JPH02291478A - 排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置 - Google Patents

排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置

Info

Publication number
JPH02291478A
JPH02291478A JP11265289A JP11265289A JPH02291478A JP H02291478 A JPH02291478 A JP H02291478A JP 11265289 A JP11265289 A JP 11265289A JP 11265289 A JP11265289 A JP 11265289A JP H02291478 A JPH02291478 A JP H02291478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
carnot
energy
cycle
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11265289A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiko Kurisu
栗須 美知子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11265289A priority Critical patent/JPH02291478A/ja
Publication of JPH02291478A publication Critical patent/JPH02291478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,石炭や石油などの燃焼熱エネルギや,工場排
熱などの熱エネルギより機械エネルギのエネルギ変換に
際しての能率を上げるものである。また,逆に機械エネ
ルギを使って熱を吸み上げるヒートボンプ,冷凍機およ
び冷房装置など機械エネルギより熱エネルギのエネルギ
変換の能率の向上に関するものである。以下の説明にお
いては,熱より機械エネルギの変換について述べており
,ヒートポンプや冷凍機など(よ全く逆の原理で作用す
るので重復を除けて説明を省略した。
第1図に,従来のエネルギ変換の一例としてランキンサ
イクルを示した。同図の横軸は比容積で,縦軸は圧力で
ある。ランキン理論サイクルの出入の熱エネルギの関係
を式で示せff式(1)となる。
QIR=QR+Q2R−・・−・− (1)ここで,Q
IRは外部からサイクルへ加えられる熱エネJレギ7で
.この中から有効に機械エネルギLc変換されたものが
,QRでQ2Rは外部へ徘棄される熱エネルギである。
ml図で問題なのは,Q2Rが非常に大きいことである
第2図で,ランキンサイクルとカルノーサイクルを比較
した.周知のように従来のエネルギ変換サイクルはカル
ノーサイクルが最良である。周知の式であるが,カルノ
ーサイクノレの効率を式(2) に示す。
lc= ]T−−−−−− −(2) ここで,′lc:カルノーサイクルの効”ET+ ,T
ffi高熱源および低熱源絶体温度Kである。
このため,理論効率を上げるため従来採用されてレ1る
万法は2つあり1つは熱源を高温(したがって高圧)に
することと,第2は,低温源の温度を低くすることであ
ったが,この発明は従来の方法と異った別の方法につい
てのものである。
式(2)で示す熱サイクルの効率を熱量表現にすれば式
(3)ここで+Q+c二高熱源よりカルノーサイクルが
受け取る熱ffiQzc低熱源へカルノーサイクルが排
棄する量である。
第2図は,ランキンとカルノーサイクルを比較したp−
V線図である。同図において,1−2−3−4はカルノ
ーで,1−2’−3’−4′はランキンである。3t′
−3’−4′は飽和液線,l−2は断熱膨張2−3は等
温等圧の圧縮,3−4は断熱圧1g,4−1は等温等圧
膨張である。ランキンがカルノーと異なるのは3−4′
が等容圧縮である点である。
第2図の両サイクルの比較でカルノーの効率が良いのは
排熱の違いである点に着目した。すなわち,ランキンで
は,同図の2−2o−3o3の、58Nに相当する41
r訪があるのに反し,カルノーでは,2−2o−3.−
3であり,面積3−3,−3o−3だけ少ない。これを
式で示せば式(4) l:なる。
Q2R=Q2C+QSC − − − − − 一(4
)ここで発明者は,QScなる熱量は作動熱媒体の飽和
液の中へ閉じこめられる点に注目した。このことは,本
発明の核心をなすものなので,つぎの第3図を月いて更
に説明する。
第3図は,話を具体的にするため熱媒体として水(H2
0)を用い,温度範囲を100〜σC(以下・す6てこ
の温度を用いる)・舅3図は,第2図の3−4の変化を
感覚的に理解し易すくするために示した。同図で,1は
シリンダで.2はピストンである。
3は水で.4は水蒸気である。第3図の(a)は第2図
の3点の状態で,(C) は犯2図の4点で,(b)は
,3−4の間の状態を示す。
第3図の(a)状態(すなわち,2g2図の3点)では
,作IlllIgX体の乾き度がx=o.t43である
。温度は1,= O’ Cであり,(a)に示すシリン
ダーに143gの水蒸気が入っており,シリンダーの下
部には867gの水の飽和蔽がある。(ここでは,作動
媒体,水,lkgについて考えている)シリンダーには
摩擦のないピストンがついており,これを用いて準静的
(除徐に)圧縮すれば,上部の水蒸気が水の中へ押し込
められる。圧縮の進后とともに飽和液の温度が上昇し,
(C)図(すなわち4点)では,蔽温はlOO°Cに上
昇する。もちろんこのとき,ピストンに外部より圧縮機
械仕事(工業仕事Wvs)を加える必要がある。ここで
,第2図で比較した等温等圧のカルノーサイクル+ (
1−2−3−4)がランキンより有利な点は,カルノー
の圧ijg3−4がランキンの圧縮3’−4’−4より
温度上昇に必要なエネルギが少ないためである。以下,
これを数値的に説明する。ランキンで3−4’−4に変
化させるには,100°Cと09Cの水の熱量差100
kcalに3−4の等容圧縮に必要な機械エネルギ(こ
こでは,数値的に小さいので,このエネルギは首略して
考える)が必要である9すなわち.ランキンでは100
kcal以上のエネルギが必要であるが,これに反して
,カルノーでは,3点で何する水蒸気1kg当りi’?
