JPH0229426Y2 - - Google Patents

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JPH0229426Y2
JPH0229426Y2 JP1984095880U JP9588084U JPH0229426Y2 JP H0229426 Y2 JPH0229426 Y2 JP H0229426Y2 JP 1984095880 U JP1984095880 U JP 1984095880U JP 9588084 U JP9588084 U JP 9588084U JP H0229426 Y2 JPH0229426 Y2 JP H0229426Y2
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heat exchanger
flow path
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line heat
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はインライン形熱交換器に関し、特に
例えばデイーゼルエンジンにより駆動される排水
ポンプなどにおいて、エンジンのシリンダ冷却水
を同排水により冷却させるために使用されるイン
ライン形熱交換器に係るものである。
〔従来技術〕
従来例によるこの種のインライン形熱交換器の
概要構成を第6図a,bに示す。
すなわち、これらの各図において、熱交換器本
体1は、内部清掃などのための分解、組立てを容
易にする目的で、長手軸方向の側面フランジ4,
4を介して着脱自在に取付けられる上下二分割さ
れた下部筐体2と上部筐体3とからなつており、
これらの下部筐体2と上部筐体3とには、相互に
取付けた状態で軸方向両端部に、後述する排水本
管に接続させるための周方向の端面フランジ5,
5を設けてある。
そして前記筐体内部に流路径、換言すると排水
本管の内径、つまり前記端面フランジ5,5の内
径よりも大径とされた熱交換室6を形成させ、か
つこの熱交換室6内にあつて、排水の流路抵抗と
ならない流路径外の入口側および出口側端部のそ
れぞれほゞ上半部に位置するように、周方向を向
いたほゞ半円弧状をなす入口側集合管7および出
口側集合管8を対向して配設させ、その両下端部
のそれぞれ一方からは入口配管9および出口配管
10を、前記下部筐体2に締着させて外部に取り
出すと共に、これらの両集合管7,8の相互間を
結合して流路に平行するように多数本の伝熱管1
1を連設させ、また流路底部を排水本管の流路底
部に一致させ、さらに前記上部筐体3上の適所に
点検窓12を設けたものである。
しかしてこのように構成される従来例での熱交
換器は、例えば第7図に示す排水施設に適用して
使用する。すなわち、この排水施設は、デイーゼ
ルエンジンAにより減速機Bを介して回転駆動さ
れる排水ポンプCを用い、この排水ンプCにより
水槽D内の汚泥などを含む水を排水本管Eから外
部に排水させるようにした構成を有しており、こ
の熱交換器については、これを前記排水本管Eの
途上に配置させると共に、その入口配管9および
出口配管10に対して、デイーゼルエンジンAの
各シリンダを巡るジヤケツトに連通させた循環管
路Fを接続させ、かつこの循環管路Fに膨張タン
クGおよび循環ポンプHを介在させ、シリンダを
冷却して加温された冷却水を、循環ポンプHによ
り各伝熱管11に循環供給させて再び冷却させる
のである。
こゝでこのように使用される熱交換器の場合、
特にその本体内の流路底部側に伝熱管11を配置
していない理由は、排水対象が下水、雨水、河川
水などであつて、この排水には一般的に塵芥、小
石などの夾雑物とか汚泥などが含まれており、も
し同流路底部側にも伝熱管11が配置されている
ときには、この底部側の伝熱管11に塵芥が纏絡
したり、小石などで損傷されたりして好ましくな
く、また流路径外での底部上流側が排水に対して
死水域となるために、同部分に汚泥の沈積が甚だ
しくて伝熱管11を埋め込むことになり、時には
伝熱管11の腐食すら問題になつて、頻繁な清掃
を必要とし、結果的に伝熱管11としての役割を
果し得なくなるからであつて、このために熱交換
の立場からは、同流路径の1/3〜1/4の範囲に亘る
流路底部側が、いわゆるデツドスペースとなつて
活用されず、所期の熱交換容量を得るのには伝熱
管11を長くするなどして、熱交換面を増加させ
なければならず、相対的に装置自体が大型化する
などの不利を招くものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は従来のこのような欠点を解決するこ
とにあるもので、熱交換室内での流路径外の全内
周部に伝熱管を配置させ、少なくとも流路底部に
対応する伝熱管の内周部に保護部材を介在させて
同部の伝熱管を夾雑物などから防護できるように
し、また下部筐体の流路底部にドレン受け凹部を
形成させ、かつこのドレン受け凹部の上流側に噴
出口、下流側にドレン抜き孔を設けて、同部を別
に洗い流せるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案は、外部両端に前記流路配
管に接続される端面フランジを有して着脱自在に
取付けられる下部筐体および上部筐体を設け、こ
れらの各筐体の熱交換室内部両端での流路径外同
心円位置に、それぞれに円環状をなす入口側、出
口側集合管を配設させ、その入口側、出口側配管
を適宜外部に取り出すと共に、これらの両集合管
の相互間を結合して流路に平行する多数本の伝熱
