JPH02280807A

JPH02280807A - フィルタ

Info

Publication number: JPH02280807A
Application number: JP1100796A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Shimoda; 正敏下田
Original assignee: Hino Motors Ltd
Current assignee: Hino Motors Ltd
Priority date: 1989-04-20
Filing date: 1989-04-20
Publication date: 1990-11-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、自動車の吸気系統や排気系統に使用される
フィルタ、特に、セラミック・フィルタ・エレメントが
短管に製作され、そして、通気流で洗浄されるところの
フィルタに関する。

背景技術最近、ディーゼル・エンジンを搭載したトラックやバス
では、排ガスに含まれるスス（黒煙）を捕集する集塵器
が開発されてきている。そして、その集塵器には、空気
をその排ガスの流れに逆方向に瞬間的に吹き込み、捕集
したススをフィルタ面から吹き飛ばし可能にするところ
のセラミック・フィルタが使用される傾向にある。

ところが、そのセラミック・フィルタは、ハニカム構造
やパネル構造に製作されるので、小型・軽量化が困難で
あるに加えて、小型・軽量化すると振動に対する強度が
不十分になり、また、瞬間的に吹き込まれる高圧空気、
所謂、高圧の洗浄空気に耐えさせるところのガス・シー
ルが非常に厄介になった。

発明の目的・課題この発明の目的・課題は、フィルタ面を広（させて、小
型・軽量化し、そして、振動に対する十分な強度を確保
し、また、高圧の洗浄空気に耐えるガス・シールを容易
に可能にし、吸気および排気の処理容量に容易に適合可
能にし、エンジンの吸気および排気を清浄にする集塵器
を自動車に搭載可能にするところのフィルタの提供にあ
る。

目的・課題に係る構成上の発明の概要：請求する発明の
内容上述の目的・課題に関連して、この発明のフィルタは、
一端を塞いで内外周面の何れか一方をフィルタ面に使用
する通気質のセラミック・パイプ・フィルタ・エレメン
トと、そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメント
の他端において、そのセラミック・パイプ・フィルタ・
エレメントの外周面に一体的に結合されてある管寄せブ
ロックとを含んで構成され、また、一端を塞いで内外周
面の何れか一方をフィルタ面に使用する複数の通気質セ
ラミック・パイプ・フィルタ・エレメントと、それらセ
ラミック・パイプ・フィルタ・エレメントの他端におい
て、それらセラミック・パイプ・フィルタ・エレメント
の外周面に一体的に結合され、そして、それらセラミッ
ク・パイプ・フィルタ・エレメントを一体的に束ねる管
寄せブロックとを含んで構成され、バイブ構造によって
、フィルタ面を広くするに併せて十分な強度を確保して
小型・軽量化を図り、また、そのセラミック・パイプ・
フィルタ・エレメントの一端を塞ぎ、そして、そのセラ
ミック・パイプ・フィルタ・エレメントの他端に管寄せ
ブロックを備える構造によって、耐圧ガス・シールを可
能にし、さらには、その管寄せブロックを突き合わせて
そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメントの多数
を容易に束ねて吸気および排気の処理容量に適合させる
ところにある。

具体例の説明以下、この発明のフィルタの特定された具体例について
、図面を参照して説明する。

第１および２図は、トラック（図示せず）に搭載された
ディーゼル・エンジン（図示せず）の排気管（図示せず
）の途中に接続された集塵器（図示せず）に適用された
この発明のフィルタの具体例１Ｏを示している。

そのフィルタ１０は、多数本を束ねた状態でその集塵器
に使用された。

そのフィルタ１０は、一端を塞いで、予め、所定の長さ
の短管に製作された通気質のセラミック・パイプ・フィ
ルタ・エレメント１１と、そのセラミック・パイプ・フ
ィルタ・エレメント１１の他端において、そのセラミッ
ク・パイプ・フィルタ・エレメント１１の外周面に一体
的に結合されたセラミックス製の管寄せブロック１２と
を含んでパイプ構造に製作された。

そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメント１１は
、他端の開口を排ガス出口１３に使用し、また、その排
ガス出口１３を高圧洗浄空気の吹き込み口に使用し、そ
して、外周面をフィルタ面１４に使用している。勿論、
流れを逆にした場合には、そのフィルタ・エレメント１
１の内周面１５がフィルタ面に使用される。

