JPH02295865A - 糸管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスピンドルに嵌着する糸管に関するものである
。

繊維産業、特に精紡機ではこの種の管が毎日何度も用い
られている。慣用の管では、管の下端がスピンドルの円
錐部に把持されるのみで心当しが行なわれている。たい
てい３つのスプリングの装填されたキャロット（ｃａｌ
ｌｏｔｅ）型カムがスピンドル高さの約５７６でスピン
ドル周上に備えられている。このカムはスプリングが偏
位するからチューブの心当しをしない。この種の嵌着は
２２．　ＯＯＯｒｐｍまでの通常のスピンドル回転にあ
っては申し分なかった。しかしながら回転数を高める傾
向となってきて問題が生じている。キャロット型カムが
遠心力によって空スピンドルから振り出されることもた
まには生じている。一方ではこの事は人間に危険であり
、そして他方、このスピンドルは不均衡になる。その上
、影響を受けたスピンドルの修理もなされねばならず、
そしてその事は一定条件下での全リング紡績機の完全な
停止を伴う。後続の結果は、キャロットスプリングのス
プリング負荷は増大された遠心力で減少され、それ故管
は振り動き、且つスピンドル上に正しく保持出来ず、再
び不均衡問題を引起こす。管材料の固有弾性のために、
スピンドル円錐部上にある管径が広がり、それ故把持機
能が弱くなる。

本発明の目的は、従って、前述の欠陥を克服し、且つ益
々高い回転速度にあってもスピンドルにより強固に把持
され、それによって正確な同心位置が維持される高速用
の糸管を提供することにある。

この目的は、管の少くとも一部が本目的のために配置さ
れたスピンドルの周囲の部分上に置かれることで果たさ
れる。これによって把持は管の外径の広くなることのた
めに益々堅実になる。管の一部が遠心力又は求心力によ
ってスピンドルの一部に対向して加圧されるので、管の
同心位置は維持される。管はスピンドルの上端及び下端
領域で好都合に把持される。管は管の下部領域で心当し
リム（ｒｉｍ）に対向配置される。把持は管の下部領域
でのリップ（ｌｉｐ）の形成のために増加される。

さえぎる心当しリムのために、飛散及び解放繊維が排出
される時に自己清掃機能が引起される。

同様に、発明思想は、管が下ろされた時に管の下部把持
領域を保護する保護リングの準備にある。

管はスピンドルの頂部の中心孔内に押し込まれるスピゴ
ット（差し込み部）を管の上部領域に備えている。製造
の観点から、これは非円形断面、例えば方形断面の凹部
より簡単である。スピゴット（ｓｐｉｇｏｔ）が中空に
形成され、その上、リップが中空スピゴット内に形成さ
れる時、その時は把持力は上部管領域で増強される。小
さな製造誤差が調整可能であり、且つ把持力がスピンド
ルの静止時にも有効なように、上側及び下側リップがわ
ずかに外方に傾けられれば有利となる。当然、リップは
スピンドルへの適合を容易にするために適切な傾斜を持
つべきである。

スピゴットのための上向きの孔内に切り込んだ水平方向
の孔は孔内に集まる飛散物の自動的遠心分離作用を可能
にする。

重要な利点は、更に保護リング、中空スピゴット、及び
把持リップと一緒に管が慣用のプラスチックの一体物か
ら簡単に製造可能なことである。

本発明は、以下に添付図を用いてより詳述する。

実施例 通常のスピンドル２は、下部のわずかな円錐形部分３と
、中間の円柱形縦部分４と、わずかな円錐形の上部縦部
分５とを有している。下方の巻き付はクラウン（ｃｒｏ
ｗｎ）　　８もまた普通である。これに加えて、心当し
リム、又は心当しクラウン９が下巻きクラウン８の上方
でスピンドル２に配置されている。心当しリム９はスピ
ンドルに１体物として結合され、且つ望ましくは周囲に
均等に分割された３つの部分リム１０を有している。飛
散物は空で回転しているスピンドルのために部分リム間
の欠けた空間から排出される。上方に向けられた垂直孔
１６がスピンドル２の頂部１５中夫に配置されている。

