JPH02284100A

JPH02284100A - 模擬ドラム缶標準線源

Info

Publication number: JPH02284100A
Application number: JP15667088A
Authority: JP
Inventors: Kentaro Minami; 南　賢太郎; Yukio Iwata; 岩田　幸生
Original assignee: Japan Atomic Energy Research Institute
Current assignee: Japan Atomic Energy Agency
Priority date: 1988-06-27
Filing date: 1988-06-27
Publication date: 1990-11-21
Anticipated expiration: 2012-12-08
Also published as: JP2687139B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は模擬ドラム缶標準線源に関する。詳しくは、本
発明は、ドラム缶形状等の放射性廃棄体を外部より測定
し、内容物の核種及び放射能を判定する廃棄物の放射能
確認装置の校正に使用する模擬ドラム缶標準線源に関す
る。

（従来の技術）従来の技術においては、校正用模擬ドラム缶標準線源は
、放射性物質をセメント、ビチューメン及びプラスチッ
クなどの固化材と共に練り込み、煩雑な作業工程によっ
て製作したもので、′ｆａ源製作に用いたミキサーのプ
ロペラ等は核種毎に交換又は除染する必要があり、また
、製作した校正用線源も最終的には全て固体廃棄物とな
る。

したがって、これらの機器や校正用線源の管理に多くの
経費を必要とする。

（発明が解決しようとする問題点）従来の技術による校正線源の製作は作業工程が煩雑であ
ると共に固体廃棄物が多数発生する。

本発明の目的は、このような問題点を解決せんとするも
ので、セメントなどの固化材を使用することなく、代わ
りにガラスピーズ、プラスチックペレット等を模擬ドラ
ム缶に充填し、これに放射性溶液を注入し、また交換す
ることによって、放射能濃度及び核種を容易に変え、迅
速に円滑に校正作業を行うことのできる模擬ドラム缶標
準線源を従供することにある。

（問題点を解決するための手段）校正線源は実際の放射性廃棄体に近い形状、密度である
ことが必要である。

本発明の模擬ドラム缶標準線源は、その形状を実際の廃
棄体ドラム缶等に近似させ、かつ密度調整のため模擬ド
ラム缶内部にガラスピーズやプラスチックベレット等を
充填し、これに放射性溶液を注入して成ることを特徴と
する模擬ドラム缶標卓線源である。

本発明の模擬ドラム缶標準線源おいては、放射性溶液を
交換することにより、核種の異なる校正用線源を容易に
得ることができる。

また、模擬ドラム缶へ充填するガラスピーズやプラスチ
ックの粒径、材質等を変えることにより校正線源の平均
密度を変える事が可能である。

本発明の模擬ドラム缶標準線源おいては、充填材のガラ
スピーズ等の除染は容易であり、核種や放射能濃度を変
えた校正用線源を容易に得ることが可能である。また、
放射性溶液を用いて校正することができるため、模擬ド
ラム缶を多数製作する必要がなく、固体廃棄物の発生も
少なくすることができる。

次に、本発明の模擬ドラム缶標準線源を製作ひる一具体
例について図面によって説明する。

この具体例の校正装置は、ガラスピーズ投入口（Ａ）及
び放射性溶液注入口（Ｂ）を設けた模擬ドラム缶ｌ、溶
液調整タンク２、バルブ付き接続ホース３、模擬ドラム
缶ハンドリング装置４及び溶液調整タンクハンドリング
装置５より成る。

密度調整のため、投入口（八）よりガラスピーズを模擬
ドラム缶へ充填し、これを模擬ドラム缶ハンドリング装
置へ取り付ける。本ハンドリング装置は模擬ドラム缶を
上下に移動させることが出来る昇降器（Ｄ）及び１８０
”回転させることができる回転器（Ｅ）を装備している
。

模擬ドラム缶への溶液注入は以下の手順に依って行われ
る。

■　溶液調整タンク２を溶液調整タンクハンドリング装
置５へ取り付け、低位にセットし、バルブ（イ）、（ロ
）、（ハ）を閉とする。

■　蒸留水を計量し、溶液調整タンク２へ注入してｐＥ
Ｉを調整する。

■　溶液調整タンク２へ放射性核種に対応したキャリア
を入れる。

■　液面監視のため模擬ドラム缶ｌの上部フランジ（Ａ
）のパネルを取り外す。

■　バルブ（（）　、（ハ）を開とする。

■　溶液調整タンクハンドリング装置５の昇降ハンドル
（Ｃ）を回してタンクを移動させ、上位に七７１−する
ことにより模擬ドラム缶へ溶液を注入する。

次に、溶液調整タンクを低位にセットし溶液を／８液調
整タンクへ戻す。

この操作を繰り返すことにより溶液を撹拌する。

■　溶液調整タンクへ放射性溶液を入れ攪拌する。

■　■の操作により模擬ドラム缶へ放射性溶液を注入す
る。

■　模擬ドラム缶上部フランジ（Ａ）にパネルを取り付
け、締めきる。模擬ドラム缶ハンドリング装置の回転ハ
ンドル（Ｅ）を回し、模擬ドラム缶１８０°回転させる
。

■　模擬ドラム缶のバルブ（ハ）を取り外しフランジ（
Ｂ）にパネルを取り付け、締めきる。

この状態で模擬ドラム缶標準線源が完成する。

完成した模擬ドラム缶標準線源を管理区域から搬出し、
廃棄物の放射能確認装置環ヘセソトして校正を行う。

校正作業終了後、模擬ドラム缶標準線源を再度管理区域
へ搬入し、放射性溶液の交換作業を以下の手順で行う。

■　模擬ドラム缶をハンドリング装置ヘセットする。

＠　塩化ビニールホースの一端を放射性廃液タンク６へ
接続し、バルブ（＋１）を開き放射性廃液を廃水する。

０　溶液調整タンクへ蒸留水を注入して０．０ＩＮ程度
の酸性溶液にし、■の操作を繰り返し模擬ドラム缶内を
洗浄する。

洗浄水を排水し、再度溶液調整タンクへ蒸留水を入れ、
洗浄する。

［相］　以下■の操作にもどり別の放射性核種を注入し
て模擬ドラム缶標準線源を製作する。

（作用）この放射性廃棄体を模擬した校正用線源は、１個の校正
用模擬ドラム缶を製作し、この中へ入れる充填材を変え
ることで密度を変更出来ること及び注入する放射性溶液
を交換することにより各種の校正用線源を容易に製作で
きることなどの特徴を有するので経済的効果が非常に大
きい。

また、本校正用８ａ源製作に用いる装置は全て重力を利
用し溶液の注入、洗浄、排水を行うので取扱が容易で作
業の安全性が高いと共に、線源製作工程等で発生する固
体廃棄物を非常に低減化できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の模擬ドラム缶標準線源製作の一興体例の説
明図である。手ｙＥ補正書（自発）昭和６３年

Claims

【特許請求の範囲】

放射性廃棄体ドラム缶に近似した形状のドラム缶に粒体
状充填材を充填し、これに放射性溶液を注入して成る射
性廃棄体の密度に近似した模擬ドラム缶標準線源。