JPH02295886A

JPH02295886A - マンコンベアの手摺駆動装置

Info

Publication number: JPH02295886A
Application number: JP11372189A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Iyoda; 洋海伊豫田; Chuichi Saito; 斉藤　忠一; Mamoru Shiina; 椎名　守; Yoshitaka Fujii; 藤井　善隆
Original assignee: Hitachi Cable Ltd; Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd; Hitachi Ltd
Priority date: 1989-05-08
Filing date: 1989-05-08
Publication date: 1990-12-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はマンコンベアの手摺駆動装置に係り、特に、磁
気利用の駆動装置に関する。

〔従来の技術〕

第５図と第６図は従来のエスカレータの手摺駆動装置を
示したもので、特開昭５６−５２３８０号公報に記載さ
れている例を示す、第６図は第５図の■−■断面である
。手摺駆動装置１はフレーム２中に内蔵されており、無
端状の手摺３を駆動する。

４は欄干で手摺３を支持するように両側に設けられてい
る。また、駆動力は原動機５の鎖歯車６からチェーン７
を介して鎖歯車８に伝達され、同軸上に設けた鎖歯車９
からチェーン１０を介して鎖歯車１１に伝達され、ここ
で、カウンタシャフト１２により左右に設けた鎖歯車１
３からチェーン１４を介して、左右の手摺駆動装置１に
設けた鎖歯車１５に伝達される。１７は手摺駆動装置１
の可動プレートで、鎖歯車１５で同軸上に一体的に設け
た鎖歯車１６を回転自在に支持し、かつ、鎖歯車１９と
同軸上に一体的に設けた駆動ローラ２０をピン２１を介
して回転自在に支持している。

従って、鎖歯車１５に伝達された動力は鎖歯車１６から
チェーン１８を介して鎖歯車１９に伝達され、駆動ロー
ラ２０を回転する。一方、２４は手摺駆動装置１の固定
ブラケットで、従動ローラ２２をピン２３を介して回転
自在に支持しており、さらに、手摺３を介して駆動ロー
ラ２２を支持している。このため、手摺３は駆動ローラ
２０の回転力と挟圧力により駆動される。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の挟圧駆動装置では、手摺の表面部と裏面を挟圧す
るため、表面の化粧ゴム面にゴミやほこりが付着してこ
びり付き、かつ、表面艶層を荒してしまい、美観を著し
く阻害していた。

本発明の目的はゴミやほこりが付着しにくく、かつ、表
面層をも荒さない駆動装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は磁気力をもつベルトの連続回転により、磁性
体を内蔵した手摺を磁気誘導することで駆動するように
したものである。

〔作用〕

上記の技術的手段により、手摺の表面化粧ゴム面に接触
することなく駆動できるので、化粧ゴム表面の美観を保
つことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図から第４図により説明
する。第２図は第１図のｎ−ｎ矢視断面、第３図は第１
図のｍ−ｍ矢視断面、第４図は第１図のＩＶ−ｒＶ矢視
断面である。３０は磁気力をもつベルトで磁気体部３０
ａと芯体３０ｂおよび歯部３０ｃからなり、かつ、無端
状に構成されている。

磁気体部３０ａは磁化した磁性体粉末と弾性体で形成さ
れ、芯体３０ｂは、伸びが少なく屈曲性のよい芯材と弾
性体とで構成し、歯部３０ｃは弾性体から成っている。

３１は駆動プーリで外周面にベルト歯部３０ｃと噛み合
う溝をもっている。

３２は従動プーリで、外周面は、やはり、ベルト歯部３
０ｃと噛み合う溝をもっている。３３は駆動スプロケッ
トで駆動ローラ３１と同軸上に一体的に設けられている
。３４は軸で駆動ローラ３１と駆動スプロケット３３を
回転自在に支持し、かつ、枠体３５に固定されている。

３６は軸で従動プーリ３２を回転自在に支持し、他端は
左右移動可能に枠体３５に支持されている。また、中央
部はブラケット３７に固定され、このブラケットはロッ
ト３８と連結されており、ばね３９とばね座４０および
ロックナツト４１で、ベルト３０を緊張している。４１
はばね３９のばね受けで枠体３５に固定されている。４
２は案内ローラで枠体３５に固定された軸４３に回転自
在に支持されている。枠体３５はブラケット４４を介し
てフレーム２に固定されたブラケット４５にボルト４６
により固定されている。一方、手摺３は芯体３ａと弾性
体３ｂとから成形されており、芯体３ａは磁性体からな
るスチールテープやスチールコードが好適であり、弾性
体３ｂは帆布や合成ゴムから成形されている。また、手
摺３は表面の化粧ゴム面とは反対側の内側面がベルト３
０と接触するように配置されている。４７はチェーンで
第５図に示したスプロケツ１〜１３から駆動スプロケッ
ト３３に駆動力を伝達しでいる。

