JPH02279271A - セラミックス加工機 - Google Patents

セラミックス加工機

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Publication number
JPH02279271A
JPH02279271A JP1097427A JP9742789A JPH02279271A JP H02279271 A JPH02279271 A JP H02279271A JP 1097427 A JP1097427 A JP 1097427A JP 9742789 A JP9742789 A JP 9742789A JP H02279271 A JPH02279271 A JP H02279271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
processed
ceramic
processing machine
sphere
Prior art date
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Pending
Application number
JP1097427A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Shindou
尊彦 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH02279271A publication Critical patent/JPH02279271A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はセラミックス部品を研磨成形加工するセラミッ
クス加工機に係り、特に球状のセラミックス部品を製造
する場合に優れた真球度を有するセラミックス部品を得
ることが可能なセラミックス加工機に関する。
(従来の技術) 従来の鋼材と比較して耐熱性および耐摩耗性に優れたセ
ラミックスを材料とする精密部品が多くの機器に採用さ
れている。例えば超小型のベアリング用ボールとしてセ
ラミックス製ボールが広く使用される。このセラミック
ス製ボールはベアリングの回転精度を高めるために高精
度に加工形成される。
従来このようなセラミックス部品は予め研削盤などで精
密に仕上げた素体を、さらに第3図に示すようなセラミ
ックス加工機にてラップ加工で仕上げされ表面を高精度
に研摩されて製造される。
従来のセラミックス加工機1は軸方向に対向して設けた
上盤2および下盤3と、その間に挾持された複数のセラ
ミックス製の被加工球体4と、上記上下盤2.3の間に
介装され各被加工球体4の相互間隔を保持するリテーナ
5とを備えて構成される。上下盤2.3にはそれぞれ回
転輪6.7が直結され、この回転軸6.7が図示しない
駆動装置によって矢印方向に回転されることにより上下
盤2.3が相対的に反対方向に回転し、挾持した被加工
球体4を転動するように構成される。
上下盤2.3と被加工球体4との摺動部には、砥粒を分
散させたラップ材が予め散布されており、V字状に形成
された周溝8内をあらゆる方向に転勤する被加工球体4
は、ラップ材の研摩作用によって表面の凹凸が平滑化さ
れ真球度や表面粗さなどが所定の基準値に調整される。
ラップ材は加工対象となるセラミックスの種類や仕上げ
精度によって異なるが、一般に微細なダイヤモンドパウ
ダーなどの砥粒を油または水と混合して調製される。
上下盤2.3の間を転勤する複数の被加工球体4.4.
・・・は、リテーナ5によって相互に間隔が保持されて
いるため、被加工球体4,4が相互に接触し、その自由
な動きが阻害されて球体の一部のみが摩耗しないように
配慮されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来のセラミックス加工機においては、リ
テーナが下盤や上盤に密着し易く、円滑に回転しない場
合が多く発生し、被加工球体の自在な回転運動を抑II
 してしまう欠点がある。そのため被加工球体表面の一
部のみが摩耗作用を受け、真球度が低下する現象が多発
する。
この現象は、球体表面の高精度仕上げ工程においてラッ
プ材中の砥粒の粒径を小さくした場合や、ラップ材中の
油含有量が低い場合、被加工球体に作用させる荷重を小
さくした場合、上下盤の回転速度を小さく設定した場合
等において顕著になる。
すなわち砥粒の粒径を小さくすると下盤とリテーナとの
密着度が高まりリテーナが円滑に回転しにくくなるから
である。また油含有片の低下により粘性抵抗が高まりリ
テーナの回転が阻害される。
さらに作用させる荷重を低減した場合には摺動部の摩擦
抵抗の割合が相対的に^まり、被加工球体の自由な転勤
が阻害されるためである。また上下盤の回転速度を小さ
くすると、下盤とリテーナとの動摩擦係数が増大し、リ
テーナの回転が円滑に進行しないためである。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり、リテーナを円滑に回転せしめる機構を設けること
により、真球度などの特性値が優れたセラミックス製の
