JPH02283107A - 周波数帯域選択型音声信号再生回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 テレビ、ステレオ、ラジオ等の音響機器に使用する音声
信号再生回路に関する。

〔従来の技術〕

音質および音量を制御する音声制御回路としてＩＣを用
いた回路が使用されており、ＩＣの外部より印加するバ
イアス電圧を変えることにより音量および音質をコント
ロールしている。従って再生できる音質は使用するＩＣ
の特性と印加するバイアス電圧に拘束され、かつバイア
ス電圧調整は使用者の選択にまかされている。バイアス
電圧を調整することにより高音部を強調したり、あるい
は低音部を強調したりして音質を連続的に変化させるこ
とができるが、音声信号のプログラムに適した音域の再
生のための選択の５　ｆ４Ｉｉが与えられていないため
、使用者による最良の選択が行われ難い状態にある。

〔発明が解決しようとした課題］ 音声信号を再生するための増幅器の周波数特性は第３図
に示すように音声信号のプログラム毎に望ましい帯域特
性があり、一方音声信号を再生するために使用されてい
るＩＣには第４図に一例として示すような周波数特性を
有しているものがある。

音楽を再生する際にはこの帯域特性が狭すぎると忠実な
音楽の再生ができないし、また広すぎると低音部分ある
いは高音部分で耳障りな雑音を再生ずる。また音楽を再
生するのに望ましい帯域特性のものは、ニュースの再生
には不向きであり低音部分あるいは高音部分の再生音は
耳障りな雑音となっている。

ＩＣの外部より印加するバイアス電圧を音声人力信号に
追随して変えることにより、音声信号を再生するために
使用されているＩＣの周波数特性を変化させて音声信号
のプログラム毎に適した音域の再生を行い、また前記フ
ィルタ回路の切換えスイッチを備えることにより、音声
信号の再生に適した音域を再生する回路についての選択
の基〈坊を使用者に与えることができる。

［課題を解決するための手段］ 音声入力信号とスイッチで切換えて選択可能な音楽用、
ドラマ用、ニュース用の各々の再生に適した周波数特性
を有する３つのフィルタの’ＸｉＬ　ＩＦ、された１つ
を通過した再生に不要な成分が除去された音声人力信号
と、元の音声入力信号との差を検出する手段と、検出さ
れた差信号を直流電圧に変換するとともにインピーダン
スの変換を行う手段と、これらの手段により得られた出
力を分岐させて一方を音声制御回路の音質制御部に人力
することにより音質制御部のバイアス電圧を変えて音声
信号を再生するのに望ましい帯域特性とし、前記の出力
を分岐させた他方をインピーダンスの変換を行う手段を
介して音声制御回路の音量制御部に入力することにより
音量制御部のバイアス電圧を変えて音声信号を再生する
のに望ましい音量として音声信号の再生ができる。

〔作用〕

第２図の従来例に示すように、入力音声信号は音声制御
回路に導かれ音質制御および音量制御が行われた後、音
声出力増幅で増幅され音として再生されている。音質制
御回路および音量制御回路は可変抵抗器を調整すること
により、再生できる音質および音量が制御できるように
なっている。

この場合音声制御回路として使用されるＩＣにより異な
るが、例えば第４図に示すような周波数特性の］Ｃを使
用し、バイアス電圧を可変抵抗器で変えることにより周
波数特性を変えて再生する音域の調整を行い音声の再生
を行っている。

本発明によれば、音声入力信号に追随してこのバイアス
電圧を変化させることにより、再生する音声信号のプロ
グラムに適した周波数特性に変えて音声の再生をするこ
とができる。

音声人力信号とスイッチで切換えて選択可能な音楽用、
ドラマ用、ニュース用の各々の再生に適した周波数特性
を有する３個のフィルタの選ＩＲされた１個を通過した
再生に不要な成分を除去した音声信号成分と、元の入力
音声信号との差を検出するレベル検出手段と、検出され
た差信号を直流電圧に変換するとともにインピーダンス
の変換を行う手段と、これらの手段により得られた出力
を分岐させて一方を音質制御回路に入力することにより
バイアス電圧を変えて音声信号を再生するのに望ましい
帯域特性とし、他方をインピーダンスの変換を行う手段
を介して音量制御回路に入力することによりバイアス電
圧を変えて音声信号を再生するのに望ましい音量として
音声信号の再生ができる。

（実施例］ 以下本発明の詳細を一実施例について図面を参照して説
明する。第１図は本発明の実施例を示す要部回路構成図
である。

音声入力信号は、音量制御および音質制御を行う音声制
御回路（２）に人力されている。音声制御回路（２）に
は例えば東芝のＴＡ７６３０Ｐ等のｒｃを使用すること
ができる。前記の音声入力信号の入力経路は分岐させて
あり、一方を４端子切換えのスイッチ（１）に接続しで
ある。４端子の内１端子を開放状態とし、他の３端子に
は各々フィルタ回路（ａ）　（７）、フィルタ回路（ｂ
）　（８）、フィルタ回路（Ｃ）　（９）が接続が接続
しである。

