JPH02283663A - 透明多結晶イットリウムアルミニウムガーネット及びその製造方法 - Google Patents

透明多結晶イットリウムアルミニウムガーネット及びその製造方法

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JPH02283663A
JPH02283663A JP1106664A JP10666489A JPH02283663A JP H02283663 A JPH02283663 A JP H02283663A JP 1106664 A JP1106664 A JP 1106664A JP 10666489 A JP10666489 A JP 10666489A JP H02283663 A JPH02283663 A JP H02283663A
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aluminum garnet
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肇 羽田
Shinichi Shirasaki
信一 白崎
Shinichi Matsuda
松田 伸一
Akio Watanabe
明男 渡辺
Masami Sekida
正實 関田
Toshihiro Kuroki
俊宏 黒木
Takakimi Yanagiya
高公 柳谷
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Konoshima Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
r発明の利用分野] この発明は、透明多結晶イツトリウムアルミニウムガー
ネット、(単味での組成Y3A1sO+z、以下単にY
AGということがある。)と、その製造方法とに関する
。この発明でのイツトリウムアルミニウムガーネットは
、レーザやシンチレータ等の発振用あるいは発光用の光
学材料に用いる。 [従来技術] イツトリウムアルミニウムガーネットは、発振・発光用
の光学材料として周知である。例えばイツトリウムアル
ミニウムガーネットのイツトリウムをNdで置換したY
AGレーザは、高出力レーザの代表的なものの1つであ
る。光学材料としてのイツトリウムアルミニウムガーネ
ットは、主として単結晶が用いられている。単結晶の育
成は例えば、イリジウムるつぼを用いて熔融YAGから
単結晶を引き上げるチョクラルスキー法(以下単にC2
法という)や、YAGの焼結棒を帯域熔融して単結晶と
する浮遊帯域法(以下単にFZ法という)、あるいはフ
ラックスを用いるフラックス法が知られている。しかし
ながらCZ法でのイリジウム坩堝は高価であり、かつ坩
堝からのイリジウムによる汚染が問題となる。またFZ
法では単結晶の口径に制限が生じ、大きな単結晶が得ら
れない。更にフラックス法では、7ラツクスによる汚染
が生じる。 なお単結晶YAGの置換、特にY元素の置換は周知であ
る。例えば開田や木材は、Y元素を1ate%Ndで置
換したYAGの光学活性に付いて報告している(ジャー
ナル・オン・アプライド・フィジックス 54巻341
5〜3421頁、1983年)。 ここで関連する他の先行技術を示す。発明者らは、Yイ
オンとA1イオンとを尿素を用いて沈澱させ、YAGを
得ることを提案した(特願昭62−248.957号)
。更に発明者らは、尿素による沈澱時に母液中に硫酸イ
オンを存在させ、沈澱の性質を改良すること番提案した
(特願昭63−242.890号)。
【発明の課題】
この発明の課題は、単結晶YAGとほぼ同等の光学的性
質を有する透明多結晶のYAG、並びにその製造方法を
提供することにある。 [発明の構成] 請求項1の発明は、 YAGのY元素を、0.1〜5原子%原子番号58〜7
1のランタニド元素及びCr元素からなる群の少なくと
も一員の元素で置換すると共に、YAGに対する重量比
で100〜2500vtppmの5iO1を添加した、
透明多結晶イツトリウムアルミニウムガーネットにある
。なおSin。 の添加量は、5iO1添加前のYAG量に対する重量比
を基準に示す。 請求項2.3の発明はその製造方法である。 請求項2の発明は、イツトリウムイオンとアルミニウム
イオンと原子番号58〜71のランタニド元素及びCr
元素からなる群の少なくとも一員の元素のイオンとを含
む酸性水溶液を、イツトリウムアルミニウムガーネット
1モルに対して0.8〜10モルの割合での硫酸イオン
の存在下で、尿素で中和して粒状の沈澱を生成させ、 生成した沈澱を仮焼成型後に、酸素フリーの条件下で1
650−1900℃で焼結して、YAGのY元素を0.