 = 85.4 kcal (水の物゛)!を示す水蒸
気表を用い1の計算値)に外部より圧縮工業仕事Wvs
=14.6 kcalを加えて,3一4の変化でIOQ
″Cの熱水を作る。ここで,水蒸気が低温で有する85
.4 kcalはランキンサイクルでは利用出来ないエ
ネルギの排熱(潜熱の形の排熱なので排潜熱とも呼ばれ
る)であるので,カルノーでは3−4で必要なエネルギ
は排熱の85.4kcalは考える必要はな< 14.
6 kcalですむ。ここで,j3=85.4 kca
lを排(潜)熱と以下呼ぶことにする。また,この過程
で必要な圧縮工業仕事Wvsを後で説明する理由により
.カルノーのスプリング工業仕事を呼ぶことにした。ま
た,このような3−4の過程をカルノーの閉じ込め(カ
ルノークローズ)と呼ぶことにした。
等温等圧のカルノーサイクルにおいて,第2図の3−4
の圧縮で,通常は徘潜熱であるΔi’3 =85.4 
kcalに外部工業仕事Wvsだけを加えてIOO’C
の熱水を作ることが何利なことを,まえに,述べたが,
熱水中に閉じ込められる排潜熱へ13は,3−4過程の
あと4点では,熱水のi4の中に貯えられており,この
エネルギは4−1過程のあとl点で,蒸気のエネルギ,
/7の中へ吐き出される。一方.3−4で外部より加え
られたWvsは,1−2の過程で膨張工業仕事の中に吐
き出して取り出される.以上のように,i′3やWvs
はカルノーサイクルの圧縮過程では貯えられ,また,膨
張過程で吐き出される。これは,機械的スプリングが圧
縮では,機械エネルギが貯えられ,伸長時に同じ量のエ
ネルギが取り出されるのと同じようなので,ここで,l
3左へ ν7ク 潜熱と呼び.また,Wvsをスプリン
グ工業仕事と呼ぶことにした。
この発明は,等温等圧のカルノーサイクルの圧縮過程(
第2図の3−4過程)で,ランキンサイクルでは,排棄
される熱量を閉じ込める点に着目した。等温等圧カルノ
ーサイクルとランキンサイクルとの構成の違いを男4図
と第5図で,その違いを説明した。
第4図は,等温等圧のカルノーサイクルを実行させる機
関]lはシリンダ,2はピストン,3は制御弁,4はカ
ルノーの蒸発凝!?fi!i,5は加熱管,6は冷却管
,を示す。また,第5図はランキンのエネルギ変換装置
を示す。同図において,lはシリンダ,2はピストン,
3.4は制御弁,5は蒸発器,6は加熱管,7は凝縮器
,8は冷却管,9は加圧液ポンプを示す。カルノーとラ
ンキンで大幅に異るのは排熱過程で,第5図のランキン
では,蒸発は5で外部から加熱(QIR )  されて
行われ,凝縮は7の内部の8の冷却管で外部へ排熱され
て実行される。第4図のカルノーが第5図と興なる点は
,同図の4なるカルノー蒸発・凝縮器がある点である。
外部加熱Ql(,と行うことおよび外部への排熱冷却(
h(を実行させることはランキンと同じであるめ第2図
の3−4の圧縮過程では,第4図の5なる加熱ffiV
iFの加熱もやめ,また,6なる冷却管での排熱もやめ
て,ピストン2より外部工業仕事を加えて,シリンダ内
の排ガスを4なる蒸発・凝縮器の下部の飽和水の中へ圧
入させる。この過程でカルノーのスプリング潜熱Qsc
が飽和水の中へ閉じ込められる。両サイクルの排熱の関
係を示したのは前述の式(4) であり,ここで式(2
) の形でカルノーとランキンの効1.i丞せば,っぎ
つ欠(鑓)Y々55 ここで,lRはランキンの効率を示す。
tJ(5)(6)においてIQIc =QIRとしても
カルノーのスプリング潜熱Qscだけ,カルノーの方が
ランキンより排熱が少ないので,それだけ効率が良いこ
とになる。この発明は,熱サイクルの排熱の中で現在の
ところ一番少ないカルノー排熱Q2Cより.更に小さく
することは出来ないかと考えた。周知のように,熱サイ
クルの中で式(5)に示されるQ2Cが最ガ\で,これ
より小さくすることは従来は困難であった。
発明者は,現在カルノーの排熱Qzcより少なく出来な
いかと考えた。熱媒体1つでは,カルノー排熱より小さ
くすることは困難であるがこれは熱媒体が1つなので,
これを2つ以上に組合せたらどうかと考えた。
発明者は組合せる2つの熱媒体としてフロンl14(以
下Rll中と略)とN113を選定した。これら両媒体
を選定した理由は断熱膨張時の乾き(又は,湿り)特性
の違いからである。すなわち,前者のR ntpは断熱
膨張時に乾爆するのに反し,後者の間3は断熱膨張時に
温める。このことは簡単なことではあるが,本発明に重
要な意味を持つので,以下更に詳述する。
発明を理解し易くするため,高温を100°Cとし,ま
た,低温を0″Cと仮定し計算した結果について述べる
第6図に,両熱媒体R鴎およびNH3の熱媒体の性能の
