JPH02283795A - 微粉炭―油混合物用添加剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、安定性と流動性が優れた微粉炭−油混合物（
以下ｒｃＯＭＪという）を’ＩＡＪＴｉするための添加
剤に関するものである。

（従来の技術） 従来のＣＯＭ用添加剤としては、例えば特開昭５７−１
６５４９０に示すポリエーテル化合物があるが、これら
は石炭の沈降を防ＩＩ：、する効果はある程度あったが
、Ｃ０Ｍ中の石炭粒子は３００μ以−１〕の相粒子が存
在しており、このような比較的大きな校了の沈降を防ｌ
−するには性能が不足しており、貯蔵タンク等で八−ド
パツク化する問題点があった。

（欠点を解決するための手段） この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものである。すなわち。

−数式 ％式％） 式中　Ｒ：芳香環を有する置換ノ＾をもっことｎ　：　
５〜３００ で示される化合物のリン酸エステル又はその塩がノｒ常
に優れた効果を打することを見い出した。

本発明の添加剤を使用することによって、比較的大きな
粒子の沈降をも防ぐことができ、ＣＯＭの製造から燃焼
丁稈に至る石炭沈降という問題を極めて高度に解消でき
る。従来からアルギレンオキサイド付加型のＣＯＭ用添
加剤は数多くあったが２本発明の添加剤の特徴は、リン
酸エステルである点である。

リン酸ニスデルは、その母体となるノニオンと比較して
、親水性が強くアニオン性となる為、従来の添加剤では
吸着できなかった親水性部分へも、よ、り強固に吸着し
、画期的な安定化性能を発揮するものと考えられる。

（手段を構成する要件） 本発明のＣＯＭ用添加剤は一般式に示す化合物のリン酸
エステル又はその塩であり、Ｒは芳香環をイ１する１ｎ
換基なもつこともあるフェノール類の残基である。具体
的に用いられる化合物としては、フェノール、ナフトー
ル、ハイドロキノン、フェニルフェノール、（モノ、ジ
、トリ、デトラ、′：１７）のベンジルフェノール、ス
チリルフェノール、ベンジルナフトール、スチリルフェ
ールやビスフェノール等をいう、ｍはフェノール性水酸
基の基数をあられし、１〜３ケである。

Ｒ’はエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、スチレ
ン基の１１１独又はこれらの２秤取」−のアルキル基を
示１７、具体的にはエチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシド、スチレンオキシドを重合又は
共重合させたものである、中でもエチレンオキシドと他
のアルキレンオキシドの共重合物が好ましい。

こ、の場合の手合形式はブロック、ランダムのどちらで
もよい。

ｎはアルキレンオキシドの中合度を示し、５〜３００の
ものが用いられる。

リン酸化反応については、−１−記式の化合物を、一般
には無水リン酸やオキシ塩化リンを用いて、容易に行な
うことができる。

リン酸ニスデル塩の場合、塩の対イオンとしては、Ｎａ
、に、Ｃａ、Ｍｇ等のアルカリ金属や、アルカリ土類金
属、およびアンモニアやエチルアミン、エタノールアミ
ン、ラウリルアミン、牛脂アミン、ベンジルアミンやポ
リアミン等ののアミン類が用いられる。

ＣＯＭに用いる石炭としては、例えば無煙炭。

瀝青炭、亜＃　ｉ！ｉ炭、褐炭等の各神石炭が利用でき
、種類や産地にかかわりなく、また化′？組成や水分含
有量にもかかわりなく、いかなるものも利用できる。か
かる石炭をそのまま、あるいは粉砕して油中に入れ、各
種湿式粉砕機により油中で直接微粉炭とするか、または
通常の乾式粉砕機により微粉炭としてもよい、ただし、
湿式の粉砕法の方が、ＣＯＭの安定性が向上し、かつ粉
砕時の自然発火や粉じんが防ｌＦ、できるためさらによ
い０石炭中の水分は乾式粉砕時に除いても、あるいは湿
式粉砕中や粉砕後に砕いてもよく、含有水分の少ないも
のは除かなくても支障がない、ｖ＆扮炭の粒度は、燃焼
性より判断して通常平均粒子径２００ミクロン以下のも
のが好ましく、更に粒度の小さい１００ミクロン以下が
好適であるが、ＣＯＭの安定性等の物１に関する限り、
さらに粒度の大きいものでも問題はない、この微粉炭の
含有量は、最終混合物に対して２０〜７０重ｎｔ％であ
り、７０％以」−の微粉炭を含有した場合は粘度が著し
く高くなり、流動性を失うため好ましくなく、２０％以
下の場合は微粉炭含有に伴う粁済面の利点が減少するた
め好ましくない、従って、２０〜７０　Ｅｒｒ潰％含有
できるが、３０〜６０重電％がさらに好ましい。