1〜5原子%原子番号58〜71のランタニド元素及び
Cr元素からなる群の少なくとも一員の元素で置換した
YAGとすると共に、YAGの焼結前の段階に、YAG
に対する重量比で100〜2500wtppmのSin
gを加える段階を設けた、透明多結晶イツトリウムアル
ミニウムガーネットの製造方法にある。5iO1の添加
形態は任意で、添加時期は例えば沈澱の形成時や形成後
の沈澱、あるいは仮焼後のYAGとする。 請求項3の発明は、前記の置換元素を、Ce。 Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、T
m。 Yb及びCrからなる群の少なくとも一員の元素とする
と共に、焼結雰囲気を真空中とし、かつ置換の割合を0
.1〜3原千%に限定したことを特徴とする特 なおこの明細書において透明とは、光がYAG中におい
てExp(−a−t)に従ったランバート・バール型の
減衰をするとした場合に、吸光係数αが4cm”以下で
あることを意味する。ここにtは媒質の厚さであり、吸
光係数は、置換物イオンによる固有の吸収のない波長で
測定するものとする。吸光係数aが5cm”を越えると
肉眼で不透明となり、この発明の条件では全て透明のY
AG焼結体が得られる。 この発明のYAGは、多結晶である点で従来の単結晶Y
AGと相違する。そしてこの発明ではYAGの光学活性
を引き出すため、YAGのY元素を0.1〜5原子%、
より好ましくは0.1〜3原子%、置換する。置換イオ
ン(以下単にRイオンという)は、原子番号58〜71
のランタニド元素やCr元素を用いる。置換したRイオ
ンは結晶中のYイオンの位置を占めるものと考えられる
が、詳細は不明である。またR元素はより好ましくは、
Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、E
r。 Tm、Y b 、またはCr元素とする。勿論これらの
元素はその1つのみを用いるのではなく、組み合わせて
添加しても良い。 置換の程度について説明すると、十分な発光強度を得る
ためには少なくとも0.1原子%以上の置換が必要であ
り、かつ発光寿命を維持するには置換量を5原子%以下
、より好ましくは3原子%以下とする必要が生じる。 次にSin、の添加は、緻密なYAGを得るためと、焼
結後のYAG中の結晶粒子径の不規則な分布を除き、結
晶粒径の不規則分布に伴う光散乱を除くために必要であ
る。Sin、の含量はYAGに対して、(SiO□分を
除いたYAGに対して)、100〜2500冒t pp
mに限られ、これより少なくても、またこれより多くて
も、不透明なYAG多結晶しか得られない。 この発明の透明多結晶YAGの製造方法を説明する。Y
AGの沈澱には、硫酸イオンの存在下に、尿素でPHを
上昇させて沈澱させることが必要である。また硫酸イオ
ンの量は、YA&1モル当たり0,8〜10モル、より
好ましくは1.2〜8モルに限られる。尿素も硫酸イオ
ンも用いない場合、(例えばアンモニアのみで沈澱させ
た場合)、沈澱はゼリー状であり、濾過不能である。尿
素のみを用いた際の沈澱はゲル状で、塩化アンモニウム
等の不純物を多量に含むと共に、2次粒子が成長してい
る。 これに対して硫酸イオンの存在下に尿素で沈澱させると
