JPH0228317Y2 - - Google Patents
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- JPH0228317Y2 JPH0228317Y2 JP1983017724U JP1772483U JPH0228317Y2 JP H0228317 Y2 JPH0228317 Y2 JP H0228317Y2 JP 1983017724 U JP1983017724 U JP 1983017724U JP 1772483 U JP1772483 U JP 1772483U JP H0228317 Y2 JPH0228317 Y2 JP H0228317Y2
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Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はサービスチーズ、バルブチーズ等の略
Ｔ字形の管継手に用いる防食用シートに関する。
Ｔ字形の管継手に用いる防食用シートに関する。
従来鋼管の接続部の腐食を防止するためにペト
ロラタムテープ等の防食用テープを捲回すること
が行なわれているが、鋼管がサービスチーズ、バ
ルブチーズ等略Ｔ字形の管継手で接続されている
場合には防食用テープでは捲回しにくく、均一に
被覆することが困難であつた。特に鋼管敷設現場
ではこのような部分は非常に狭いところで敷設さ
れるので長尺の防食用テープは巻回しにくく作業
性が悪いという欠点を有していた。
ロラタムテープ等の防食用テープを捲回すること
が行なわれているが、鋼管がサービスチーズ、バ
ルブチーズ等略Ｔ字形の管継手で接続されている
場合には防食用テープでは捲回しにくく、均一に
被覆することが困難であつた。特に鋼管敷設現場
ではこのような部分は非常に狭いところで敷設さ
れるので長尺の防食用テープは巻回しにくく作業
性が悪いという欠点を有していた。
本考案は上記欠点に鑑み、略Ｔ字形の管継手を
無駄な防食材料を使用することなく効率的にかつ
狭い敷設現場においても作業性良く施工すること
ができる防食用シートを提供せんとしてなされた
ものであつて、その要旨は、略Ｔ字形の管継手を
被複する防食用シートであつて、未加硫もしくは
部分加硫ゴムシートに、ペトロラタムとゴム状弾
性体よりなる防食用組成物が積層されてなり、略
台形の底辺が下方に突出され、該底辺の略中央部
に略Ｕ字状の切欠が設けられると共に上辺が内方
に屈曲された平面形状である防食用シートに存す
る。本考案の防食用シートの下方に突出された底
辺はチーズ本体の軸方向に沿つて重ね合わされる
ものであり、該底辺のＵ字状の切欠は鋼管とサー
ビスチーズ等の接合部を巻いて被覆するものであ
り、又、内方に屈曲された上辺はチーズの分岐部
と該分岐部から上部のチーズ本体の軸線に沿つて
重ね合わされるものである。
無駄な防食材料を使用することなく効率的にかつ
狭い敷設現場においても作業性良く施工すること
ができる防食用シートを提供せんとしてなされた
ものであつて、その要旨は、略Ｔ字形の管継手を
被複する防食用シートであつて、未加硫もしくは
部分加硫ゴムシートに、ペトロラタムとゴム状弾
性体よりなる防食用組成物が積層されてなり、略
台形の底辺が下方に突出され、該底辺の略中央部
に略Ｕ字状の切欠が設けられると共に上辺が内方
に屈曲された平面形状である防食用シートに存す
る。本考案の防食用シートの下方に突出された底
辺はチーズ本体の軸方向に沿つて重ね合わされる
ものであり、該底辺のＵ字状の切欠は鋼管とサー
ビスチーズ等の接合部を巻いて被覆するものであ
り、又、内方に屈曲された上辺はチーズの分岐部
と該分岐部から上部のチーズ本体の軸線に沿つて
重ね合わされるものである。
Ｕ字状切欠の両側の底辺同志がＴ字形管継手本
体の軸方向に重なり合つて継手本体を被覆し、内
方に屈曲された上辺が分岐部を包んで重なり合
う。
体の軸方向に重なり合つて継手本体を被覆し、内
方に屈曲された上辺が分岐部を包んで重なり合
う。
このように、本考案防食用シートはＴ字形管継
手の表面全体を被覆するに適合した形状となされ
ているので、Ｔ字形管継手の分岐部を含めて全体
を１枚の防食用シートで完全に被覆できる。この
ため、狭い敷設現場においてもＴ字形管継手の形
状に合わせて切断したり、又、長尺の防食用テー
プを巻回するという作業を要せず、容易に作業で
きる。
手の表面全体を被覆するに適合した形状となされ
ているので、Ｔ字形管継手の分岐部を含めて全体
を１枚の防食用シートで完全に被覆できる。この
ため、狭い敷設現場においてもＴ字形管継手の形
状に合わせて切断したり、又、長尺の防食用テー
プを巻回するという作業を要せず、容易に作業で
きる。
次に本考案の防食用シートを図面を参照して説
明する。
明する。
第１図は本考案の防食用シートの一例を示す平
面図であり、第２図は第１図−線における断
面図である。図中１は防食用シートであり、未加
硫もしくは部分加硫ゴムシート２の一面に防食用
組成物層３が積層されて形成されている。防食用
シート１の平面形状は略台形のシートの底辺１１
を下方に３段に突出すると共に上辺１２を内方に
３段に屈曲変形し、底辺１１の中央の段部から内
方に略Ｕ字状の切欠１３が設けられた形状であ
る。
面図であり、第２図は第１図−線における断
面図である。図中１は防食用シートであり、未加
硫もしくは部分加硫ゴムシート２の一面に防食用
組成物層３が積層されて形成されている。防食用
シート１の平面形状は略台形のシートの底辺１１
を下方に３段に突出すると共に上辺１２を内方に
３段に屈曲変形し、底辺１１の中央の段部から内
