JPH02289508A - プレシェーブ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気カミソリを用いてひげをそる際に皮膚表
面に塗布される電気カミソリ用のプレシェーブ化粧料に
関するものである。

〔従来の技術〕

最近、電気カミソリは、その簡便さと迅速性とにより、
その需要が著しく増加している。安全カミソリを用いて
ひげをそる場合には、通常、ひげそり前に、石鹸液、シ
ェービングフオーム又はシェービングクリーム等を皮膚
表面に塗布するが、電気カミソリを用いる場合には、そ
の簡便さと迅速性を失わないために、通常、皮膚表面に
は何もつけない。

しかし、近年、電気カミソリを用いてひげをそる場合に
も、皮膚表面における感触やひげそり効果を良くするた
めに、ひげそり前に、電気カミソリ用プレシェーブ剤を
使用することが行われつつある。

かかる電気カミソリ用プレシェーブ剤としては、炭酸カ
ルシウム、タルク、ジンクステテアレート、炭酸マグネ
シウム、マイカ等を主成分とした粉末状若しくはスティ
ック状のものや、エステル等の油を溶解させたローシラ
ン類がある。

また、米国特許筒３．７３４．８５８号明細書には、タ
ルク等の吸水性パウダー、低級アルコール及び活性剤を
噴射剤と併用したプレシェーブ剤が記載されている。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前記の粉末状若しくはステインク状のプ
レシェーブ剤は、皮膚表面に分泌された油分や水分を吸
着して電気カミソリの皮膚表面における感触を改善する
だめのものであるが、塗着性が悪いため皮膚に均一に塗
布できず、且つ白っぽく残存する等の問題がある。また
、前記のローション類を用いた場合、皮膚に塗布後、油
分によるぬめりがあり、されやかな感触を得難い、更に
、これらのプレシェーブ剤は、その使用による顕著な効
果を認め難いものである。

また、液状のプレシェーブ剤でもタルク等の無機吸水性
粉体を用いたプレシェーブ剤では、その粉体に起因する
付着性及びすべりの悪さから、好ましい使用感が得られ
なかった。

従って、本発明の目的は、電気カミソリの簡便さ及び迅
速性を損なうことなく、そり味を向上させ且つ皮膚に均
一に塗布でき、しかもひげそり中及びひげそり後に快適
な肌ざわりを得ることのできる電気カミソリ用プレシェ
ーブ化粧料を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、鋭意検討した結果、揮発性担体に特定の
粒径及び形状を有する真比重１．５以下の粉末を特定量
含有させることにより、前記目的を達成するプレシェー
ブ化粧料が得られることを知見した。

本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、粒径が
１〜５０μで且つ真比重が１．５以下である球状粉末０
．１−１０重量％及び揮発性担体５０重量％以上を含有
することを特徴とする電気カミソリ用のプレシェーブ化
粧料を提供するものである。

以下、本発明のプレシェーブ化粧料について詳述する。

本発明で用いられる好ましい粉末としては、ナイロン、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテ
トラフルオロエチレン、シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル酸乃至はアクリル酸エステル重合体、メタ
クリル酸乃至はメタクリル酸エステル重合体、アクリル
酸／スチレン共重合体、及びスチレン／ジビニルベンゼ
ン共重合体等の真比重１．５以下の素材からなる球状粉
末が挙げられ、これらを単独使用しても、２種以上併用
しても良い、粉末として、タルクのような真比重２．０
以上の仮杖の粉末を用いた場合は、液体中での分散性が
悪化し、また電気カミソリと皮膚表面との潤滑性が悪く
なり、快適なそり味が得られなくなる。

また、上記球状粉末としては、粒径が１〜５０μ、好ま
しくは３〜２０μのものが用いられる。

粒径が１μ未満であると潤滑性が悪くなり、また５０μ
を超えると肌にざらつき感が怒じられるようになる。

この球状粉末の粒径は、電子ｌ！ｌ微鏡耳鏡写真り測定
される。

また、上記球状粉末の真比重は、１．５以下、好ましく
は０．９〜１．３であることが必要であり、真比重カ月
、５超であると、揮発性担体中での分散性が悪化し、−
好ましくない。

上記球状粉末の含有量は、０．１〜１０重量％、好まし
くは１〜５重量％である。皮膚へのプレシェーブ化粧料
の通常の塗布量から見て、０．１重量％未満では本発明
の目的とする効果が得られず、また１０重量％を超える
と白っぽく残存するようになる。

また、本発明で用いられる揮発性担体としては、化粧品
への使用が容認される揮発性物質であれば良く、蒸気圧
６０−ｍ１１ｇとなる温度が３００°Ｃ以下のもの、特
に５０°Ｃ以下のものが好ましい、かかる揮発性担体と
しては、珪素原子数が約３〜７の環状ジメチルポリシロ
キサン、珪素原子数が約３〜９の線状ジメチルポリシロ
キサン、炭素原子数が約６〜１６の直鎖又は分岐の炭化
水素、炭素原子数１〜４の低級アルコール等が挙げられ
、これらを単独使用しても、２種以上併用しても良く、
特に、エタノール、メタノール等の低級アルコール、揮
発性ジメチルポリシロキサン等が好ましく用いられる。

上記揮発性担体の含有量は、５０重量％以上、好ましく
は７０重量％以上である。５０重量％未満であると、プ
レシェーブ化粧料の塗布後の乾燥性が悪く、電気カミソ
リの使用時における簡便さと迅速性が損なわれる。

