JPH02296104A - 膜厚測定装置 - Google Patents
膜厚測定装置Info
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- JPH02296104A JPH02296104A JP11596989A JP11596989A JPH02296104A JP H02296104 A JPH02296104 A JP H02296104A JP 11596989 A JP11596989 A JP 11596989A JP 11596989 A JP11596989 A JP 11596989A JP H02296104 A JPH02296104 A JP H02296104A
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Landscapes
- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、基盤上に形成された薄膜、例えば、メツキ
、コーティング、塗装等により形成された薄膜の膜厚を
超音波により測定する膜厚測定装置に関する。
、コーティング、塗装等により形成された薄膜の膜厚を
超音波により測定する膜厚測定装置に関する。
(従来の技術)
超音波顕微鏡を用いて膜厚を測定する1つの方法として
、特開昭61−20803号公報に開示された方法が知
られている。この方法は、基盤上の膜に対して、基盤、
膜、超音波伝達媒体から成る組合せ体特有の入射角θに
て超音波を照射した場合、超音波の周波数と膜厚との積
が上記組合せ体特有の値Cとなった時に超音波の反射率
が極めて小さくなるという現象を利用している。この方
法によれば、広帯域の平面波超音波パルスを被検体に斜
めに入射し、その反射波スペクトルを求め、この反射波
スペクトルの反射強度極小部の周波数fを求める。そし
て、周波数fと、上記値Cから、膜厚d−C/fを算出
している。
、特開昭61−20803号公報に開示された方法が知
られている。この方法は、基盤上の膜に対して、基盤、
膜、超音波伝達媒体から成る組合せ体特有の入射角θに
て超音波を照射した場合、超音波の周波数と膜厚との積
が上記組合せ体特有の値Cとなった時に超音波の反射率
が極めて小さくなるという現象を利用している。この方
法によれば、広帯域の平面波超音波パルスを被検体に斜
めに入射し、その反射波スペクトルを求め、この反射波
スペクトルの反射強度極小部の周波数fを求める。そし
て、周波数fと、上記値Cから、膜厚d−C/fを算出
している。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記特開昭61−20803号公報に開
示された方法において、上記反射波スペクトルから反射
強度極小部の周波数を自動的に求めることは非常に困難
であり、膜厚測定を敏速に行なうことが困難となってい
た。
示された方法において、上記反射波スペクトルから反射
強度極小部の周波数を自動的に求めることは非常に困難
であり、膜厚測定を敏速に行なうことが困難となってい
た。
そこで、この発明は、上記の点に鑑み成されたもので、
その目的は、反射強度極小部の周波数を容易に求めるこ
とができ、膜厚測定の自動化および敏速化が可能な膜厚
n1定装置を提供することにある。
その目的は、反射強度極小部の周波数を容易に求めるこ
とができ、膜厚測定の自動化および敏速化が可能な膜厚
n1定装置を提供することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段および作用)上記目的を達
成するため、この発明の測定装置は、超音波伝達媒体を
通して上記被検体の膜表面に所定の入射角にて超音波を
照射する超音波照射手段と、上記膜表面で反射した超音
波を受信する受信手段と、上記受信手段によって受信さ
れた超音波から被検体の反射波スペクトルを形成するス
ペクトル形成手段と、反射波スペクトルに反射強を極小
部が生じない基準基盤の反射波スペクトルを上記スペク
トル形成手段によって形成された反射波スペクトルから
減算し相対スペクトルを形成する減算手段と、上記相対
スペクトル上の反射強度極小部の周波数を検出する検出
手段と、上記検出された周波数から上記被検体の膜厚を
算出する算出手段と、を備えている。
成するため、この発明の測定装置は、超音波伝達媒体を
通して上記被検体の膜表面に所定の入射角にて超音波を
照射する超音波照射手段と、上記膜表面で反射した超音
波を受信する受信手段と、上記受信手段によって受信さ
れた超音波から被検体の反射波スペクトルを形成するス
ペクトル形成手段と、反射波スペクトルに反射強を極小
部が生じない基準基盤の反射波スペクトルを上記スペク
トル形成手段によって形成された反射波スペクトルから
減算し相対スペクトルを形成する減算手段と、上記相対
スペクトル上の反射強度極小部の周波数を検出する検出
手段と、上記検出された周波数から上記被検体の膜厚を
算出する算出手段と、を備えている。
上記構成の測定装置によれば、被検体から得られた反射
波スペクトルから基準基盤、例えば、厚い銅板の反射波
スペクトルを減算している。被検体の反射波スペクトル
を5T(f)、基準基盤の反射波スペクトル、つまり、
基準スペクトルをSR(f)とすると、減算により得ら
れる新しいスペクトルは、SN (f)−8T (
