JPH0228851Y2 - - Google Patents
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- JPH0228851Y2 JPH0228851Y2 JP19868784U JP19868784U JPH0228851Y2 JP H0228851 Y2 JPH0228851 Y2 JP H0228851Y2 JP 19868784 U JP19868784 U JP 19868784U JP 19868784 U JP19868784 U JP 19868784U JP H0228851 Y2 JPH0228851 Y2 JP H0228851Y2
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- JP
- Japan
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- container
- straw
- suction pipe
- temperature
- opening
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Links
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Landscapes
- Portable Outdoor Equipment (AREA)
- Table Equipment (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、容器口部の栓体に、内容液を吸引す
るためのストローが備えられたストロー付容器に
関するものである。
るためのストローが備えられたストロー付容器に
関するものである。
「従来技術とその問題点」
近年、飲料を入れるストロー付保温水筒が市販
され、青年層を中心にかなり普及している。しか
も、この種の容器は一般に冷えた飲料を収容する
合成樹脂製のもので、その保温力は余り期待し得
ないのが実情である。その為冷水や氷等を収容し
ても短時間で温まり、期待した冷水が使用時得ら
れなかつたり、又一方、温水を収容しても所望し
た温さを保温し得ない。このようなことより一層
保温性の優れた魔法瓶の使用が望まれている。し
かし、魔法瓶に上記した如くストローを設備した
場合、湯水を収容して保温し、必要時ストローで
吸飲すると温度によつては熱すぎて口や喉を火傷
する危険を生じる不都合を惹起することとなる。
そこで、本考案の提案者は、上記の不都合を補う
ことを目的として、容器本体に氷を入れることが
でき、なおかつ保温保冷効力の優れた断熱性を有
する魔法瓶を考え提供するものであるが、断熱性
容器であるが故従来の容器のように外側面の温度
上昇により、内容液の温度感知が不可能であるこ
とから、上記欠点が残るばかりかさらにクローズ
アツプされ、実用化できないのが現状であつた。
され、青年層を中心にかなり普及している。しか
も、この種の容器は一般に冷えた飲料を収容する
合成樹脂製のもので、その保温力は余り期待し得
ないのが実情である。その為冷水や氷等を収容し
ても短時間で温まり、期待した冷水が使用時得ら
れなかつたり、又一方、温水を収容しても所望し
た温さを保温し得ない。このようなことより一層
保温性の優れた魔法瓶の使用が望まれている。し
かし、魔法瓶に上記した如くストローを設備した
場合、湯水を収容して保温し、必要時ストローで
吸飲すると温度によつては熱すぎて口や喉を火傷
する危険を生じる不都合を惹起することとなる。
そこで、本考案の提案者は、上記の不都合を補う
ことを目的として、容器本体に氷を入れることが
でき、なおかつ保温保冷効力の優れた断熱性を有
する魔法瓶を考え提供するものであるが、断熱性
容器であるが故従来の容器のように外側面の温度
上昇により、内容液の温度感知が不可能であるこ
とから、上記欠点が残るばかりかさらにクローズ
アツプされ、実用化できないのが現状であつた。
「考案の目的」
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
内容液が高温で危険な場合にはストローでこれを
飲もうとしても飲むことができず、安全で、しか
も、保温保冷に適した断熱性を有するストロー付
容器を提供することを目的とする。
内容液が高温で危険な場合にはストローでこれを
飲もうとしても飲むことができず、安全で、しか
も、保温保冷に適した断熱性を有するストロー付
容器を提供することを目的とする。
