JPH02277510A - フイルタプレスの濾枠体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技１！トｉは各種生産工場からの廃液や建設現場か
らの汚泥等のスラリーを固液分離するフィルタプレスの
濾枠体の構造の技術分野に属する。

〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明は濾枠体本体の両側面の両側面
に濾布等の濾過シートが張設され、下側に固液分離され
た濾液の排出口を設けられているフィルタプレスの濾枠
体構造に関する発明であり、特に、鉄等の所定金属製の
パイプを所定間隔に輪切りにした短円筒形状の濾枠体本
体がその少くとも一側面にＯ−リングを有して枠締時に
スラリーに対するシール作用を有するようにされ、又、
その内周面に同材質等の金属で一体化されたクランパが
設けられ、該クランパに樹脂製等のディスク状の網体の
表裏面に布製の濾布が一体的に重合されて該クランパに
挟着されてクランプされ、又、該濾過シートの略中央部
にスラリー供給用のオスメス短パイプが挿通され、該ス
ラリー供給用短パイプの両端部に給液するスラリーの供
給孔としてのスリット等が形成されているフィルタプレ
スの濾忰体（荷造に係る発明でおる。

〈従来技術〉 周知の如く市民生活が著しく豊かになり、それに伴って
産業活動も隆盛になり、製造業、建設業等を含めて公害
問題等も発生するようになり、就中、工場廃液や作業現
場からの汚泥等のスラリーの排出口は著るしい量になり
、そのまま排出すると地下水汚染や海水や河川等の汚染
をきたして甚だしい環境、衛生公害問題を生ずるように
なるために、かかるスラリーの処理が重要視されるよう
になり、スラリーの固液分離を図り、有害な固体部分は
焼却埋立て回収有効利用等するようにされているが、固
液分離効率が高く、確実なスラリー処理が可能である等
の様々なメリットから所謂フィルタプレスが広く用いら
れている。

かかるフィルタプレスは第５図に示す様に、ベース１に
一対のスタンド２，３を立設し、図上一方側のスタンド
２の右側寄りに鋳物製の濾板４，４・・・をガイドレー
ル５に沿って移動自在にすると共に、他方のスタンド３
に設けた油圧シリンダ６により開枠、枠締自在にし、枠
締状態での固液分離作用による濾液は排液シュート７を
介して所定に排出され、開枠によりケーキが所定に隔離
除去されるようにされている。

而して、該フィルタプレスにおいて、第６図に示す様に
、各濾板４はその鋳物製の濾板本体８の両側面に濾液ガ
イド溝９，９・・・が放射状、或いは、上下方向に設定
数所定態様で刻設されて下側等の濾液排出口１０に接続
され、その表裏面に添設される濾過シートとしの濾布１
１に対しスラリー供給口１２から供給されるスラリーを
所定の高圧で押圧させて固液分離させ、濾布１１より分
離される濾液を濾板本体８の濾液ガイド溝９を介して濾
液排出口１０に導いて排出するようにして固液分離する
ようにされている。

〈発明が解決しようとする課題〉 したがって、各濾板４に於ては高圧で供給されるスラリ
ー圧に対向するための油圧シリンダ６による該濾板４に
対する締付は圧が大きいために、相当の強度と剛性を有
しておらねばならず、又、操作時は勿論のこと、保守点
検整備等や交換時に損傷が生じて固液分離機能に著るし
い傷害を及ぼすことが無いようにするために、上述した
如く一般には濾板本体８が鋳物製にされており、したが
って、相当の重量であり、取扱いに大きな労力を要して
作業性が煩瑣であるという欠点があるうえに、開枠、枠
締時の油圧シリンダ６の使用電力が高く、又、製造は勿
論のこと組付けにも多大な工数がかかり、コスト高にな
る不利点があるうえに、メンテナンスがし難いという難
点があった。

〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づくフィルタ
プレスの鋳物製であることによる濾板の重量過大に伴う
問題点を解決すべき技術的課題とし、固液分離機能は何
等変わらず、而も軽量で濾過シートの張設ヤ点検整備交
換等もし易く、開枠、枠締時の動力コストも易く、取扱
いが容易であるようにして各種産業に於ける公害対処技
術利用分野に益する優れたフィルタプレスの濾枠体構造
を提供せんとするものである。

