JPH0228274A - ジンクリッチ塗料組成物 - Google Patents

ジンクリッチ塗料組成物

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JPH0228274A
JPH0228274A JP63177581A JP17758188A JPH0228274A JP H0228274 A JPH0228274 A JP H0228274A JP 63177581 A JP63177581 A JP 63177581A JP 17758188 A JP17758188 A JP 17758188A JP H0228274 A JPH0228274 A JP H0228274A
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JP
Japan
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zinc
cation exchanger
rich
cation exchange
present
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Application number
JP63177581A
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English (en)
Inventor
Hideo Fukuda
英夫 福田
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジンクリッチ塗料、就中、防錆性を維持して、
なおかつ上塗塗膜との付着性に優れたジンクリッチ塗料
に関する。
(従来技術およびその課題) 顔料として亜鉛末を多量に含有するジンクリッチ塗料は
船舶、橋梁等の大型構造物の防錆塗料として広く実用化
されている。現在使用されているジンクリッチ塗料の亜
鉛末含有量は一般に乾燥塗膜中において30重量%以上
、好ましくは40重量X以上であり、亜鉛の含有量が多
くなるほど亜鉛の犠牲防食作用が大きくなり、防錆性が
向上する。
しかし、この様な亜鉛末含有量の多いジンクリッチ塗料
は活性が強く、特に油性系塗料やアルキド樹脂塗料を上
塗りした場合、上塗塗膜との間で眉間剥離を起こすこと
がある。この亜鉛の活性を抑制して剥離を防止すること
は逆に防錆性の低下をひきおこす。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは亜鉛の活性番抑制せずに上塗付着性を改良
する方法を鋭意研究した結果、カチオン交換体を用いて
溶解度積が小さい水酸化物を形成する特定の金属イオン
をジンクリッチ塗膜中に供給すれば防錆性と上塗塗膜と
の付着性の両者を満足する事に着目し、該金属イオンを
カチオン交換体に吸着させ塗料に配合することにより本
塗料組成物を完成させるに至った。
即ち、本発明は(A)亜鉛末、および(B)カチオン交
換基0.1グラム当量/9を有し、かつ水酸化物の溶解
度積が!×10−2′以下の金属イオンを吸着させたカ
チオン交換体を含有するジンクリッチ塗料組成物を提供
する。
従来技術においても、イオン交換体を塗料組成物に応用
した例はいくつか開示されている。重金属イオンをカチ
オン交換体に吸着させて電着塗料に応用した例(特開昭
60−65070号および同60−65077号公報)
あるいは重金属イオンをアルミナまたはシリカである無
機酸化物に結合させた腐食抑制剤の例(特公昭63−1
996号公報)が挙げられる。いずれの場合においても
カチオン交換体をジンクリッチ塗料に配合するものでな
い。
本発明に用いる亜鉛末(A)は通常のジンクリッチ塗料
に用いられるものであればいずれでもよい。
具体的には、平均粒子径1〜20μの球状粒子あるいは
フレーク状粒子である。また必要に応じてAQ、Mn5
Ti、’Mg5Si等の元素と亜鉛の合金粉末を使用し
てもよい。本発明塗料組成物にあって、上記亜鉛末の配
合量は乾燥塗膜中において30〜90重量%、好ましく
は40〜90重量%である。・配合量が過小であれば、
充分な防錆性が得られず、一方過大になると必然的に結
合剤の配合量が低下し造膜性が不良となる。
本発明に使用するカチオン交換体(B)はそのカチオン
交換基が0.1g当量/9以上であれば本発明の効果を
発揮し、できるだけ多いものを用いるのが好ましい。具