「考案の構成及び作用」
本考案のストロー付容器は、ストローに、内容
液の温度に応じて引き起される形状記憶部材の形
状変化によつてその吸引流路を開閉する開閉手段
を設けて構成したもので、内容液が高温で危険な
場合には、開閉手段によりストローの吸引流路が
閉塞されて、内容液の吸引ができなくなるように
したものである。
液の温度に応じて引き起される形状記憶部材の形
状変化によつてその吸引流路を開閉する開閉手段
を設けて構成したもので、内容液が高温で危険な
場合には、開閉手段によりストローの吸引流路が
閉塞されて、内容液の吸引ができなくなるように
したものである。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
図において符号1で示すものは、保温保冷効力
を有する例えばステンレス製の魔法瓶から成る容
器本体で、その上部には、外周縁におねじが形成
された容器口部2が設けられ、この容器口部2に
栓体3が着脱自在に螺着されている。
を有する例えばステンレス製の魔法瓶から成る容
器本体で、その上部には、外周縁におねじが形成
された容器口部2が設けられ、この容器口部2に
栓体3が着脱自在に螺着されている。
上記栓体3は、有底円筒状の栓本体4に、上板
5と、内側にめねじが形成された環状部材6とが
一体に組合されて成るものであり、その上板5に
は、該上板5を上下に貫通する2つの貫通孔5
a,5bが穿設されている。そして、その一方の
貫通孔5aの裏側に有底円筒部材7が連設され
て、後記第1ストロー8を係脱自在に係止する係
止穴hが形成され、かつ、この有底円筒部材7の
底部には外気に連通する小径の空気パイプ9が設
けられて、上記栓本体4の底板10の上で容器本
体1の内部に連通する小径の空気パイプ11と連
通するよう連結パイプ12が連設されている。ま
た、上記他方の貫通孔5bには、第1吸引パイプ
(第1のストロー部)13が、その外周面に形成
された止着突起13aを該貫通孔5bに嵌合せし
められて固定して取付けられている。この第1吸
引パイプ13は、上端が上記上板5より若干上方
に突出せしめられ、下端が栓本体4の内部に位置
せしめられているもので、その上端には、合成樹
脂等の柔軟材料より成る第1ストロー8が取付け
られている一方、その下端は下方になるにしたが
つてすぼまつた円錐状部13bとされ、該円錐状
部13bより若干上方の位置にフランジ部13c
が形成されると共に、該フランジ部13cと円錐
状部13bとの間の部分には、複数の側孔13d
が周方向に等間隔をあけて穿設されている。
5と、内側にめねじが形成された環状部材6とが
一体に組合されて成るものであり、その上板5に
は、該上板5を上下に貫通する2つの貫通孔5
a,5bが穿設されている。そして、その一方の
貫通孔5aの裏側に有底円筒部材7が連設され
て、後記第1ストロー8を係脱自在に係止する係
止穴hが形成され、かつ、この有底円筒部材7の
底部には外気に連通する小径の空気パイプ9が設
けられて、上記栓本体4の底板10の上で容器本
体1の内部に連通する小径の空気パイプ11と連
通するよう連結パイプ12が連設されている。ま
た、上記他方の貫通孔5bには、第1吸引パイプ
(第1のストロー部)13が、その外周面に形成
された止着突起13aを該貫通孔5bに嵌合せし
められて固定して取付けられている。この第1吸
引パイプ13は、上端が上記上板5より若干上方
に突出せしめられ、下端が栓本体4の内部に位置
せしめられているもので、その上端には、合成樹
脂等の柔軟材料より成る第1ストロー8が取付け
られている一方、その下端は下方になるにしたが
つてすぼまつた円錐状部13bとされ、該円錐状
部13bより若干上方の位置にフランジ部13c
が形成されると共に、該フランジ部13cと円錐
状部13bとの間の部分には、複数の側孔13d
が周方向に等間隔をあけて穿設されている。
さらに、上記栓本体4の底板10には、上記第
1吸引パイプ13の下方に対応する位置に該底板
10を上下に貫通する貫通孔14が穿設され、こ
の貫通孔14の上側に円筒状のガイド部材15が
連設されると共に、このガイド部材15と貫通孔
14で形成される孔には第2吸引パイプ(第2の
ストロー部)16が止水パツキン17を介して液
密的に上下動自在に挿通されている。この第2吸
引パイプ16は、その下端に容器本体1の底部ま
で達する第2ストロー18が取付けられたもの
で、その上端には、該第2吸引パイプ16の下降
状態において上記ガイド部材15の上端に当接せ
しめられるフランジ部16aが形成されている。
