JPH02299714A - 金属圧延目標形状調整装置 - Google Patents

金属圧延目標形状調整装置

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JPH02299714A
JPH02299714A JP1062655A JP6265589A JPH02299714A JP H02299714 A JPH02299714 A JP H02299714A JP 1062655 A JP1062655 A JP 1062655A JP 6265589 A JP6265589 A JP 6265589A JP H02299714 A JPH02299714 A JP H02299714A
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正躬 小西
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博司 楢崎
Toshiharu Iwatani
敏治 岩谷
Hiroo Oshima
大島 啓生
Soichi Kitagawa
北川 聡一
Hajime Tsubono
坪野 肇
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/40Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling foils which present special problems, e.g. because of thinness

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、金属箔ロール圧延機に係り、更に詳しくは、
金属箔の表面形状を制?1する形状制御部に目標形状デ
ータを与えてその表面形状の調整を行う金属箔圧延目標
形状調整装置に関する。
〔従来技術〕
第12図に本発明の背景の一例となるアルミFf、圧延
用のロール圧延機2を示す。アルミ箔圧延において、入
側コイル50に巻かれた幅約700〜1700mm、厚
さ数μm〜数百μmの原料アルミ箔51は、約300〜
1200m/winの速度で一対の圧延ロール52によ
り圧延されて、その厚さが約η〜hに減ぜられる。そし
て、圧延されたアルミ箔53は、出側コイル54(第1
図)の駆動軸の回転駆動によって生じた一定の張力によ
り矢印に方向に搬送され、前記出側コイル54に巻取さ
れる。
例えば、厚さ数百μmの原料アルミ箔51を最終的に厚
さ数μmのアルii+ff153に圧延する場合には、
圧延工程が数回繰り返されることになり、この圧延回数
はバス回数と称せられる。
上記したようなミクロン単位の金属箔圧延において、ア
ルミ箔53は、第13図に示すように、その厚さが同じ
であるにも拘わらず、箔幅方向(矢印L)に関して“伸
びている“部位と“張っている”部位が顕著に存在する
。即ち、伸び部位54は、アルミ箔53の搬送方向(矢
印K)に沿って山部56と谷部57が形成され、張り部
位55は概して平坦な形状を有している。従って、図中
に示すアルミ箔53は、箔幅方向(矢印L)の中央部が
伸び、その端部が張っている状態である。
このような箔幅方向(矢印L)の伸び具合、張り具合の
分布を、以下アルミ’1653の表面形状若しくは実形
状と呼称する。前記表面形状は、箔製品の品質に多大な
影響を与え、場合によっては張り部位55に大きな張力
がかかり箔破断や皺発生の原因となる。そして、最終製
品としてのアルミ箔53に関して、伸び・張りが一様に
生じた平坦な形状が望まれるのは当然であるが、各パス
毎に必ずしも平坦な実形状であるものではなく、途中の
バスにおけるアルミ箔53はその形状が多種多様なもの
となる。
上記したようなアルミ箔53の表面形状は圧延ロール5
2の形状を変化させることにより制御され得る。前記圧
延ロール52は、第12図乃至第14図に示すように、
圧延中の発熱及びその熱伝導特性に起因して、熱クラウ
ンと呼ばれる膨みを生ずる。第14図ではaで示す部位
(以下クォータ部と呼ぶ)が膨んでいる熱クラウンは、
その出現場所及び膨み度合によってアルミ箔53の表面
形状を変化させる。即ち、圧延ロール52の熱クラウン
の膨み度合が大きな部位にて圧延されたアルミ箔53は
、その圧延部位が伸び状態となる。従って、アルミ箔5
3の形状は、圧延ロール52を冷却するために圧延ロー
ル52に向けて噴射されるクーラント58(第1図)の
温度若しくは噴射量をアルミ箔53の幅方向(矢印L)
に変化させることによって制御され得る。
