JPH0228569Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「対象技術分野」 この考案は照光式スイツチに係り、とくに端子
部における不意の短絡を防止する安全装置に関す
るものである。

「従来装置およびその問題点」 従来この種照光スイツチにおいて発光素子を交
換するばあい、この発光素子を保持するホルダー
をラジオペンチのような工具を用いてハウジング
に対して着脱しているが、その作業時に工具と端
子片等の充電部に接触し、それらを誤つて短絡し
てしまうおそれがあつた。

「目的」 この考案はこのような従来の欠点にかんがみ、
安全性の高い照光式スイツチを提供しようとする
ものである。

「実施例」 以下図によつてこの考案の一実施例について説
明する。

すなわちハウジング１内にはその軸心方向にお
いてその中間部には仕切り壁２が設けられてい
る。そしてその一端すなわちその上端開口部から
発光素子ユニツト３が収容され、かつ仕切り壁２
に支持されている。またハウジング１内にはその
下端からスイツチ５が収容されている。そして発
光素子ユニツト３はプリント回路基板６と、この
基板の一方の面上に取付けられるホルダー７と、
このホルダーに保持される発光素子８およびこの
発光素子に接続される端子片９，９とにより構成
されている。そして端子片９，９の端部はホルダ
ー７の側方に突出して端子部１７を形成してい
る。

またハウジング１内には給電用の端子板３５，
３５が収容され、かつその内壁部に沿つて、ハウ
ジング１の軸心方向に配設されている。そしてそ
れらの端子板の一端にはその軸心方向に沿つてス
リツト３７が設けられ、かつこのスリツトによつ
て一対の弾性保持部３８，３８が形成され、さら
にこれら保持部のたがいに対向する部分に山形の
凸部３９，３９がそれぞれ形成されている。そし
てこれらの凸部の間隔は端子片９，９の厚さに比
し小さく設定され、かつその端子片と係合するよ
うにされている。

またホルダー７の一方の面において端子片９に
相当する部分にはかぎ状の絶縁保護部４１，４１
が一体に成形されている。すなわちこの絶縁保護
部は端子片９，９の端子板３５，３５に対する係
合状態でそれらの端子片および端子板をそれらの
上方から覆い、これによつて他の導電体たとえば
ラジオペンチ等がホルダー７の外方から端子片
９，９または端子板３５，３５に接触するのを防
止するようにされている。

発光素子ユニツト３の上部すなわちハウジング
１の一端側においてこのハウジング内にはスイツ
チ５を操作するプランジヤー４５が摺動自在に収
容され、その一端にはカラープレート４６を介し
て押ボタン４７が嵌合され、またその他端にはス
イツチ５と連結される脚４８，４８が一体に形成
されている。

「効果」 この考案は上述のようにホルダーに、端子片を
ハウジングの一端側において覆う絶縁保護部を設
けているので、発光素子の交換等に当り、工具等
が端子片や端子板に接触することがなく、したが
つて予期せぬ危険を招くおそれがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案における照光式スイツチの斜
視図、第２図は正断面図、第３図は分解斜視図で
ある。 １……ハウジング、２……仕切り壁、３……発
光素子ユニツト、５……スイツチ、６……プリン
ト回路基板、７……ホルダー、８……発光素子、
９……端子片、１７……端子部、２３……凹所、
３５……端子版、３７……スリツト、３８…弾性
保持部、３９……凸部、４１……絶縁保護部、４
５……プランジヤー、４６……カラープレート、
４７……押ボタン、４８……脚。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハウジング内にその一端から発光素子を保持す
   るホルダーを着脱自在に収容し、さらに上記ハウ
   ジングの一端側に押ボタンを有するプランジヤー
   を摺動自在に収容し、かつ上記ホルダーに上記発
   光素子の給電用の端子片を固定するとともにその
   端子部を上記ホルダーの周縁部から上記ハウジン
   グの内側壁に向つて突出させ、さらにこの端子部
   に電気的に、かつ着脱自在に接触する端子板を上
   記ハウジングの内側壁に沿つて配設するととも
   に、そのハウジングの他端からその外部に突出さ
   せ、しかも上記ホルダーには上記端子片を上記ハ
   ウジングの一端側において覆う絶縁保護部を一体
   に設けた照光式スイツチ。