そしてこのフランジ部16aと上記第1吸引パイ
プ13のフランジ部13cとは、シリコンゴム等
の軟質で衛生的な物質から成るベローズ(可撓性
管)19によつて連設されている。また、上記ガ
イド部材15には、形状記憶物質で形成されたコ
イル体(形状記憶部材)20が、その上端を上記
第2吸引パイプ16のフランジ部16aの下面に
当接させ、その下端を栓本体4の底板10上に当
接させて嵌め込まれており、内容液が所定の温度
より低い場合は上記コイル体20が収縮して、第
2吸引パイプ16が下降し、第2吸引パイプと第
1吸引パイプ13とが離間して相互に連通せしめ
られる一方、内容液が所定温度以上の高温になる
と、コイル体20が伸長して第2吸引パイプ16
が押し上げられ、そのフランジ部16aに第1吸
引パイプ13の円錐状部13bが嵌入して、第2
吸引パイプ16と第1吸引パイプ13の相互の連
通が阻まれるようになつている。
1吸引パイプ13の下方に対応する位置に該底板
10を上下に貫通する貫通孔14が穿設され、こ
の貫通孔14の上側に円筒状のガイド部材15が
連設されると共に、このガイド部材15と貫通孔
14で形成される孔には第2吸引パイプ(第2の
ストロー部)16が止水パツキン17を介して液
密的に上下動自在に挿通されている。この第2吸
引パイプ16は、その下端に容器本体1の底部ま
で達する第2ストロー18が取付けられたもの
で、その上端には、該第2吸引パイプ16の下降
状態において上記ガイド部材15の上端に当接せ
しめられるフランジ部16aが形成されている。
そしてこのフランジ部16aと上記第1吸引パイ
プ13のフランジ部13cとは、シリコンゴム等
の軟質で衛生的な物質から成るベローズ(可撓性
管)19によつて連設されている。また、上記ガ
イド部材15には、形状記憶物質で形成されたコ
イル体(形状記憶部材)20が、その上端を上記
第2吸引パイプ16のフランジ部16aの下面に
当接させ、その下端を栓本体4の底板10上に当
接させて嵌め込まれており、内容液が所定の温度
より低い場合は上記コイル体20が収縮して、第
2吸引パイプ16が下降し、第2吸引パイプと第
1吸引パイプ13とが離間して相互に連通せしめ
られる一方、内容液が所定温度以上の高温になる
と、コイル体20が伸長して第2吸引パイプ16
が押し上げられ、そのフランジ部16aに第1吸
引パイプ13の円錐状部13bが嵌入して、第2
吸引パイプ16と第1吸引パイプ13の相互の連
通が阻まれるようになつている。
そして、上記第1ストロー8、第1吸引パイプ
13、ベローズ19、第2吸引パイプ16、第2
ストロー18が、内容液を吸引するためのストロ
ーAを構成し、上記コイル体20、第2吸引パイ
プ16のフランジ部16a等が該ストローAの吸
引流路を内容液の温度に応じて開閉する開閉手段
Bを構成している。
13、ベローズ19、第2吸引パイプ16、第2
ストロー18が、内容液を吸引するためのストロ
ーAを構成し、上記コイル体20、第2吸引パイ
プ16のフランジ部16a等が該ストローAの吸
引流路を内容液の温度に応じて開閉する開閉手段
Bを構成している。
ここで、上記コイル体20としては、例えば二
方向性形の銅系形状記憶合金により形成され、有
効コイル巻数9回、AM点(伸長を開始する温
度)30℃、収縮時の全長30mmのものを用いること
ができ、その場合、温度が45℃で伸びが例えば33
mm(全長63mm)得られる。そして、この伸びの
分、コイル体20が伸長すると、第2吸引パイプ
16が押し上げられてそのフランジ部16aに第
1吸引パイプ13の円錐状部13bが嵌入するよ
うに、各吸引パイプ13,16の位置関係等が決
められている。
方向性形の銅系形状記憶合金により形成され、有
効コイル巻数9回、AM点(伸長を開始する温
度)30℃、収縮時の全長30mmのものを用いること
ができ、その場合、温度が45℃で伸びが例えば33
mm(全長63mm)得られる。そして、この伸びの
分、コイル体20が伸長すると、第2吸引パイプ
16が押し上げられてそのフランジ部16aに第
1吸引パイプ13の円錐状部13bが嵌入するよ
うに、各吸引パイプ13,16の位置関係等が決
められている。
しかして、上記構成の容器にあつては、内容液
の温度が低い場合、第1図に示すように、コイル
体20が収縮して第2吸引パイプ16が下降し、
そのフランジ部16aがガイド部材15の上端に
当接しており、第1吸引パイプ13と第2吸引パ
イプ16とは離間して相互に連通せしめられてい
る。この状態において、第1ストロー8を係止穴
hから引き抜き、これを吸引すると、内容液は、