このようなアルミ箔53の形状制御は、ロール圧延機2
に隣設された形状制御部3によりなされる。即ち、前記
形状制御部3は、圧延ロール52の出側に回動自在に設
けられ、箔幅方向(矢印L)に36個に分割されたエレ
メント4゜よりなる検査ロール4から、アルミFa53
の伸び・張りの実形状データが入力される。各エレメン
ト4.は、それぞれlの圧電素子(不図示)が埋設され
、エレメント46の外周面にがかる圧接力を検出するセ
ンサとして働く。
そして、エレメント4.上に載置され、一定の張力によ
り搬送方向(矢印K)に引かれているアルミ箔53は、
その伸び部位54がエレメント4゜上を通過したときの
エレメント4゜に対する圧接力は小さく、逆に張り、部
位55が通過したときは大きく検出される。
そこで、アルミ箔53の実形状は、第14図に示すよう
に、各エレメント4.から検出された圧接力データを換
算した伸び率の幅方向の分布として表される0図示の場
合には、圧延ロール52のクォータ部aの冷却を促し、
圧延ロール52の中央部及びその両端部に蓄熱させるよ
うに、目標形状が設定されているにも拘わらず、実形状
において、所定の目標が達成されていない例を示すもの
である。
前記形状制御8部3は、前記実形状データと予め入力さ
れた目標形状データとを比較演算し、実形状データの方
が伸び率の高いエレメント4゜に対応する圧延ロールの
部位に向けて、噴射されるクーラント58の量を増加さ
せる。上記クーラント58は、圧延ロール52の入側に
配設されるとともに、箔幅方向(矢印L)に分割して噴
射させるようになした噴射管59から噴射される。
それにより、圧延ロール52の熱クラウンが緩和され、
クォータ部aに対応するアルミ箔53の部位は、張り状
態に向けて変形する。また、実形状データの方が伸び率
が低い場合には逆の操作がなされる。尚、前記目標形状
データは、圧延ロール52のクォータ部aの冷却を促進
させるように、その部位に対応するエレメント46から
得られる伸び率が0に設定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記したようなロール圧延機2において
、得られたアルミ箔53の実形状は様々な原因により微
妙に変化する1例えば、全く同じロール圧延1812を
使用して原料アルミ箔51を圧延する場合であっても、
圧延ロール52の熱バランス、その表面形状、気温、ア
ルミ箔地金の形状等の操業条件は日々刻々と変化する。
更に、前記実形状と操業条件との相関関係は、数学モデ
ルとして数式化することが困難であって、充分に解明さ
れていない、従って、μmオーダに係るアルミ箔53の
圧延に関しては、オペレータの熟練乃至は勘にたよると
いった部分が多い。
又、所定の実形状のアルミ箔53を得るように設定され
る目標形状データを変更させる場合にも、同様に解明さ
れていない部分がある。例えば、同じ若しくは同じよう
に見える問題形状の生じた実形状を変更させようとする
場合にも、実形状変更のための手順或いは方法が異なる
ことは応々にあり、前記問題形状を解決する目標形状を
求めるためには試行錯誤に類似した処理が要求される。
しかし、前記試行錯誤に似た処理として、一般的なルー
ルに基づいた推論手段が採用されたとしても、入手し得
る操業条件データ等が不変であれば、実形状を適切に変
更させるための推論結果は全(同じ結果が繰り返し算出
される。即ち、ある問題形状に対し前記推論手段で得ら
れた目標形状が効果を示さず、全く同じ問題のある形状
が続いた場合に、再度推論によって得られた目標形状は
前回無効の推論結果と変わるところがないことから、適
切な目標形状を得ることができないといった問題がある
従って、本発明の目的とするところは、アルミ箔等の金
属箔の実形状に出現した問題形状に対しルールを用いた
推論によって得られた目標形状が効果を示さない場合で
も、無効であったルールが繰り返し適用されることがな
く、形状制jn部に与えられる目標形状データを操業条
件の変化に応じて自動的に且つ適切に変更設定すること
のできる金属箔圧延目標形状調整装置を提供することに
あ〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明が採用する手段は、
その要旨とするところが、ロール圧延機により伸展され
た帯状の金属箔の幅方向における表面形状を制御する形
状側in部に目標形状データを与えて前記表面形状の調
整を行う金属箔圧延目標形状調整装置であって、圧延時
点における伸び/張りの実形状データを検出するセンサ
と、前記目標形状データを格納する記憶手段と、前記実
形状データの制御n前後の変化により制御条件に応じた