f) 5R(f)となる。この新しいスペクトラム
つまり、相対スペクトルSN (f)は、被検体の反
射波スペクトラムエ (f)と異なり、反射強度極小部
を強、凋した状態で示す。そのため、反射強度極小部の
周波数を容易に、つまり、自動的に検出することが可能
となる。
波スペクトルから基準基盤、例えば、厚い銅板の反射波
スペクトルを減算している。被検体の反射波スペクトル
を5T(f)、基準基盤の反射波スペクトル、つまり、
基準スペクトルをSR(f)とすると、減算により得ら
れる新しいスペクトルは、SN (f)−8T (
f) 5R(f)となる。この新しいスペクトラム
つまり、相対スペクトルSN (f)は、被検体の反
射波スペクトラムエ (f)と異なり、反射強度極小部
を強、凋した状態で示す。そのため、反射強度極小部の
周波数を容易に、つまり、自動的に検出することが可能
となる。
(実施例)
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図に示すように、この発明の一実施例に係る膜厚測
定装置は、超音波伝達媒体としての水10を収容した水
槽12を備え、この水槽の底には、測定装置によって/
1llj定される被検体14および基準基盤16が配設
されている。被検体14は、例えば、42合金から成る
基盤18と、基盤上に形成された金の薄膜20とを有し
ている。また、基準基盤16は、後述する反射強度極小
部を示さない2!準スペクトルを得るために使用され、
例えば、厚い銅板で形成されている。
定装置は、超音波伝達媒体としての水10を収容した水
槽12を備え、この水槽の底には、測定装置によって/
1llj定される被検体14および基準基盤16が配設
されている。被検体14は、例えば、42合金から成る
基盤18と、基盤上に形成された金の薄膜20とを有し
ている。また、基準基盤16は、後述する反射強度極小
部を示さない2!準スペクトルを得るために使用され、
例えば、厚い銅板で形成されている。
膜厚/JFJ定装置は、水10に接触した状態で被検体
14の上方に位置した第1および第2のトランスデユー
サ22.24を備えている。これらのトランスデユーサ
22.24は、姿勢制御装置26により、被検体14に
対する角度を調整可能に、かつ、水面に沿って移動可能
に支持されている。
14の上方に位置した第1および第2のトランスデユー
サ22.24を備えている。これらのトランスデユーサ
22.24は、姿勢制御装置26により、被検体14に
対する角度を調整可能に、かつ、水面に沿って移動可能
に支持されている。
第1のトランスデユーサ22には、パルス発信機28、
クロック発生機30が順に接続されている。そして、パ
ルス発信機28は、クロック発生機30により発生され
たクロックに応じて高周波パルスを発信し第1のトラン
スデユーサ22に印加する。それにより、第1のトラン
スデユーサ22は広帯域の毛面波超音波を発信し、この
平面波超音波は水10を介して被検体14の薄膜20に
入射角θにて照射される。このように、第1のトランス
デユーサ22、パルス発信機28およびクロック発生機
30は、この発明における超音波照射手段を構成してい
る。
クロック発生機30が順に接続されている。そして、パ
ルス発信機28は、クロック発生機30により発生され
たクロックに応じて高周波パルスを発信し第1のトラン
スデユーサ22に印加する。それにより、第1のトラン
スデユーサ22は広帯域の毛面波超音波を発信し、この
平面波超音波は水10を介して被検体14の薄膜20に
入射角θにて照射される。このように、第1のトランス
デユーサ22、パルス発信機28およびクロック発生機
30は、この発明における超音波照射手段を構成してい
る。
受信手段としての第2のトランスデユーサ24には、増
幅器32、ゲート34、スペクトラムアナライザー36
、コントローラ38が順に接続されている。また、ゲー
ト34は遅延回路40を介してクロック発生機30に接
続されている。そして、第2のトランスデユーサ24は
、第1のトランスデユーサ22から発信され被検体14
の薄膜20で反射した超音波を受信し、この反射超音波
を電気信号に変換する。そして、この電気信号は、増幅
器32によって増幅される。一方、遅延回路40は、ク
ロック発生器30から発生されたクロックを所定時間だ
け発生タイミングを遅らせてゲート34に送り、この遅
延された発生タイミングに応じて所定の時間幅だけゲー
トを開放する。それにより、ゲート34゛は、増幅器3
2によって増幅された電気信号から所望の反射波の波形
だけを取り出してスペクトラムアナライザ36へ送る。
幅器32、ゲート34、スペクトラムアナライザー36
、コントローラ38が順に接続されている。また、ゲー
ト34は遅延回路40を介してクロック発生機30に接
続されている。そして、第2のトランスデユーサ24は
、第1のトランスデユーサ22から発信され被検体14
の薄膜20で反射した超音波を受信し、この反射超音波
を電気信号に変換する。そして、この電気信号は、増幅
器32によって増幅される。一方、遅延回路40は、ク
ロック発生器30から発生されたクロックを所定時間だ
け発生タイミングを遅らせてゲート34に送り、この遅
延された発生タイミングに応じて所定の時間幅だけゲー
トを開放する。それにより、ゲート34゛は、増幅器3
2によって増幅された電気信号から所望の反射波の波形
だけを取り出してスペクトラムアナライザ36へ送る。