比較をp−i,tR図で比較した。縦軸はRu4および
NH3の圧力で,両媒体の100’Cおよび06Cの圧
力の位置をそれぞれ合せて示した。また.横軸は, N
H3については比エンタルピ(1)で示し,R+u+に
ついてエンタルピ(1)を採って示した。同図において
,I−2R−3R−4はRh+の等温等圧のカルノーサ
イクルであり,3R−4はRul+飽和液線であり,2
R−2RXはRl海の飽和蒸気線である。また, l−
 2N − 3N − 4はNH3の等温等圧のカルノ
ーサイクルである。3’N−4は,NH,の胞和液線で
ある。同図において,1−2R−3R−4および1−2
N−3N−4はいづれも理論カルノーサイクルなので,
サイクル効率は両者とも等しく,この場合+ ’lCN
H3 =々CR,.ド2s.a96である。両者の比較
に当って,NH,の作動質量7)) N: 1 .0 
kgとしr RIll}のそれは’I)7R=lC)・
2 7 ’) l=2とした・これは両者をカルノーサ
イクルを実行させ比較するに当って両者のカルノ一人カ
エシタルビ差(すなわち,外部よりの加熱量)を一致さ
せるためで,これを式で示せば次の通りである。
第6図の両熱媒体の特性の比較において発明者は次の3
つの大幅に興なる点に着目した。
i) NH3 ハW ’Jr 4: J− ッテ* X
i N=1 − 0 カ6 X 2N=0.7570 
ト醒めるが+R+叶はXIR:0.7852からX2R
:1.0と乾のする。
このことは,簡単な事実であるがこの発明に重要な意味
を持つので,第7図に用いて更に説明を追加する。同図
においてlはシリンダ,2はピストンである。同図の(
a−b)のNH3は膨張によって.χIN==1.0か
らX2N:0.7570と湿めることを示し,一方+I
III+は同図の( e − d )に示しているよう
に,膨張にJ: ッテ, )(+n=o.7asz 〜
X2R:1.0 ト乾atル。
;;》膨張過程で外部に取り出せる工業仕事がFbl4
の方が大きい。すなわち, ’WVR ) WVNであ
る。このことより発明者は次のように考えた。R+++
とNH11++を組合せたサイクルを考え,断熱膨張に
はR晴を用い,また,断熱圧縮にはNH3を用いたら良
いのではないか(これについて以下に更に詳述する)i
ii) 4N点でNHs液が持っているΔi’4Nより
,4n点でR叫液のΔ!′4Rの方が大きい。すなわち
,ΔI’4R〉Δi’4Nで゛,同じことを熱量で言え
ば,4Nおよび4Rで飽和液が持つ熱量はRll’tの
方がNH3より大きい。Rl吟の膨張工業仕事WVR 
(第6図,参照》はN113のWVNより大きいことは
前に述べたが,その理由は+ Rlll+およびNH3
がIR点およびIN点で脊する全エネルギの中で.a和
液エネルギと蒸発潜熱エネルギを比較しよう。
NH5ではΔi4N/7 +3/ =0.726であり
,また, Rll1+ では,Δ白R/ R1rl= 
1 .478  である。すなわち,IN点およびIR
点で,それぞれが有するエネルギの中身は+RIIQ−
の飽和液が有するエネルギの方が, ( 1.478/
 0.726= 2.04)約2倍程多い,l−21i
1および1−2Nのそれぞれの膨張においてlRI+4
のWVRの方が,NHiのWVNより大きいのは,飽和
液の葡するエネルギがRI1+の方がNH3より約2倍
多いためである。
以上のような考えのもとでの実施例の1つを第8図に示
した。
同図の,lはシリンダで,2はこれに滑合するIII擦
のないピストンで,これによって外部との工業仕事の受
授を行わせる。
3および4は弁でこれによってRot+熱媒体のシリン
ダ内への出入りを制御させる。(以下図8の,lおよび
2をRh+PCと略す) Rn4.PCと連結した蒸発
器5があり,この中に6なるRl1’1凝縮管があり,
N鼻排ガスはここで凝縮して,その潜熱はN喝液体の蒸
発熱へ伝える(NH3の流れについては後述》。凝縮管
6を出たR11:+ガスは冷!0液となるが,11およ
びl2の弁で制御されて2つに分かれる。1つはl5な
るカルノーの蒸発・凝縮器に直接(同図の実施例で, 
IT)tR= 1.02 kg)入るものと,他は,2
0なる熱交バイブを通して15に入る右一( 7772
R== 2.77 kg)の2つに分かれる。l8は熱
交換器で,ここで,後述するNH3高温液との熱交換を
行い,R冊冷液の温度(θ〜too°C)が行われ,一
万NII3高温液(100〜0°C)は冷却される.l
5は,カルノーの蒸発・it[器と呼ぶことにした。こ
こでの作用は大きく分けて5つの作用が実イテされる。