目標形状データの優先度を決定する優先度決定手段と、
制御中の現在の実形状データと制御条件に応じて優先度
の高い目標形状データを選択し、前記形状側jII部に
出力する演算手段とを具備してなる点に係る金属箔圧延
目標形状調整装置である。
〔作用] 本発明によれば、ロール圧延機により金属箔を圧延する
際に、金属箔、の幅方向における表面形状(実形状)は
、金属箔圧延目標形状調節装置から与えられた目標形状
データに基づいて、形状制御部がクーラント等の制御を
なすことにより、その調整がなされる。このとき、金属
箔圧延目標形状調整装置は、ロール圧延機側のセンサが
ら検出された伸び・張りといった実形状データに対して
、該実形状を適切に変化させるように目標形状データの
一例である形状変更目標が選択されている。
1の形状変更目標には、目標形状を変更させることがで
き、別の目標形状データの一例である目標形状変更アク
ションが優先度付きで用意されている。そして、前回適
用された形状変更目標2 目標形状変更アクション及び
その優先度といった目標形状データは、記憶手段に格納
される。
上記したような目標形状変更アクションの優先度は、実
形状データの制御前後の変化によって制御条件に応じて
優先度決定手段により決定される。
即ち、今回の推論結果に基づいて得られた実形状が前回
のものと比べて改善されていれば、その時用いられた目
標形状変更アクシコンの優先度は保留又は格上げされ、
そうでなければ、前記優先度は格下げされる。そして、
次回からは、最も優先度の高い目標形状変更アクシゴン
がその時の制御条件に応じて演算手段により選択され、
目標形状を変更させて形状制御11部に出力される。そ
れによって、ルールを用いた推論により得られ、実形状
を制御する目標形状が効果を示さない場合であっても、
その無効ルールが繰り返し適用されることがない。その
結果、前記目標形状は、所定の実形状にある金属箔53
を安定的に得るために、適切に変更設定される。
〔実施例] 引き続いて、添付した図面を参照して、本発明を具体化
した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、第1図は本発明の一実施例に係るアルミ箔圧延
目標形状調整装置のシステム配置を示す概要図、第2図
は同アルミ箔圧延目標形状調整装置の処理フローを示す
構成図、第3図はパターン分類されたアルミ箔の実形状
を示す説明図、第4図は実形状に対する形状変更目標と
それに対応するアクション候補との関係例を示す説明図
、第5図はアクション候補推論部で推論に用いられるル
ールとそれを用いて目標形状を変化させた例を示す説明
図、第6図は目標形状変更データ用の作業メモリM5へ
の登録動作をチェンク木により示した説明図、第7図(
alは目標形状を変更させるために用いられる目標形状
調整パラメータを示す説明図、同図fblは前記パラメ
ータのa)の状況変化を示す状態図、同図(C)は前パ
ラメータa4によって調整される目標形状の中央部が順
パターンである状況を示す状態図、同図(d)は前記中
央部が逆パターンである状況を示す状態図、第8図は目
標形状を変更させるための推論実行例を示す概略説明図
、第9図は目標形状調整の処理フローを示すフローシー
ト、第10図は圧延機側端末機の画面へ表示された入力
メニューを示す表示図、第11図は前記画面へ表示され
た目標形状例を示す表示図である。
尚、下記の説明中、第12図乃至第14図に示したアル
ミ箔圧延!i12と共通する要素には、同一の符号を使
用してその説明を省略する。
又、下記する実施例は、本発明を具体化した一例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない
本実施例において、アルミ箔圧延目標形状調整装置lは
、第1図及び第2図に示すように、アルミ箔53の実形
状を調整するようにクーラント58の噴射量、若しくは
温度を制御する形状制御部3にその制御の目安となる目
標形状データを出力すると同時に、形状制御部3から圧
延データが人力される。
アルミ箔53の実形状を調整する方法としては、他に上
側の圧延ロール52に向けて下側の圧延ロール52を上
方に付勢する押上ロール60の押上刃を制御する方法も
あり得るが、本実施例では、以下、クーラント58の制
御に関してのみ説明する。
前記アルミ箔圧延目標形状調整装置lにおいて、検査ロ
ール4は、圧延時点におけるアルミ箔53の伸び部位5
4及び張り部位55(第13図)を示す実形状データを
検出するセンサの集合体として、圧延ロール52の搬送
方向(矢印K)下流側に設けられ、形状制御部3を介し
