JPH0228800B2 - - Google Patents

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JPH0228800B2
JPH0228800B2 JP59190183A JP19018384A JPH0228800B2 JP H0228800 B2 JPH0228800 B2 JP H0228800B2 JP 59190183 A JP59190183 A JP 59190183A JP 19018384 A JP19018384 A JP 19018384A JP H0228800 B2 JPH0228800 B2 JP H0228800B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
western
rim
western bow
bow
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59190183A
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English (en)
Other versions
JPS6170397A (ja
Inventor
Akira Sukauchi
Tadao Izuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP19018384A priority Critical patent/JPS6170397A/ja
Publication of JPS6170397A publication Critical patent/JPS6170397A/ja
Publication of JPH0228800B2 publication Critical patent/JPH0228800B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、ハンドル部とリム部とが組立分離
自在な洋弓に関する。
〔発明の技術的背景及びその問題点〕
一般に、洋弓は、ハンドル部とリム部との一体
型、ハンドル部とリム部とを組立分離可能にした
分割型に大別され、一体型のものは主に木材から
なる一方、分割型のものは、Al合金あるいはMg
合金等の軽金属材料で特にハンドル部が形成さ
れ、リム部を木材、竹材または繊維強化プラスチ
ツク(以下、FRPと略記する)、あるいはこれら
のサンドイツチ構造等の組合せによつて形成して
持運びの便宜性及びリム部の互換性を図つてい
る。
従来、この種の分割型洋弓(組立式洋弓)は、
ハンドル部の成形に際して、木材を使用すること
は、リム部の結合部分における強度上の問題から
不可能であることから、金属材料が用いられてい
る。
しかしながら、このような従来構造の洋弓、特
にハンドル部においては、重量の過大化に伴う射
手の疲労が大きく、矢発射時の衝撃吸収能が小さ
いため、非常に不安定になり易いばかりでなく、
リム部との剛性特性に大きな差があり過ぎること
から、リム部の結合部分に材料疲労が集中し、リ
ム部の折損を生じ、またハンドル部の成形にあた
つては、鋳造成形がほとんどであり、このため鋳
造物に内部欠陥が発生し易く、製造技術にも難が
ある。さらに、このような鋳造成形によるハンド
ル部は、全体が均一な材料特性を有するために、
必要に応じて部分的に材料特性を変えるように設
計することが不可能であるなどの不都合があつ
た。
〔発明の目的〕
この発明は、上記の事情のもとになされたもの
で、ハンドル部をリム部の材料特性に近似させ、
かつ矢発射時の衝撃吸収能を大きくして安定化を
図るとともに、設計の自由度を高めることのでき
る洋弓を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明は、
ハンドル部とリム部とが組立分離可能な洋弓にお
いて、該ハンドル部をFRP外殻構造に形成する
とともに、その両端に前記リム部が嵌合される差
込み口を形成してなる構成としたもので、この場
合、前記FRP外殻は、例えば外側表面層と内側
層とに、ロービング、ロービングクロスまたは不
織布、あるいは袋織りクロスを含むクロスまたは
クロスとロービングとの複合繊維からなる補強繊
維を組合せ配設して、ハンドル部の中心軸に対し
て前後方向の的側よりも弦側を肉厚にし、かつそ
の左右方向の肉厚が均等になるように形成するこ
とが好ましい。
また、前記ハンドル部の芯部は、中空あるいは
芯材を介在にして形成したり、さらに、ハンドル
部の両端のリム部が嵌合する部分に補強部材を挿
入して形成することが好ましい。
[作用] すなわち、この発明は、ハンドル部をFRP外
殻構造で形成するとともに、その両端にリム部が
嵌合する差込み口を形成して、リム部とハンドル
部とが組立分離可能になつているため、互いに要
求特性が異なる。例えば中芯材を介して的側及び
弦側の前後両面にFRPを積層したサンドウイツ
チ構造からなるリム部の成形と、前後左右の外周
側面が連続一体なFRP外殻層からなるハンドル
部の成形とがそれぞれ別途成形で行なわれること
から、成形にあたつて、リム部及びハンドル部に
要求されるFRPの補強繊維の種類や繊維配列形
態及びマトリツクス樹脂の種類や特性などが、リ
ム部及びハンドル部特有の条件、形状及び構造に
合わせて独立して選択的に設定され、設計の自由
度が高められる。
また、これによつて、ハンドル部とリム部との
材料特性が近似し、材料疲労が防止されるため
に、矢発射時の衝撃吸収能が大きくなり、ハンド
ル部の安定化と共に矢の的中率の向上が図れ、金
属材料と比較してソフトでシヤープなフイーリン
グが得られる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図に示すように、図中1は洋弓本体であ
る。該洋弓本体1は、ハンドル部2の両端部に、
アツパーリム部3及びロアーリム部4をそれぞれ
差込み嵌合させて組立・分離可能になつていると
ともに、該ハンドル部2は、第2図に示すよう
に、FRP21を外殻とし、芯部には木材あるい
は発泡合成樹脂等の芯材22が介在されている
か、また中空構造を呈する。前記ハンドル部2を
形成するFRP21の外殻は、例えば外側表面層
21aにロービングクロスまたは不織布を含む袋
織りクロス等のガラス繊維またはカーボン繊維、
アミラツド等の有機繊維あるいはこれらの混合繊
維からなるクロス類を補強繊維として用い、その
内側層21bにロービングを補強繊維として用い
てなる2重もしくは多重型補強構造に形成してな
る構成を有するととも、その横断面形状は、ハン
ドル部2の中心軸a−aに対して前後方向の的側
の肉厚t1よりも弦側の肉厚t2を厚くして(t1
t2)、その中立軸(b−b)を弦側に片寄らせる
一方、左右方向の肉厚t3、t4を均等に形成した断
面矩形状を呈している。
また、第3図イ,ロ,ハは、上記ハンドル部2
