JPH02290496A - 水冷式インタークーラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利ｍ分野 この発明は、水冷式のインタークーラ、すなわち給気用
中間冷却器に関するものである。

従来の技術 従来、アルミニウム製インタークーラとしては、水冷式
と空冷式のものが知られているが、これらにはいずれも
高性能、コンパクト化および防音対策について厳しい要
求がある。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の水冷式インタークーラの防音対策
として、透過音、振動音、および圧力波を消すとともに
、ヘッダ・タンク等に剛性をもたせるために、熱交換器
構成部材の板厚を厚くしたり、あるいは例えばバフラー
、バッフル・プレート、防音プレート等の部品を取り付
けていたが、これではインタークーラが大型化してしま
い、重量が重く、かつ製造コストが高くつくだけでなく
、車体の限られたスペースに収めるために、設計に苦慮
するという問題があった。

この発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、自
動車等のエンジンに供給されるべき給気を冷却水によっ
て外側から包むようにして冷却することができるために
、給気導入時の騒音の発生を有効に防止することができ
、しかも高性能であるとともに、内部熱交換器の構成部
材の薄肉化を果たすことができて、軽量かつコンパクト
であり、車体の限られたスペースに確実に収めることが
できて、設計が容易であるうえに、製造コストが非常に
安くつく、インタークーラを提供しようとするにある。

課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、−　対のヘ
ッダと、両ヘッダの間に渡された並列状の熱交換管部と
、各熱交換管部の外面に結合されたフィンとよりなる内
部熱交換器、およびこの内部熱交換器を通水間隙をあけ
た状態に覆うケーシングを備え、ケーシングに冷却水導
入パイプと同排出パイプとが接続されており、ケーシン
グ内の通水間隙を冷却水が通過せしめられ、かつ上記内
部熱交換器内を給気が通過せしめられるようになされて
いる、水冷式インターターラを要旨としている。

実　　施　　例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図面において、この発明による水冷式インタークーラは
アルミニウム（アルミニウム合金を含む）製であって、
これは内部熱交換器（１）、およびこの内部熱交換器（
１）を通水間隙をあけた状態に覆うケーシング（１０）
を備えている。

ここで、内部熱交換器（１）は、左右一対のヘッダ（２
）　（２）と、両ヘッダ（２）（２）の間に渡された並
列状の熱交換管部（３）と、各熱交換管部（３）の外面
に結合されたコルゲート・フィン（４）とよりなるもの
である。

図示の内部熱交換器（１）は、いわゆるドロンカップ・
タイプ（積層型熱交換器）のものであり、これは片面に
通路形成用四部（６）が設けられるとともに、この凹部
（６）の両端部に連なるヘッダ形成用凹部（７）および
四部（７）中央の連通孔（８）が設けられている多数の
中間プレート（５）が上下に重ね合わせられ、かつこれ
らの中間プレート（５〉の重ね合わせ方向の両端に、片
面に通路形成用凹部を有するサイドプレート（９）（９
）がそれぞれ重ね合わせられることにより、多数の並列
状の偏平熱交換管部（３）と、一対のヘッダ部（２）（
２）とが形成され、隣り合う偏平熱交換管部（３）同志
の間にコルゲートフィン（４）が配置されたものである
。

内部熱交換器（１）は、略直方体状のケーシング（１０
）内に配置され、両者の間にはスベーサ（１５）が介在
され、通水間隙をあけられている。

そして、ケーシング（１０）後壁の右端下部に、冷却水
導入バイブ（１ｌ）が接続され、ケーシング（１０）後
壁の左端上部に、冷却水排出バイブ（１２）が接続され
ている。また左側ヘッダ（２）の上端部に給気供給バイ
ブ（ｌ３）が接続され、右側ヘツダ（２）の下端部に給
気排出バイブ（１４）が接続されており、隣り合う偏平
熱交換管部（３）同志の間のコルゲート・フィン（４）
を備えた間隙部分が冷却水通路となされ、ヘッダ（２）
　（２）および各偏平熱交換管部（３）内が給気通路と
なされている。