、粒状の沈澱が得られ、ろ過が容易であると共に、不純
物含量が少ない。更にこの沈澱では2次粒子成長が少な
く、緻密な焼結体を得るのが容易である。なお硫酸イオ
ンの量をYAG1モル当たり10モルよりも増すと、焼
結性が低下する。 YAGの置換に用いるRイオンは、沈澱時の溶液に存在
させて共沈により沈澱中に混入させる。 沈澱は仮焼後に成型し、焼結する。なお焼結前の段階で
YAGには、100〜2500vtppmのSiO2を
添加する。5i02の添加は、例えばYAGの沈澱時や
、沈澱後に乾燥させたYAG、あるいは仮焼後焼結前の
YAGに対して行うaSiOlの添加形態は任意である
。 焼結は酸素フリーの条件下、例えば水素中やAr中、N
、中、あるいは真空中で行う。酸素中や空気中での焼結
では、YAGの結晶粒径分布が不規則で、結晶粒界等で
の光散乱が生じ、焼結体は不透明となる。また焼結温度
は1650〜1900℃に限られ、これ以下では緻密な
焼結体が得られず、これ以上では焼結時にYAGの溶融
と蒸発が生じる。
【実施例】
実施例I Nd置換型のYAGを得るため、各1モル/リットル濃
度の水溶液の、塩化イツトリウムを30(1−X)ミリ
リットルと、塩化アルミニウムを50ミリリツトル、塩
化ネオジウムを30xミリリツトルと硫酸アンモニウム
を30ミリリットル混合した。これに水を加えて全量を
1リツトルとし、更にコロイダルシリカを3 rrrg
r添加した。なおイツトリウムやアルミニウム、あるい
はネオジウム等のイオンの形態は任意で、例えば硝酸塩
や酢酸塩等としても良い。この溶液に尿素を72gr投
入し、溶解後に95℃で120分間反応させ、イツトリ
ウムとアルミニウム、ネオジウム、シリカの共沈を得た
。 この沈澱はYAGIOmmolに対応し、塩化ネオジウ
ム量を変えることにより、YAGの組成を変化させた。 次に尿素量は2.4当量で、YAGの0.24当量の1
0倍である。またSin、量は、YAGに対して500
 wtppmである。 得られた沈澱は粒状で、塩化アンモニウム等の不純物含
量が小さく、2次粒子の成長も少ない。 このため緻密な焼結体を得るのが容易となる。また沈澱
が粒状のため、ろ過も容易である。 溶液を室温まで冷却し、沈澱をろ過した後に、水で洗浄
して乾燥させ、空気中1000℃で3時間仮焼した。仮
焼条件は、YAGの焼結性を低下させない範囲で充分に
不純物を除去し得る温度が好ましく、例えば500〜1
400℃、好ましくは900〜1300℃とする。仮焼
により沈澱はYAGに転化する。仮焼後のYAGを粉砕
し、2t/cm”でアイソスタチックプレスしてディス
ク状に成型し、真空中で1700℃で3時間焼結した。 焼結雰囲気は酸素フリーであれば良く、真空中には限定
されない。 このディスクの分光特性を評価した。Nd置換YAGデ
ィスクを他の高波数レーザで励起した際のレーザ遷移波
長1.064μmでの発光寿命を第1図に示す。l厚千
%置換の場合の発光寿命は220p3で、関田や木材に
よる前記の文献での値、(F Z法単結晶YAGのY元
素を1原子%Ndで置換)、226μsとほぼ等しい。 なおここに発光寿命は、発光強度が初期強度のl / 
eまで減少する時間を意味する。またl原子%Nd置換
での、レーザ発振に寄与する1、0634μm及び1.