〈課題を解決するための手段・作用〉 上ｊホ目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの
出願の発明の構成は鉄製等の所定金属製のパイプを所定
間隔に輪切りにして短円筒状の濾枠体本体を作成し、そ
の両側面の少くとも一側面に○−リング等のシール体を
設け、更にその内周面の両端部に一対の鉄製等のクラン
パを環状に一体的に形成し、該クランパ間に対し内側に
ゴム製等のディスクシートを表面に濾過液かガイドを形
成させ、そしてその表面に布製の濾布等を一体濾設した
濾過シートを挟着クランプして該濾枠体本体の両側面に
張設し、該濾枠体本体の内周面の下端部には濾液排出口
を設け、又、各濾過シートの中央部にはオスメス螺合の
スラリー供給用の短パイプを挿通し枠締時の空間となる
濾枠体本体の間隔に等しい間隔で該スラリー供給用短パ
イプの両端部にスリット等のスラリー供給孔を設けて全
体的に溝造が簡単で軽量化出来るようにし、開枠は勿論
のこと、枠締における油圧シリンダの作動動力を軽減さ
せ、又、交換、保守点検整備等の取扱いも容易にし、枠
締状態において中央のスラリー供給用短パイプより所定
のスラリーを供給し、該短パイプ両端のスリット等のス
ラリー供給孔より各濾枠体重体間の濾過シートの間にス
ラリーを所定圧力で供給し、該濾過シートに於いて固液
分離作用がなされ、濾過シートを濾過した濾液はそのゴ
ム製等のディスクシート表面の濾過液ガイドを通り、濾
枠体本体の内周面の下部に設けられた濾液排出口より所
定に排出され、ケーキは開枠時に濾過シート間の間隔が
拡がることにより所定に剥離落下して除去れざるように
され、再び回答支承なく枠締されてスラリーの供給のも
とに固液分離作用がスムースに行われるようにし、各濾
枠体についての保守点検整備、交換、或いは、ケーキの
洗浄等開枠に際しては当該濾枠体本体を容易に解離して
これに対処することが出来るようにした技術的手段を講
じたものでおる。

〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を第５図を援用し第１乃
至４図に基づいて説明すれば以下の通りである。

尚、第５．６図と同一態様部分は同一符号を用いて説明
するものとする。

第１．２図に示す実施例において、１３は、この出願の
発明の要旨の中心をなすフィルタプレスの濾枠体であり
、第７図に示す様なフィルタプレスに用いられる濾枠体
ユニットの濾枠体をなすものでおり、図示しない同径の
鉄製のパイプを設定幅ずつ輪切りにして各ユニットの濾
枠体１３を作成するものである。

而して、該濾枠体１３の濾枠体１３′　は第１．２図に
示す様に、その幅方向略中央部に内周方向に沿って濾液
の排出の環状溝１４が形成されており、その最下端部に
於いては排出口１５が設けられて、樋７に臨ませて濾液
を排出することが出来るようにされている。

そして、両端面には略半円形状のリング溝１６゜１６が
形成されてその一方側にはＯ−リング１７が嵌着されて
濾締の際に濾枠体本体１３’　、　１３’・・・の濾液
に対するシールを司どるようにされている。

又、濾枠体本体１３′の内周面に於いては環状溝１４の
幅方向前後に周方向所定間隔で一対の金属製の環状のク
ランパ１８．１８が第２図に示す様に、−体向に付設さ
れており、該環状のクランパ１８．１８に対してはケー
キ溝１４の幅方向両側に於いて外側に濾布１９が設けら
れ内側に樹脂製の網２０が付設された濾過シート２１が
挟着クランプされて濾液を内側に滲出可能であるように
されている。

又、濾過シート２１の略中火に於いてはフランジ２２、
２２’を有するオス、メス螺合式のスラリー供給用の短
パイプ２３．２４が挿通され、濾過シート２１をピン２
５．２５で固定支持するようにされている。

そして、短パイプ２３．２４の両者にはスラリー供給通
路２６を有しており、フランジ２２．２２’　にはスラ
リー供給孔２７．２７・・・ガ穿股されて通路２６に接
続されて濾過シート２１間にスラリーを供給するように
している。

又、第１図に於いて各濾枠体本体１３′の両側部にはマ
ウントガイド２８が設けられて装置フレームのガイドレ
ール５に各濾枠鉢本体１３′をマウントさせて第５図に
示す在来態様同様に油圧シリンダ６による開枠、枠締時
に図示しないチェーン等を介して前後動スライド自在に
されるようにされている。

