JP2005115437A - 入浴システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 他人の入浴していないきれいな天然温泉に入浴できるようにするとともに、予約を不要にして好きな時間に気軽に入浴できるようにする。また、自動化及び無人化によりリーズナブルな利用料金を設定する。
【解決手段】 プライベートに利用する入浴システム1を構成するに際して、少なくとも浴槽2a…2eを設置した一又は二以上の入浴エリアAa…Aeと、利用者が料金を支払うことに基づいて、所定の入浴エリアAa…の利用を許可するとともに、所定の入浴エリアAa…における浴槽2a…に対して、少なくとも湯Lを注入する給湯工程(ステップS4〜ステップS10)及び湯Lを排出する排湯工程(ステップS12,ステップS13)を含む一連の給排サイクルを実行する給湯手段3a…を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、個人,家族及びグループ等によりプライベートに利用できる入浴システムに関する。
近時、温泉旅館や温泉ホテルに加え、日帰り温泉施設も増加し、誰でも気軽に天然温泉を楽しめるに至っている。また、日帰り温泉施設は、露天風呂等の各種入浴エリアが設けられるとともに、レストランや各種娯楽施設が併設され、レジャー的要素も付加されるに至っている。一方、このような多様化に伴い、家族風呂や貸切風呂のように、天然温泉をプライベートに利用したいというニーズも増えている。
ところで、家族風呂や貸切風呂は、基本的に、通常の入浴エリアをサイズダウンし、利用者を時間的かつ人数的に制限したものに過ぎないため、例えば、「他人が入浴していないきれいな天然温泉に入浴したい」、「予約することなく好きな時間に気軽に入浴したい」、「リーズナブルな料金で利用したい」など、多様化する利用者の更なる要請に応えることができない。
そこで、このような要請に応えるものとして、従来、天然温泉を計り売りする温泉水販売装置が知られている。例えば、特開平10−228581号公報で開示される温泉水販売装置は、温泉水を貯留する貯留タンクと、貯留タンク内の温泉水を恒温に保つ保温手段と、貯留タンクに接続された配管と、配管の途中に設けられたポンプと、このポンプから供給された温泉水の流量を計測する流量計と、配管の流量計より下流に設けられた開閉弁と、配管の開閉弁よりも下流に設けられた給湯ノズルと、ポンプから流量計に至る配管の途中に設けられ、温泉水を貯留タンクにリリーフするリリーフ配管と、機器を制御するとともに、非給湯時に、配管からリリーフ配管を経由して温泉水を循環させる制御回路を備えており、利用者は、温泉水販売装置により販売される天然温泉を容器に入れて持ち帰り、自宅の浴槽に移し代えることによりプライベートに天然温泉を楽しむことができる。
特開平10−228581号
しかし、上述した従来の温泉水販売装置は、次のような問題点があった。
第一に、販売される天然温泉を多数のポリタンク等の容器に入れ、自動車等により持ち帰るとともに、容器から自宅の浴槽に移し替えて利用する必要があるため、天然温泉を利用するまでに、大変な労力と時間が費やされる。
第二に、ポリタンク等の容器を多数用意する必要があるとともに、実際に天然温泉を利用する際には、再度、冷めた温泉水を沸かし直す必要があるなど、かなりの出費が強いられる。
第三に、自宅の浴槽に入れて利用するため、湯が天然温泉に代わったことを除けば、全体の雰囲気は代わらず、いわゆる温泉場の雰囲気を味わうことができない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した入浴システムの提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、プライベートに利用する入浴システム1を構成するに際して、少なくとも浴槽2a…2eを設置した一又は二以上の入浴エリアAa…Aeと、利用者が料金を支払うことに基づいて、所定の入浴エリアAa…の利用を許可するとともに、所定の入浴エリアAa…における浴槽2a…に対して、少なくとも湯Lを注入する給湯工程(ステップS4〜ステップS10)及び湯Lを排出する排湯工程(ステップS12,ステップS13)を含む一連の給排サイクルを実行する給湯手段3a…を備えることを特徴とする。