第1の過程は,第4図で説明したカルノーのクローズで
,弁12を通して直接容器l5に入った冷却液に,弁4
を通してピストン2より,R++4の低圧,低温のガス
をRIILF液へ圧入される。このガスの圧入により,
冷却液は高温(したがって高圧)の100°C RuQ
− 液となり,カルノーのクローズが終了する。第2の
過程はカルノークローズの終了後弁1l の制御で,1
8なる熱交換器を通して20のR+1+熱交管を出た高
温R11++液が15の中へ圧入される。圧入にはボン
ブl3を用いる。14はNl{3高温高圧液の持ってい
る圧力エネルギを回収するタービンで,ボンプl3の圧
入に用いた機械エネルギと排圧タービンの回収エネルギ
の差し引きをttWせねばならぬが,この値は,他の熱
エネルギに較べて数値的に小さいので通常行われるよう
に,ここでも省略した。第2の過程の終了後,容器l5
の中にはRll号の全量る。第3の過程は, NH3高
温ガスの凝縮管l6内のNH3のガスの凝縮で,このと
き発生する凝縮の潜熱でRl+午液を蒸発させる。この
過程が本発明の最大のポイントで,第3の過程は,従来
の等温等圧カルノーサイクルのR++1+の飽和液への
排潜熱の閉じ込め(クローズ)であるが,第4の過程は
,従来のカルノークローズをオーバーして排潜熱をRl
l1+の蒸気の中へ閉じ込める。このような意味で,こ
の過程の排潜熱の閉じ込めをオーバーカルノークローズ
と呼ぶことにする。第5の過程は外部加熱管l7による
外部加熱で,この過程の終了径は+ RI1.は全部高
圧のガスとなる。高温高圧のRll++ガスはR11+
+PC内で膨張して,この過程で外部へ仕事を出す。こ
の膨張は通常の熱機関の作用と全く同じなので,詳細説
明を省略する。以上で,第8図の構造上からの説明を終
え,次は熱媒体の特性を示すサイクル線図を用いた説明
に移る。
第90iiffは+R+lj+の特性を示すp−I線図
で,同じ(310図はNH3のp−1線図である。これ
ら両図と第8図の構成図を用いて,本発明の原理の説明
を行う。第9〜lO図の説明では,高温を100●C,
また,低温を0°Cとして説明する。
第9図のIR点を出発点として説明を進める。IR点で
は+Rll4PC内には100°CのR11++ガスの
全量が入っており,ここから,IR−2Rなる断熱膨張
が行われる。IR−2Rは全く通常の熱機関と同じ膨張
で,ここで,T;fVRなる工業仕事が外部へ取り出さ
れる。この発明は2R以降が違っており,現在最良のカ
ルノーサイクルでも,2R−3Rは外部へRCR熱エネ
ルギを排熱して,3T?−4Rなる断熱圧縮を実行させ
る。本発明は?cRなる排熱をしないで,これを第8図
の5なるNHB用蒸発器内の下部へ導き, Rl!If
用凝縮管の中で凝縮させる。このとき発生するRl+’
?の凝縮熱で, NH3を蒸発させる。この関係を第9
図と第10図の特性で説明すれば,2R−3Rで熱RC
Rは,5の中で,熱交換がイテれてRCR→R2Nへと
伝えられる。第lo図の3’N−2Nの変化は5の中で
行われる。2N点よりは, NH3 PCを用いて2N
 −INと断熱圧縮する。IN点では高温高圧となって
おり.高温NHクガスは,容器15の下部へ導き,17
なる凝縮管の中で凝縮させて,NH3の凝縮熱は+Rl
l4,の蒸発熱へ伝える。2R−31でのRI+’+の
排熱は,結局のところ,RIII.t.の高温ガスの中
へ閉じ込められたことになる。ここで,4R点の飽和液
の中の排潜のクローズが従来のカルノーサイクルで最大
の排熱の閉じ込め量であったが,4R−IN ( RN
Rなる高温の閉じ込めが行われたことになる)。ここで
, FNRは,これをオーバーした潜熱のクローズであ
るので,ここでは,これをオーバーカルノークローズさ
れた排潜熱を呼ぶことにした。第10図に示されるNH
3の作用は3N−28間で低温の熱をIN−4N間で高
温側へ吐き出したことになる。2N−INの圧縮には仕
事が必要でこれは小さい方が良い。NH3の特性上乾燥
圧縮となるため。乾燥時の潜熱が吸熱作用をしてWVN
の減少に寄与する。W系とWvの関係は相対的のもので
あり,前者が後者より小さいことが必要。
gtt図は,Rl14の膨張にNH3の圧縮を加えた作
用の説明をけったものである。
Rll&}の排ガスは,弁3,4の制御で,第8図の5
へ入るものと, 15へ入るものに2分される。先づ5
へ入ったものから説明するが,5の中で冷却されるので
,5を出た後では, Ru+液は低温液であるが,これ
は更に弁11.12で2分される。その中で直接冷却液
の状態で15に入れるものと,熱交l8を介して15に
入れるもの2つに分れる。この制御は弁口と12による