本発明のプレシェーブ化粧料には、更に、助剤として、
グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸等の抗
炎症剤、メントール、カンファー等の清涼剤、一般に化
粧料に用いられる油剤、乳化剤、その他の添加剤、香料
、着色剤等を本発明の効果をｔｉなわない範囲で適宜混
合使用することができる。抗炎症剤及び清涼剤等の薬効
剤の添加量は０．０５〜３重景％装置とすると良い。

本発明のプレシェーブ化粧料は、前記球状粉末及び前記
揮発性担体、更に必要に応じ前記助剤を、それぞれ前記
の割合で通常の手段により混合することにより得られ、
通常、これを容器に充填して製品化される。上記容器と
しては、液体化粧料用ボトル、ロールオン型容器、エア
ゾール容器等が挙げられる。

本発明のプレシェーブ化粧料は、通常の容器に充填した
場合、球状粉末が容器の底に沈降しているため、使用に
あたっては、容器をよ（振って、粉末を均一に分散させ
た後、適量を皮膚表面に塗布すると良い。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例、比較例及び本発明の効果を示す
使用例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。

実施例１〜４及び比較例１〜３ 下記第１表に示す配合により、プレシェーブ化粧料をそ
れぞれ得、本発明品１〜４及び比較品１〜３とした。

（遂王宗ｈ） 比較例４ 粉末を含まず油分を主成分とする市販のプレシェービン
グローションを用意し、比較品４とした。

使用例１ 本発明品１〜４及び比較品１〜４について、下記の測定
方法により、人工皮膚〔水でもどしたアロアスク（抗体
化成工業■製、商品名）〕と電気カミソリ外刃（網刃）
との間の相対表面摩擦を測定した（表面性試験機１ＨＥ
ＩＤＯＮ製１４型を使用した）、その結果を下記第２表
に示す。

（測定方法） ３０Ｘ６０ｍのアロアスクに０．２ｇのプレシェーブ化
粧料を塗布し、３０秒後に相対表面摩擦（プレシェーブ
化粧料を塗布しない時の表面摩擦を１００とする）を測
定した。

第２表 上記第２表に示す結果から、本発明品１〜４は、比較品
１〜４に比して、何れも電気カミソリ外刃（網刃）と皮
膚表面との潤滑性に優れていることが判る。

使用例２ 本発明品１〜４及び比較品１〜４について、下記の測定
方法により、ひげのそり残し本数及びひげのそり落とし
重量を測定した。その結果を下記第３表に示す。

（測定方法） 同一男性が１日１回各プレシェーブ化粧料を塗布して電
気カミソリでひげそりを行い、そり残し本数については
観察することでカウントし、ひげ重量についてはひげく
ずを採取してクロロホルム／エーテル−７／３（体積比
）の溶液中で分離し、第３表 第４表 単位：人数 上記第３表に示す結果から、本発明品１〜４は、比較品
１〜４に比して、何れもそり残し本数が少なく、且つひ
げ重置が多く、優れたひげそり効果のあることが判る。

使用例３ 本発明品１〜４及び比較品１〜４について、男性５０名
に１週間ずつ使用させ、ひげのそり易さ及びひげそ、り
後の肌の感触を評価した。その結果を下記第４表に示す
・　　　　　　　　（１６１定ｂ）上記第４表に示す結
果から、本発明品１〜４は、比較品１〜４に比して、何
れもひげのそり易さ及びひげそり後の肌の感触に優れて
いることが判る。

実施例５ ８０　重量％ ０．１重量％ ０．５重量％ １７．４重量％ 上記配合のプレシェーブ化粧料（本発明品５）を調製し
た。向、Ｌ記シリコーン処理ナイロンパウダーは、以下
のように調製した。すなわち、ジメチルポリシロキサン
〔トーμ・シリコーン■製５Ｈ２００；５０００ｃｓ　
（２５°Ｃ））１０重量部とナイロンパウダー（東し■
製５Ｐ−５００；平均粒径５μ）１００重量部とを室温
下、ヘンシェルミキサー中で５分間混和した後、５　Ｔ
ｏｒｒの減圧乾燥器で１２０°Ｃ５２４時間加熱処理し
た。

本発明品５は、皮膚の滑りも良く、ひげのそり残しも少
なく良好な性能を示した。

９９％エタノール グリチルレチン酸 香料 水 〔発明の効果〕 本発明の電気カミソリ用プレシェーブ化粧料によれば、
電気カミソリの簡便さ及び迅速性を川なうことなく、そ
り味を向上させ且つ皮膚に均一に塗布でき、しかもひげ
そり中及びひげそり後に快適な肌ざわりを得ることがで
きる。即ち、本発明の電気カミソリ用プレシェーブ化粧
料によれば、次のような効果が奏される。

（１）粉末を揮発性担体に分散させて皮膚表面に塗布す
るため、従来の粉末状又はスティック状のものに比べて
皮膚に均一に塗布することが容易にできる。

（２）　ｔｊ）末を用いているため、従来のローシジン
タイプのもののような油分によるぬめりが全くなく、さ
れやかな感触が得られる。

（３）速乾性にも優れているため電気カミソリの簡便さ
と迅速性を損なわない。

（４）球状の粉末を用いているため、電気カミソリの外
刃（網刃）と皮膚表面の潤滑性が優れ、その結果、ひげ
のそり味が向上し、ひげのそり残し本数が減少し且つ深
そりが可能となる。

（５）ひげそり後の肌の感触は、粉末が存在するだめさ
らつとしており、良好である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粒径が１〜５０μで且つ真比重が１．５以下である球状
   粉末０．１〜１０重量％及び揮発性担体５０重量％以上
   を含有することを特徴とする電気カミソリ用のプレシェ
   ーブ化粧料。