このような構成を有する本発明に係る入浴システム1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 一回の利用毎に一連の給排サイクルが実行されるため、天然温泉にプライベートに入浴することができることに加え、他人の入浴していないきれいな天然温泉に入浴することができる。
(2) 一連の給排サイクルが実行される専用施設として構成するため、温泉旅館や日帰り温泉施設等に併設される家族風呂や貸切風呂とは異なり、基本的に予約が不要になり、好きな時間に気軽に入浴することができる。
(3) 自動化及び無人化により運営コストを低減できるため、リーズナブルな利用料金を設定できる。
本発明に係る入浴システム1によれば、最良の形態により、湯Lには天然温泉を用いる。また、給湯手段3a…は、設定した給排パターンに基づいて少なくとも給湯量及び/又は給湯時間を制御するコントローラ4a…を備えるとともに、排湯工程の終了後に浴槽を洗浄する洗浄工程を実行する洗浄装置5…及び/又は浴槽を殺菌する殺菌工程を実行する殺菌装置6…を備える。これにより、一連の給排サイクルの自動化を実現できるとともに、常に、清潔な浴槽2a…を維持できる。さらに、入浴エリアAa…Aeに設置した一又は二以上の異常通報ボタン7…と、入浴エリアAa…Aeに設置した一又は二以上の異常検出センサ8…と、異常通報ボタン7…の操作結果及び異常検出センサ8…の検出結果を所定の管理者Hcに通報する異常通報装置9を備える。これにより、無人化した際における適切なセキュリティを確保することができる。
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施例に係る入浴システム1の構成について、図1〜図4を参照して具体的に説明する。
図2は、入浴システム1における入浴施設10の見取図を示している。入浴施設10は、例えば、全体を山小屋風の平屋建に建造し、内部には、共有スペースE,廊下R,五部屋に仕切った入浴エリアAa,Ab,Ac,Ad,Aeを設ける。
共有スペースEには入口11を付設し、室内にはコイン販売機12を設置する。また、この共有スペースEには、電話機13,下駄箱14,自動販売機15…をはじめ、図示しないイスやテーブル、更にはトイレ等の各種付帯設備や備品を設けることができる。
一方、各入浴エリアAa…Aeは、入口が廊下Rに面するように構成し、廊下Rの一方側は、共有スペースEに連続させる。また、各入浴エリアAa…Aeの入口には、開閉ドア16a,16b,16c,16d,16eを設けるとともに、この開閉ドア16a…16eの近傍に、コイン投入部17a,17b,17c,17d,17eを配設する。なお、各入浴エリアAa…Aeは、壁W…を介してそれぞれ完全に独立したスペースとして構成する。
一つの入浴エリアAaは、図2及び図3に示すように、脱衣室20と浴室25を備える。脱衣室20には、置棚(ロッカー)21及び洗面台22を設ける。また、浴室25には、洗場26及び浴槽2aを備えるとともに、洗場26には、シャワー付蛇口27及び壁鏡28を設ける。図3には、入浴エリアAaを示したが、他の入浴エリアAb…Aeも基本的な構成は同じになる。この場合、各入浴エリアAa…Aeは、それぞれ浴室イメージ、特に、浴槽2a…のイメージを異ならせて構成できる。例えば、図3(図1)に示す入浴エリアAaにおける浴槽2aは、いわゆる岩風呂をイメージし、また、図1に示す入浴エリアAeにおける浴槽2eは、いわゆる檜木風呂をイメージして構成した例を示している。このように、各入浴エリアAa…Aeは、それぞれ異なるイメージを考慮して構成できる。なお、図2中、29は機械室を示す。以上が入浴施設10の基本構成となる。
他方、入浴システム1には、利用者が料金を支払うことに基づいて、所定の入浴エリアAa…の利用を許可するとともに、所定の入浴エリアAa…における浴槽2a…に対して、少なくとも天然温泉(湯)Lを注入する給湯工程及び天然温泉Lを排出する排湯工程を含む一連の給排サイクルを実行する給湯手段3a…を備えている。
12は前述したコイン販売機を示す。このコイン販売機12は、利用者が利用料金を支払うことにより、コインXを発行する機能を備える。この場合、利用料金の支払いは、現金Maをはじめ、回数券,プリペイカード,クレジットカード,デビットカード,会員カード等の各種カードMbを利用可能である。なお、コインXに代えて、チケットやカード等を発行してもよい。