0638μmでの発光スペクトルの線幅は、それぞれ5
.02cm”及び5−27cm−’である。 これは関田らによる報告での値、4.53〜4.80 
c m”及び4.95〜5.46  cm−’と同程度
である。従ってこの発明でのNd置換YAGは、同一組
成の単結晶とほぼ同じ分光学的性質をもち、多結晶であ
るが故の分光学的特性の劣化は見いだせない。 更に同報告による方法に基づいて、レーザ発振誘導遷移
断面積を計算すると、4.9X10−’Icm”である
。これは、同報告やそこで引用された報告でのC2法あ
るいはFZ法による単結晶Nd置換YAGの文献値、2
.7X10−”cm”〜8.8X10”cm”に匹敵す
る。なおレーザ発振誘導遷移断面積は、レーザへの入力
エネルギーと出力エネルギーとの関係を表す定数で、こ
の値が高い程高効率のレーザが得られる。 第1図に戻り、Nd置換量について検討する。 レーザ発振のために必要な電子の反転分布状態を維持す
るためには、1.064μmでの発光寿命を100μs
程度以上とすることが好ましい。この条件を満たすため
にはNd量を5原子%以下、より好ましくは3原子%以
下とすることが必要である。一方レーザ発振を起こすた
めには、十分な発光強度が必要である。発光強度は置換
イオンの量に比例して増加し、0.5原子%程度から強
度の増加が鈍化して、置換量に比例しなくなる。Nd置
換YAGレーザの場合、レーザ発振に必要な発光強度を
得るには、0.1原子%以上の置換が必要であった。な
お置換量の影響は、Nd以外の他の置換元素についても
同様であった。例えばPrやHoの場合も、十分な発光
強度を得るには0.1原子%以上の置換が、十分な発光
寿命を得るには5原子%以下の置換が必要であった。 実施例2 Nd以外の置換イオンについて、置換量l原子%を例に
、YAG組成物の色、主たる発光のピーク波長、並びに
発光寿命を表1に示す。なお透明多結晶YAGの製法は
、ネオジウムイオンに変えて各置換体のイオンを用いた
他は、実施例1と同様である。表の色はL原子%置換で
の色調であり、色調は置換量によって異なる。 表 置換イオンの影響 Ce    淡黄色 Pr    淡黄色 Nd    淡紫色 Sm     無色 Eu    濃紺色 Tb     無色 Dy    無色 Ho     無色 Er    淡桃色 Tm    淡橙色 Yb     無色 Cr    淡赤色 〜470nm 〜620nm 〜11064n 〜600nm 〜610nm 〜550nm 〜510nm 〜545nm 〜840nm 〜480nm 〜l O00n m 〜420nm 〜100μs 〜200μs 〜220μS 〜 10μS 〜10 m s 〜3ms 〜1ms 〜200μs 〜1ms 〜1mg 〜20μS 〜5ms ここまではレーザへの応用を主として説明したので、シ
ンチレータへの応用を説明する。シンチレータ用の多結
晶組成物は、Pr置換のGd、O□S等に付いて研究さ
れている。Pr置換のGd。 02Sの場合、文献値では1mm厚で透過率が60%、
これを吸光係数になおすと5.1cm”となる。これに
対して表1の1原子%Pr置換の試料では、1mm厚で
の透過率は82%であり、吸光係数としては2cm−’
となる。即ち実施例でのシンチレータ材料は透明で、シ
ンチレータとしての効率が高い。 実施例3 以上の説明では、透明な多結晶YAGが得られることを
前提に議論を行った。以下に透明な多結晶YAGを得る
条件を示す。なおここでのNd等の置換イオン等の影響
は、実施例1.2の場合と同様であり、置換イオンの添
加は実施例1.2の場合と全く同様に行えば良い。 中和に尿素を用いるのは沈澱反応を緩やかにし、反応の
制御を容易にするためである。尿素に変えてアンモニア
を中和剤に用いると、反応の制御は難しく一般にゼリー
状のろ過不能の沈澱となる。 尿素の量に付いて特に限定するものではないが、定量的
な沈澱を可能にするには水溶液中の酸当量の2倍以上を
加えるのが好ましく、より好ましくは5倍以上とする。 次に過剰量の尿素は反応過程で分解t、、CO,とNH
,として気化するため、尿素量の上限には特に制約はな
く、例えば20倍当量以下とすれば良い。なお尿素によ
る沈澱反応は70℃〜沸点で行うのが好ましい。これは
70℃以下では尿素の分解が遅く、反応時間が長すぎる
ことによる。そして好ましくは、80−100°Cで中
和反応を行う。 次に硫酸イオンの効果は、2次粒子の成長が少ない沈澱
を得る点にある。2次粒子の成長が少ない沈澱では、沈
