JPH02280730A - シャワー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、体育館やその他の施設等に設けられる有料シ
ャワーシステムに用いるシャワー装置に関する。

〔従来の技術〕

プールやその他の体育施設やスポーツ施設等には、有料
のシャワー設備が従来から広く採用されている。このシ
ャワー設備は、硬貨又は専用のコインを備え付けのコイ
ンセレクタに投入し、予め設定された時間だけシャワー
を使えるようにしたものである。

このようなシャワー設備にはシャワーヘッドへの温水又
は水の供給操作を行うための操作スイッチが備えられ、
これをオン、オフさせることによって制限時間内で使用
できる。また、使用時間を知らせるための表示部を設け
、使う人は残り時間を計算に入れながらシャワーを浴び
ることができるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、従来の設備では、制限時間に達しないまま使
う人が使用を止めると、その時間から制限時間までのシ
ャワー時間がそのまま残ってしまう。このため、次の人
が使うときには、この残り分を先ず使いきってしまう必
要がある。そして、時間が足らなければこの後コインセ
レクタに新たに硬貨又はコインを投入してセットし直す
ことになり、使う人にとっては非常に不便である。実際
上、前に使った人の残りの時間は僅かであることが大半
であるため、このようなセットのし直しは頻繁に生じて
いる。

このような問題に対し、シャワー設備の各々をブースと
して出入り用の扉を設け、この扉の開閉をリミットスイ
ッチ等によって検出し、その信号をコインセレクタの制
御部に信号を送るシステムとすることもできる。すなわ
ち、扉の開閉動作を検知することによって人が退出した
ことを判断させ、シャワー使用の制限時間まで達してい
ないときには、自動的に残り時間を零にしてリセットさ
せるようにすればよい。

しかし、このようなシステムは、扉等を備えている場合
には可能であるが、体育館等のように設備を簡単にした
ものでは採用できない。また、人の退出のための検知手
段を備えるため、設備も複雑になる等、コスト面でも不
利である。

一方、以上のような使い勝手の問題に加え、設備を使う
人の回転を速くして人の流れが停滞しないようにするこ
とも重要な課題である。特に、′時間を制限して使う設
備では、シャワー吐水の時間のみを制限した場合オフ時
間が長いと入室から退出までの使用時間が長側いてしま
う。このため、次に使う人にとっては待ち時間の予測が
し難くなるほか、人の回転も悪くなってしまう。

そこで、本発明は、前に使った人の残り時間の影響を受
けることなく次の人が使用できしかも使用時間を制限す
ることによって効率的な設備として利用できるようにす
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のシャワー装置は、以上の目的を達成するために
、シャワー使用時間を一定時間に制限するコントローラ
を備えたコイン投入式又はカード差し込み式のベンディ
ング設備用のシャワー装置であって、シャワーの使用時
間を設定計測する使用時間タイマ制御と、シャワーから
の吐水可能時間の残時間を設定計測する残時間タイマ制
御とを前記コントローラに含ませ、前記残時間タイマ制
御は、シャワー使用時間の終了時刻に合わせて零となる
ようにシャワーからの吐水可能なシャワー残時間を制御
する系を持つことを特徴とする。

〔作用〕

第１図は本発明のシャワー装置におけるシャワー使用時
間とシャワー残時間の関係を示す線図である。シャワー
使用時間Ｂは人がコインセレクタにコインを投入してシ
ャワー吐水が終了するまでの時間であり、シャワー残時
間Ｃはシャワーからの吐水が可能な残時間の表示を開始
する時間である。

シャワーからの吐水が終了するまでのシャワー残時間は
、シャワー使用開始時点から時刻ＡまでＣのまま表示さ
れるか、又は使用開始から終了までの時間経過を逆算し
たものとして表示される。