また、ＣＯＭに用いる油とは１石炭原油、原油から、得
られる各抑留分２例えば灯油、軽油、へ重油、Ｂ重油、
ＣｍＴ油等やエチレン分解残油、クレオソート油、アン
トラセン油、各種配合油笠の−絞に燃料として用いられ
る油や廃油、例えば、ガソリンスタンド廃油（自動車潤
滑油、洗浄油）鉄工所廃油（機械油、切削油、洗浄油や
それらの混合油）１石油タンカーやその他船舶の廃油。

般化学工業廃油等をいい、それらの相互の混合物も含む
、中でも石油原油およびＢ重油、Ｃ重油の利用が好まし
い。Ｉｉｌ独のみ、またはあらかじめ配合した油を用い
てＣＯＭを調製しても、ｒ）１独油（好ましくは石油原
油、重油）でＣＯＭを作った後他の油を混合したり混焼
してもよい。

水は、石炭中に含まれる水分がＣ０Ｍ中に混入したり、
ｌ３１２造者または使用者が加える場合等があるが、水
の体積分だけ輸送費、貯蔵費、その他−般管理費が高く
なり、さらに燃焼時蒸発熱をうばい、熱損失が大きくな
るため好ましくなく、少ない方がよい。−・方、水ＣＯ
Ｍの安定性を良好にする性質と、燃焼時排ガス中のＮＯ
ｘとバイジンを少なくする効果を有するため、少量の混
入は許される。従って、全水分量は＋５重量％以下、好
ましくは６重量％以下がよく、全く含有しなくてもよい
。

本発明の添加剤は、そのま＼使用したり、イソプロピル
アルコール、ブチルセロソルブ、石油留分等の溶剤に溶
解して使用してもよい。

また本発明の添加剤はＩｉｌ独、または本発明の薬剤同
士を混合して使用することは勿論可能であるが、他の薬
剤の１抑類または多種類と併用してもよい。

本発明の添加剤を用いてＣＯＭを安定化させるには、乾
式粉砕した微粉炭を油中に混合後添加剤を加えるか、あ
らかじめ油中に添加剤を溶解後乾式粉砕した微粉炭を加
えるか、または微粉炭、油および添加剤の−Ｅ者を一括
して混合すればよく、各々に水添加を実施してもよい、
また４式粉砕の場合は、粉砕前、粉砕中、または粉砕後
のいずれの時期に添加してもよい、この場合も水添加を
行なってもよい。

混合燃料系に対する本発明添加剤の添加量は、炭種、石
炭粒度分布および油種によって若干穴なるが、一般に混
合燃料中０．０１〜５重ｒｒ１％、好ましくは０．０４
〜０．８重１％であり、」−限はＩｉｌに経済的理由に
よるものである。

本発明により、添加剤、微粉炭、油および必要により水
からなる分散系を形成する場合、任意の温度が採用され
、例えば５０〜＋２０’Ｃで混合され、混合圧は加圧、
′）８圧、減圧脱気時でもよく。

撹拌機および撹拌条件は、特に＄１１約を受けない。

次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが２
例示はｌｉｔに説明用のものであって１発明の思想を拘
束するものではない。

実施例 ボールミルで′ｇＪ造したＣＯＭ　（第１表に性状を示
す）に添加剤を０．１５％加え、ホモミキサー４０００
　ｒ　ｐｍで４分間撹拌する。撹拌したＣ０Ｍを５００
ｍＩ２のポリビンに入れ、６４℃の恒温器に１０［１間
静置する。静置後、ポリビンを逆さにしてＣＯＭを払い
出す、この時のポリビン底部に残ったＣＯＭの重電、石
炭濃度、石炭粒度（４８＃オン）を測定する。

結果を［第２表］に示す。

〔第１表ｌ Ｃ０Ｍの性状 ［第２表］中　略号は−Ｆ記の構造を示す。

Ｅ　Ｏ：　　−Ｃ１１、−Ｃ１１、−０−Ｐ　Ｏ： Ｃ貼 −ＣＩ　、　−ＣＩ＋　−０− （以下余白）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ Ｒ：芳香環を有する置換基を持つこともあるフェノール
   類の残基 Ｒ′：エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、スチレ
   ン基の単独又はこれらの２ 種以上のアルキレン基 ｍ：１〜３ ｎ：５〜３００ で示される化合物のリン酸エステル、又はその塩を必須
   成分として含有することを特徴とする微粉炭−油混合物
   用添加剤。