澱への不純物の混入が少なく、また緻密な焼結体を得る
のが容易である。更に硫酸イオンを用いた沈澱は一般に
粒状であり、沈澱のろ過等の処理が容易である。表2に
、実施例1での硫酸イオン含量を変えた際の結果を示す
。なおこの結果は、仮焼条件を酸素中1300℃1時間
、焼結条件を酸素中1600℃30時間とした際のもの
である。また簡単のため、単味のYAGを用い、5i0
3やNd等は添加しなかった。表中粒径は仮焼後の2次
粒子径を表す。また密度は理論密度に対する相対密度を
表す。YAG1モル当たり1〜10モルの硫酸イオンを
用いることにより、緻密な焼結体が得られる。 (モル比) 0       0.4 1.2       0.4 5.76      0.4 8       0.4 9.6       0.5 12        0.7 99以上 99.3 99以上 次に表3に、焼結雰囲気とSin、の影響とを示す。こ
の実験では、Nd無添加のYAGを用い、仮焼条件を空
気中1000℃3時間、焼結条件を各雰囲気中で170
0℃3時間とした。 真−主一匡光遁! 焼結雰囲気と5iO1含量 酸素中   11000pp 空気中  11000pp 吸光係数c m−’ 肉眼で不透明 同上 真空中   11000pp 水素中   1000pp■ Ar 中      11000pp+2.5 2.5 2.6 真空中 真空中 真空中 真空中 真空中 真空中 無添加 50pp園 300 ppm 2000pp謹 3000pp+5 3vt% 肉眼で不透明 2.6 2.5 肉眼で不透明 *  5iO1含量はYAGの重量に対する添加量、p
plIはwtpp■を現す、 本 吸光係数は589nmで測定。 第111 Nd” COntentS(atom”/e)[発明の
効果] この発明では、単結晶に匹敵する光学的性能を持った、
多結晶の透明YAG光学材料が得られる。 またこの発明の製造方法は、水溶液からの沈澱を用いる
ため、不純物による汚染が少なく、低コストで量産性に
富み、かつ任意の形状のYAG焼結体が得られるとの利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例でのNd置換量の発光寿命への影響を
示す特性図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イットリウムアルミニウムガーネット(組成式Y
    _3Al_5O_1_2)のY元素を、0.1〜5原子
    %原子番号58〜71のランタニド元素及びCr元素か
    らなる群の少なくとも一員の元素で置換し、かつイット
    リウムアルミニウムガーネットに対する重量比で、10
    0〜2500wtppmのSiO_2を添加した、透明
    多結晶イットリウムアルミニウムガーネット。
  2. (2)イットリウムイオンとアルミニウムイオンと原子
    番号58〜71のランタニド元素及びCr元素からなる
    群の少なくとも一員の元素のイオンとを含む酸性水溶液
    を、 イットリウムアルミニウムガーネット1モルに対して0
    .8〜10モルの割合での硫酸イオンの存在下で、尿素
    で中和して粒状の沈澱を生成させ、生成した沈澱を仮焼
    後に成型すると共に、 焼結前の段階に、イットリウムアルミニウムガーネット
    に対する重量比で100〜2500wtppmのSiO
    _2を加える段階を設け、 かつ前記の成型体を、酸素フリーの条件下で、1650
    〜1900℃で焼結して、イットリウムアルミニウムガ
    ーネットのY元素を、0.1〜5原子%原子番号58〜
    71のランタニド元素及びCr元素からなる群の少なく
    とも一員の元素で置換したイットリウムアルミニウムガ
    ーネットとするようにした、透明多結晶イットリウムア
    ルミニウムガーネットの製造方法。
  3. (3)前記の置換元素を、Ce,Pr,Nd,Sm,E
    u,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb及びCrから
    なる群の少なくとも一員の元素とすると共に、Y元素の
    置換の割合を0.1〜3原子%とし、かつ焼結雰囲気を
    真空中としたことを特徴とする、 請求項2に記載の透明多結晶イットリウムアルミニウム
    ガーネットの製造方法。
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