図1は、入浴エリアAaに備える給湯手段3aの構成を示すが、他の入浴エリアAb…Aeにおける給湯手段の構成も基本的に給湯手段3aの構成と同じである。4aは給湯手段3aに備えるコントローラである。この場合、コントローラ4aは、マイコン等を利用し、制御プログラム(ソフトウェア)により制御する機能を持たせてもよいし、シーケンス回路(ハードウェア)を利用して一連の動作をシーケンス制御する機能を持たせてもよい。なお、各コントローラ4a…は、入浴エリアAa…Aeに対応して設置され、図2中、4b,4c,4d,4eは、入浴エリアAb,Ac,Ad,Aeに対応したコントローラを示している。また、各コントローラ4a…4eには、前述した各コイン投入部17a…17eを接続する。
一方、図1中、31はコントローラ4aに接続したドアロック装置を示す。このドアロック装置31は開閉ドア16aに付設する。これにより、コントローラ4aは、ドアロック装置31を制御し、開閉ドア16aを閉位置にロックし又はこのロックを解除することができる。
他方、2aは浴槽を示す。この浴槽2aは、底面に排出口32を有し、この排出口32には、中途位置に排出バルブ33を備える排出管34を接続する。なお、排出バルブ33は、単純な開閉弁(電磁開閉弁)を利用できる。また、Paは天然温泉源であり、この天然温泉源Paから天然温泉Lが供給される。したがって、天然温泉源Paの温泉出口には、供給管35の入口端を接続し、かつ供給管35の出口端は、浴槽2aの内部に臨ませる。そして、この供給管35の中途に給湯バルブ36を接続するとともに、この給湯バルブ36は、コントローラ4aに接続する。この場合、給湯バルブ36は、流量を可変制御できる制御弁を用いる。制御弁としては、コントローラ4aから付与される制御信号の大きさに対応して流量を連続的に可変制御できるサーボ弁等を利用してもよいし、或いは流れる流量をそれぞれ異ならせた複数の開閉弁を並列に接続し、各開閉弁を選択的に切換制御する方式でもよい。
また、Pbは上水源であり、この上水源Pbからは水道水が供給される。上水源Pbの水道水出口は、供給管38を介してスプリンクラ37の給入口に接続するとともに、この供給管38の中途には洗浄用バルブ39を接続し、この洗浄用バルブ39は、コントローラ4aに接続する。これにより、洗浄装置5が構成される。さらに、Pcは殺菌液を収容した殺菌液タンクであり、この殺菌液タンクPcからは殺菌液が供給される。殺菌液タンクPcの殺菌液出口は、供給管40を介してスプリンクラ37の給入口に接続するとともに、この供給管40の中途には殺菌用バルブ41を接続し、この殺菌用バルブ41は、コントローラ4aに接続する。これにより、殺菌装置6が構成される。この場合、スプリンクラ37は、上水源Pbから供給される水道水又は殺菌液タンクPcから供給される殺菌液を、浴槽2aの内部に噴射することができる。なお、洗浄用バルブ39及び殺菌用バルブ41は、単純な開閉弁(電磁開閉弁)を利用できる。
次に、このような構成を有する本実施例に係る入浴システム1の利用方法及び各部の動作について、図4及び図5に示すフローチャートに従って説明する。
まず、利用者はコインXを購入する(ステップS1)。コインXの購入方法の一例を図5のフローチャートに示す。この場合、利用者は、コイン販売機12に、必要な現金Ma又はカードMbを投入(挿入)する(ステップS101)。コイン販売機12には、各入浴エリアAa…Aeを選択できる選択ボタンが設けられているため、利用者は、好みの入浴エリアAa…Aeを選定する(ステップS102)。また、各選択ボタンに対応して、「空き」又は「使用中(予約)」が表示されているため、「空き」が表示されている選択ボタンを選択して選択ボタンを押す(ステップS103,S104)。これにより、選択した入浴エリアAa…を利用できるコインXが発行される。一方、「使用中(予約)」が表示されている選択ボタンを押せば、予約用のコインXが発行され、コイン販売機12には、待回数が表示される(ステップS103,S106,S104,S105)。これにより、好みの入浴エリアAa…が使用中であっても予約して利用できる。
今、利用者は、入浴エリアAaを利用するコインXを購入したものとする。利用者は、入浴エリアAaへ行き、コインXをコイン投入部17aに投入する(ステップS2)。これにより、コントローラ4aはドアロック装置31を制御し、開閉ドア16aのロックを解除する(ステップS3)。よって、利用者は、開閉ドア16aを開けて入浴エリアAaに入ることができる。即ち、入浴エリアAaの利用が許可される。