管を全周に亘り連設させ、かつ少なくとも前記下
部筐体の内底部に対応する各伝熱管の内周側に複
数の中空または中実丸棒によつてなる保護部材を
介装させ、さらに同内底部にドレン受け凹部を形
成して、その上流側に噴出口、下流側にドレン抜
き孔を設けたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、この考案に係るインライン形熱交換器の
実施例につき、第1図ないし第5図を参照して詳
細に説明する。
第1図および第2図は第1実施例の概要構成を
示している。
この第1実施例において、熱交換器本体13
は、長手軸方向の側面フランジ16,16により
着脱自在に取付けられる上下二分割された横断面
円筒状の下部筐体14と上部筐体15とからなつ
ており、これらの下部筐体14と上部筐体15と
には、相互に取付けた状態で軸方向両端部に、排
水本管に接続させる周方向の端面フランジ17,
17を設けてある。
そして前記筐体14,15の内部に形成される
熱交換室18内には、排水の流路抵抗とならない
流路径外の入口側および出口側端部のそれぞれに
位置して、周方向に円環状をなす入口側集合管1
9および出口側集合管20を対向して配設させ、
各集合管19,20からは入口配管21および出
口配管22を外部に取り出すと共に、これらの両
集合管19,20の相互間を結合して全内周に亘
り流路に平行する多数本の伝熱管23を連設させ
て熱交換部とし、また少なくとも前記下部筐体1
4の流路底部に対応する各伝熱管23の内周側に
あつて、多数本の中空または中実丸棒によつてな
る保護部材26を前記両集合管19,20の支持
板24,25に懸け渡すようにして連設支持さ
せ、さらに同下部筐体14の内底部にドレン受け
凹部27を形成させ、かつこのドレン受け凹部2
7の入口側、すなわち上流側の数箇所に噴出口2
8を、下流側にドレン抜き孔29をそれぞれに設
けてある。なお、30は適宜に配設された点検窓
である。
こゝで前記保護部材26は各伝熱管27の全内
周に亘り設けても差し支えなく、また必ずしも前
述の中空または中実丸棒に限られず、中空または
中実角棒や金網状、多孔板状部材とか、あるいは
それらの組合せであつてもよい。
従つてこの実施例装置構成の場合には、熱交換
室18内にあつて底部を含めた流路径外の全内周
部に伝熱管27を配置させたことにより、熱交換
部としてのデツドスペースがなくなり、必要にし
て充分な熱交換容量を小さい容積内に形成でき
る。また少なくとも流路底部に対応する伝熱管2
3の内周部に保護部材26を介在させたことによ
り、同流路底部の伝熱管23を塵芥、小石などの
夾雑物から充分に防護できる。さらにこのように
流路径外の内底部に形成させたドレン受け凹部2
7には、第3図に示すように、熱交換部を通る排
水32の流れに伴ない、殊に同ドレン受け凹部2
7の上流側に滞水域、いわゆる死水域31を生
じ、同水域部分に汚泥などの沈積が甚だしくて伝
熱管11を埋め込んでしまうが、このときはたと
え熱交換時であつても、適時に別の水源からの水
流33を各噴出口28から排水の流れに従つて噴
出、いわゆるジエツト水流として噴出させること
により、この死水域31に堆積される汚泥など
を、撹拌させるようにしてドレン抜き孔29へ容
易に洗い流し得るのである。そしてまた内部清掃
などのための分解、組立ては、前記した従来の場
合と同様にして下部筐体14から上部筐体15を
取外し、また必要に応じて入口側、出口側の両配
管21,22へのシリンダ冷却系の接続を取り除
いて、入口側、出口側の両集合管21,22と各
伝熱管23からなる熱交換部、ならびに保護部材
26を清掃すればよい。
また第4図に示す第2実施例でのように、前記
ドレン受け凹部27の底部に適当する下り勾配3
4を与えることによつて、ジエツト水流33によ
る洗い流し作用を一層効果的に行なわせ得るので
あり、さらに第5図に示す第3実施例でのよう
に、ドレン受け凹部27の噴出28およびドレン
抜き孔29の各配管に電磁弁35,36などを配
し、これをポンプ起動スイツチに連動させると共
に、タイマなどを組み合わせて、ドレン受け凹部
27での洗い流し作用を、例えば所定時間毎に自
動的に行なわせるようにすることもできるのであ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したようにこの考案によるときは、冷
却用水としても用いられる排水などの流路配管中
に介在されるインライン形熱交換器において、下
部筐体の熱交換室内部両端での流路径外同心円位
置に、それぞれに円環状をなす入口側、出口側集
合管を配設させ、これらの両集合管の相互間を結
合して流路に平行する多数本の伝熱管を全内周部
に連設させたから、従来のような熱交換部として
のデツドスペースがなくなり、必要にして充分な
熱交換容量を小さい容積内に形成できて、結果的
に装置構成の小型、コンパクト化が達成され、据
付スペースも少なくてすむのであり、また下部筐
体の少なくとも内底部に対応する各伝熱管の内周
側に保護部材を介装させたので、同部での各伝熱
管の伝熱効率をほとんど低下させずに、これを塵
芥、小石などの夾雑物から防護でき、さらに同下
部筐体の内底部にドレン受け凹部を形成させ、こ
のドレン受け凹部の上流側に噴出口、下流側にド
レン抜き孔を設けたゝめ、噴出口からのジエツト
水流により、堆積される汚泥などをドレン抜き孔
に容易に洗い流し得られ、しかも装置構成が比較
的簡単で容易に実施し得るなどの実用上有益な
種々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1実施例に