また、そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメント
１１の通気質は、そのディーゼル・エンジンの排ガスに
含まれるススを通過させない程度の通気孔が、そのセラ
ミック・パイプ・フィルタ・エレメント１１に無数に形
成されたことによるもので、その無数の通気孔によって
、そのススをそのフィルタ面１４に捕集させるところに
ある。

その管寄せブロック１２は、セラミックスからそのセラ
ミック・パイプ・フィルタ・エレメント１１の他端に一
体的に結合され、しかも、正方形の板状に製作されてあ
って、その管寄せブロック１２とその管寄せブロック１
２とを突き合わせて連結し、そのセラミック・パイプ・
フィルタ・ニレメン）１１の多数本を束ね易くしている
。勿論、その突き合わせられた多数の管寄せブロック１
２は、その集塵器のケーシング（図示せず）内を含塵ガ
ス人口室（図示せず）と清浄ガス出口室（図示せず）と
に隔絶する仕切り壁を形成し、その多数本のセラミック
・パイプ・フィルタ・エレメント１１をそのケーシング
内に固定する手段として機能にし、加えて、そのセラミ
ック・パイプ・フィルタ・エレメント１１問およびケー
シング間のガス・シールを確実にする。

次に、上述のように構成されたそのフィルタｌＯが、そ
の集塵器内において、そのディーゼル・エンジンから排
出された排ガス中のススを捕集する場合について説明す
る。

そのディーゼル・エンジンの排ガスは、その集塵器の含
塵ガス入口室内に流れ、そして、そのセラミック・パイ
プ・フィルタ・エレメント１１において、外周面から内
部に流れるように、そのセラミック・パイプ・フィルタ
・エレメント１１を通過し、その排ガス出口１３からそ
の清浄ガス出口に流れ、そしてさらに、その排気管のマ
フラ（図示せず）を経て大気中に放出される。

そのように、その排ガスが、そのセラミック・パイプ・
フィルタ・エレメント１１を通過する際、その排ガスに
含まれたススは、そのフィルタ面１４に捕集され、それ
に伴って、そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメ
ント１１は、そのススで目詰まりされる。

また、そのフィルタ面１４に捕集されたススは、その排
ガスの流れに逆方向において、すなわち、その排ガス出
口１３からそのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメ
ントｌｌ内に瞬間的に吹き込まれる高圧空気、所謂、逆
気流でそのフィルタ面１４から剥離され、その含塵ガス
入口室の底部に形成された集塵室（図示せず）に集めら
れる。

上述のフィルタ１０では、そのセラミック・パイプ・フ
ィルタ・エレメント１１が一端を塞ぐ構造に製作された
ので、ガス・シール箇所が少なくなり、換言するならば
、ガス・シールが容易で確実になり、また、そのセラミ
ック・パイプ・フィルタ・エレメント１１の一端は、金
属製網目構造のリティナ（図示せず）でそのケーシング
に保持可能になる。勿論、そのリティナにおいて、その
セラミック・パイプ・フィルタ・エレメント１１の一端
を嵌め合わせる箇所は、熱膨張差を考慮して設計されて
ある。

また、そのフィルタ１０は、そのフィルタ・ニレメン）
１１の外周面がフィルタ面１４に使用されたものとして
説明されたが、排ガスの流れをそのフィルタｌＯに対し
て逆にして、そのフィルタ・エレメント１１の内周面を
フィルタ面１５として使用したところ、同じ性能および
機能が発揮された。

第３図は、そのトラックに搭載されたそのディーゼル・
エンジンの排気管の途中に接続されたその集塵器に適用
されたこの発明のフィルタの他の具体例２０を示してい
る。

そのフィルタ２０は、一端を塞いで外周面をフィルタ面
１４に使用した５本の通気質セラミック・パイプ・フィ
ルタ・エレメント１１と、それらセラミック・パイプ・
フィルタ・エレメント１１の他端において、それらセラ
ミック・パイプ・フィルタ・エレメント１１の外周面に
一体的に結合され、そして、それらセラミック・パイプ
・フィルタ・ニレメン）１１を一体的に束ねた管寄せブ
ロック２１とを含んで製作された。