第2ストロー18→第2吸引パイプ16→ベロー
ズ19→側孔13d→第1吸引パイプ13→第1
ストロー18の経路をたどると共に、外気が、係
止穴h→空気パイプ9→連結パイプ12→空気パ
イプ11の経路で容器本体1の内部に入るため、
内容液を吸引することができる。
の温度が低い場合、第1図に示すように、コイル
体20が収縮して第2吸引パイプ16が下降し、
そのフランジ部16aがガイド部材15の上端に
当接しており、第1吸引パイプ13と第2吸引パ
イプ16とは離間して相互に連通せしめられてい
る。この状態において、第1ストロー8を係止穴
hから引き抜き、これを吸引すると、内容液は、
第2ストロー18→第2吸引パイプ16→ベロー
ズ19→側孔13d→第1吸引パイプ13→第1
ストロー18の経路をたどると共に、外気が、係
止穴h→空気パイプ9→連結パイプ12→空気パ
イプ11の経路で容器本体1の内部に入るため、
内容液を吸引することができる。
一方、熱湯等を容器本体1内に入れた場合は、
第3図に示すように、コイル体20が内容液の温
度を感知して伸長し、これにより第2吸引パイプ
16がガイド部材15に沿つて押し上げられる。
そして、ベローズ19が屈曲すると共に、第2吸
引パイプ16の上端のフランジ部16aが第1吸
引パイプ13の円錐状部13bに当接し、円錐状
部13bがフランジ部16aに嵌まり込んでフラ
ンジ部16の流路が閉塞され、第1吸引パイプ1
3と第2吸引パイプ16の相互の連通が阻まれ
る。このため、第1ストロー8を吸つても内容液
を吸引することができない。
第3図に示すように、コイル体20が内容液の温
度を感知して伸長し、これにより第2吸引パイプ
16がガイド部材15に沿つて押し上げられる。
そして、ベローズ19が屈曲すると共に、第2吸
引パイプ16の上端のフランジ部16aが第1吸
引パイプ13の円錐状部13bに当接し、円錐状
部13bがフランジ部16aに嵌まり込んでフラ
ンジ部16の流路が閉塞され、第1吸引パイプ1
3と第2吸引パイプ16の相互の連通が阻まれ
る。このため、第1ストロー8を吸つても内容液
を吸引することができない。
このように、上記容器では、熱湯のように高温
のため飲むと危険な飲料を誤つて飲もうとして
も、その場合は、コイル体20が伸長して吸引流
路が閉塞されるから、これを飲むことができず、
したがつて、使用者が口や喉を火傷するおそれは
なく、安全である。ここで、ストローによつて実
際に飲むことができる飲料の上限温度は、一般に
約55℃と考えられ、上記容器では、内容液の温度
が約55℃の場合、コイル体20の温度は45℃程度
となるが、このとき、コイル体20は前述のよう
に33mm伸び、ストローAの吸引流路は閉塞され
る。また、上記コイル体20は、栓体3の内部の
下方に配設されているが、この位置は内容液の温
度を感知しやすく、しかも、内容液がかかること
がないから、コイル体20として如何なる種類の
形状記憶合金を使用しても腐食のおそれはない。
のため飲むと危険な飲料を誤つて飲もうとして
も、その場合は、コイル体20が伸長して吸引流
路が閉塞されるから、これを飲むことができず、
したがつて、使用者が口や喉を火傷するおそれは
なく、安全である。ここで、ストローによつて実
際に飲むことができる飲料の上限温度は、一般に
約55℃と考えられ、上記容器では、内容液の温度
が約55℃の場合、コイル体20の温度は45℃程度
となるが、このとき、コイル体20は前述のよう
に33mm伸び、ストローAの吸引流路は閉塞され
る。また、上記コイル体20は、栓体3の内部の
下方に配設されているが、この位置は内容液の温
度を感知しやすく、しかも、内容液がかかること
がないから、コイル体20として如何なる種類の
形状記憶合金を使用しても腐食のおそれはない。
さらに、上記容器は、その容器本体1としてス
テンレス製魔法瓶を使用しているので、優れた保
温保冷効力を有する。例えば、保冷について、水
と氷を半量ずつ入れた場合、24時間後でも内容液
の温度は0℃であり、保冷は完全である。また、
上記容器を移動する場合等は、第1ストロー8を
係止穴hに係止させておけば内容液がこぼれてし
まうおそれもない。
テンレス製魔法瓶を使用しているので、優れた保
温保冷効力を有する。例えば、保冷について、水
と氷を半量ずつ入れた場合、24時間後でも内容液
の温度は0℃であり、保冷は完全である。また、
上記容器を移動する場合等は、第1ストロー8を
係止穴hに係止させておけば内容液がこぼれてし
まうおそれもない。
ところで、上記においては形状記憶部材をコイ