,先づ, 15に入った冷却液に2114 PC内の残
存排ガスのカルノークローズについて述べる。残存RI
1争排ガスが育する潜熱は,これをRllI+PCのピ
ストンで, 15内へ圧入する。
このときの圧大の機械仕事はMvSが必要である。カル
ノークローズの終了後は,15内には高温のR叫液にな
っており,この液に,熱交18を介して,Δ1kN r
zJエンタルビ{をNH3液よりRIl++の高温液へ
伝える。この状態で4点にはRll’tの全量が高温液
となる。次に,NHBの流れの説明に移る。5なるNH
9用蒸発器の中でRIl7+の凝縮熱を受けて蒸発した
NH3は2N(第10図,参照)点に達する。2N−I
Nの断熱圧縮が従来の熱エネルギ変換器にない過程で,
2N−INそのものは, RCRなる低温熱量をWVN
なる圧縮外部仕事を使ってヒートアツブすることである
が,ヒートアツプの後15内で,これを凝縮させて,凝
縮潜熱を利用してRl1午を蒸発させる。
ここで,このエネルギ変換の効率について考えよう。従
来の等飄等圧のカルノーでは,高温加熱 RxB第9図
,参照》が必要であるが,この変換で,高温クローズ熱
量RNRだけ減少する。これを式で示せば式(8)とな
る。
R’P= RIR − RNR−−−−−− −−(s
)すなわち,高温加熱はRpに減少する。一万,機械仕
事は,IR−2R テ, WVR外部へ取り出セルカ,
2N−IN(7)圧縮テWVRが減少し,更に,従来の
カルノークローズでvvSを消費する。
したがって,機械仕事は, W= WVR− TvN− W/Vs−−−−− − 
49)(9)式となる。したがって,変換郊率は,7=
w/Rp−−−−−−−(10) (lO)式の々は, カルノー効m1cを超えることが出来る。
等温等圧カルノーサイクルの各点の乾き度Xの計算この
発明は熱サイクルの各点の乾き度が非常に重要な意味を
持クている。ここで,これを計算しておいて後の説明に
使う。aE73図は,Nl{3等温等圧のカルノーサイ
クルを示したP一i線図である。縦軸は圧力Pで,横軸
は比エンタルビである。同図の3’N−TO−イNo−
4N100は飽和液で, t Nl 00 − 6o 
−2N−70は飽和蒸気線を示している。4N100 
− INIOO − 2NO −”NO+よ100°C
へo’c間のNH3の等温等圧のカルノーで,4N+0
0−INIOOは等温等圧の膨張, I NI OO 
−. 2NOは断熱せl,省である。
また,4N100  1NIO0 ,2Nづl),3N
−70は,100/−70°C間のカル! ノーで,2R−70ノ3R−70が−70°Cの等温等
圧の圧縮であるのが,前と異る。
第/f図はR,l斗のP−1a!図で,前の第l3図と
異るのは添字のNがRに代っただけ, NH3とRhI
Fの違いを示している。
NH3 ×tsloo=1.oo X2NO  : (SIN”lOO−S’2NO)  
/ (S”2NO−S’2NO)=  (1.8353
−1.0000)  /  (2.0335−1.00
0)=0.7570 X2N−7Q= (S”NIOO−S’2N−70) 
/ (S’2N−70−S’2N−70)==  (1
.83532−0.68617)  /  (2.4.
1299−0.68617)==0.6655 = (SF’4N100−S3NO) / (S’3N
O−S’3NO)==  (1.39687−1.00
000)  /  (2.10335−1.0000)
=0.34157 メ3N−70: (S”4NIOO−S’3N−70)
 / (S”1N−70−S’3N−70)==  (
1.39687−0.68617)  /  (2.4
1299−0.68617)ス3NO :0.71070/1.72682 :0.41+57 X4N100 =Q 一 >(IRtoo/o  = (s2Ro−rtruoo
) /  (S’lR100−SIRIOO)==  
(1.1205−1.0756)/  1.1324−
1+0756:0.7852 ==1.0000 =: (S’4R100−S’3RO) /==  (
1.0756−1.0000)=:0.62895 =: 1 .00000 ゾ2R0 (S”lRO − S’3R) /  (1.1202−1.0000)ス3RO メ2R−70 IXIRIOO/−70: (S’2R−7o−S’l
R100) /(S′1t+too−s’lRIoo)
=:  (1.125−1.073)  /  (1.
1324−1.0756)==0.8750 X3R−70  == (S’4R100−S’3R−
70> / (S”3R−70−S’3R−70)=:
  (1.0756−0.9415)  /  (1.