方に略Ｕ字状の切欠１３が設けられた形状であ
る。
尚底辺１１の段部と上辺１２の段部との間隔は
第１図に示すように中央部の間隔が広くなされて
いるが、平行であつてもよい。
第１図に示すように中央部の間隔が広くなされて
いるが、平行であつてもよい。
又、第１図の例では切欠１３の幅は底辺１１の
中央の段部の幅と同一になされており、深さは底
辺１１と上辺１２の中央の段部の幅の1/2よりも
稍小となされている。切欠の深さは段部の幅の1/
１０〜1/2であるのが好ましい。
中央の段部の幅と同一になされており、深さは底
辺１１と上辺１２の中央の段部の幅の1/2よりも
稍小となされている。切欠の深さは段部の幅の1/
１０〜1/2であるのが好ましい。
尚底辺１１及び上辺１２は円弧状に変形されて
もよい。
もよい。
本考案の防食用シートは防食性を有する任意の
材料で形成されるが、取り扱いが容易で作業性が
良く、かつ防食性能にすぐれたものが好ましいの
で、上述の如く、未加硫もしくは部分加硫ゴムシ
ート２の一面に防食用組成物層３が積層されて形
成される。
材料で形成されるが、取り扱いが容易で作業性が
良く、かつ防食性能にすぐれたものが好ましいの
で、上述の如く、未加硫もしくは部分加硫ゴムシ
ート２の一面に防食用組成物層３が積層されて形
成される。
上記ゴムシート２としては、たとえば天然ゴ
ム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴ
ム、エチレンープロピレンターポリマー、ポリイ
ソブチレン、ブタジエンースチレンゴム、スチレ
ンーブタジエンースチレンブロツクコポリマー、
スチレンーイソプレンースチレンブロツクコポリ
マー等の未加硫もしくは部分加硫ゴムで製された
シートがあげられ、このゴムシート２は伸度が
500％以上であり引張強度が10Kg／cm2以上である
のが好ましく、厚さは0.1〜２mmであるのが好ま
しい。
ム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴ
ム、エチレンープロピレンターポリマー、ポリイ
ソブチレン、ブタジエンースチレンゴム、スチレ
ンーブタジエンースチレンブロツクコポリマー、
スチレンーイソプレンースチレンブロツクコポリ
マー等の未加硫もしくは部分加硫ゴムで製された
シートがあげられ、このゴムシート２は伸度が
500％以上であり引張強度が10Kg／cm2以上である
のが好ましく、厚さは0.1〜２mmであるのが好ま
しい。
又上記防食用組成物としてはペトロラタムとゴ
ム状弾性体よりなる防食用組成物が用いられ、ペ
トロラタム95〜25重量％とゴム状弾性体５〜75重
量％よりなる防食用組成物は耐熱性が向上するの
でより好ましく、特にペトロラタム90〜50重量％
とゴム状弾性体10〜50重量％よりなる防食用組成
物が好ましい。
ム状弾性体よりなる防食用組成物が用いられ、ペ
トロラタム95〜25重量％とゴム状弾性体５〜75重
量％よりなる防食用組成物は耐熱性が向上するの
でより好ましく、特にペトロラタム90〜50重量％
とゴム状弾性体10〜50重量％よりなる防食用組成
物が好ましい。
上記ゴム状弾性体としては、たとえばブタジエ
ンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンー
プロピレンターポリマー、ポリイソブチレン、ブ
タジエンスチレンゴム、スチレンーブタジエンー
スチレンブロツクポリマー、スチレンーイソプレ
ンースチレンブロツクコポリマー等があげられ、
ポリイソブチレンが好適に使用される。
ンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンー
プロピレンターポリマー、ポリイソブチレン、ブ
タジエンスチレンゴム、スチレンーブタジエンー
スチレンブロツクポリマー、スチレンーイソプレ
ンースチレンブロツクコポリマー等があげられ、
ポリイソブチレンが好適に使用される。
又上記組成物に炭酸カルシウム、クレー、石
綿、ケイ酸等の充填剤、タンニン酸等の防錆剤な
どを添加してもよい。
綿、ケイ酸等の充填剤、タンニン酸等の防錆剤な
どを添加してもよい。
尚防食用組成物が他のものに付着しないように
防食用組成物層に離型紙が積層されるのが好まし
い。
防食用組成物層に離型紙が積層されるのが好まし
い。
次に本考案の防食用シートの施工方法の一例を
図面を参照して説明する。第３図は施工方法を示
す説明図であり、第４図は施工された状態を示す
説明図である。図中４はサービスチーズであり、
一端部が鋼管５に接続されている。防食用シート
を施工するには防食用組成物層３がサービスチー
ズ４側になり、切欠１３が鋼管５に当り、上辺１
２がサービスチーズ４の分岐部４１に当るように
当接し、防食用シート１の各角部をサービスチー
ズ４に沿つて捲回し、押圧すればよい。尚施工後
防食用シート１が剥離脱落するおそれがある際に
は粘着テープ等で固定してもよい。
図面を参照して説明する。第３図は施工方法を示
す説明図であり、第４図は施工された状態を示す
説明図である。図中４はサービスチーズであり、
一端部が鋼管５に接続されている。防食用シート
を施工するには防食用組成物層３がサービスチー
ズ４側になり、切欠１３が鋼管５に当り、上辺１
２がサービスチーズ４の分岐部４１に当るように
当接し、防食用シート１の各角部をサービスチー
ズ４に沿つて捲回し、押圧すればよい。尚施工後
防食用シート１が剥離脱落するおそれがある際に
は粘着テープ等で固定してもよい。
本考案の防食用シートの構成は上述の通りであ
り、略Ｔ字形の管継手を無駄な防食材料を使用す
ることなく効率的にかつ狭い敷設現場においても