上述構成のフィルタプレスの濾枠体１３において、第５
図に示す在来態様同様に各濾枠鉢本体１３′を油圧シリ
ンダ６により枠締すると、各濾枠鉢本体１３′　は相互
に圧着されリング溝１６．１６に対する各０−リング１
７の係合により密封シール状態にされ各スラリー供給用
短パイプ２３．２４はフランジ２２゜２２′・・・を介
してシール裡に連結される。

そして、スラリー供給用短パイプ２３．２４の始端部か
ら所定圧力でスラリーを供給すると該スラリーは、通路
２６を通り、該各スラリー供給用短パイプ２３．２４の
各濾枠鉢本体１３’　、　１３’間のスリット３１、３
１・・・により圧出されて各濾枠体１３．１３間のスラ
リー室内に供給され、濾過シート２１の外側の濾布１９
．１９を通り、更に樹脂製の網体２０を通り、各濾枠鉢
本体１３′の両側の濾過シート２１．２１間の濾液室に
固液分離作用を介して濾液が濾過され、ケーキはスラリ
ー室に分離される。

而して、経時的な固液分離作用により濾液室内に固液分
離された濾液は次第に環状溝１４を介して排出口１５中
央から落下し、樋７により所定に排出し、設定時間経過
後スラリーの圧給を停止し、油圧シリンダ６により各濾
枠体１３をマウントガイド２８のガイドレール５に対す
るスライドを介して開枠し、それにより、各濾枠体本体
１３′間のスラリー室に分離残留されていたケーキは剥
離落下して一定に除去され、その後油圧シリンダ６によ
り各濾枠体濾枠体本体１３′を枠締して再びスラリーを
圧給し、固液分離作用を反復する。

この間、前述した如く各濾枠鉢本体１３′　は極めて軽
量で作成されているために、その開枠、枠締における油
圧シリンダ６の動力は少くてすみ、又、所定タイミング
で必要に応じ所定の濾枠鉢本体１３′を取り外して交換
、保守点検整備を行うに際しても濾枠鉢本体１３′の脱
着は容易であり、又、濾過シート２１に対する洗浄、交
換、保守等の作業も極めて容易に行われるものである。

この際、濾過シート２１の濾枠体１３からの脱着はクラ
ンパｉａ、　ｉａに対する取り外しにより容易に行われ
る。

そして、固液分離作用中における濾過シート２１につい
ての分離された濾液は、該濾過シート２１を伝わり、環
状溝１４から排液口１５内へと導入される。

而して、上）ホ実施例は濾枠鉢本体１３′の前後面が平
行にパイプ材から切断されてその幅方向長さか各々一定
にされた態様であるが、その前後の端面をテーパー而に
することにより実質的に両側の濾過シート２１．２１の
間隔、即ち、濾液室を大小の容重に形成させることが出
来、濾枠鉢本体１３′。

１３′の両端面に於けるリング溝１６、及び、Ｏ−リン
グ１７によるシール機能は回答支承がないものである。

又、第３．４図に示す実施例は、濾枠鉢本体１３の両端
面にあけるシールをＯ−リング１７に加えてテーパ部の
ホルダリング１３１による嵌着を介しての一種のメカニ
カルシールにし、濾過シートの濾布１９．１９間に両側
に濾液ガイド溝３０を有するゴムディスク２９を有する
ようにした態様であり、実質的な作用効果は上述実施例
と変わりはないものであるが、濾過シートを強化したも
のである。

尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、濾枠鉢本体を金属
製と樹脂製のリング体のサンドイツチ体にしたり、クラ
ンパについて濾枠鉢本体の内周面に別体に溶接−休止し
たりワンタッチ式に脱着可能にする等種々の態様が採用
可能でおる。

又、適用対象のフィルタプレスは工場や建設現場からの
汚泥スラリーばかりでなく、食料品や化学品、薬品等の
スラリーの処理等にも適用可能であることは勿論のこと
である。

〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、基本的に各種のスラリ
ーを固液分離する高能率のフィルタプレスにおいて、従
来極めて重量が大であった鋳物の濾仮に代えてパイプ材
を所定幅ずつ輪切りにした濾枠体としたことにより、該
濾枠体の重量が著るしく軽量化され、而も、その軸方向
の強度は充分であるために開枠、枠締における油圧シリ
ンダの動力が少くて済み、而も、Ｏ−リング等を介して
のシール機能は安全であることになり、同等固液分離機
能に支承をきたすことがないという優れた効果が秦され
る。

又、該濾枠体本体の内周面に環状のクランパを一体付し
、該クランパに濾過シートをクランプすることにより、
該濾過シートの濾枠体本体に対する脱着が容易であるた
めに、該濾枠体本体の軽量化による保守点検整備、交換
の作業が容易であると共に、濾濾枠体本体の両側面に濾
過シートを張設することにより、濾過シートの濾枠体本
体に対する脱着が容易であるために、濾枠体本体の軽量
化による保守点検整備交換の作業が容易であると共に、
濾過シートの保守点検整備等のメンテナンスもし易いと
いう利点がある。

このように、濾枠体の軽量化に基づくイニシャルコスト
、ランニングコストの低下は産業廃棄物等のスラリーの
固液分離処理を介して公害処理を低コストで行うことが
出来るという効果がある。

而して、濾枠体をパイプから輪切りの切断するに際し、
その切断面を軸方向に直交する方向や傾斜面を大小にと
るようにすることにより、該濾枠体の内周面に添設する
両側の濾過シートの間隔を大小にして濾液容積を設計的
に変化させることが出来るために、フィルタプレスの能
力を設計的に弾力的に行うことが出来るという自由度が
ある効果も奏される。更に、濾過シートの略中央部位に
両端フランジにスラリー供給孔を有するオスメス螺合の
スラリー供給用短パイプを設けたことにより、枠締時に
スラリー供給通路を自動形成させることが可能となる優
れた効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

第１乃至４図はこの出願の発明の詳細な説明図であり、
第１図は１実施例の部分切截拡大斜視図、第２図は同部
分断面側面図、第３図は第２図拡大の他の実施例の部分
断面図、第４図は第３図の部分拡大断面図、第５図はフ
ィルタプレスの模式側面図、第６図は従来技術に基づく
フィルタプレスの濾板の＠造断面図である。 ２１・・・濾過シート、 １３・・・濾枠体、 １８・・・クランパ、 １７・・・０−リング １９・・・濾布、 １５・・・濾液排出、 １３′・・・濾枠体本体、 ２６・・・スラリー供給通路、 ２０・・・網体、 第５図 第６図 ２１・濾過シート、 １３・・・濾枠体、 １８・・・クランパ、 １７・・・０−リング １９・・・濾布。 １５・・・濾液ｉＪｌ出、 １３′・・・ｄ枠体本体、 ２６・・スラリー供給通路、 ２０・網イ木、

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）少くとも側面に濾過シートを張設すると共に濾液
   排出口を下段されているフィルタプレスの濾枠体構造に
   おいて、濾枠体本体が金属製の短円筒から形成され、そ
   の内側面に添設した一対の環状のクランパに濾過シート
   が挟着されており、該濾過シートにスラリー供給通路が
   挿通されていることを特徴とするフィルタプレスの濾枠
   体構造。
2. （２）上記濾枠体本体の少くとも一端面にＯ−リングが
   付設されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のフィルタプレスの濾枠体構造。
3. （３）上記濾枠体本体が上記クランプの一部に形成され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のフ
   ィルタプレスの濾枠体構造。
4. （４）上記クランパが濾枠体本体と別体に形成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のフィル
   タプレスの濾枠体構造。
5. （５）上記クランパが濾枠体本体に面当接して付設され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第４項記載のフ
   ィルタプレスの濾枠体構造。
6. （６）上記クランパと濾枠体本体に濾過シートを一体化
   する支持ピンが付設されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第４項記載のフィルタプレスの濾枠体構造。
7. （７）上記濾過シートがディスク状の網体と表裏面に一
   体の濾布から形成されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のフィルタプレスの濾枠体構造。
8. （８）上記スラリー供給通路が濾枠体の枠締姿勢での濾
   枠体間隔の長さのスラリー供給孔を形成されているオス
   、メス螺合短パイプであることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のフィルタプレスの濾枠体構造。
9. （９）上記スラリー供給短パイプが始端と終端とに一体
   的にスラリー供給孔を形成されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のフィルタプレスの濾枠体構
   造。