1253−0.9415)::0.7296 X4RIOO     =Q ここで,Sは熱媒体の物性を示すエントロビである。
Sの添字の説明をするが, Sの物性値は日本冷凍協力会発后の冷凍空調便覧資料編
(改訂四版昭和55年8月発行)に記載の数値を用いた
以下のこの文に記裁の物性値(エンタルビ.など)も上
記資料のものを採用している。
第8図による変換で,高温加熱(16による)を100
°Cとして第8図の変換装置の2つの熱奴体Rll倖も
間3も物理的に完全に密閉されており,また,全装置は
熱的にも断熱されている。
したがって,熱的に外部と取り引き出来るのは,16の
外部よりの加熱管が主であり,また.IM械仕事の外部
との受授は,Rl14PCのピストンとNH3PCのピ
ストンだけである。第1の運転例は,第8図の21の冷
却量があり,ここでの冷却で少量の外部排熱を行い調整
する。したがって,この運転例では完全に排熱が零でな
い。この配管で小量の排熱を行う。
Nll図は, NH3のP−1線図で,第12図はR1
14のP−I線図である。両図ともカルノーサイクルを
示しているが,100−へ0@C間のカルノーと100
へ−70’C間のカルノーを比較し示している。第1の
運転例は100一〇@C間で運転させた場合である。
運転例の11算 R!14 ノ作動質料’+7J R=10.277 k
gRl 14のカルノー排熱 RCR:711RX (
1−X3R) X rzQ=10.277 (1〒0.
6290) X32.82==125.22 kcal 3I?−4Rでカルノークローズを実行させるに 3R
点で必要な7773RL=’71R  (I  X3R
)  ==+0.277 (+  0.6290)=3
+813  kg 7773RC;=I0.277  3.813=6.4
64 kgカルノー排熱RCRをNH3の冷凍サイクル
で吸み上げるに必要なNH3の質量 777N=RCR/ (rzP/XX2N) :=12
5..22/ (301.379X帆7570)=:0
.550 kg 第10図の4R点でNH3の飽和液が有するエンタルビ
差△l’4N=Δi’4NX 771N= (224.
265−100) X0.55=68.346 kca
l 第8図のNH3熱交管l9との熱交換でR114熱交換
管l8によって作られるR114の高温液の量771R
2=△l’4N/Δi’4R=68.17/24.59
=2.772 kg冷却液 1.824 kg ガス  5.681 kg     ジあ6。
上記の混合液(1.824 kg RI14液と5.6
81 kgのガス)を圧l1tQ(カルノークローズ>
+導”  .dR点r 100’C (M2[12にな
るが,第8図の弁l2を通して[接得られる冷却液は1
.02 kg ”C%1.824−1.02=0.80
4 kgの冷却液が不足する。
このため,21なるva整冷却管で調整冷却を行ってl
mを外部へ排熱させる必要がある。
調整液の量はRI14で0.804 kgである。この
ため,外部排熱は,0.801X 32.42=26.
07 kcal である.これは,カルノー排熱RCR
== 125.22 kcalより大昭に少ない。
この運転例の熱より機械エネルギへの変換効率式(1o
)より   Z  ==  (WVR−IFVN−11
1’vs)  /RP== (86.50−36.85
−29.63) /77.22:0.259この変換効
率と温泉発電での得られた結果tr第1表で比較した。
2.772 kgは高温の8114液なので,カルノー
クローズに必要なRl+4の量は減少する。すなわち,
 1 0.277 − 2.772== 7.505k
gで良い。 この7.505 kgの内訳ハ,同表の’
7dllはエネルギ変換の綜合$で6.34%と低い。
低い理由の最大はlc.cが低いことが最大の原因であ
る。
ここで,ηC.Cはカルノー効率であり,運転例のtは
lc.cより大きいことに注目した。
運転例の2 (100〜o″c)の運転より,更に排熱を減少させた
のが運帖例の2である。例2では(100〜−70°C
)の運転にした。すなわち,第11〜+2Qlに示した
ように,高温側は100’Cにしておき,N}+3の蒸
発温度を−70”Cにした運転である。−70@Cにし
た理由はRI14の性質であり安定した運転が可能なの
は大体この辺までの温度だからである。
カルノー排熱の減少 +00−−,−09Cの運転では IICR (100
〜o) =125.22 kcalであったが, NI
+3の運転温度の低下によりこれがRCR (+00−
一−70) =RIRX (1− lc (Ioo〜−
70)) =93.06kcalに減少する。
排熱を少なくするため,一連の数値計算とそれを確める
研究を行ったが,ここでは最終結果をお載する。
先づ,R114の−70@Cでの排熱RCR=186.
12 kcalをNH3の低温(− 70@C)の蒸気
の中に閉じ込める。
rlcI?を閉じ込めるに必要なNH3の作動質量Tn
N=RcR/ rraw XXa+v J 100/−
70+86.12/ (350.803X0.6655
) =0.7972 kgNl13の飽和液が4N点で
持っているエンタルピ差へー、= IN (i’4N1
00  i’3’H −70)=0.7972 (22
4.265−25.558) =158.409 kc
alΔ+4Nと熱交で作られるR114の高温液の質量
’ll72R (+00/  70) ”ΔIqu /
 (14?R100−ピ3’R − 70)=158.