このように構成した駆動装置では、ベルト３０の磁気体
部３０ａの磁力により、手摺３の芯体３ａの磁性体が吸
着されるので、ベルト３０の連続回転により手摺３は連
続的に移動して駆動される。

この駆動力は磁気体３０ａの磁力の強さと、駆動プーリ
３１と従動プーリ３２の軸間距離による接触長さ、およ
び、磁気体３０ａと手摺３の弾性体３ｂとの摩擦係数に
比例して得られる。また、ベルト３０の歯部３０ｃと駆
動プーリ３１の外周面の溝部が噛み合って回転駆動され
るので、この駆動力の伝達系ではスリップの生じる部分
がなく、第５図で示したスプロケット８の回転、すなわ
ち。

図示はしなかったが、踏段と手摺３との間の速度差は生
じない。また、案内ローラ４２を駆動プーリ３１と従来
プーリ３２の前後に設けているので、手摺３の入り込み
側では手摺３と磁気体３０ａの吸着位置が一定位置とな
るように案内し、かつ、手摺３の出口側では手摺３の芯
体３ａが磁気体３０ａからスムーズに引きはなす効果が
ある。なお、駆動プーリ３１や従動プーリ３２、および
、案内ローラ４２は非磁性体からなる材質にすることに
より、磁気体３０ａの磁力漏洩を防ぐことができ、駆動
効率を向上することができる。また、手摺３の芯体３ａ
が磁性体でなくても５弾性体３ｂを磁性をもった弾性体
とすることにより、同じ効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明によれば１手摺の表面化粧ゴム面に接触すること
なく、手摺を駆動できるので、表面化粧ゴム面にゴミや
ほこりを強制的に付着させることがなく、かつ、表面の
鉛層を荒すこともないので、表面化粧ゴム面の美観を保
つ効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマンコンベアの手摺駆動装置の一実施
例の側面図、第２図は第１図の■−■矢視断面図、第３
図は第１図のｍ−ｍ矢視断面図。第４図は第１図のＩＶ−ＩＶ矢視断面図、第５図は従来
のマンコンベアの手摺駆動装置の一実施例の側面図、第
６図は第５図のＶＩ−ＶＩ矢視断面図である。３・・・手摺、３ａ・・・磁性体からなる芯体、３０・
・・磁気力をもつベルト、３０ａ・・・磁気体、３０ｂ
・・・芯体、３０ｃ・・・歯部、３１・・・駆動プーリ
、３２・・・従来プーリ、４２・・・案内ローラ。３゜県３図ｚ第口第６０

Claims

【特許請求の範囲】１、欄干パネル上の手摺デッキに掛けられた移動手摺を
、動力伝達機構と手摺駆動機構により、循環移動させる
手摺駆動装置を備えたマンコンベアにおいて、磁気力をもつたベルトの連続回転により、磁性体を内蔵
した手摺を磁気誘導するようにしたことを特徴とするマ
ンコンベアの手摺駆動装置。２、前記磁気力をもつたベルトを磁化した磁性体粉末と
弾性体とで構成したことを特徴とする請求項１に記載の
マンコンベアの手摺駆動装置。３、ベルトの連続回転を無端状の連続歯の噛み合いで伝
達するように構成したことを特徴とする請求項に１記載
のマンコンベアの手摺駆動装置。４、前記磁気力をもつたベルトをタイミングベルトの背
面に磁石を断続的に埋込んで構成した請求項１に記載の
マンコンベアの手摺駆動装置。５、前記手摺に内蔵した前記磁性体を芯体とし、前記芯
体をスチールテープ又はスチールコードで構成した請求
項１に記載のマンコンベアの手摺駆動装置。６、前記手摺に内蔵した磁性体を磁性体粉末とし、合成
ゴムとの混合体で構成した請求項１に記載のマンコンベ
アの手摺駆動装置。７、磁気力をもつたベルトを連続回転する回転体を非磁
性体で構成した請求項１に記載のマンコンベアの手摺駆
動装置。