球体を迅速に得ることができるセラミックス加工機を提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明は、軸方向に対向して設
けた上盤および下盤との間に複数のセラミックス製の被
加工球体を挾持し、リテーナによって各被加工球体の間
隔を保持した状態で、上’!AI3よび下盤とを相対運
vJせしめて被加工球体を研摩加工するセラミックス加
工機において、上記リテーナを上盤および下盤から隔離
した状態に保持する隔離装置を装備したことを特徴とす
る。
(作用) 上記構成に係るセラミックス加工機によれば、リテーナ
が隔離装置によって常に上盤および下盤から隔離された
状態に保持されているため、上下盤とリテーナとの密着
によって被加工球体の自由な回転運動が阻害されること
がない。
すなわち砥粒の粒径を小さくした場合でも上下盤とリテ
ーナとが密着することはない。またラップ材中の油含有
量が低下し粘性抵抗が高まってもリテーナの回転に影響
が及ぶことがない。従ってリテーナ及びリテーナに保持
された被加工球体は自在に回転することが可能となり、
被加工球体は全表面において均一に研摩作用を受ける結
果、真球度などの特性値が優れた被加工球体を(qるこ
とができる。
また加工中においてリテーナの回転が阻害されることが
少ないため従来装置と比較して所定の衰法度を得るまで
に要する加工時間を大幅に短縮することも可能となる。
(実施例) 次に本発明の一実施例について添付図面を参照して説明
がる。第1図は本発明に係るセラミックス加工機の一実
施例を示す断面図である。なお第;3図に示4従来例と
同一要素には同一符号を付してその重複した説明を省略
づる。
1′なわち本実施例に係るセラミックス加1機18は、
軸方向に対向して設けたF盤2および下盤3との間に複
数のセラミックス製の被加]球体4を挾持し、リテープ
5によって各被加工球体4の間隔を保持した状態で、上
盤2および下盤3とを相対運動Uしめて液加−■−球体
4を研摩側■づるセラミックス加工機において、上記り
i−す4を」:銘2および下盤3から隔離した状態に保
持する隔離装置9を装置して構成される。
また第2図に示すように上盤2および下盤3にぞれぞれ
植設され、リテーナ5方向に進退自在に:5111らね
た複数の調・節ボルト10a、10br隔餠装置9を構
成し、ト記各調節ボルト10a、10bのリテーナ5と
の接触部を曲面状に加工して構成される。
リテーナ5は、円板状に形成され、下盤3に形成された
周溝8に対向する位置に多数の保持穴11を有し、この
各保持穴11に液加]:球体4を1個ずつ収容している
またリテーナ5は上盤2に植設された調節ボルト10a
によって上方側への移動限界が規制される一方、下盤3
に植設された調節ボルト10bによって下方側への移動
限界が規制される。
リテーナ5の配設位置は被加圧球体4の中心を通る水平
位万に設定されるように各調節ボルト10a、10bを
進退させて調節する。
ここでリテーナ5と上盤2側の調節ボルト10aの下端
との間隔]−1は、すj゛−ノ5を円滑に回転させるた
めに極めて重要ぐあり、リテーナ5自体のそりやひずみ
の幅を吸収リ−ることができるクリアランスをもたせる
ことが肝要ぐある。
上記実施例に係るセラミックス加」機によって球体を加
Jづる場合、上下盤2,3を相互に回転すると、液加1
]球体4は、リテーナ5に相互の間隔を保持された状態
で転勤され、上下盤2,3との接触部に介在するラップ
剤の砥粒によって摩耗作用を受け、全表面にねたつ′で
均一に研磨される。
本実施例によれば、リブ−j″′5が隔離装置つとして
の調節ボルト10a、10bによって上盤2および下盤
3から隔離された状態に保持されるため、」、−下盤2
.3とリデーノ5との密着によって被加工球体4の自由
な回転運動が阻害されることがない。
特に各調節ボルト10a、10bのりデー′j5側の先
端部を曲面状に加圧したことによりり7−j″5と各調
節ボルト10a、1Obとの型腔が少なく、リシーナ5
は調節ポルl−10a、10bとのひっかかりを(I、
じることイrく、円滑に回転リ−ることができる。
tなわちリテーナ5およびりj−)5に保持された被加
工球体4は、n4に回転り−ることが可能どなり、被加
工球体4は全表面にわたって均一に研摩作用を受ける結
果、真球度などの特性値が優れたセラミックス部品を得
ることができる。
また加工中においてリテーナ5の回転が阻害されること
が少ないため、所定の真球度を得るために必要な加工時
間を従来の2/3程度に大幅に短縮することもできた。
次に本発明の効宋をより具体的な実施例に7.(づいて
説明する。
実施例として、砥粒どし”て粒径611 mのダイA7
七ンドパウダーをオイルと混合してラップ祠を調製した
。そしてSi3N4のセラミックス球80個を、被加工
球体として用意し、それら被加4球体をリテーナに保持
せしめ、」、上盤を各々360分間回転せしめ、−1記
ラツプ材を散布しC研摩加1を実施した。
そして加工後の各被加二に球体の真球度を測定したとこ
ろ平均値で0.9μmという優れた値をl′?た。
ここで真球度の測定はJIS  B1501に準iit