体的には、天然に産出される粘土質原料(バーミキュラ
イト、モンモリロナイト、カオリナイト、雲母粘土鉱物
、緑泥石)や人工的に合成したフッ素雲母などゐ無機系
カチオン交換体あるいはスチレン樹脂基体、アクリル樹
脂基体、フェノール樹脂基体等の有機系カチオン交換体
が挙げられる。好ましくは、有機溶剤の影響を受けにく
く高い耐熱性を有し、またイオン交換容量の大きい無機
系のカチオン交換体、特にモンモリロナイトである。
また吸着させる金属イオンとしてはその水酸化物の溶解
度積がtxto−25以下であれば本発明の効果を発揮
し、具体的にはFe3“、Sn2“、Or’“G o”
″、AQ3″″、T i”、Zr’+が挙げられる。金
属水酸化物の溶解度積が過大であると上塗付着性に対し
て充分な効果を発揮することができない。
カチオン交換体に目的とする金属イオンを吸着させる際
にはカチオン交換体を金属イオン水溶液に懸濁させても
よいし、通常のイオン交換カラムにカチオン交換体を充
填しその中に金属イオン水溶液を通じてもよい。金属イ
オン水溶液は、例えばFe3+の場合F13CI23、
F e(N Os)sを水、あるいはあらかじめHCQ
あるいはHNO,等で酸性にした水に添加して調製する
。得られた金属イオンを吸着したカチオン交換体は充分
に純水で洗浄した後湿潤状態のままあるいは乾燥させ、
必要により粉砕する。
本発明塗料組成物にあって、上記カチオン交換体の配合
量は亜鉛末100重量部に対して1−100重量部、好
ましくは3〜100重量部である。
配合量が過小であれば、剥離抑制剤として充分に機能は
発揮することができず、一方過大になると必然的に結合
剤の配合量が低下し造膜性か不良となる。
本発明のジンクリッチ塗料組成物は通常結合剤を含有す
る。本発明に用いる結合剤としては、通常のジンクリッ
チ塗料に使用されるものであればいずれでもよく、具体
的にはケイ酸エステルの加水分解初期縮合物、エポキシ
樹脂、ケイ酸塩が挙げられる。また必要に応じて、ポリ
ビニルブチラール、溶剤分散型コロイダルシリカを上記
結合剤と併用してもよい。本発明塗料組成物にあって、
結合剤の配合量は塗料固型分に対し5〜65重量%、好
ましくは8〜50重血%である。配合量が過大であれば
、必然的に必須成分である亜鉛末とカチオン交換体の配
合量が減少し剥離抑制機能あるいは防錆機能を充分に発
揮することができず、一方過小になると造膜性が低下す
る。
本発明組成物にあっては、上記亜鉛末、カチオン交換体
、結合剤の他に通常の防錆塗料と同様に各種の顔料、溶
剤、添加剤等を必要に応じて配合されてよい。顔料成分
としては、通常の体質顔料、防錆顔料、着色顔料でよく
、具体的にはマイカ、硫酸バリウム、クレー、亜鉛華、
酸化チタン、弁柄、燐酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛等が挙
げられる。
溶剤成分としては、イソプロピルアルコール、イソブチ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、ドルオール、キジロー
ル、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブ等、結合剤の
種類や塗膜の乾燥性が最適になるように任意に選択する
ことができる。
添加剤成分としては、タレ止め剤、色分かれ防止剤、沈
澱防止剤等の防錆塗料に通常使用される剤が目的に応じ
て適当量配合されてよい。
本発明組成物は常法に従って調製できる。例えば、結合
剤を含む成分とそれ以外の粉末成分を含む系とを別容器
に保存し、使用直前に両者を混合すればよい。また、結
合剤と反応する部分(例えば、亜鉛末)以外の粉末成分
の1部または全部を結合剤を含む溶剤成分と共に分散し
、使用直前に該混合物と残りの成分を混合すればよい。
(発明の効果) 本発明によるジンクリッチ塗料組成物は亜鉛のもつ活性
を落とすことなく、即ち高い防錆性を保持し、しかも上
塗塗膜との付着性が向上する。ジンクリッチ塗料組成物
中に配合した特定のカチオン交換体がなぜ上塗付着性を
向上するのかは明らかでないが、カチオン交換体中の金
属イオン種が上塗付着性の低下の原因と考えられるOH
−を捕捉して水酸化物になるものと信じられる。いずれ
にしても、亜鉛末と特定のカチオン交換体の距離が近い
とその効果が高く、ジンクリッチ塗料に配合しない場合
、例えば上塗塗膜中に配合した場合等はその優れた効果
が得られない(比較例3参照)。