そして、スペクトラムアナライザ36は入力された波形
のスペクトルを形成する。なお、後述するように、スペ
クトラムアナライザ36には、予め、基準基盤16から
得られた基準スペクトルが入力されている。そして、コ
ントローラ38は、被検体14の反射波スペクトルから
基準スペクトルを差し引く命令をスペクトラムアナライ
ザー36に出力するとともに、スペクトラムアナライザ
ーの最小値検索機能を機能させて、上記減算によって得
られた新しい反射波スペクトル上の反射強度極小部の周
波数を検出させる。コントローラ38は、検出された周
波数から薄膜2oの膜厚dを算出し、デイスプレー42
に表示する。
のスペクトルを形成する。なお、後述するように、スペ
クトラムアナライザ36には、予め、基準基盤16から
得られた基準スペクトルが入力されている。そして、コ
ントローラ38は、被検体14の反射波スペクトルから
基準スペクトルを差し引く命令をスペクトラムアナライ
ザー36に出力するとともに、スペクトラムアナライザ
ーの最小値検索機能を機能させて、上記減算によって得
られた新しい反射波スペクトル上の反射強度極小部の周
波数を検出させる。コントローラ38は、検出された周
波数から薄膜2oの膜厚dを算出し、デイスプレー42
に表示する。
このように、スペクトラムアナライザー36は、この発
明におけるスペクトル形成手段、減算手段および検出手
段を構成している。また、コントローラ38は、この発
明における算出手段を構成している。
明におけるスペクトル形成手段、減算手段および検出手
段を構成している。また、コントローラ38は、この発
明における算出手段を構成している。
次に、以上のように構成された膜厚測定装置を用いて被
検体14の膜厚を測定する方法を説明する。
検体14の膜厚を測定する方法を説明する。
まず、被検体14の膜厚測定に先立ち、被検体と同一の
物質で形成された基盤および薄膜を有する試料を用意す
る。そして、この試料の薄膜に種々の入射角にて超音波
を照射することにより、反射波スペクトルに反射強度極
小部が現れる時の入射角θを求める。続いて、試料の薄
膜・の膜厚を種々変化させて種々の反射波スペクトルを
形成し、これらの反射波スペクトルから反射波極小部に
おける周波数fを変数とする膜厚dの関数d−C/fを
求める。ここで、Cは、薄膜および基盤の弾性的定数と
、超音波伝達媒体としての水10の音速および密度と、
によって決まる定数である。そして、入射角θおよび膜
厚dの関数は、予め、コントローラ38に記憶される。
物質で形成された基盤および薄膜を有する試料を用意す
る。そして、この試料の薄膜に種々の入射角にて超音波
を照射することにより、反射波スペクトルに反射強度極
小部が現れる時の入射角θを求める。続いて、試料の薄
膜・の膜厚を種々変化させて種々の反射波スペクトルを
形成し、これらの反射波スペクトルから反射波極小部に
おける周波数fを変数とする膜厚dの関数d−C/fを
求める。ここで、Cは、薄膜および基盤の弾性的定数と
、超音波伝達媒体としての水10の音速および密度と、
によって決まる定数である。そして、入射角θおよび膜
厚dの関数は、予め、コントローラ38に記憶される。
その後、膜厚測定装置による被検体14の測定が開始さ
れる。第2図は、膜厚測定の動作を示すフローチャート
であり、この図を参照しながら説明する。
れる。第2図は、膜厚測定の動作を示すフローチャート
であり、この図を参照しながら説明する。
まず、コントローラ38からスペクトラムアナライザー
36に初期化信号が入力され、スペクトラムアナライザ
ーの初期化が行なわれる。次に、姿勢制御装置26によ
り第1および第2のトランスデユーサ22.24が基準
基盤16の上方に移動され、第1のトランスデユーサか
ら基準基盤の表面に超音波が照射される。そして、スペ
クトラムアナライザー36は、第2のトランスデユーサ
24で受信した反射超音波に基づき基準基盤の反射波ス
ペクトル、つまり、基準スペクトル5R(f)を形成す
る。第3図に示すように、基準スペクトルSR(f)は
反射強度極小部を持たない。
36に初期化信号が入力され、スペクトラムアナライザ
ーの初期化が行なわれる。次に、姿勢制御装置26によ
り第1および第2のトランスデユーサ22.24が基準
基盤16の上方に移動され、第1のトランスデユーサか
ら基準基盤の表面に超音波が照射される。そして、スペ
クトラムアナライザー36は、第2のトランスデユーサ
24で受信した反射超音波に基づき基準基盤の反射波ス
ペクトル、つまり、基準スペクトル5R(f)を形成す
る。第3図に示すように、基準スペクトルSR(f)は
反射強度極小部を持たない。
この基クスベクトルSR(f)は、スペクトラムアナラ
イザー36のチャンネル2に記憶される。
イザー36のチャンネル2に記憶される。
続いて、第1および第2のトランスデユーサ22.24
は、姿勢制御装置26によって被検体14の上方に移動
される。また、第1のトランスデユーサ22は、薄膜2
0に対する超音波の入射角が上記θとなるように、また
、第2のトランスデユーサ24は、薄膜20で反射した
超音波を受信できるように、それぞれ姿勢制御装置26
によって角度21整される。この状態で、第1のトラン
スデユーサ22から被検体14の薄膜20に超音波を照
射し、その反射超音波からスペクトラムアナライザー3
6により第4図に示すような被検体14の反射波スペク