て前記実形状データをデータ収集部7(第2図)に出力
する。データ収集部7は、形状制御部3から所定時間間
隔毎に転送される圧延データ(表−1)を作業メモリM
1に書込み 表−1 更新す′ると七もに、圧延状況解析部8を起動させる。
圧延状況解析部8は、作業メモリMlから人力された実
形状データと、圧延状況解析知識ベースD1に格納され
ている実形状分類項目及びその特定方法(第3図)とを
比較参照して、前記実形状を適宜の関数で導き出される
、ある確信度においていずれかの実形状分類項目に特定
し、該分類項目及びその確信度を作業メモリM2へ記憶
させる。例えば、アルミ箔53が載置された端部から4
つのエレメント4゜より人力された実形状データの範囲
内で、最も伸び率の高い部位と端との伸び率差α2と実
形状データ全体における伸び率の最大値と最小値の差β
2との比β2/α2が所定の設定値を超えた場合に、こ
の時の実形状は、その実形状分類項目が“端伸び°であ
ると特定され、前記比の値に応じて0から1までの61
信度が付加される。
このように、圧延状況解析部8では、アルミ箔53の実
形状分類項目、その確信度、目標形状において設定され
た零点が圧延ロール52のクォータ部aに対応する実形
状の最も伸び率の高い部位と一敗しているかどうかの零
点の妥当性が確定され、作業メモリM2へ書き込まれる
。又、同時にこの時点の目標形状を設定するに用いられ
た後述する目標形状調整パラメータの値といった圧延状
況データも確定され、作業メモリM1へ格納されそして
、目標形状を適切に変更させる際の鍵となる制御目標デ
ータ(形状変更目標(第4図)及びその重要度)は、制
御目標生成部9において、オペレータ5によりロール圧
延機2例の端末機6から入力されるか、又は前記作業メ
モ’JM2内の圧延状況データに基づいて自動的に生成
される。
この自動生成にあたっては、「操業方針(“所定のパス
では端を大きく伸ばして圧延するパなど)を反映する」
、或いは「オペレータ5の人力によるものと自動生成さ
れたものとが矛盾する場合には、オペレータ入力情報を
優先させる」といったルールが、制御目標設定知識ヘー
スD2を参照して適用される。
例えば、検出された実形状が、上記した例の如く、“端
伸び°°に特定され、その時の確信度が0゜8である場
合は、“端伸び”を解消するために、5つの形状変更目
標の内から°端を張らしたい°。
が選択され、前記確信度(0,8)に対応した重要度が
、選択された形状変更目標に付与される。そして、前記
形状変更目標及びその重要度は、作業メモリM3に記憶
される。
上記したように処理された、圧延データ、圧延状況デー
タ、及び制御目標データは、作業メモリM l、M2 
、M3からそれぞれアクション候補推論部11に転送さ
れる。アクション候補推論部llは、転送された各デー
タと、アクション推論知識ヘースD3に記憶されている
ルールの条件部とを照合し、照合の結果、条件部が全て
真であるこトラ満たすルールを抽出し、そのルールの結
論部にある目標形状変更アクション(第4回、以下アク
ションという)を選択する。前記ルールは、「もし、〔
条件部〕、ならば、〔結論部)」の形態で示され、次に
示されるような論理積の形で表される。
もし、〔制御l目標データ条件〕、かつ、〔圧延データ
条件、圧延状況データ条件〕ならば、゛〔目標形状調整
パラメータ及びその変更度合の指定(アクション)〕 即ち、第5図に示すように、ルール例1において、アル
ミ箔53の実形状がクォータ伸びと特定され、その時の
クォータ部近辺の伸びのもっとも大きい部分の下に零点
がない場合には、“零点の−をクォータ部近辺の伸びが
最も大きい部分の下に持ってくる1といったアクション
を指定するルールが記憶されている。
更に、前記形状変更目標は、第4図に示すように、lの
形状変更目標に対し、優先度の付加された数種類のアク
ション候補が用意されている。そして、ある形状変更目
標が選択された時に優先度の最も高いアクションが実行
される。前記優先度は、固定されたものではなく、推論
毎にチェックされる0例えばアクション候補推論部11
において推論が実行されたら、どの形状変更目標に対し
、どのアクションを採用したかが作業メモリM5に記憶
され、次回の推論時にアクション効果評価部10におい
て、後述するように前回の形状変更目標が達成されてい
るかどうかが制御前後の重要度を比較して判断される。
続いて、アクション候補推論部11において候補として
指定されたアクションは、第6図に示すように、作業メ
モリM5に登録される際には、アクション推論知識ベー
スD3に記憶されたチエンクルーチンに従って、より有
効性の高いものが選別される0図中に示すチェック木に