す゛なわち、後者の表示はＢの値から刻々と時間減少を
示すのである。

時刻Ａを経過した後には、Ｃのままであった表示（図中
の水平方向の破線で示す）又は使用開始から継続してカ
ウント（図中の二点鎖線で示す）していた残時間は、次
第に減少してゆく。′時刻Ａは時刻Ｂまでの時間がＣに
等しくなる点であり、Ｂ−Ａ＝Ｃの関係がある。すなわ
ち、シャワー使用時間Ｂまでの時間がシャワーからの吐
水可能な（換言すると、シャワーからの吐水が終了する
までの）シャワー残時間Ｃに等しくなった時刻Ａの後は
、シャワー残時間はシャワー使用時間の経過と共に減少
してゆき、シャワー使用時間Ｂに達するとシャワー残時
間も零となってシャワー吐水が停止する。

なお、時刻Ｂを経過して時刻りで初めてシャワーを使う
ときには、図中の一点鎖線で示すようにシャワー残時間
はＥとなり、これ以降シャワー使用時間の終了時刻に零
となるように残時間は減少してゆく。

このようなシャワー使用時間及びシャワー残時間の設定
のため、コインセレクタのコントローラには使用時間用
タイマ及び残時間用タイマが備えられ、シャワー吐水を
タイマ制御する。そして、シャワーヘッドへの流路には
このタイマ制御によって開閉する電磁弁が備えられる。

第２図（ａ）は各タイマ及び電磁弁の作動を示すタイム
チャート、第２図υはシャワー残時間の変化を示す線図
及び第３図は作動の概略を示すブロック図である。

時刻Ｔ、でコインを投入すると使用時間タイマが作動し
、時刻Ｔ、までの使用時間が設定され、シャワーからの
吐水可能時間に相当する残時間Ｔ０が表示される。次に
、時刻Ｔ、で操作スイッチをオンさせると、電磁弁が開
いてシャワーから吐水され、残時間Ｔ０は減少し始める
。そして、シャワーからの吐水可能時間内の時刻Ｔ、で
操作スイッチをオフすると、電磁弁が閉じて止水し、シ
ャワー残時間Ｔ、が表示される。この後、シャワーを実
際に使用しなくても（操作スイッチをオン、オフさせな
い場合に相当）先にシャワーを使用した時間（Ｔ、−Ｔ
、）に対して残ったシャワー可能な時間すなわちＴｏ−
（Ｔｓ　　Ｔａ）に対してシャワー使用時間Ｔ、までの
時間と等しくなる時刻Ｔ、になると、再びシャワー残時
間タイマが作動する。すなわち、’ｒｏ−（Ｔ３Ｔ＊）
　＝Ｔｓ　　Ｔｓの関係を満たす時刻Ｔ４になると、シ
ャワーを使用しなくてもその使用可能な残時間はＴ、の
値から減ってゆき、最終的にシャワー使用時間Ｔ、と一
致して零となる。なお、第２図において時刻Ｔ、から時
刻ちまでの時間と時刻Ｔ４から時刻Ｔ、までの時間の和
が初期設定のシャワー残時間Ｔ０に無給等しい。また、
時刻Ｔ４を過ぎた時刻Ｔ６ではじめて操作スイッチをオ
ンした場合では、この時刻Ｔ６からシャワー使用時間Ｔ
、までしかシャワーを使えない。

このように、本発明では、シャワー使用時間を予め制限
しておき、シャワー残時間もこの使用時間に合わせて減
少し最終的に零となるように制御される。このため、前
に使用していた人が、使用制限時間に達しないまま退出
してきても、シャワー残時間は減少して最終的にリセッ
トの状態に自動的に復帰する。したがって、次に使用す
る人は前の人の残り時間を消化した後、コインを投入し
てセットする必要がなく、使い勝手の向上が可能となる
。

また、制限された使用時間に対応してシャワー残時間も
零となるので、次に使用する人は待ち時間の予測ができ
、また、人の退出等を検知する設備を用いな（でも次の
人に対するリセットが可能なので、コスト面でも有利で
ある。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を具体的に
説明する。

第４図は本発明のシャワー装置の正面図、第５図は側面
断面図、第６図は配管系を示す概略正面図である。

図において、シャワー装置［Ａは、壁中に埋め込まれる
ケーシング１及びハンガー２ａに着脱自在なシャワーヘ
ッド２を備えている。これらは、第７図の概略平面図に
示すように、シャワー室５０に設けたブース５１の壁に
それぞれ設けられ、各シャワー装置Ａに対してコインボ
ックス３が配電されている。そして、コインボックス３
ヘコインを投入することによって、シャワー装置！へか
ら一定時間吐水させることができる。