ル体20としたが、板状等他の形状にしてもよ
い。また、円筒部材7やガイド部材15等は、栓
体3と一体品でも別部品で構成してもよい。さら
に、容器本体1として従来の冷水専用の容器を用
いてもよく、その場合、その保温効力が充分であ
れば、熱湯等の保温容器としての使用も可能とな
る。
ル体20としたが、板状等他の形状にしてもよ
い。また、円筒部材7やガイド部材15等は、栓
体3と一体品でも別部品で構成してもよい。さら
に、容器本体1として従来の冷水専用の容器を用
いてもよく、その場合、その保温効力が充分であ
れば、熱湯等の保温容器としての使用も可能とな
る。
一方、第4図及び第5図は他の実施例を示すも
ので、前記実施例と基本的構造を同一にする部分
については同一の符号を付してその説明を省略す
る。この図において符号21は、上方部分に柔軟
部21aが形成され、下端近傍にフランジ部21
bが形成された第1吸引パイプで、栓体3の上板
5に上下自在に挿通されている。また、22は周
部にパツキン23aが備えられると共に流水孔2
3bが形成された係合部23を上端に有する第2
吸引パイプで、栓本体4の底板10に固定して取
付けられている。そして、上記第1吸引パイプ2
1の下端と栓本体4の底板10との間に、第1吸
引パイプ21と第2吸引パイプ22を相互に連通
させるための流路を形成するベローズ24が設け
られ、かつ、このベローズ24の外周部で第1吸
引パイプ21のフランジ部21bと底板10との
間には形状記憶物質から成るコイル体(形状記憶
部材)25が、その上下端を該フランジ部21b
と底板10にそれぞれ固着されて配設されてい
る。
ので、前記実施例と基本的構造を同一にする部分
については同一の符号を付してその説明を省略す
る。この図において符号21は、上方部分に柔軟
部21aが形成され、下端近傍にフランジ部21
bが形成された第1吸引パイプで、栓体3の上板
5に上下自在に挿通されている。また、22は周
部にパツキン23aが備えられると共に流水孔2
3bが形成された係合部23を上端に有する第2
吸引パイプで、栓本体4の底板10に固定して取
付けられている。そして、上記第1吸引パイプ2
1の下端と栓本体4の底板10との間に、第1吸
引パイプ21と第2吸引パイプ22を相互に連通
させるための流路を形成するベローズ24が設け
られ、かつ、このベローズ24の外周部で第1吸
引パイプ21のフランジ部21bと底板10との
間には形状記憶物質から成るコイル体(形状記憶
部材)25が、その上下端を該フランジ部21b
と底板10にそれぞれ固着されて配設されてい
る。
この実施例においては、内容液が低温の場合、
第4図に示すように、コイル体25は伸長した状
態にあり、第1吸引パイプ21を係止穴hから引
き抜き、これを吸引すると、内容液は、第2吸引
パイプ22→流水孔23b→ベローズ24→第1
吸引パイプ21の経路をたどり、また外気が係止
穴hから空気パイプ26を通つて容器本体1内に
入るため、内容液を吸引することができる。ま
た、熱湯を入れた場合には、第5図に示すよう
に、コイル体25は収縮し、これに連結されてい
る第1吸引パイプ21が下降すると共に、ベロー
ズ24が屈曲する。そして、第2吸引パイプ22
の係合部23が第1吸引パイプ21の下端に嵌ま
り、パツキン23aによつて吸引流路が閉塞せし
められる。したがつて、内容液を吸引することが
できず、口や喉を火傷するおそれはない。
第4図に示すように、コイル体25は伸長した状
態にあり、第1吸引パイプ21を係止穴hから引
き抜き、これを吸引すると、内容液は、第2吸引
パイプ22→流水孔23b→ベローズ24→第1
吸引パイプ21の経路をたどり、また外気が係止
穴hから空気パイプ26を通つて容器本体1内に
入るため、内容液を吸引することができる。ま
た、熱湯を入れた場合には、第5図に示すよう
に、コイル体25は収縮し、これに連結されてい
る第1吸引パイプ21が下降すると共に、ベロー
ズ24が屈曲する。そして、第2吸引パイプ22
の係合部23が第1吸引パイプ21の下端に嵌ま
り、パツキン23aによつて吸引流路が閉塞せし
められる。したがつて、内容液を吸引することが
できず、口や喉を火傷するおそれはない。
「考案の効果」
以上説明したように、本考案のストロー付容器
は、内容液の温度に応じてストローの吸引流路を
開閉するようにしたものであり、内容液が、スト
ローで飲むには危険な程高温である場合には、形
状記憶部材が形状変化を起してストローの吸引流
路が閉塞せしめられ、ストローでの吸引が不可能
となるものであるから、上記内容液を誤つて飲ん
