JPH02279345A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

Info

Publication number
JPH02279345A
JPH02279345A JP9993589A JP9993589A JPH02279345A JP H02279345 A JPH02279345 A JP H02279345A JP 9993589 A JP9993589 A JP 9993589A JP 9993589 A JP9993589 A JP 9993589A JP H02279345 A JPH02279345 A JP H02279345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
protective film
ink
recording head
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9993589A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kimura
勲 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9993589A priority Critical patent/JPH02279345A/ja
Publication of JPH02279345A publication Critical patent/JPH02279345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録ヘッドに関し、詳しくは
インクの浸透を防止するために液路に沿って電極上に保
護膜を具えたインクジェット記録ヘッドに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方式は、記録ヘッドに設けられたオ
リフィスからインク(記録液)を吐出させ、インク滴を
飛翔させて紙等の被記録材に付着させ、記録を行なう記
録方式であり、極めて低騒音で、かつ高速記録が可能で
あり、カラー記録も容易であるなど多くの利点を有して
いる。しかして、このような液体噴射記録を実現するイ
ンクジェット記録ヘッドの一例として特開昭56−13
2477号に開示されているような構成、即ち、飛翔的
液滴を吐出するために設けられたオリフィスと、オリフ
ィスにインクを供給するための液路と、各液路に対応し
て設けられ、飛翔的液滴を形成するためにインクを発泡
させる熱エネルギー源となる発熱抵抗体と、液路の上流
に設けられた液室を備えたものが知られている。
第3図はこのような従来のインクジェット記録ヘッドの
構成を示す。かかるインクジェット記録ヘッドでは電極
7および8を介して供給された電力が発熱抵抗体9で熱
エネルギーに変換され、その熱が保31膜toを介して
インク11に伝達されることにより、発熱抵抗体9近傍
のインク11が加熱されて発泡し、そのとき発生する圧
力の作用によりオリフィス12からインクが吐出されて
インク滴となり飛翔する。なおここで、保護膜10は発
熱抵抗体9および電極7,8をインク11から遮断して
、その化学的および物理的変化を防止する目的で設けら
れているものであるが、後述するような理由で発熱部9
への近傍で図中13で示すように保護膜10にステップ
と呼ばれるくびれのある段差部分が生じ、このステップ
13は、図示の部分のみならず更に、電極7および8の
周囲全体におよんで形成される傾向があった。なお本図
において、14は基板である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したような従来のインクジェット記
録ヘッドの場合、スパッタ法あるいは真空蒸着法等の物
理的手段、あるいはCVD法のような化学的手段で形成
された保護膜10にクラックやピンホール等の欠陥があ
ると、これらの欠陥部を通してインクが浸透し、発熱抵
抗体9および電極7.8が腐食し寿命が著しく低下する
特にステップ部13では電極7や8にステップ〃が形成
されるために、平坦な部分に比べて保護膜lOの緻密性
が低下することやくびれにより応力が不均一になりやす
いこと等により、前記のような欠陥が生じやすい。かか
る原因による寿命低下は問題であり、従来からステップ
部13においても平坦な部分と同様の保護性能が保護膜
10に対して望まれていた。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑みなされた
もので、全面的に保護性能の優れた保護膜を有するイン
クジェット記録ヘッドを提供することにある。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明は、インクを吐出
させるためのエネルギー発生手段と、エネルギー発生手
段を駆動するための電極とを液路に有し、エネルギー発
生手段および電極上に液路中のインクから隔絶するため
の保護膜が形成されたインクジェット記録ヘッドにおい
て、電極を複数の導電性薄膜の積層により形成し、電極
の液路の方向および液路とは直角の方向の断面形状を階
段状にしたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明によれば、電極を複数の導電性薄膜の積層により
その断面がいずれの方向においても階段状になるように
形成したので、積層された薄膜間の段差が微小なことか
らこの上に被覆される保護膜の粒子間の結合力が段差部
分においても十分な状態に保たれて、くびれを生ずるこ
とがなくなり、従来のような欠陥の発生を抑制すること
ができ、それだけ記録ヘッドの延命をはかることができ
るようになった。
(実施例) 以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
第1図は本発明の実施例における基本的な形態を示す。
ここで、1は基板、2は発熱抵抗体、3.4および5は
積層電極層、6は保護膜、2Aは発熱部である。次に第
2図により実施例として第1図に示す形態の記録ヘッド