上記インタークーラにおいて、冷却水導入バイブ（１１
）からケーシング（１ロ）内に入ってきた冷却水は、ケ
ーシング（ｌＯ）内の通水間隙を流れて、冷却水排出パ
イプ（１２）から出ていく。

一方、自動車等のエンジンに供給されるべき高温の給気
は、給気供給パイプ（１３）から内部熱交換器（１）の
左側ヘッダ（２）内に導入され、そこから各偏平熱交換
管部（３）内の給気通路を流れて、給気排出バイブ（１
４）に送り出される。

このとき、高温の給気は、各偏平熱交換管部（３）の給
気通路内を流れる間に、ケーシング（１０）内の通水間
隙内を流れる冷却水と熱交換し、冷却されるものである
。

そしてこの場合、給気を冷却水によって外側から包むよ
うにして冷却することができるため、給気導入時の騒音
の発生を有効に防止することができる。従って内部熱交
換器（１）の構成部材の薄肉化を果たすことができ、こ
のため熱の伝達が非常に速やかであり、放熱量が多く、
冷却効果がすぐれていて、きわめて高性能である。

またインタークーラは、非常にコンパクトであり、車体
の限られたスペースにを確実に収めることができて、設
計が容易であるし、内部熱交換器（１）の構成部材の薄
肉化により、インタークーラの軽量化を図ることができ
、かつ製造コストが非常に安くつくものである。

なお、上記実施例では、給気が通過する内部熱交換器（
１）は、ドロンカップ・タイプのものであるが、これに
限らず、内部熱交換器（１）は、一対のヘッダと、両ヘ
ッダの間に渡された断面円形の並列状の熱交換管と、各
熱交換管の外面に結合されたプレート・フィンとよりな
る、いわゆるクロスフィン・タイプの熱交換器などであ
っても、勿論良い。

発明の効果 この発明は、上述のように、一対のヘッダと、両ヘッダ
の間に渡された並列状の熱交換管部と、各熱交換管部の
外面に結合されたフィンとよりなる内部熱交換器、およ
びこの内部熱交換器を通水間隙をあけた状態に覆うケー
シングを備え、ケーシングに冷却水導入バイブと同排出
パイプとが接続されており、ケーシング内の通水間隙を
冷却水が通過せしめられ、かつ上記内部熱交換器内を給
気が通過せしめられるようになされているもので、自動
車等のエンジンに供給されるべき給気を冷却水によって
外側から包むようにして冷却するものであるから、給気
導入時の騒音の発生を有効に防止することができる。

従って、内部熱交換器の構成部材の薄肉化を果たすこと
ができ、このため熱の伝達が非常に速やかであり、放熱
量が多く、冷却効果がすぐれていて、きわめて高性能で
ある。

またインタークーラは、非常にコンパクトであり、車体
の限られたスペースにを確実に収めることができて、設
計が容易であるし、内部熱交換器の構成部材の薄肉化に
より、インタークーラの軽量化を図ることができ、かつ
製造コストが非常に安くつく効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す部分切欠き斜視図、第
２図は同拡大垂直断面図である。 （１）・・・水冷式インターターラ、（２）・・・ヘッ
ダ、（３）・・・熱交換管部、（４）・・・フィン、（
１０）・・・ケーンング、（１１）・・・冷却水導入バ
イブ、（１２）・・・冷却水排出パイプ。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対のヘッダ（２）（２）と、両ヘッダ（２）（２）の
   間に渡された並列状の熱交換管部（３）と、各熱交換管
   部（３）の外面に結合されたフィン（４）とよりなる内
   部熱交換器（１）、およびこの内部熱交換器（１）を通
   水間隙をあけた状態に覆うケーシング（１０）を備え、
   ケーシング（１０）に冷却水導入パイプ（１１）と同排
   出パイプ（１２）とが接続されており、ケーシング（１
   ０）内の通水間隙を冷却水が通過せしめられ、かつ上記
   内部熱交換器（１）内を給気が通過せしめられるように
   なされている、水冷式インタークーラ。