409/ (124.59−86.09) =4.I1
5 kg一方,排熱RCRIOO/−70:186.1
20 kcal 4.:相当すルrlll4の質量 TnRc−to=F?sBIOc1/ (iiIoo−
i籍−vo):158.409/ (124.59−8
6.09)  ==4.9858 kgしたがって,熱
交によって得られるRl 14の冷却液は理論上の冷却
液より少ない。これは,R114とNH3の熱媒体の性
質に起因するものである。この数値は, 4.9858−4.115=0.8708 kg   
 テある。
カルノークローズの減少 △r,, +−4Δ鴎尺の熱交によって+.+1ダkg
の高温Rote液が作られるため,カルノークローズの
唆屹4ノ≦2風と少する。10.277−4.115 
= 6.+62 Jに減少する。このため,10.27
7 kgのクローズの質量が!−16L kgに減少す
るために,これに必要な外部圧縮仕事もWvsよりic
へ減少する。
以下,第15図のp−1線図と前述の計算値を用いて,
運転例2の説明を行う。
?転例1は温度が100−1−ケCの運転であるが,例
2では温度が100%−70’Cへ大扇に温度が停下し
たため,有利な点が多数生ずる。
i) #にも述べているが,カルノー排熱がRCRIO
O/ O→RCRI 00/−70= 125. 22
−+93 .06 kcalへ減少する。
ii)カルノークローズの減少 10.277−4,11r = 6−161 kg  
トK少シ.Ltタカッテ,圧縮仕事も減少する。Nls
図で順に説明するが,膨張工業仕事が大幅に増大する。
 IRIOO−P2R −.70tVq    = T
IRX (i”lR1sφi”−q。 )= lo.2
77 (124.59 +21 .20X O.87s
−123.42)= 202.662 kcal Δi’lR100= i4gl00+ r ,R,。。
  ×XアR/06/−’7。       L3g−
7。
==124.59+21.20X0.875−86.0
9:56.6684 −g.■(.,I/第15図の3
R−70点のX3尺−70は,X3R−7Q=  (5
.2912−0.8708)/5.2912=0.83
543R−70−→23RUの断熱圧縮 3R−70点のエントロピ53尺−70S3R−70=
 S’3j− 70+ X ( S’2R− 70 −
 S’3g− 76):0.9415−}−0.835
4 (1.1253−0.9415):1 .0950 X23RO  == (s3R−70−S’0) / 
(S”2RO−S’0)=:  (1.0950−1.
0)  /  (1.1202−1.0)=0.791
73R−70  23ROの断熱圧縮の質量は≦.lκ
Z  kgに減少してイル(F)t’, WR−70/
0==ム./tZ  (i23RO−13R−70)=
(,.I&z X (10G+32.82X0.791
7−37.33X O.8354 − 86.09) = 4./IL X  (100+25.9839−3
1.1855−86.09)=46.078  kca
l 23RO−3RO 17)等温(o’ c)等圧の圧縮
1123RO−3RO=5+2912 r,,.XΔX
=5.2912X32.82 (0.7917−6.6
2895)=28.263 kcal (調整排黒》W
23RO− 3RO= RL 3RO−4RIQOの断熱圧縮 vfvso= 6. /L z (iaRloo − 
t3Ro)=l,r12− (124.59  32.
82XO.62895  +00)=20.90  k
cal NH3の断熱圧縮 NH3の作動質量 ’rrlN=RcR/ (r2N−70XX2N−70
)==186.12/  (350.803X0.66
55)  =0.7982 kgWw−70/l0G=
’lTIN (ilN100  12N−70)==0
.7982 (395.337−350.863X0.
6655−25.558)=108.811 kcal W4vRl0G) −  (wvN−TO) − (W
vR−70) − 直り= 202.662−108.
811− 46.078 − 20.900 = 26
.873 kca IRp=RIR−RNR=171.