ケーシング１の内部には、給水源及び給湯源に接続した
自動温度調整機能を持つ湯水混合栓４及び電磁弁５が収
納されている。また、電磁弁５からの配管６が内部に流
路を形成したハンガー２ａに接続され、この内部流路に
はシャワーへラド２に連結したホース２ｂが接続されて
いる。湯水混合栓４は前面に温度調整用のハンドル４ａ
を突き出し、これを回転操作することによって、吐水温
度を調整する。また、電磁弁５はコインボックス３に備
えたコントローラに接続され、タイマ制御によってシャ
ワーヘッド２への流路を開閉する系に含まれている。

ケーシング１の前面には、電磁弁５を開く又は開閉する
ための操作スイッチ７及びシャワーの残時間表示器８が
設けられている。操作スイッチ７は、電磁弁５への通電
によってこれを開くのみ又は開閉のいずれかの操作を可
能としたものでコインボックス３のコントローラに結線
されている。

また、残時間表示器８は、シャワーヘッド２からの吐水
が残り何分何秒で切れるかをディジタル表示するもので
、これもコインボックス３のコントローラの制御系に含
まれている。

第８図（ａ）はコインボックス３の概略斜視図、第８図
０は正面図である。

コインボックス３の内部には、コインセレクタ９、コン
トローラ１０．端子台１０ａ、）ランス１０ｂ及び漏電
遮断器１０ｃ等が備えられ、これらの機器を外部電源に
接続している。コインセレクタ９は前面にコイン投入口
９ａを備えたもので、一般のベンディングマシン等と同
様にコイン投入を機械的に検出してコントローラ１０を
駆動する構成を持っている。また、シャワー装置Ａを使
用していることを示すためのパイロットランプ９ｂが設
けられている。更に、コインボックス３の端子台ｌｅａ
には信号線が接続され、コントローラｌＯによる制御信
号を電磁弁５及び残時間表示器８に入力する。なお、コ
ントローラ１００制御回路には、第１図及び第２図で説
明した制御ができるようなタイマ制御回路を持たせて・
おく。

なお、コイン式のものに代えて、テレホンカード等のよ
うな専用のカード式とすることもでき、この場合ではカ
ード読み取り器等を内蔵する構成とすればよい。

以上の構成において、コイン投入口９ａからコインを投
入すると、コインセレクタ９がこれを検知してコントロ
ーラ１０を駆動させる。このコントローラ１０の駆動時
刻が第２図において時刻Ｔ、とすると、コントローラ１
０に含まれた使用時間タイマがオンとなり、時間計測を
開始する。次いで、使用する人がコインボックス３を離
れてブース５１に向かい、時刻Ｔ、で操作スイッチ７を
オンさせると、この時刻Ｔ、から電磁弁５が開き、シャ
ワーへラド２から吐水してシャワーを浴びることができ
る。

この間、シャワー残時間は第２図（ロ）に示すように減
っていく。

この後、第２１！ｌで説明したように、使用時間終了時
刻Ｔｓｔでの時間がシャワー残時間ＴＯ（Ｔ３−Ｔｏに
等しくなる時刻Ｔ４に達したこと、すなわちＴｏ−（ｔ
ｓ−ｉｔ）　＝Ｔ、−Ｔ、の関係となったことを使用時
間タイマが検知すると、コントローラｌＯに含まれた残
時間タイマがオンする。この残時間タイマのオンにより
、残時間Ｔ、として表示していた残時間表示器８０時間
表示が、時間の経過と共に残時間が減少し、その刻々の
残時間を表示する。

時刻Ｔ、を経過後は、第２図υのようにシャワー残時間
は減少してゆき、シャワー残時間と時刻Ｔ。

からＴ、までの時間が等しいので、時刻Ｔ、になったと
きにシャワー残時間が零となるように設定することがで
きる。時刻Ｔ、に達すると、使用時間タイマ及び残時間
タイマはいずれもオフとなり、シャワー残時間も零とな
る。