おいて、先ず、条件部の形状変更目標と今回選択された
形状変更目標との一致するルールが作業メモリM5に登
録されているかどうかがケースC1でチェックされる。
ケースC1に!亥当すれば、ケースC3でそのルールの
条件部にある付帯条件のチェックに進む、ケースC1が
該当しない場合、他のルールに今回選択された形状変更
目標に係るアクション候補がないかどうかケースC2で
チェックされる。
ケースC2に該当すれば、そのルールの優先度を変更し
た上でアクションの選択がやり直される。
前記アクション候補があれば処理を終える。前記ケース
C3に該当しない場合、そのルールはルール集合から除
外される。前記付帯条件が成立すれば、ケースC4にお
いて、成立したルールのアクションが過去に適用された
ことがあってその効果が認められなかったかどうか、即
ち、現在作業メモリM4に登録されているかどうかがチ
ェックされる。そして、ケースC4にヨ亥当すれば、そ
のル−ルをルール集合から除外し、繰り返し適用しない
。ケースC4に該当しない場合は、相互に矛盾するアク
ションの存在がケースC5においてチェックされる。矛
盾するアクションがあれば、ルールの条件部に設定され
た形状変更目標の重要度が小さい方のアクションを設定
しているルールがルール集合から除外される。そのとき
、前記重要度の大きな方のアクションは作業メモリM5
に登録され、別のアクション候補を設定されたルールが
ルール集合に追加される。ケースC5に該当しなかった
場合、形状変化目標が同一であるアクションが既に作業
メモリM5に登録されているかどうかがケースC6でチ
ェックされる。ケースChに該当すれば、それぞれのア
クションの優先度に差があるかどうかチェックされ(ケ
ースC?)、優先度に差があれば、優先度の大きな方の
アクシコンのみが作業メモリM5に登録される。そして
、優先度に差がない場合には、双方のアクションが共に
登録される。
このように、上記チェックルーチンによって、作業メモ
リM5に既に登録されているアクション候補き新しく登
録されようとするアクション候補との間の矛盾性、優先
度、有効性実績がチェックされ、目標形状の変更に適用
されようとするアクションの妥当性及び整合性の維持が
なされる。
続いて、上記作業メモリM5に登録されたアクション及
びその度合、即ち“端レベルを上げる。
その程度は0.8”といった目標形状変更データが目標
形状生成部12に転送される。
前記目標形状生成部12は、前記目標形状変更データに
基づいて、表−2及び第7図(9)乃至同図(C)に示
す目標形状調整パラメータの値を変化表−2 させる0例えば、前出のアクションが、“端レヘルを上
げる。その程度は0.8 ”であった場合には、前記パ
ラメータa1の値がアクションの程度に応じて変更され
、目標形状が変化する。更に、形状制御部3は入力され
た変更後の目標形状に基づいて、ロール圧延機2を制御
する。そして、今回新たに得られた実形状データを含む
圧延データが圧延データ収集部7に入力され、前回と同
じ処理が繰り返される。今回の実形状に対する形状変更
目標及びその重要度は、制御目標生成部9で演算され、
アクション候補評価部10において前回のものとそれぞ
れ比較される。その結果、前回の形状変更目標及びその
重要度に基づいて変更された、今回の目標形状がアクシ
ョン効果評価部IOにおいて有効であると判断されれば
、即ち重要度が前回よりも低い値であれば、採用された
アクションが有効であったとして、その優先度が繰りト
げられる。逆に、無効であると判断された場合は、前回
適用されて有効でなかったアクションとそのアクション
の選択を推論したルールとが作業メモリM4に記憶され
る。例えば、第4図に示す形状変更目標は、圧延状況解
析部8がらの圧延状況データ若しくはオペレータ5から
の人力データにより、前回°端を伸ばしたい”が重要度
0.6で決定されれば、それに付随するアクションの中
で最も優先度の高い“端のレベルを上げる(優先度l)
”が選択される。そして、前記重要度0.6に応して端
のレベル(伸び率)を上げた目標形状が形状制御部3に
出力され、同時に適用された目標形状2形状変更目標、
その重要度、アクション、及びその優先度といった目標
形状データが作業メモリM5に記憶される。そして、今
回の形状変更目標を決定する際に、形状変更目標”端を
伸ばしたい゛が前回の重要度0.6以上で選択されれば
、問題となっている実形状の端張り状態は改善されてお
らず、適用されたアクションが無効であったことになる
。逆に“端を伸ばしたい”が重要点0.6未満で選択さ
れるとそのアクションは有効であったとして今回p推論