スイッチ（１）は音響機器の本体に取り付けていても良
いし、リモコンで切換え操作ができるようになっていて
も良い。使用者は前記スイッチ（１）を切換えて、再生
する音声信号のプログラムに適したフィルタ回路を選択
することができるようになっている。

各々のフィルタは第３図に示すような特性を有しており
、フィルタ回路（ａ）　（７）は略１００Ｈｚから５Ｋ
Ｈｚの音楽の再生に適した周波数の通過帯域特性を有し
、フィルタ回路（ｂ）　（８）は略４００Ｈｚから５　
Ｋ　Ｈｚのドラマの再生に適した周波数の通過帯域特性
を有し、フィルタ回路（ｃ）　（９）は略４００　Ｈ２
から２ＫＨｚのニュースの再生に適した周波数の通過帯
域特性を有している。フィルタ回路としてはコイルとコ
ンデンサを組み合わせた回路、あるいはセラミックフィ
ルタを使用しても良い。

再生に不要な成分が除去された前記のフィルタ回路の出
力は各々レベル検出回路（ａ）　００）、レベル検出回
路（ｂ）　（１１）、レベル検出回路（Ｃ）　ＯＺに加
えられている。各々のレベル検出回路００）、０１）、
θりはリミッタ回路とコンパレータ回路により構成され
ており、フィルタ回路の出力はリミッタ回路でレベルを
抑えた後、コンパレータ回路の１Ｉｆｉに人力されてい
る。各々のコンパレータ回路にはさらに前記の音声制御
回路（２）の入力回路より分岐させた人力信号が、各々
のコンパレータ回路の他端に加えられており差信号が出
力としてレベル検出回路００）、０１）、０２）より検
出される。

レベル検出回路００）、（１１）、Ｏｚで検出された差
信号は各々インピーダンス変換回路（ａ）　（１３）、
インビー名゛ンス変換回路（ｂ）　０４）、インピーダ
ンス変換回路（Ｃ）　０５）に加えられている。各々の
インピーダンス変換回路Ｑ３）、Ｑ４）、０！ｉ）は抵
抗器とコンデンサからなる平滑回路と増幅器より構成さ
れており、検出された差信号は平滑回路で平滑されて直
流電圧に変換さ籾さらに増幅器により次の回路に接続す
るためのインピーダンス変換と増幅が行われる。

インピーダンス変換回路０３）、０４）、０５）で直流
電圧に変換された出力は分岐させてあり、一方を電圧調
整用の可変抵抗器（４）を介して音声制御回路（２）の
音質制御用のバイアス回路に接続している。

前記インピーダンス変換回路０３）、０４）、０つで直
流電圧に変換された出力の分岐させた他方はバッファ増
幅器（６）に入力されており、バッファ増幅器（６）で
増幅され次の回路に接続するためのインピーダンス変換
が行われる。

バッファ増幅器（６）でインピーダンス変換が行われた
出力は電圧調整用の可変抵抗器（５）を介して音声制御
回路（２）の音量制御用のバイアス回路に接続している
。

以上のように回路構成しであるので、使用者が音楽を聞
くために、スイッチ（１）を切換えてフィルタ回路（ａ
）　（７）に音声入力信号が入るようにすると、フィル
タ回路（ａ）　（７）の出力はレベル検出回路（ａｌ　
００）に入力され、レベル検出回路（ａ）　００）の出
力はインピーダンス変換回路（ａ）　０３）に人力され
、インピーダンス変換回路（ａ）　０３）の出力は分岐
させてあり、一方は電圧調整用の可変抵抗器（４）を介
して音声制御回路（２）の音質調整部のバイアス回路に
接続してあり、音声入力信号に追随してバイアス電圧を
変化させ、音声信号を再生するのに望ましい音域の音を
再生する。

インピーダンス変換回路（ａ）　０３）の出力を分岐さ
せ、た他方はバッファ増幅器（６）に入力され、バッフ
ァ増幅器（６）の出力は電圧調整用の可変抵抗器（５）
を介して音声制御回路（２）の音量調整部のバイアス回
路に接続してあり、音声入力信号のレベルに追随してバ
イアス電圧を変化させ、フィルタ回路（ａ）の周波数特
性に望ましい音量として音声信号を再生する。

また使用者がドラマを楽しむためにスイッチ（１）を切
換えてフィルタ回路（ｂ）　（８）に音声入力信号が入
るようにすると、フィルタ回路（ｂ）　（８）の出力は
レベル検出回路（ｂ）　（１１＞に入力され、レベル検
出回路（ｂ）００の出力はインピーダンス変換回路（ｂ
）　０４）に入力さ振インピーダンス変換回路（ｂ）　
０４）の出力は分岐させてあり、一方は電圧調整用の可
変抵抗器（４）を介して音声制御回路（２）の音質調整
部のバイアス回路に接続してあり、音声入力信号に追随
してバイアス電圧を変化させ、音声信号を再生するのに
望ましい音域の音を再生する。