その管寄せブロック２１は、前述のフィルタ１０におけ
るその管寄せブロック１２と同様に、セラミックスから
その５本のセラミック・パイプ・フィルタ・エレメント
１１の他端に一体的に結合された円板に製作された。

このフィルタ２０では、その管寄せブロック２１が複数
のセラミック・パイプ・フィルタ・エレメント１１を束
ねるので、突き合わせられる管寄せブロック２１の数が
少なくなり、それに伴って、ガス・シールが、容易で、
確実になり、また、その管寄せブロック２１は、金属枠
（図示せず）でその集塵器のケーシング内に簡単、かつ
、強固に固定可能になる。勿論、そのフィルタ２０は、
前述のフィルタ１０と同様にして、その集塵器内におい
て、そのディーゼル・エンジンから排出された排ガス中
のススを捕集する。

また、前述のフィルタ１０および２０はそのデイーゼル
・エンジンの排気系統に適用されたものとして説明され
たが、それらフィルタＩＯおよび２０は、ディーゼル・
エンジンの吸気系統に適用できる。

発明の利便・利益上述から理解されるように、既に開発されてきたセラミ
ック・フィルタに比較していえば、この発明のフィルタ
は、一端を塞いで内外周面の何れか一方をフィルタ面に
使用する通気質のセラミック・パイプ・フィルタ・エレ
メントと、そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメ
ントの他端において、そのセラミック・パイプ・フィル
タ・エレメントの外周面に一体的に結合されてある管寄
せブロックとを含んで構成され、また、一端を塞いで内
外周面の何れか一方をフィルタ面に使用する複数の通気
質セラミック・パイプ・フィルタ・エレメントと、それ
らセラミック・パイプ・フィルタ・エレメントの他端に
おいて、それらセラミック・パイプ・フィルタ・エレメ
ントの外周面に一体的に結合され、そして、それらセラ
ミック・パイプ・フィルタ・エレメントを一体的に束ね
る管寄せブロックとを含んで構成されるので、この発明
のフィルタでは、フィルタ面が広くされ、そして、小型
・軽量化され、それに伴って、集塵器が小型・軽量化さ
れ、また、振動に対する十分な強度が確保され、そして
、高圧の洗浄空気に耐えるガス・シールが容易に可能に
なり、吸気および排気の処理容量に容易に適合可能にな
り、エンジンの吸気および排気を清浄にする集塵器が自
動車に搭載可能になり、自動車にとって非常に有用で、
実用的になる。

発明と具体例との関係先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例からして、この発明の属する技術の分野における
通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や変
更は容易に行われることであり、さらには、この発明の
内容が、その発明の課題を遂行ならしめる発明の成立に
必須であり、その発明の性質であるその発明の技術的本
質に由来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に容易に置き換えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、トラックに搭載されたディーゼル・エンジン
の排気管の途中に接続された集塵器に適用されたこの発
明のフィルタの具体例を示す斜視図、第２図は、第１図
の２−２線に沿って示した断面図、および、第３図は、
トラックに搭載されたディーゼル・エンジンの排気系統
に配置された集塵器に適用されたこの発明のフィルタの
他の具体例を一部切り欠いて示す斜視図である。１１・・・セラミック・パイプ・フィルタ・エレメント
、１２．２１・・・管寄せブロック。竿オ／図尾２ｙ坑３　図（、・ｆ・・・し

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一端を塞いで内外周面の何れか一方をフィルタ面
に使用する通気質のセラミック・パイプ・フィルタ・エ
レメントと、そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメントの他端
において、そのセラミック・パイプ・フィルタ・エレメ
ントの外周面に一体的に結合されてある管寄せブロックとを含むフィルタ。
（２）一端を塞いで内外周面の何れか一方をフィルタ面
に使用する複数の通気質セラミック・パイプ・フィルタ
・エレメントと、それらセラミック・パイプ・フィルタ・エレメントの他
端において、それらセラミック・パイプ・フィルタ・エ
レメントの外周面に一体的に結合され、そして、それら
セラミック・パイプ・フィルタ・エレメントを一体的に
束ねる管寄せブロックとを含むフィルタ。