(実施例) 本発明を実施例により更に詳細に説明する。本発明はこ
れら実施例に限定されない。
く参考例;カチオン交換体の調製〉 IN塩酸中に0.01mof2/σになるように表1に
しめす金属塩化物を添加する。その溶液lq中に下表の
カチオン交換体509を添加し、目的とする金属イオン
とイオン交換した。なお、各種金属塩化物はいずれも試
薬特級を用いた。純水により充分水洗した後、濾過して
加熱乾燥する。得られたカチオン交換体を乳鉢を用いて
粉砕した。
表−1 、)水沢化学工業(株)社製;ガレオンアースv2、)
住友化学工業(株)社製;デュオライトC−20、)関
他訳[ボーリング一般化学JP460(1974)音波
〈実施例及び比較例〉 表−2に示す塗料組成物を充分に分散して得た。
また、比較例として市販のアルキド樹脂塗料(日本ペイ
ント(株)社製;速乾ヘルゴン)に表−1−No3のカ
チオン交換体を3重量%配合したものを調製した。その
後、以下に示す試験を行った。
(1)上塗付着性試験 試験片としてサンドブラスト鋼板を用いエアスプレーで
乾燥膜厚15±2μmになるよう塗布し、20℃、相対
湿度75%で7日間乾燥した。その塗装鋼板の上に市販
アルキド樹脂塗料あるいは表−1のNo3のカチオン交
換体を添加した前アルキド樹脂塗料を乾燥膜厚で70μ
m(35μmを2回塗り)塗布し7日間自然乾燥した。
6ケ月問屋外に暴露した後、基盤目試験を行い、剥離の
状態をJIS−に−5400より判定した。
(2)電防試験 試験片としてサンドブラスト鋼板を用いエアスプレーで
乾燥膜圧15±2μmになる様塗布し、20℃、相対湿
度75%で7日間乾燥した。その塗装鋼板の上に市販の
タールエポキシ塗料(日本ペイント(株)社製:エボタ
ールME)を乾燥膜厚で200μm塗布し7日間自然乾
燥した。塗装鋼板に直径2龍の穴を基板に達するまであ
ける。次に塗装鋼板と亜鉛ロッドを被覆銅線ではんだ付
けし短絡させた。
3%食塩水中に被覆銅線で短絡させた塗装鋼板と亜鉛ロ
ッドを浸漬させた。この際、塗装鋼板の孔部は液面より
5cm以上没水した。90日間浸漬した後、カッターナ
イフをもちいて孔部から塗膜をはがし、その時のクリー
プ幅を測定した。
(3)塩水噴霧試験 試験片としてサンドブラスト鋼板を用いエアスプレーで
乾燥膜厚15±2μmになる様塗布し、20℃、相対湿
度75%で7日間乾燥した。
J l5−Z−2371の塩水噴霧試験を500時間行
い、発錆の状態をASTM−D−610により判定した
本発明組成物は防錆性と上塗付着性に優れており、電防
性も良好である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)亜鉛末、および (B)カチオン交換基0.1グラム当量/gを有し、か
    つ水酸化物の溶解度積が1×10^−^2^5以下の金
    属イオンを吸着させたカチオン交換体 を含有するジンクリッチ塗料組成物。 2、カチオン交換体(B)が亜鉛末(A)100重量部
    に対し3〜100重量部の量で存在する請求項1記載の
    ジンクリッチ塗料組成物。 3、カチオン交換体(B)に吸着させる金属イオン種が
    Fe^3^+、Sn^2^+、Cr^3^+、Co^3
    ^+、Al^3^+、Ti^4^+またはZr^4^+
    である請求項1記載のジンクリッチ塗料組成物。
JP63177581A 1988-07-15 1988-07-15 ジンクリッチ塗料組成物 Pending JPH0228274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008345A1 (en) * 2000-07-26 2002-01-31 Uws Ventures Limited Corrosion inhibitors
EP1479736A1 (en) * 2003-05-21 2004-11-24 Corus UK Limited Corrosion inhibitive coatings

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WO2002008345A1 (en) * 2000-07-26 2002-01-31 Uws Ventures Limited Corrosion inhibitors
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