で口や喉を火傷するおそれは全くなく、極めて安
全である。しかも、容器本体を、金属製魔法瓶の
ように保温保冷効力を有するものによつて構成す
ることにより、優れた保温保冷容器として幅広く
利用できる。
は、内容液の温度に応じてストローの吸引流路を
開閉するようにしたものであり、内容液が、スト
ローで飲むには危険な程高温である場合には、形
状記憶部材が形状変化を起してストローの吸引流
路が閉塞せしめられ、ストローでの吸引が不可能
となるものであるから、上記内容液を誤つて飲ん
で口や喉を火傷するおそれは全くなく、極めて安
全である。しかも、容器本体を、金属製魔法瓶の
ように保温保冷効力を有するものによつて構成す
ることにより、優れた保温保冷容器として幅広く
利用できる。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は内容液が低温である場合の要部
断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は内容液が高温である場合の要部断面
図である。また、第4図及び第5図は他の実施例
を示すもので、第4図は内容液が低温である場合
の要部断面図、第5図は内容液が高温である場合
の要部断面図である。 2…容器口部、3…栓体、20,25…コイル
体(形状記憶部材)、A…ストロー、B…開閉手
段。
もので、第1図は内容液が低温である場合の要部
断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は内容液が高温である場合の要部断面
図である。また、第4図及び第5図は他の実施例
を示すもので、第4図は内容液が低温である場合
の要部断面図、第5図は内容液が高温である場合
の要部断面図である。 2…容器口部、3…栓体、20,25…コイル
体(形状記憶部材)、A…ストロー、B…開閉手
段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器口部の栓体に、内容液を吸引するための
ストローが取付けられたストロー付容器におい
て、 上記ストローには、内容液の温度に応じて引
き起される形状記憶部材の形状変化によつてそ
の吸引流路を開閉する開閉手段が付設されて成
ることを特徴とするストロー付容器。 (2) 前記容器が断熱容器であることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のストロー
付容器。 (3) 吸引流路を開閉する開閉手段が、一端が外部
と連通し、他端が容器内に連通する第1のスト
ロー部と、一端が上記第1のストロー部の容器
内との連通口と相対して配置されて可撓性管を
介して第1のストロー部に連設され、他端が容
器内にのびて配置されている第2のストロー部
とのいずれか一方を形状記憶部材によつて可動
自在に付勢した構成とされていることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項記載のスト
ロー付容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19868784U JPH0228851Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19868784U JPH0228851Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61118544U JPS61118544U (ja) | 1986-07-26 |
JPH0228851Y2 true JPH0228851Y2 (ja) | 1990-08-02 |
Family
ID=30757908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19868784U Expired JPH0228851Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0228851Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-29 JP JP19868784U patent/JPH0228851Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61118544U (ja) | 1986-07-26 |
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