の横断面形状の変形例を示し、弦側の肉厚が的側
よりも厚くなるように、T字形、L字形あるいは
卵形にそれぞれ形成してなるものである。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、第2図に示すFRP21の補強繊維
の構成を、外側表面層21aと内側層21bとで
双方逆にしたり、あるいは第4図に示すように、
外側表面層21aにロービングクロスを含むロー
ビング、中間層21cに袋織りクロスを含むクロ
ス類及び内側層21bにロービングをそれぞれ補
強繊維として配設し、3層構造にすることも考え
られ、これらの補強繊維の組合せ構成は任意に選
択されるものであり、また芯部22を中空にした
り、さらにはハンドル部自体の外形状も、従来の
ものと同一かまたは近似した形状としても良いこ
とは勿論である。さらにまた、ハンドル部両端の
リム部差込み口等のリムを連結するために嵌合す
る部分に金属薄板等からなるリング状の補強部材
をハンドルの成形と同時に一体成形して挿入する
と強度維持上好都合である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ハン
ドル部とリム部とを組立・分離自在にした洋弓に
おいて、前記ハンドル部をFRP外殻で形成した
ことから、従来のような例えば木材中芯の表裏面
にFRPを積層したサンドイツチ構造を有するリ
ム部等と比べて両者の材料特性を同一または大幅
に接近させることができるので、従来のようなリ
ム部の結合部分における極部的な応力集中による
材料疲労を減少させることができるとともに、矢
発射時の衝撃吸収能、すなわち振動吸収・減衰特
性を向上させることができ、耐疲労特性を高める
ことが期待でき、しかもハンドル部の軽量化もま
た図ることができることから、射手の疲労度も軽
減する。また、ハンドル部の軽量化に伴い、スタ
ビライザ等の組合せ、重量調整の選択の自由度も
増大し、本体の安定化のための機能の付加が拡大
できるのみならず、金属材料に比較してソフトで
シヤープなフイーリングを得ることができるの
で、矢発射時の衝撃が減少し、ハンドルの前後ま
たは左右方向の揺れが低下するため、矢の的中率
が向上するなど、実用上すぐれた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る洋弓の一実施例を示す
側面図、第2図は第1図−線におけるハンド
ル部の拡大横断面図、第3図イ,ロ,ハはハンド
ル部の変形例を示す拡大横断面図、第4図はハン
ドル部のFRP外殻の他の構造例を示す拡大横断
面図である。 1…洋弓本体、2…ハンドル部、21…FRP、
21a…外側表面層、21b…内側層、3,4…
リム部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハンドル部とリム部とが組立分離可能な洋弓
    において、 該ハンドル部はFRP外殻構造からなり、かつ
    その両端に前記リム部が嵌合される差込み口を形
    成したことを特徴とする洋弓。 2 特許請求の範囲第1項に記載の洋弓におい
    て、 該FRP外殻は、ハンドル部の中心軸に対して
    前後方向の的側よりも弦側を肉厚にし、かつその
    左右方向の肉厚を均等にしたことを特徴とする洋
    弓。 3 特許請求の範囲第1項もしくは第2項のいず
    れかに記載の洋弓において、 該FRP外殻の外側表面層と内側層とに、ロー
    ビング、ロービングクロスまたは不織布、あるい
    は袋織りクロスを含むクロスまたはクロスとロー
    ビングとの複合繊維からなる補強繊維を組合せ配
    設したことを特徴とする洋弓。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    一つに記載の洋弓において、 該ハンドル部の芯部を中空にしたことを特徴と
    する洋弓。 5 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    一つに記載の洋弓において、 該ハンドル部の芯部に芯材を介在にしたことを
    特徴とする洋弓。 6 特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    一つに記載の洋弓において、 該ハンドル部の両端のリム部が嵌合する部分に
    補強部材を挿入したことを特徴とする洋弓。
JP19018384A 1984-09-11 1984-09-11 洋弓 Granted JPS6170397A (ja)

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JP19018384A JPS6170397A (ja) 1984-09-11 1984-09-11 洋弓

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JP19018384A JPS6170397A (ja) 1984-09-11 1984-09-11 洋弓

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Publication Number Publication Date
JPS6170397A JPS6170397A (ja) 1986-04-11
JPH0228800B2 true JPH0228800B2 (ja) 1990-06-26

Family

ID=16253826

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JP19018384A Granted JPS6170397A (ja) 1984-09-11 1984-09-11 洋弓

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JP5372391B2 (ja) * 2007-03-07 2013-12-18 プリンス、スポーツ、インコーポレーテッド 複数の管構造体を有するアーチェリー用弓

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124837A (ja) * 1974-08-26 1976-02-28 Tokyo Keiki Kk

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JPS5124837A (ja) * 1974-08-26 1976-02-28 Tokyo Keiki Kk

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JPS6170397A (ja) 1986-04-11

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