水平孔１７がスピンドル２を貫通して延び、そして孔１
６内へと切り込まれている。

目的は空で回転するスピンドルで集められた飛散物を抜
は出すことであ。

第１図の左半分に見られる一体物の管２１はスピンドル
と接触しており、そして、上部と下部の２個所でスピン
ドル２を把持している。管２１の下方に向けられた中空
スピゴット２３は孔１６内に通されている。中空スピゴ
ット２３は下で開いた縦開口２４を有し、該縦開口によ
ってリップ２５が形成されている。これらリップ２５群
がリップのまわりにあるスピンドル部分１５上に遠心力
で加圧され、そして遠心力が大きければ大きい程、管２
１をスピンドル２上により強固に把持し、それによって
管の同心位置の維持が継続することが明らかである。リ
ップ２５群はわずかに外方に、即ち２〜３度外方に傾斜
される。図面では、この事は鎖線で示されている。斜面
は符号２７で示されている。これらは中空スピゴット２
３の孔１６内への導入を容易にする目的を備えている。

管２１の有効ストロークの寸法を増すために、中空スピ
ゴット２３はチューブ３０の上端の下方に隙間（ゆとり
）を備えている。管の安定性を増すために、２〜３の、
例えば３つの強化リプ３１が管の上部領域に備えられて
いる。

管の下端領域にもリップ３５が備えられており、これら
リップは第２図で示され、且つ述べられたものと同一で
ある。これらリップ３５は、またわずかに外方に傾けら
れており、そして中空スピゴット２３の斜面２７のよう
にぴったりした斜面を有している。これらリップは心当
しリム９か部分リム１０かによって取囲まれている。連
続した保護リングがリップ３５を損傷から保護している
。

請求の範囲のあらゆる可能な形態が考慮に入れられるこ
とは明白に指摘される。例えば、この仕方では、請求項
１は、あらかじめ関連した全ての他の請求項と一体にさ
れても、単一でも、或いはいくつかの所望の基本的結合
にされても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図はスピンドルを部分断面で示し、図の左半分で本
発明の管がスピンドルに適合された状態を示す図であり
、第２図は第１図の管に付属しているスピゴットの斜視
図である。 ２・・・スピンドル、　　　８・・・下巻きクラウン、
９・・・心当しクラウン、 １６・・・垂直孔、 ２１・・・管、 ２４・・・縦開口、 ２７・・・斜面、 ３１・・・強化リブ。 １０・・・リム、 １７・・・水平孔、 ２３・・・中空スピゴッ ２５．３５・・・リップ、 ３０・・・チューブ、 ト、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少くとも管の一部がこの目的のために管を取巻いて
   配置されたスピンドル部分上に置かれることを特徴とす
   るスピンドルを把持するための糸管。 ２、管が下部管領域を有し、これを取巻いて配置された
   スピンドルの部分が心当しリングである、請求項１に記
   載の糸管。 ３、管の下部領域が下向きの開口を備えており、該開口
   によってリップが配置されている、請求項２に記載の糸
   管。 ４、心当しリムが直立の部分リムから成っている、請求
   項２に記載の糸管。 ５、管の下端領域が保護リングを備え、該リングが心当
   しリムの外表面と係合している、請求項２に記載の糸管
   。 ６、管の一部が下向きのスピゴットであり、このために
   スピンドルの取巻き部分がスピンドルの頂部で上向き開
   口である、請求項１に記載の糸管。 ７、少くとも１つの実質上水平の孔がスピンドル内に備
   えられ、該孔が上向き開口内に開いている、請求項１に
   記載の糸管。 ８、スピゴットが円形断面を有し、且つ上向き開口が孔
   である、請求項６に記載の糸管。 ９、スピゴットが中空体である、請求項６に記載の糸管
   。 １０、中空スピゴットが開口を有し、該開口によってリ
   ップが下方に向けられて形成されている、請求項９に記
   載の糸管。 １１、リップがわずかに外方に傾けられる、請求項３、
   又は９に記載の糸管。 １２、スピゴットが管の上端の下方に間隙を備えて配置
   され、強化リブが備えられている、請求項９に記載の糸
   管。 １３、管が一体物として作られている、請求項１項から
   １２項までのいずれか１項に記載の糸管。