以上のように、使用制限時刻までの時間がシャワーから
の吐水が可能なシャワー残時間と等しくなった後は、残
時間タイマによってシャワー残時間が使用制限時刻に合
わせて零となるように減少する。このため、たとえば第
２１！ｌにおいて時刻Ｔ。

とＴ、との間で操作スイッチ７゛をオフとして人が退出
しても、コントローラ１０のタイマは継続して時間計測
し、シャワー残時間を零へ設定させることができる。し
たがって、次の人が使用するときには、新たなセット状
態に復帰しているので、前の人の残り分でシャワーを浴
びた後にコインをコインボックス３に投入しに行く必要
がなくなる。

また、制限された使用時間内でシャワーを終了させるの
で、次に使う人は待ち時間の予測が簡単にできる。そし
て、シャワー吐水をオン、オフさせな゛がら使用する場
合でも、最大使用時間に合わせてシャワー吐水時間を零
とすることができ、この最大使用時間を超えて使うこと
ができないようにすることができる。このため、−人の
人が使う最大使用時間を一定値に設定でき、回転のよい
使用条件が得られることになる。

なお、第９図に示すように、ハンガー２ａに給水管２Ｃ
を湯水混合栓４側の流路とは別に設けることもできる。

そして、この給水管２Ｃに止水栓２ｄを設けておけば、
湯水混合栓４を使用しないで水のみをシャワーへラド２
に供給でき、無料扱いとして開放することもできる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明のシャワー装置において
は、制限されたシャワー使用時間の終了時刻に合わせて
シャワーからの吐水可能なシャワー残時間が零となるよ
うに制御している。このため、シャワーを途中で止めて
退出したときでも、シャワーの残時間は最終的に零とな
り、次の人が使うときには新たに初期設定される。した
がって従来のように前の人が使った残りの分を消化した
後コインを投入する等の不便さがなくなり、使い勝手が
向上する。

また、制限されたシャワー使用時間の中で、シャワーを
出したり止めたりしても、シャワー残時間は使用時間終
了時刻に合わせて零となるので、シャワー使用時間が長
引くこともない。したがって、使う人の回転を速やかに
することができ、待ち時間の長引きもなくなる。更に、
人の退出等を検知する手段を必要とすることがないので
、設備も簡単になり、コスト面でも有利となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるシャワー使用時間とシャワー残
時間の関係を示す線図、第２図はタイマ制御によるタイ
ムチャート、第３図は概略ブロック図、’１４図はシャ
ワー装置の正面図、第５図は側面断面図、第６図は配管
系を示す正面図、第７図はシャワー室でのシャワー装置
及びコインボックスの配置を示す概略平面図、第８図（
ａ）はコインボックスの斜視図、第８図ら）はその正面
図、第９図は給水管を付属した例を示すものである。 にケーシング　　　２：シャワーへラド２ａ：ハンガー
　　　　２ｂ：ホース ２Ｃ：給水管　　　　　２ｄ：止水栓 ３：コインボックス　４：ｉ水混合栓 ４ａ：ハンドル　　　　５：電磁弁 ６：配管　　　　　　７：操作スイッチ８：残時間表示
器　　９：コインセレクタ９ａ：コイン投入口　　９ｂ
：パイロットランプ１０：コントローラ　　１０ａ：端
子台１０ｂ：）ランス　　　１０ｃ：漏電遮断器５０：
シャワー室 ５１：ブース

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、シャワー使用時間を一定時間に制限するコントロー
   ラを備えたコイン投入式又はカード差し込み式のベンデ
   ィング設備用のシャワー装置であって、シャワーの使用
   時間を設定計測する使用時間タイマ制御と、シャワーか
   らの吐水可能時間の残時間を設定計測する残時間タイマ
   制御とを前記コントローラに含ませ、前記残時間タイマ
   制御は、シャワー使用時間の終了時刻に合わせて零とな
   るようにシャワーからの吐水可能なシャワー残時間を制
   御する系を持つことを特徴とするシャワー装置。