また、コイン投入部17aにコインXが投入されることにより、一連の給排サイクルが開始する。この場合、コントローラ4aには、予め給排パターンが設定されており、この給排パターンに基づいて給湯量及び給湯時間が制御される。最初に給湯工程が実行され、浴槽2aに対する給湯が行われる。まず、コントローラ4aは、給湯バルブ36の開度を全開に制御する(ステップS4)。これにより、天然温泉源Paの天然温泉Lが供給管38を通して浴槽2aに注入される。このときの流量は、概ね3〜5分間で浴槽2aが満杯(80%程度)になるように設定する。そして、満杯になったら、コントローラ4aは、給湯バルブ36の開度を半開に制御する(ステップS5,S6)。なお、満杯に達したか否かは、センサにより検知してもよいし、流量に基づく時間により設定してもよい。この後、15分間が経過したなら、コントローラ4aは、給湯バルブ36の開度を1/4開きに制御する(ステップS7,S8)。この後、更に20分間が経過したなら、コントローラ4aは、給湯バルブ36を全閉に制御する(ステップS9,S10)。このように、常時、給湯を行なうことにより浴槽2aから天然温泉Lが溢れ出るため、髪の毛や垢等を浴槽2a内から排出させることができる。このような給湯工程の全工程時間は、概ね40分間となる。したがって、利用者は、40分間の間に、脱衣室20で脱衣し、浴室25において天然温泉Lの入浴を楽しむことができる。
他方、給湯工程が終了し、5分間が経過することにより排湯工程に移行する。排湯工程では、コントローラ4aは、排出バルブ33を開制御し、湯抜きを行う(ステップS11,S12)。これにより、浴槽2a内の天然温泉Lは、排出管34を通して外部に排出される。なお、排出される天然温泉Lは、例えば、駐車場の消雪等に再利用してもよい。そして、5分間が経過したなら、コントローラ4aは、洗浄用バルブ39を開制御する。これにより、洗浄工程による浴槽2aに対する自動洗浄処理が実行される(ステップS13,S14)。即ち、上水源Pbにおける水道水が供給管38を通してスプリンクラ37に供給され、スプリンクラ37から水道水が噴射されることにより浴槽2a内の洗浄が4分間行われる。
また、4分間が経過したなら、コントローラ4aは、洗浄用バルブ39を閉制御するとともに、殺菌用バルブ41を開制御する。これにより、殺菌工程による浴槽2aに対する自動殺菌処理が実行される(ステップS15)。この場合、殺菌液タンクPcに収容された殺菌液が供給管40を通してスプリンクラ37に供給され、スプリンクラ37から殺菌液が噴射されることにより浴槽2a内の殺菌が2分間行われる。
さらに、2分間が経過したなら、コントローラ4aは、殺菌用バルブ41を閉制御するとともに、洗浄用バルブ39を再度開制御する。これにより、水洗工程による浴槽2aに対する自動水洗処理が実行される(ステップS16)。この場合、上水源Pbにおける水道水が供給管38を通してスプリンクラ37に供給され、スプリンクラ37から水道水が噴射されることにより浴槽2a内の水洗が3分間行われる。そして、3分間が経過したなら、コントローラ4aは、洗浄用バルブ39を閉制御するとともに、更に1分間が経過したなら、排出バルブ33を閉制御する。これにより、一回の給排サイクルが終了する。したがって、一回のサイクル時間は概ね1時間となる。
このように、本実施例に係る入浴システム1によれば、一回の利用毎に、給湯工程,排湯工程,洗浄工程,殺菌工程及び水洗工程を有する一連の給排サイクルが実行されるため、天然温泉Lにプライベートに入浴することができることに加え、他人の入浴していないきれいな天然温泉Lに入浴することができる。しかも、このような一連の給排サイクルが実行される専用施設として構成するため、温泉旅館や日帰り温泉施設等に併設される家族風呂や貸切風呂とは異なり、基本的に予約が不要になるため、好きな時間に気軽に入浴することができる。また、一連の給排サイクルの自動化、更には無人化により、運営コストを低減でき、リーズナブルな利用料金を設定できる。
他方、図6は、異常通報装置9を示す。本実施例に係る入浴システム1は、基本的に無人化が可能なため、管理者Hcは、離れた場所で管理することができる。したがって、無人化に伴うセキュリティシステムが必要になる。異常通報装置9は、各入浴エリアAa…Aeに設置した一又は二以上の異常通報ボタン7…と、各入浴エリアAa…Aeに設置した一又は二以上の異常検出センサ8…と、異常通報ボタン7…の操作結果及び異常検出センサ8…の検出結果を管理者Hcに通報する機能を備えている。このため、入浴施設10には通信部51を設置し、この通信部51と管理者Hcの通信部間で相互通信を可能にする。なお、通信には電話回線(インターネット)等を利用できる。