インピーダンス変換回路（ｂ）　（＋４）の出力を分岐
させた他方はバッファ増幅器（６ンに入力され、バッフ
ァ増幅器（６）の出力は電圧調整用の可変抵抗器（５）
を介して音声制御回路（２）の音量８周整部のバイアス
回路に接続してあり、音声入力信号のレベルに追随して
バイアス電圧を変化させ、フィルタ回路（ｂ）の周波数
特性に望ましい音量として音声信号を再生する。

さらに使用者がニュースを開（ためにスイッチ（１〕を
切換えてフィルタ回路（Ｃ）　（９）に音声人力信号が
入るようにすると、フィルタ回路（Ｃ）　（９）の出力
はレベル検出回路（Ｃ）　（Ｊ７Ｊに入力され、レベル
検出回路（Ｃ）０２）の出力はインピーダンス変換回路
（Ｃ）　（１５）に入力され、インピーダンス変換回路
（ｃ）　０５）の出力は分岐させてあり、一方は電圧調
整用の可変抵抗器（４）を介して音声制御回路（２）の
音！Ｎ調整部のバイアス回路に接続してあり、音声入力
信号に追随してバイアス電圧を変化させ、音声信号を再
生するのに望ましい音域の音を再生する。

インピーダンス変換回路（Ｃ）　０５）の出力を分岐さ
せた他方はバッファ増幅器（６）に入力され、バッファ
増幅器（６）の出力は電圧調整用の可変抵抗Ｈ（５）を
介して音声制御回路（２）の音量調整部のバイアス回路
に接続してあり、音声入力信号のレベルに追随してバイ
アス電圧を変化させ、フィルタ回路（Ｃ）の周波数特性
に望ましい音量として音声信号を再生する。

また使用者がスイッチ（１）を回路が接続されていない
スイッチの端子に切換えた場合は、フィルタ回路を介し
てレベル検出回路に入力される信号はなく、従ってレベ
ル検出回路およびインピーダンス変換回路を通して音声
制御回路（２）に加えられる直流電圧は発生しない。こ
のため音声制御回路（２）の音質調整部および音量調整
部は各々可変抵抗器（４）および可変抵抗器（５）によ
り調整されたバイアス電圧のみが加えられている状態と
なり、音声制御回路（２）が持っている例えば第４図で
示すような周波数特性の音域で音声の再生を行う。

〔発明の効果〕

以上のように本発明は再生する音声信号のプログラムに
適した周波数特性を有する複数の例えば音楽用、ドラマ
用、ニュース用といったフィルタ回路を備え、使用者が
スイッチを操作することにより使用するフィルタ回路が
選択ができるようにしであるため、再生する音声信号の
プログラムに対応した最良の再生音でプログラム内容を
楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図は従
来例を示すブロック図、第３図はフィルタの周波数特性
図、第４図はＩｃの周波数特性図である。 ■−切換えスイッチ、２　　音声制御回路、３−音声出
力増幅器、４，５−　　可変抵抗器、６バ７７　ｙ増幅
器、７，８．９−７　イＪＬｔり、１０．１１１２・・
−・レベル検出器、１３．１４．１５・−インピーダン
ス変換器。 特許出願人　株式会社富士通ゼネラル 第１図 スピーカ 第３図 フィルタｆｃ）の周波数特性 ００Ｈｚ ＫＨｚ 第４図 ００８Ｚ 　ＫＨｚ １０肚Ｚ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）音声入力信号を音声制御回路に加えて音質および
   音量を制御する第１の経路と、第１の経路より分岐させ
   た第２の経路にスイッチとスイッチの複数端子にそれぞ
   れ接続された帯域フィルタとレベル検出器とインピーダ
   ンス変換回路からなる直列回路を有し、スイッチで切換
   えられ選択された一つの帯域フィルタに音声入力信号を
   加えて帯域制御された音声信号を出力し、同出力をレベ
   ル検出回路の一端に加え、第１の経路より分岐させた音
   声入力信号を前記レベル検出回路の他端に加えて両信号
   の差信号を取り出してインピーダンス変換回路に入力し
   、インピーダンス変換回路で直流電圧に変換するととも
   にインピーダンスの変換を行い、この直流電圧を可変抵
   抗器で調整して音声制御回路に加えて音質調整を行い、
   また前記インピーダンス変換回路の出力回路を分岐させ
   て増幅器に入力し、前記増幅器で増幅されインピーダン
   ス変換された出力電圧を可変抵抗器で調整して前記音声
   制御回路に加えて音量調整を行うことを特徴とした周波
   数帯域選択型音声信号再生回路。
2. （２）帯域フィルタとして音楽の再生に適した略１００
   Ｈｚから５ＫＨｚの周波数通過帯域を有したもの、ドラ
   マの再生に適した略４００Ｈｚから５ＫＨｚの周波数通
   過帯域を有したもの、ニュースの再生に適した略４００
   Ｈｚから２ＫＨｚの周波数通過帯域を有したものを備え
   たことを特徴とした請求項（１）記載の周波数帯域選択
   型音声信号再生回路。