を形成した工程について述べる。
始めに(A)に示すように基板1上に膜厚1000人の
発熱抵抗体2を形成し、フォトリソ工程によりその線幅
を50μmとした。次に真空蒸着法により(B)に示す
ように八λによって電極の第1層3を膜厚2000人で
積層し、フォトリソ工程によりバターニングし線幅を4
8μmとした。さらに八1第1層3をマスクしておいて
A4による電極第2層4を、更にへ1第2層4をマスク
しておいてA℃による電極第三層5をそれぞれ膜厚20
00人ずつで成膜し、フォトリソの順にくり返し、各々
の線幅をそれぞれ46μm、44μmとした(第2図(
C)参照)。続いてスパッタ法により表1の条件で(D
I)および(02)に示すように保護@6として5in
2を膜厚1μmで積層した。
表1.(スパッタ条件) このように複数の薄膜による金属電極層3゜4および5
を発熱抵抗体2上に段階的に積層したことによフて発熱
部2Aおよび電極の周囲にステップ部によるくびれが生
じないように耐インク保護膜6を形成することができた
このように保護膜6に段差部においても平坦な部分と同
様滑らかになりくびれが生じないのは以下の原理による
ものと考えられる。
すなわち、通常保護膜6としてのSiO□膜はスパッタ
法あるいはCVD法で形成されるが、基板1に対して成
膜にあずかる粒子は比較的ランダムな入射方向を持って
いて、基板1上の微少な突起に対しては均質に被覆でき
るものである。ところが従来の電極配線のようにその厚
さに起因する段差が0.5μm−1,0μm程度に高く
なると、段差の側壁部分では特定の入射方向を持つ粒子
のみが膜形成にあずかることになり、その結果、側壁部
分での膜形成粒子相互の結合力や側壁材料との密着力が
低下して、平坦な部分とは異なり、大力が脆弱な粒子結
合による部分を有した膜質となるもので、また、平坦部
が側壁部より膜形成速度が速いために同様の理由でくび
れが生じると考えられる。
そこで本実施例では、上述したように0.5μm厚程度
の電極を1層で形成せず、保護膜6が電極形成部のいず
れにおいても平坦な部分と同様の成膜形成が得られる程
度に薄く各電極層3,4.5を形成し、このように電極
を電極材として要求する電気抵抗が得られるまで多層積
層して電極層形成と配線パターニングとを繰返して行な
った。かくしてステップ部分を階段状に形成しておき、
その上に保護膜6を1回の成膜で形成することにより、
ステップ部においても平坦部と同様な膜質を保たせるこ
とができ、かつステップ部にくびれが生じないようにす
ることができた。
なお、ステップ部の膜質が平坦部と同じというのは、ウ
ェットエツチングを行なった場合に、その膜のエツチン
グ速度がステップ部と平坦部とで差がないことを意味す
る。
次に比較例として従来のステップ部保護膜形成法により
第3図に示す形態で基板14の上に発熱抵抗体9を10
00人、またlの電i7および8を6000人でそれぞ
れ積層し、その上に保護膜lOを表1、の条件で1μm
形成した。そして、上述の実施例による保護膜性能を確
認するために、40%N114F3:50%1lF2の
混合液中でエツチングし、ステップ部と平坦部とのエツ
チング速度比を求めると共に、更に、保護膜欠陥の数を
見るために、バターニング済の試験片を50℃のへλエ
ツチング液(l(sPOd5+llN0s5:CH3C
OO1+20 )に5分間浸漬してステップ部を含む1
 cm2当りの欠陥数を数え、それぞれ表2.のA欄に
示すような実験結果を得た。また、上述の比較例による
保護膜性能について同一の条件の元で実験し、表2のB
欄に示すような結果を得た。
表2.からも明らかなように、本発明の実施例による保
護膜では、ステップ部と平坦部との膜質が均一でくびれ
がなく、欠陥の数も従来例より格段に少なく、大幅な保
護性能の向上が見られることが分る。
なお、以上に述べた実施例では保護膜材料としてSiO
□を用いたが、SfO□に限らずこれ以外にSin。
Si、N4あるいはこれらの混合物を用いてもこれらは
電気絶縁性に優れ、化学的にも安定であるため同じ構成
により、ステップ部における段差の影響をなくし、同様
の効果を得ることができる。
また、電極形成方法としては本実施例で述べた方法以外
に、電極をいったん一層で厚く形成しておき、あとで、
薄くする部分をドライまたはウェットエツチングすると
か、リフトオフによる方法を適用することも可能である
更にまた、以上に述べた実施例ではインク吐出エネルギ
ー発生手段として発熱抵抗体を用いたが、本発明の適用
はこれに限らず、駆動用T7L8i上に保護膜が形成さ
れるものであればインク吐出エネルギー発生手段として
どのような形態のものであってもよいことは勿論である
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明によれば、電極層の断
面を少なくとも2層以上の薄膜の積層によつ微小な段差
を有する階段状に形成し、その階段状に形成した電極層
の表面に沿って保護膜を形成したのでステップにくびれ
が生じることがなく、インクが浸透するような欠陥を抑
制することができて、信頼性が高く、かつ保護膜の延命
を期待することのできるインクジェット記録ヘッドを提
供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明インクジェット記録ヘッドの基板部分断
面図、 第2図は本発明を形成する工程の説明図、第3図は従来
例のインクジェット記録ヘッドの断面図である。 1・・・基板、 2・・・発熱抵抗体、 2^・・・発熱部、 3・・・電極第一層、 4・・・電極第二層、 5・・・電極第三層、 6・・・保護膜。 2A紀外部 本発θ月によろ材名P妙の断面図 第1図 岑屍I月1でよる差4及の梨琢過程のき兇U月目第2図 9A虻r肇p イブξ」1;イ列の1ヨー口八乏り、?4+E斥11〕
Cり第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インクを吐出させるためのエネルギー発生手段と、
    該エネルギー発生手段を駆動するための電極とを液路に
    有し、前記エネルギー発生手段および前記電極上に前記
