JPH0229371B2 - Haigasunoshorihoho - Google Patents
HaigasunoshorihohoInfo
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- JPH0229371B2 JPH0229371B2 JP60256616A JP25661685A JPH0229371B2 JP H0229371 B2 JPH0229371 B2 JP H0229371B2 JP 60256616 A JP60256616 A JP 60256616A JP 25661685 A JP25661685 A JP 25661685A JP H0229371 B2 JPH0229371 B2 JP H0229371B2
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- mercury
- gas
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- sulfuric acid
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Landscapes
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、排ガスの処理方法に関する。特に、
水銀含有ガスに対する処理方法に関する。
水銀含有ガスに対する処理方法に関する。
発明の従来技術
従来、排ガス中の水銀を除去する方法として
は、酸化剤を含む溶液で酸化して除去する酸化
法、セレンを含む溶液でセレン化して除去するセ
レン化法等がある。
は、酸化剤を含む溶液で酸化して除去する酸化
法、セレンを含む溶液でセレン化して除去するセ
レン化法等がある。
しかしながら、これらの方法では、処理コスト
が高く、又は、除去効果が望ましくなく、さらに
SO2含有ガス中に水銀が多い場合は、後の硫酸製
造工程において、水銀を多く含む硫酸となる等の
問題があつた。
が高く、又は、除去効果が望ましくなく、さらに
SO2含有ガス中に水銀が多い場合は、後の硫酸製
造工程において、水銀を多く含む硫酸となる等の
問題があつた。
そこで本発明者等は鋭意研究した結果、以下の
発明をなした。
発明をなした。
発明の構成
即ち、本発明は、
(1) 水銀含有ガス中の洗浄水中に、硫化砒素を添
加し、前記洗浄水中のイオン化した水銀を低下
せしめ、排ガス中の水銀を低下せしめることを
特徴とする排ガスの処理方法。
加し、前記洗浄水中のイオン化した水銀を低下
せしめ、排ガス中の水銀を低下せしめることを
特徴とする排ガスの処理方法。
(2) 水銀含有ガスが、亜硫酸ガスを含有している
(1)記載の排ガスの処理方法。
(1)記載の排ガスの処理方法。
発明の具体的説明
本発明の対象排ガスは、水銀を含有するガスで
ある。水銀含有ガスには、硫化鉄鉱、閃亜鉛鉱、
方鉛鉱、硫化銅鉱の焼結あるいは焙結する際に発
生するガスがある。
ある。水銀含有ガスには、硫化鉄鉱、閃亜鉛鉱、
方鉛鉱、硫化銅鉱の焼結あるいは焙結する際に発
生するガスがある。
さらには、廃乾電池処理においても、水銀含有
ガスが発生する。これらの排ガスが本発明の対象
ガスである。
ガスが発生する。これらの排ガスが本発明の対象
ガスである。
対象ガスは、洗浄水で洗浄される。通常該洗浄
水は、循環使用される。
水は、循環使用される。
SO2含有ガスである場合は、洗浄液の酸濃度
は、50〜200ｇ／程度のフリーの硫酸が存在す
る。
は、50〜200ｇ／程度のフリーの硫酸が存在す
る。
上記洗浄水中には、ガス中のHgが捕集される。
しかしがら、この液中にHgイオンが一定量以上
存在すると処理排ガスの水銀が多くなり好ましく
ないのである。
しかしがら、この液中にHgイオンが一定量以上
存在すると処理排ガスの水銀が多くなり好ましく
ないのである。
例えば、SO2含有ガス中のHgを処理する場合
は、洗浄水中の水銀を５mg／以下にすることに
より、後工程で回収する製品硫酸中のHg濃度を
十分低いものとし得るのである。
は、洗浄水中の水銀を５mg／以下にすることに
より、後工程で回収する製品硫酸中のHg濃度を
十分低いものとし得るのである。
以上のことから、洗浄水中の水銀を固定するた
めに、硫化砒素を適当量添加しておくことが良い
のである。
めに、硫化砒素を適当量添加しておくことが良い
のである。
洗浄水中のHgイオンの一部に対し、硫化砒素
が５〜20倍含ましめておくことが望ましい。
が５〜20倍含ましめておくことが望ましい。
これにより、洗浄水中のHgイオンは0.2mg／
以下となる。
以下となる。
またこの場合、洗浄水の量は、排ガス1Nm3／
Ｈに対し0.01〜1.0m3／Ｈの量が使用される。
Ｈに対し0.01〜1.0m3／Ｈの量が使用される。
さらに洗浄水の温度は、５〜50℃であることが
好ましい。
好ましい。
例えば、硫化銅鉱石を、自溶炉で処理する場合
は、排ガスはつぎのように処理がなされる。
は、排ガスはつぎのように処理がなされる。
硫化銅鉱石は自溶炉で酸化製練され、SO2ガス
とともに水銀が、ホツトコツトレルに入り熱回収
され、さらにベンチユリースクラバーで洗浄がな
され、ガス冷却器を通過し、ミストコツトレルで
ガス中の水分が回収される。
とともに水銀が、ホツトコツトレルに入り熱回収
され、さらにベンチユリースクラバーで洗浄がな
され、ガス冷却器を通過し、ミストコツトレルで
ガス中の水分が回収される。
本発明の洗浄液とは、ベンチユリースクラバー
で使用される洗浄液である。
で使用される洗浄液である。
この洗浄液中のフリーの硫酸は50〜200ｇ／
であり、通常Hgイオンが５〜100mg／の状態で
存在する。この場合、硫化砒素は0.1〜1.0ｇ／