にも使用される。そして、アクション候補推論部11に
おいて、今回アクション候補を選択する際に作業メモリ
M4に記憶された前回の無効アクション及びそのルール
が参照され、無効アクションの優先度が格下げされると
ともに、必然的に繰り上げられ、適切であると判断され
た別のアクションが適用されて次回の適切な目標形状の
変更に供せられる。
それにより、前記アルミ箔圧延目標形状調整装置1から
得られた目標形状が実形状に対して効果を示さず、問題
のある実形状が継続するような場合であっても、次回の
ti論においては、形状変更目標が同じであるにも拘わ
らず、今回のアクションとは異なるものが選ばれる。そ
れにより、無効なルールが繰り返し適用されることがな
く、実形状が適切に変更される。
上記した推論を繰り返した具体例が第8図に示される。
例えば、ある圧延データから得られた実形状より演算さ
れた形状変更目標E1が、゛リオーダを張らせたい”で
あってその重要度が0.8である場合に、1回目の推論
E2が実行され、そのときのアクション候補が“零点の
幅を広げる“AIと“零点を外側へ移動させる”A2で
あった。
ここで、優先度の高いアクションAIが適用され、それ
“により変更される前後の目標形状は推論結果E、に示
される通りである。
しかしながら、アクションAtの効果を評価すると、E
、の重要度は0.8より小さくならず、その効果が認め
られなかった。続いて、次点に優先度の高いアクション
A2を適用して2回目の推論E4が実行される。その結
果、クォータ伸びが改善されたと判断されたことから、
アクションA2の優先度はアクションAtのものより格
上げされる。
このように、ある目標形状データを与えた時の実形状の
制御前後の変化により、制御条件に応じた目標形状デー
タの優先度が、アクション効果評価部10(優先度決定
手段)によりなされる。更にアクション候補推論部11
で為される推論の度に変更された目標形状及びその際適
用されたアクションと、該アクションを選択するに至っ
た形状変更目標及びその重要度といった目標形状データ
が、それぞれの作業メモ’)M+ −M5 (記憶手段
)に記憶される。そして、圧延データ収集部7.圧延状
況解析部8.制御目標生成部9.アクション候補推論部
11.及び目標形状生成部12の演算手段は、その時点
における理想的な実形状を実現させるように、制御中の
現在の実形状データと、制御条件に応じて優先度の高い
目標形状データを選択し、形状制御部3に出力する。
上記したようなアルミ箔圧延目標形状調整装置lは、第
9図に示すように、オペレータ5による圧延機側端末機
6からの打鍵により起動される(ステップ21)、続い
て、オペレータ5は、前記端末機6の画面に表示された
入力メニュー(第1θ図)に従って、形状変更目標情報
を人力する(ステンブ22)。
それに伴って、前記目標形状調整装置lは、形状制御部
3から転送された圧延データを解析しくステップ23)
、適当な目標形状を推論により作成しくステップ24)
、修正前後の目標形状(第11図)を前記画面に表示さ
せると共に、修正後の目標形状データを形状制御部3を
介してロール圧延機2に出力する(ステップ25)。そ
して、問題のあった実形状に対し、修正後の目標形状が
有効であったかどうかを評価しくステップ26)、オペ
レータ5による入力待ち状態になる。
このとき、前記目標形状調整装置lにおいても、形状変
更目標を生成しているが、オペレータ5が入力したもの
と矛盾する場合には、それぞれの重要度の高いもの、オ
ペレータ5が人力したもの、又は実形状分類項目からの
形状判断結果によるもの等のいずれかを優先させること
により、矛盾を解消することができる。
尚、アルミ箔圧延目標形状調整装置lは、圧延時点にお
ける伸び・張りの実形状データを検出するセンサとして
、圧電素子が埋設されたエレメント46を採用したが、
前記エレメント4eと外観を略−にする複数のエアベア
リング式エレメントを前記センサとして代用し、その空
気圧の変化に基づいて前記実形状データを検出させるこ
ともできる。
(発明の効果) 本発明は上記したように、ロール圧延機により伸展され
た帯状の金属箔の幅方向における表面形状を制御する形
状制御部に目標形状データを与えて前記表面形状の調整
を行う金属箔圧延目標形状調整装置であって、圧延時点
における伸び/張りの実形状データを検出するセンサと
、前記目標形状データを格納する記憶手段と、前記実形
状データの制御前後の変化により制御条件に応した目標
形状データの優先度を決定する優先度決定手段と、制j
fl中の現在の実形状データと制御条件に応して優先度
の高い目標形状データを選択し、前記形状制御部に出力