、r実施し、被加工球体の外周をタリ)]ンド真円度測
定器で測定して求めた。
一方比較例として実施例と同一寸法を有するセラミック
ス加工機であり、第3図に示すような隔離装dとしての
調節ボルトを装備していないセラミックス加工機を使用
して、実施例と同一の寸法および材質を有する被加工球
体を同一のラップ材を使用して同一時開だけ研磨を行っ
て同様に真球度を求めたところ1〜2μmの測定値が得
られた。
このように本実施例に係るセラミックス加工機によれば
比較例の加工機と比較して真球度が大幅に改善されたセ
ラミックス部品を得ることが可能であり、また同一の真
球度を得るための加工時間を短縮することができる。
〔発明の効渠〕
以上説明の通り本発明に係るセラミックス加工機によれ
ば、リテーナが隔離装置によって常に上盤および下盤か
ら隔離された状態に保持されているため、上下盤とリテ
ーナとの密着によって被加工球体の自由な回転運動が阻
害されることがない。
すなわち砥粒の粒径を小さくした場合でも上下盤とリテ
ーナとが密着することはない。またラップ材中の油含古
註が低下し粘性抵抗が高まってもリテーナの回転に影響
が及ぶことがない。従ってリテーナ及びリテーナに保持
された被加工球体は自在に回転することが可能となり、
被加工球体は全表面において均一に研摩作用を受ける結
果、真球度などの特性値が優れたセラミックス部品を得
ることができる。
また加工中においてリテーナの回転が阻害されることが
少ないため従来装置と比較して所定の真球度を得るため
に要する加工時間を大幅に短縮することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るセラミックス加工機の一実施例を
示す断面図、第2図は第1図における■部の拡大断面図
、第3図は従来のセラミックス加工機の構成例を示す断
面図である。 1.1a・・・セラミックス加工機、2・・・上盤、3
・・・下盤1.4・・・被加工球体、5・・・リテーナ
、6・・・回転軸、7・・・回転軸、8・・・周溝、9
・・・隔離装置、10.10a、10b、、・調節ボル
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸方向に対向して設けた上盤および下盤との間に複
    数のセラミックス製の被加工球体を挾持し、リテーナに
    よつて各被加工球体の間隔を保持した状態で、上盤およ
    び下盤とを相対運動せしめて被加工球体を研摩加工する
    セラミックス加工機において、上記リテーナを上盤およ
    び下盤から隔離した状態に保持する隔離装置を装備した
    ことを特徴とするセラミックス加工機。 2、隔離装置は、上盤および下盤に植設され、リテーナ
    方向に進退自在に設けられた複数の調節ボルトから成り
    、各調節ボルトのリテーナとの接触部を曲面状に加工し
    たことを特徴とする請求項1記載のセラミックス加工機
JP1097427A 1989-04-19 1989-04-19 セラミックス加工機 Pending JPH02279271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1097427A JPH02279271A (ja) 1989-04-19 1989-04-19 セラミックス加工機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1097427A JPH02279271A (ja) 1989-04-19 1989-04-19 セラミックス加工機

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Publication Number Publication Date
JPH02279271A true JPH02279271A (ja) 1990-11-15

Family

ID=14192116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1097427A Pending JPH02279271A (ja) 1989-04-19 1989-04-19 セラミックス加工機

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JP (1) JPH02279271A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702586A (zh) * 2018-12-29 2019-05-03 沈阳建筑大学 一种行星式陶瓷球研磨装置及使用方法
CN110238749A (zh) * 2019-07-04 2019-09-17 扬州市职业大学(扬州市广播电视大学) 一种球珠研磨机

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CN109702586A (zh) * 2018-12-29 2019-05-03 沈阳建筑大学 一种行星式陶瓷球研磨装置及使用方法
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