程度添加される。
であり、通常Hgイオンが５〜100mg／の状態で
存在する。この場合、硫化砒素は0.1〜1.0ｇ／
程度添加される。
この後乾燥塔、転化器、吸収塔を通り製品硫酸
を得るのである。
を得るのである。
この処理の結果、製品硫酸中のHgは0.2ppm以
下のものとなるのである。
下のものとなるのである。
発明の効果
本発明を実施することにより以下の効果を有す
る。
る。
(1) 排ガス中の水銀を簡易な方法で低減できる。
(2) 水銀濃度の低い硫酸を得ることができる。
(3) 銅製錬所等においては、所内で発生した硫化
砒素により、容易に排ガス中の水銀を除去でき
るため、排ガス処理コストを低減できる。
砒素により、容易に排ガス中の水銀を除去でき
るため、排ガス処理コストを低減できる。
(4) 水銀濃度の高い銅鉱石であつても、十分に処
理がなし得、安価な鉱石により銅製錬を実施す
ることができる。
理がなし得、安価な鉱石により銅製錬を実施す
ることができる。
実施例 １
廃乾電池を処理した排ガス中の水銀を処理する
に当り、水銀蒸発工程を経て、排ガス冷却工程で
水銀のほとんど回収したガス中の水銀を洗浄水で
洗浄し水銀を回収した。
に当り、水銀蒸発工程を経て、排ガス冷却工程で
水銀のほとんど回収したガス中の水銀を洗浄水で
洗浄し水銀を回収した。
この処理において洗浄水中の硫酸は100ｇ／
とし、水銀イオンは20mg／となり得るため硫化
砒素を0.2ｇ／添加し、液中の水銀イオンを低
下せしめつつ洗浄水として再使用した。
とし、水銀イオンは20mg／となり得るため硫化
砒素を0.2ｇ／添加し、液中の水銀イオンを低
下せしめつつ洗浄水として再使用した。
この結果水銀イオン濃度は、洗浄液中0.2mg／
以下となり、排ガス中の水銀の除去も効果的に
行われた。
以下となり、排ガス中の水銀の除去も効果的に
行われた。
実施例 ２
硫化銅鉱石を自溶炉で処理し、SO210％、水銀
0.3ppm含むガスをホツトコツトレルを通過後、
ベンチユリースクラバーで洗浄した。この場合、
洗浄水中のフリーの硫酸は150ｇ／、硫化砒素
の添加量は、水銀イオン濃度は30mg／となり得
るため0.3ｇ／とした。
0.3ppm含むガスをホツトコツトレルを通過後、
ベンチユリースクラバーで洗浄した。この場合、
洗浄水中のフリーの硫酸は150ｇ／、硫化砒素
の添加量は、水銀イオン濃度は30mg／となり得
るため0.3ｇ／とした。
これにより洗浄液中の水銀イオン濃度は５mg／
以下となり、ガス冷却器、ミストコツトレル、
乾燥塔、転化器、吸収塔を経て得られる製品硫酸
中の水銀は0.15ppmであり、きわめて水銀濃度の
低い硫酸が得られた。
以下となり、ガス冷却器、ミストコツトレル、
乾燥塔、転化器、吸収塔を経て得られる製品硫酸
中の水銀は0.15ppmであり、きわめて水銀濃度の
低い硫酸が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 水銀含有ガス中の洗浄水中に、硫化砒素を添
加し、前記洗浄水中のイオン化した水銀を低下せ
しめ、排ガス中の水銀を低下せしめることを特徴
とする排ガスの処理方法。 ２ 水銀含有ガスが、亜硫酸ガスを含有している
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の排
ガスの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60256616A JPH0229371B2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | Haigasunoshorihoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60256616A JPH0229371B2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | Haigasunoshorihoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62117617A JPS62117617A (ja) | 1987-05-29 |
| JPH0229371B2 true JPH0229371B2 (ja) | 1990-06-29 |
Family
ID=17295095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60256616A Expired - Lifetime JPH0229371B2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | Haigasunoshorihoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0229371B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1053596C (zh) * | 1996-04-11 | 2000-06-21 | 中国科学院半导体研究所 | 处理含砷及砷化合物的废气的方法 |
| JP5040324B2 (ja) * | 2007-01-17 | 2012-10-03 | 住友金属鉱山株式会社 | 銅製錬排ガスの冷却洗浄方法 |
-
1985
- 1985-11-18 JP JP60256616A patent/JPH0229371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62117617A (ja) | 1987-05-29 |
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