する演算手段とを具備してなることを特徴とする金属箔
圧延目標形状tA整装置であるから、適切な目標形状を
得るように用いられる推論に、経験上無効であったルー
ルを繰り返し適用することがないと同時に有効なルール
は優先して適用される。それにより、適切な目標形状を
得ることができる。その結果、所望の実形状にある金属
箔を安定して生産することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るアルミ箔圧延目標形状
調整装置のシステム配置を示す概要図、第2図は同アル
ミ箔圧延目標形状調整装置の処理フローを示す構成図、
第3図はパターン分類されたアルミ箔の実形状を示す説
明図、第4図は実形状に対する形状変更目標とそれに対
応するアクション候補との関係例を示す説明図、第5図
はアクシラン候補推論部で推論に用いられるルールとそ
れを用いて目標形状を変化させた例を示す説明図、第6
図は目標形状変更データ用の作業メモリM5への登録動
作をチェック木により示した説明図、第7図(a)は目
標形状を変更させるために用いられる目標形状調整パラ
メータを示す説明図、同図ら)目標形状の中央部が順パ
ターンである状況を示す状態図、同図(イ)は前記中央
部が逆パターンである状況を示す状態図、第8図は目標
形状を変更させるための推論実行例を示す概略説明図、
第9図は目標形状調整の処理フローを示すフローシート
、第10図は圧延機側端末機の画面へ表示された人力メ
ニューを示す表示図、第11図は前記画面−表示された
目標形状例を示す表示図、第12図は本発明の背景の一
例であるロール圧延機を示す概略斜視図、第13図は圧
延後のアルミ箔の表面形状を示すfFシ 外観図、第14図は圧延形ロールの断面状とアルミ箔の
実形状と該実形状を制御するための目標形状の相関関係
を示す説明図である。 〔符号の説明〕 l・・・アルミ箔圧延目標形状調整装置2・・・ロール
圧延機 3・・・形状制御部 4・・・検査ロール 4e・・・エレメント(センサ) M、・ M2.M3・ M4.M5 ・・、・作業メモリ(記憶手段) 7・・・圧延データ収集部(演算手段)8・・・圧延状
況解析部1算手段) 9・・・制jn目標生成部(演算手段)10・・・アク
ション効果評価部(優先度決定手段)】l・・・アクシ
ョン候補推論部(演算手段)12・・・目標形状生成部
(演算手段)53・・・アルミ箔 54・・・伸び部位 55・・・張り部位。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロール圧延機により伸展された帯状の金属箔の幅方
    向における表面形状を制御する形状制御部に目標形状デ
    ータを与えて前記表面形状の調整を行う金属箔圧延目標
    形状調整装置であって、圧延時点における伸び/張りの
    実形状データを検出するセンサと、 前記目標形状データを格納する記憶手段と、前記実形状
    データの制御前後の変化により制御条件に応じた目標形
    状データの優先度を決定する優先度決定手段と、 制御中の現在の実形状データと制御条件に応じて優先度
    の高い目標形状データを選択し、前記形状制御部に出力
    する演算手段とを具備してなることを特徴とする金属箔
    圧延目標形状調整装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6620265B2 (en) * 2000-12-13 2003-09-16 The Furukawa Electric Co., Ltd. Method for manufacturing an aluminum alloy fin material for brazing
CN104001730A (zh) * 2013-02-22 2014-08-27 宝山钢铁股份有限公司 目标板形设定方法
CN104942021A (zh) * 2015-06-26 2015-09-30 燕山大学 一种适合于连退过程的板形在线控制方法
CN111809127A (zh) * 2020-07-17 2020-10-23 郑州明泰实业有限公司 一种扬声器铝质振膜用铝合金箔材的制备方法

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CN111809127B (zh) * 2020-07-17 2021-11-30 河南明晟新材料科技有限公司 一种扬声器铝质振膜用铝合金箔材的制备方法

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