OOフ2−0.7982X 171.072=34.5
22kcal1=W/ Rp=0.7784 L11』tD計算では’2== 0.778と,第!表
ノ’7C.C==0.220 J:り大幅に大きい。こ
れの最大の理由は運転例の2は100〜一70°Cの間
の運転であることである。また,調整排熱 尺L(ll
gl5図および運転例の2,参照》も28.263 k
cal で,これも,100〜OaC間でのカルノー排
熱125.22 kcalより大幅に少ない。
本発明の効果の第1に上げられることは,エネルギ変換
の能率が良いことである。このことを具体的に述べると
,石油や石炭など燃料を用いる発電プラントの燃料が減
少することである。また,自動車に応用すれば,自動車
がn費する燃料の量が少なくなる。航空機や船舶の運航
に必要な燃料が減少出来る。また,家庭用の冷凍機や空
調機に応用すれば,消費する電力が少なくて良い。効果
の第2は,排熱が大錨に少ないため,排熱設備の小型化
出来ること1゛゜ある。これの具体例の2.3を述べる
。家庭用の空調機は,N外の排熱設備が必要であるが,
この排熱設備が大幅に小容量化出来て甚だ都合が良い。
現在の自動車には排熱装置(ラジエーター)が必要であ
るが,この排熱装置を大幅に小型化出来る。エンジンは
高温であるので,これよりの自然放熱があるので,ラジ
エーターなしの自動車が可能である。火力発電プラント
や原子力発電プラントでは大量の排熱のため,河川,湖
およ因番水の温度が上昇し,環境の破壊につながってい
るが,この発明により消エネルギと合せてこの問題が解
消する。
【図面の簡単な説明】
gt図は,ランキンサイクルのp−tr a図で従来の
熱サイクルでは排熱が多いことを示したもの,第2図は
,ランキンサイクルとカルノーサイクルの比較したp−
VWa図で,カルノーがランキンより排熱が少ないこと
を説明したもの。 第3図は,カルノーサイクルの圧縮時に排熱が熱媒体の
飽和液の中へ閉じ込められる作用を説朗したもの。 第4図は,カルノーサイクル機陽の作用を説明したもの
。 第5図はランキンサイクル機関の作月を説明したもの。 第6図は,N}3とR114のカルノーサイクルを比較
したもの.第7図は,熱媒体NH3は膨張によって瀉め
り,R114は乾熾することを説明したもの。 M8図は,本発明のエネルギ変換装置。 第9〜lO図は,本発明の原理を説明した+1−II1
図で,第9図は,R114の膨張作用の説明で,従来の
変換サイクルでの排熱されるものを,第lO図のNH3
のヒートボンブ作用へ熱交換さぜる作用の説明。第10
図は,NH3のp−1線図で,第9図のR114の排熱
を熱交換により,NH3の中へ取り込みヒートアップす
る原理の説明図。 第11図は,間3とRl 14の熱交換の原理を説明し
たもの。 第12図は, NH3の高温飽和液とR114の低温液
との熱交換によりR114のカルノークローズの量が減
少することを説明し第13図は, NH3のカルノーサ
イクルを示したp−i線図で,サイクルの温度範囲が1
00〜01Cの間と,100〜70’Cが異る様子を示
したもの。 第14図は,第l3図がNH3であるのに,これがR1
14に変ったものを示した。 第15図は,RI14 t7) p−r線図であるが温
度が100〜−70’C間のR114の変化を示したも
の。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  熱エネルギと機械エネルギの変換過 程において、膨張と圧縮の2つの過程があるが、この2
    つに過程で違った性質の熱媒体を利用するが、熱より機
    械エネルギに変換の場合は、膨張時には膨張仕事の大き
    い熱媒体を利用し、また、圧縮には圧縮仕事の小さい熱
    媒体を利用することを特長とするエネルギ変換装置であ
    る。また、機械エネルギより熱エネルギへ変換する場合
    は、膨張時には膨張仕事の小さいものを、また、圧縮時
    には圧縮仕事の大きいものを利用するもので、前述の性
    質を本文に説明した原理によって、外部排熱を少くした
    エネルギの変換を行う装置。
JP11265289A 1989-05-01 1989-05-01 排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置 Pending JPH02291478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11265289A JPH02291478A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11265289A JPH02291478A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02291478A true JPH02291478A (ja) 1990-12-03

Family

ID=14592087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11265289A Pending JPH02291478A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02291478A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021508808A (ja) * 2017-12-29 2021-03-11 エーエイチアール エナジー エスピーエー 2種類以上の媒体間で熱伝達を行う方法および該方法を実施するシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021508808A (ja) * 2017-12-29 2021-03-11 エーエイチアール エナジー エスピーエー 2種類以上の媒体間で熱伝達を行う方法および該方法を実施するシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Xue et al. A review of cryogenic power generation cycles with liquefied natural gas cold energy utilization
US3830059A (en) Heat engine
Feifei et al. Integration of low-level waste heat recovery and liquefied nature gas cold energy utilization
CN1138058C (zh) 一种超临界回热加热发动机
US4864826A (en) Method and apparatus for generating power from a vapor
WO2009059562A1 (fr) Procédé de cyclage de type à détente pneumatique-thermique et son appareil
CN101988397A (zh) 一种低品位热流原动机、发电系统及其方法
Rogdakis et al. A high efficiency NH3/H2O absorption power cycle
Sleiti Isobaric Expansion Engines Powered by Low‐Grade Heat—Working Fluid Performance and Selection Database for Power and Thermomechanical Refrigeration
US4224796A (en) Method for converting heat energy to mechanical energy with 1,2-dichloro-1,1-difluoroethane
Köhler et al. Fundamentals of the gas refrigeration machine
US4693087A (en) Method of generating power from a vapor
US5209065A (en) Heat engine utilizing a cycle having an isenthalpic pressure-increasing process
CN103470399A (zh) 容积式热机
JPH02291478A (ja) 排熱の少ない熱と機械エネルギの変換装置
CN215444171U (zh) 一种朗肯循环系统
CN109630309A (zh) Lng冷能斯特林发电系统
JP2020529550A (ja) 効率的熱回収エンジン
US20230243599A1 (en) Thermoelectric device for storage or conversion of energy
RU2284420C1 (ru) Способ работы тепловой машины и поршневой двигатель для его осуществления
CN113586187A (zh) 一种朗肯循环系统及朗肯循环方法
CN106969537A (zh) 环境能动力汽车
CN113217133A (zh) 提高蒸汽机循环做功热效率的方法
CN113217110A (zh) 活塞式蒸汽机
RU2189481C2 (ru) Устройство и способ работы двигателя андреева