トルST (f)を形成する。
は、姿勢制御装置26によって被検体14の上方に移動
される。また、第1のトランスデユーサ22は、薄膜2
0に対する超音波の入射角が上記θとなるように、また
、第2のトランスデユーサ24は、薄膜20で反射した
超音波を受信できるように、それぞれ姿勢制御装置26
によって角度21整される。この状態で、第1のトラン
スデユーサ22から被検体14の薄膜20に超音波を照
射し、その反射超音波からスペクトラムアナライザー3
6により第4図に示すような被検体14の反射波スペク
トルST (f)を形成する。
得られた反射波スペクトルST (f)はスペクトラ
ムアナライザー36のチャンネル1に記憶される。
ムアナライザー36のチャンネル1に記憶される。
スペクトラムアナライザー36は、コントローラ38か
らの減算指令に応じて、反射波スペクトルs−r (
f)から基準スペクトルSR(f)を減算し、第5図に
示すような新しいスペクトル、つまり、相対スペクトル
SN (f)を形成する。得られた相対スペクトルs
N (f)はスペクトラムアナライザー36のチャンネ
ル1に記憶される。
らの減算指令に応じて、反射波スペクトルs−r (
f)から基準スペクトルSR(f)を減算し、第5図に
示すような新しいスペクトル、つまり、相対スペクトル
SN (f)を形成する。得られた相対スペクトルs
N (f)はスペクトラムアナライザー36のチャンネ
ル1に記憶される。
第5図から分かるように、相対スペクトル5N(f)は
反射波スペクトルST (f)に比較して、反射強度
極小部を強調して示すことができる。
反射波スペクトルST (f)に比較して、反射強度
極小部を強調して示すことができる。
続いて、スペクトラムアナライザー36は、コントロー
ラ38からの指令に応じて、最小値検索機能により相対
スペクトルsN (f)上の反射強度極小部の周波数f
を検出する。そして、コントローラ38は、検出された
周波数Cおよび予め記憶されている関数d−C/fから
被検体14の薄膜20の膜厚dを算出する。算出された
膜厚dは、デイスプレー42に表示される。
ラ38からの指令に応じて、最小値検索機能により相対
スペクトルsN (f)上の反射強度極小部の周波数f
を検出する。そして、コントローラ38は、検出された
周波数Cおよび予め記憶されている関数d−C/fから
被検体14の薄膜20の膜厚dを算出する。算出された
膜厚dは、デイスプレー42に表示される。
以上の行程により被検体14の膜厚測定が終了し、以後
、膜厚測定装置は新な被検体の測定に備える。
、膜厚測定装置は新な被検体の測定に備える。
以上のように構成された膜厚測定装置によれば、スペク
トラムアナライザー36により被検体の反射波スペクト
ル5−r(f)から基準スペクトルSl((f)を差し
引いて相対スペクトルSN (f)を形成している。そ
して、相対スペクトル5NCf>は、反射波スペクトル
ST (f)に比較して、反射強度極小部を強調して
示すことができるため、この反射強度極小部の周波数を
容易にかつ自動的に検出することが可能となる。その結
果、膜厚の1lFI定を敏速に行なうことができる。
トラムアナライザー36により被検体の反射波スペクト
ル5−r(f)から基準スペクトルSl((f)を差し
引いて相対スペクトルSN (f)を形成している。そ
して、相対スペクトル5NCf>は、反射波スペクトル
ST (f)に比較して、反射強度極小部を強調して
示すことができるため、この反射強度極小部の周波数を
容易にかつ自動的に検出することが可能となる。その結
果、膜厚の1lFI定を敏速に行なうことができる。
なお、この発明は上述した実施例に限定されることなく
、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、こ
の発明の膜厚測定装置によって化1定可能な被検体は上
記実施例に限らず、被検体の基盤は鉄、ニッケル合金等
の金属、あるいはセラミックス等でもよく、また、薄膜
は、金属メツキ層の他、蒸着膜、ペンキ塗装膜、印刷イ
ンキ膜等でもよい。更に、超音波伝達媒体として、水の
他に、アルコール、水銀、液体ヘリウム等を用いてもよ
い。
、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、こ
の発明の膜厚測定装置によって化1定可能な被検体は上
記実施例に限らず、被検体の基盤は鉄、ニッケル合金等
の金属、あるいはセラミックス等でもよく、また、薄膜
は、金属メツキ層の他、蒸着膜、ペンキ塗装膜、印刷イ
ンキ膜等でもよい。更に、超音波伝達媒体として、水の
他に、アルコール、水銀、液体ヘリウム等を用いてもよ
い。
[発明の効果]
以上のように構成された本発明の膜厚測定装置によれば
、反射強度極小部の周波数を自動的に検出することがで
き、その結果、被検体の膜厚を容易にかつ敏速に411
1定することができる。
、反射強度極小部の周波数を自動的に検出することがで
き、その結果、被検体の膜厚を容易にかつ敏速に411
1定することができる。
第1図は、この発明の一実施例に係る膜厚、l1lj定
装置を概略的に示す側面図、第2図は、上記測定装置の
動作を示すフローチャート、第3図は基準基盤の反りJ
、j波スペクトルを示す図、第4図は、被検体の反射波
スペクトルを示す図、第5図は、相対スペクトルを示す
図である。 14・・・被検体、16・・・基準基盤、18・・・基