よるインライン形熱交換器の概要構成を示す縦断
面図および横断面図、第3図は同上排水とジエツ
ト水流との流れを説明する摸式図、第4図および
第5図は同上第2および第3実施例によるインラ
イン形熱交換器の概要説明図、第6図a,bは従
来例によるインライン形熱交換器の概要構成を示
す半截側面図および横断面図、第7図は同上イン
ライン形熱交換器を適用した排水ポンプ装置の概
要を示す構成図である。 13……熱交換器本体、14および15……下
部および上部筐体、17……端面フランジ、18
……熱交換室、19および20……入口側および
出口側集合管、21および22……入口側および
出口側配管、23……伝熱管、26……保護部
材、27……下部筐体のドレン受け凹部、28…
…噴出口、29……ドレン抜き孔、33……ジエ
ツト水流、34……下り勾配、35,36……電
磁弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 冷却用水として用いられる排水などの流路配
    管中に介在されるインライン形熱交換器であつ
    て、外部両端に前記流路配管に接続される端面
    フランジを有して着脱自在に取付けられる下部
    筐体および上部筐体を設け、これらの各筐体の
    熱交換室内部両端での流路径外同心円位置に、
    それぞれに円環状をなす入口側、出口側集合管
    を配設させ、その入口側、出口側集合管を適宜
    外部に取り出すと共に、これらの両集合管の相
    互間を結合して流路に平行する多数本の伝熱管
    を全周に亘り連設させ、かつ少なくとも前記下
    部筐体の内底部に対応する各伝熱管の内周側に
    複数の中空または中実丸棒によつてなる保護部
    材を介装させ、さらに同内底部にドレン受け凹
    部を形成して、その上流側に噴出口、下流側に
    ドレン抜き孔を設けたことを特徴とするインラ
    イン形熱交換器。 (2) 保護部材をすべての伝熱管の内周側に介装さ
    せたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のインライン形熱交換器。 (3) 保護部材が中空もしくは中実角棒、または金
    網状、多孔板状などのいずれかの部材もしくは
    これらの組合せからなることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    インライン形熱交換器。 (4) ドレン受け凹部に対して上流側から下流側に
    向う下り勾配を与えたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のインライン形交
    換器。 (5) ドレン受け凹部の噴出口およびドレン抜き孔
    に接続する配管にそれぞれ電磁弁を介在させ、
    これらの各電磁弁を適時に開弁させてジエツト
    水流を噴出し得るようにしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項または第4項記
    載のインライン形熱交換器。
JP9588084U 1984-06-25 1984-06-25 インライン形熱交換器 Granted JPS6113168U (ja)

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JP9588084U JPS6113168U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 インライン形熱交換器

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JP9588084U JPS6113168U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 インライン形熱交換器

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JPS6113168U JPS6113168U (ja) 1986-01-25
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ID=30655135

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JP9588084U Granted JPS6113168U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 インライン形熱交換器

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113498U (ja) * 1974-07-18 1976-01-31
JPS5541755A (en) * 1978-09-20 1980-03-24 Toshiba Corp Wire-bonding apparatus

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113498U (ja) * 1974-07-18 1976-01-31
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JPS6113168U (ja) 1986-01-25

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