着
を定量的に評価することができる。
以上要するに、車輪9,13近傍から散布され
るトレーサが前方からの気流Aの影響により試験
シート11に付着するので、この試験シート11
の反応量、変色枚数を判断することで、汚れの付
着を定量的に評価することができる効果がある。
しかも、上述の気流Aおよびトレーサにより実
車走行時と同様の状況を形成することができるの
で、風洞1内には例えば1/1、1/5その他の大きさ
のクレーモデル車を設置して試験および評価を行
なうことができる。
この結果、開発初期段階の実車試作前に上述の
評価を行ない、汚れ付着状況に対応した形状修正
を施すことができるので、この形状修正を容易に
行なうことができる効果がある。
加えて、トレーサの流動を観察することで、汚
れ付着の原因となる気流の乱れ状況を判断するこ
とも可能であり、上述の形状修正の対応がさらに
容易となる。
なお、上述の実施例においてはトラツクのドア
部分と乗用車のリヤウインド周辺部分とに試験シ
ートを貼付けた例をあげたが、車輪近傍からの泥
跳ねが予測されるその他の部分に試験シートを取
付けてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図はト
ラツクドアの汚れ付着評価方法を示す説明図、第
2図は乗用車リヤウインドの汚れ付着評価方法を
示す説明図である。 1……風洞、3……車両、9,13……車輪、
10,12……車体表面、11……試験シート、
A……気流。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 泥跳ねによる車両の車体表面の汚れの付着表
    面を評価する方法であつて、 風洞内に設置され、前方より空気の流れを受け
    る車両の車体表面に、トレーサに反応する試験シ
    ートを取付け、 上記試験シートが取付けられた車体表面に、車
    輪近傍よりトレーサを散布して車体表面の汚れの
    付着を評価する 車体表面の汚れ付着評価方法。
JP60225337A 1985-10-08 1985-10-08 車体表面の汚れ付着評価方法 Granted JPS6283636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60225337A JPS6283636A (ja) 1985-10-08 1985-10-08 車体表面の汚れ付着評価方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60225337A JPS6283636A (ja) 1985-10-08 1985-10-08 車体表面の汚れ付着評価方法

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Publication Number Publication Date
JPS6283636A JPS6283636A (ja) 1987-04-17
JPH0229977B2 true JPH0229977B2 (ja) 1990-07-03

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JP60225337A Granted JPS6283636A (ja) 1985-10-08 1985-10-08 車体表面の汚れ付着評価方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009509116A (ja) * 2005-09-15 2009-03-05 ホーム・フォーカス・ディベロップメント・リミテッド 液体弾丸発射及び検出装置及びその組合わせ

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JP5244700B2 (ja) * 2009-05-20 2013-07-24 三菱重工業株式会社 風洞実験設備

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JPS6283636A (ja) 1987-04-17

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