盤、20・・・薄膜、22・・・第1のトランスデユー
サ、24・・・第2のトランスデユーサ、36・・・ス
ペクトラムアナライザー 38・・・コントローラ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 周 波 数 (MHz) 周 波 数 (MHz)
装置を概略的に示す側面図、第2図は、上記測定装置の
動作を示すフローチャート、第3図は基準基盤の反りJ
、j波スペクトルを示す図、第4図は、被検体の反射波
スペクトルを示す図、第5図は、相対スペクトルを示す
図である。 14・・・被検体、16・・・基準基盤、18・・・基
盤、20・・・薄膜、22・・・第1のトランスデユー
サ、24・・・第2のトランスデユーサ、36・・・ス
ペクトラムアナライザー 38・・・コントローラ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 周 波 数 (MHz) 周 波 数 (MHz)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 基盤と基盤上に形成された膜とを有する被検体の膜厚を
測定する膜厚測定装置において、 超音波伝達媒体を通して上記被検体の膜表面に所定の入
射角にて超音波を照射する超音波照射手段と、 上記膜表面で反射した超音波を受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された超音波から上記被検体
の反射波スペクトルを形成するスペクトル形成手段と、 反射波スペクトルに反射強度極小部が生じない基準基盤
の反射波スペクトルを上記スペクトル形成手段によって
形成された反射スペクトルから減算し相対スペクトルを
形成する減算手段と、上記相対スペクトル上の反射強度
極小部の周波数を検出する検出手段と、 上記検出された周波数から上記被検体の膜厚を算出する
算出手段と、を備えていることを特徴とする膜厚測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11596989A JPH02296104A (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 膜厚測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11596989A JPH02296104A (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 膜厚測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02296104A true JPH02296104A (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=14675620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11596989A Pending JPH02296104A (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 膜厚測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02296104A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7040170B2 (en) * | 2003-08-21 | 2006-05-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Methods for measuring strength of film and determining quality of object having the film |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120803A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-29 | Toppan Printing Co Ltd | 膜厚測定方法 |
-
1989
- 1989-05-11 JP JP11596989A patent/JPH02296104A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120803A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-29 | Toppan Printing Co Ltd | 膜厚測定方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7040170B2 (en) * | 2003-08-21 | 2006-05-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Methods for measuring strength of film and determining quality of object having the film |
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