    液路中のインクから隔絶するための保護膜が形成された
    インクジェット記録ヘッドにおいて、 前記電極を複数の導電性薄膜の積層により形成し、前記
    電極の前記液路の方向および該液路とは直角の方向の断
    面形状を階段状にしたことを特徴とするインクジェット
    記録ヘッド。
JP9993589A 1989-04-21 1989-04-21 インクジェット記録ヘッド Pending JPH02279345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9993589A JPH02279345A (ja) 1989-04-21 1989-04-21 インクジェット記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9993589A JPH02279345A (ja) 1989-04-21 1989-04-21 インクジェット記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02279345A true JPH02279345A (ja) 1990-11-15

Family

ID=14260583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9993589A Pending JPH02279345A (ja) 1989-04-21 1989-04-21 インクジェット記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02279345A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0445740U (ja) * 1990-08-23 1992-04-17
US5677717A (en) * 1993-10-01 1997-10-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink ejecting device having a multi-layer protective film for electrodes
JP2014503126A (ja) * 2011-01-24 2014-02-06 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽電池及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0445740U (ja) * 1990-08-23 1992-04-17
US5677717A (en) * 1993-10-01 1997-10-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink ejecting device having a multi-layer protective film for electrodes
JP2014503126A (ja) * 2011-01-24 2014-02-06 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽電池及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1302158C (en) Thin film device for an ink jet printhead and process for manufacturing same
US4777494A (en) Process for manufacturing an electrothermal transducer for a liquid jet recording head by anodic oxidation of exposed portions of the transducer
JP2971473B2 (ja) インクジェットヘッド及び該ヘッド用基体の製造方法
JPH0729433B2 (ja) 液体噴射記録ヘツドの作成方法
JPS59194867A (ja) ヘッドの製造方法
JPH10264401A (ja) インク・ジェット印字ヘッドの基板とインク・バリアの間の接着を実施するための構造
KR100546920B1 (ko) 박막프린트헤드
JPS59194860A (ja) 液体噴射記録ヘツド
JPH02279345A (ja) インクジェット記録ヘッド
CN101896350B (zh) 用于液体排出头的基体以及使用该基体的液体排出头
CN108136778B (zh) 节能打印头
JPH05124188A (ja) インクジエツトヘツド及びその製造方法
JPS59225973A (ja) サ−マルヘツド
US8888251B2 (en) Planar heater stack and method for making planar heater stack with cavity within planar heater substrata above substrate
JPH064323B2 (ja) 液体噴射記録ヘツド
JP2727988B2 (ja) インクジェットプリントヘッドの製造方法
JP2001322283A (ja) 発熱抵抗体とその製造方法
KR100205419B1 (ko) 잉크젯 프린트헤드
JP3397532B2 (ja) 液体噴射記録ヘッド用基体及びその製造方法
US8104170B2 (en) Charge plate fabrication technique
JP4146932B2 (ja) インクジェットヘッド
JPS63297050A (ja) バブルジェットヘッド用ノズル板
JPH08267761A (ja) サーマルヘッドの製造方法
JPH06143578A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法
US7204020B2 (en) Method for fabricating a charge plate for an inkjet printhead