この場合、異常通報ボタン7…は、脱衣室20や浴室25に配設することにより、利用者が速やかに押操作できるボタンである。したがって、利用者は、例えば、具合が悪くなったときや天然温泉Lが出ないなどの故障が発生した際に、異常通報ボタン7…を押すことにより、管理者Hcに知らせることができる。また、異常検出センサ8…は、火災センサ等の一般的なセンサをはじめ、利用者が倒れた場合等の異常を検出するセンサを含む。例えば、コイン投入部17aにコインXが投入された後、一定時間経過後から計時して所定の設定時間以上経過しても開閉ドア16a…が開かない場合等は、利用者に異常が発生したことが考えられるため、異常として検出する。これらの検出結果は、管理者Hcに通報される。
さらに、各入浴エリアAa…Aeにはスピーカ52が設置され、このスピーカ52は通信部51に接続する。管理者Hcの通信部と入浴施設10の通信部51は、相互通信が可能なため、管理者Hcの通信部に、異常が通報された場合、管理者Hcは、スピーカ52を利用して利用者に問いかけや確認を行うことができる。この場合、インタホンのように直接会話ができるようにしてもよいし、或いは管理者Hcから「異常の場合、もう一度ボタンを押して下さい」のように確認のために用いてもよい。異常が確認された場合、管理者Hcは速やかに入浴施設10に出向いて異常に対する処置を行うとともに、必要により消防署,警察署,病院,警備会社等の外部機関Hsに連絡することができる。これにより、無人化した際における適切なセキュリティシステムを確保できる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明は、このような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、実施例は、コイン販売機12により一旦コインXを購入する場合を示したが、直接各入浴エリアAa…に料金の投入口を設ける単純な構成であってもよい。また、必要により、利用者に対して音声やディスプレイ等を用いて残り時間の報知や案内等を行ってもよい。さらに、湯は、天然温泉Lを用いた場合を示したが、人工温泉,薬湯,イオン水,或いは通常の沸かし湯であっても同様に実施可能である。また、実施例は内湯を例示したが、露天風呂,ペット風呂,身体障害者専用風呂等の各種形態の入浴エリアを構成することができる。
本発明の好適な実施例に係る入浴システムの給湯手段を示すブロック系統図、 同入浴システムにおける入浴施設の平面見取図、 同入浴システムにおける入浴施設の断面側面図、 同入浴システムの利用方法及び動作を説明するためのフローチャート、 同入浴システムのコイン購入方法を説明するためのフローチャート、 同入浴システムにおける異常通報装置のブロック系統図、
符号の説明
1 入浴システム
2a… 浴槽
3a… 給湯手段
4a… コントローラ
5… 洗浄装置
6… 殺菌装置
7… 異常通報ボタン
8… 異常検出センサ
9 異常通報装置
Aa… 入浴エリア
L 湯(天然温泉)
Hc 管理者

Claims (5)

  1. プライベートに利用する入浴システムにおいて、少なくとも浴槽を設置した一又は二以上の入浴エリアと、利用者が料金を支払うことに基づいて、所定の入浴エリアの利用を許可するとともに、前記所定の入浴エリアにおける浴槽に対して、少なくとも湯を注入する給湯工程及び湯を排出する排湯工程を含む一連の給排サイクルを実行する給湯手段を備えることを特徴とする入浴システム。
  2. 前記湯は、天然温泉であることを特徴とする請求項1記載の入浴システム。
  3. 前記給湯手段は、設定した給排パターンに基づいて少なくとも給湯量及び/又は給湯時間を制御するコントローラを備えることを特徴とする請求項1記載の入浴システム。
  4. 前記給湯手段は、前記排湯工程の終了後に前記浴槽を洗浄する洗浄工程を実行する洗浄装置及び/又は前記浴槽を殺菌する殺菌工程を実行する殺菌装置を備えることを特徴とする請求項1又は3記載の入浴システム。
  5. 前記入浴エリアに設置した一又は二以上の異常通報ボタンと、前記入浴エリアに設置した一又は二以上の異常検出センサと、前記異常通報ボタンの操作結果及び前記異常検出センサの検出結果を所定の管理者に通報する異常通報装置を備えることを特徴とする請求項1記載の入浴システム。
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