作業性良く施工することができる。
り、略Ｔ字形の管継手を無駄な防食材料を使用す
ることなく効率的にかつ狭い敷設現場においても
作業性良く施工することができる。
又、防食用組成物は、ペトロラタムとゴム状弾
性体よりなるので、耐熱性がすぐれており、高温
において溶けて流出することはなく、べとついて
手や衣服に付着することがなくまた低温において
柔軟性が低下することがなく作業性よく施工する
ことができる。
性体よりなるので、耐熱性がすぐれており、高温
において溶けて流出することはなく、べとついて
手や衣服に付着することがなくまた低温において
柔軟性が低下することがなく作業性よく施工する
ことができる。
さらに防食用組成物が未加硫もしくは部分加硫
ゴムシートに積層されているので取扱いが容易で
あり、作業性がすぐれており、又耐候性、耐衝撃
性等にすぐれている。
ゴムシートに積層されているので取扱いが容易で
あり、作業性がすぐれており、又耐候性、耐衝撃
性等にすぐれている。
第１図は本考案の防食用シートの一例を示す平
面図であり、第２図は第１図−線における断
面図であり、第３図は施工方法を示す説明図であ
り、第４図は施工された状態を示す説明図であ
る。 １……防食用シート、１１……底辺、１２……
上辺、１３……切欠、２……未加硫もしくは加硫
ゴムシート、３……防食用組成物層、４……サー
ビスチーズ、４１……分岐部、５……鋼管。
面図であり、第２図は第１図−線における断
面図であり、第３図は施工方法を示す説明図であ
り、第４図は施工された状態を示す説明図であ
る。 １……防食用シート、１１……底辺、１２……
上辺、１３……切欠、２……未加硫もしくは加硫
ゴムシート、３……防食用組成物層、４……サー
ビスチーズ、４１……分岐部、５……鋼管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 略Ｔ字形の管継手を被覆する防食用シートで
あつて、未加硫もしくは部分加硫ゴムシート
に、ペトロラタムとゴム状弾性体よりなる防食
用組成物が積層されてなり、略台形の底辺が下
方に突出され、該底辺の略中央部に略Ｕ字状の
切欠が設けられると共に上辺が内方に屈曲され
た平面形状である防食用シート。 ２ ゴムシートの伸度が500％以上であり、引張
強度が10Kg／cm2以上である実用新案登録請求の
範囲第１項記載の防食用シート。 ３ ゴム状弾性体がポリイソブチレンである実用
新案登録請求の範囲第１項又は第２項記載の防
食用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1772483U JPS59123794U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 防食用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1772483U JPS59123794U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 防食用シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59123794U JPS59123794U (ja) | 1984-08-20 |
| JPH0228317Y2 true JPH0228317Y2 (ja) | 1990-07-30 |
Family
ID=30148956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1772483U Granted JPS59123794U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 防食用シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59123794U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS527021A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-19 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Anticorrosive method of tee joint in piping works |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52141066U (ja) * | 1976-04-20 | 1977-10-26 |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1772483U patent/JPS59123794U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS527021A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-19 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Anticorrosive method of tee joint in piping works |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59123794U (ja) | 1984-08-20 |
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