JPH02276449A - 外転型ブラシレスdcモータ - Google Patents
外転型ブラシレスdcモータInfo
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
のステータヨークを使用し、ロータ磁石の磁極数とステ
ータ巻線を施す突極数との比がある一定条件を満たすブ
ラシレスDCモータに関するものである。ここでステー
タヨークは、ステータコイルを巻装する1つの突極部の
断面積Aとその周長りとが特定の関係を保つように設定
され、それによって小型モータでも鉄芯を用いたことに
よる効果(即ち磁気回路効率の向上)を十分引き出すこ
とができるようになっている。
属電子回路部品を内蔵するスペースを確保できるため、
小型薄型化(例えば出力数W以下程度で厚さ10m5+
程度以下)に適し、例えば磁気ディスク駆動装置におけ
るスピンドルモータ等に有用である。
ることによって(もちろん鉄板等とコイルとは電気的に
絶縁されている)モータの磁気回路効率を向上させるこ
とは従来周知である。この原理を利用したモータの一例
がアウタロータ・ラジアルギャップ型ブラシレスDCモ
ータである。そのステータヨークは、例えばリング状部
から外向き放射状に多数の突極部を形成した板状の強磁
性体を複数枚モータ軸方向に積層し、突極部に絶縁処理
を施し、ステータコイルを巻装した構成になっている。
が進展するに伴い、ますます小型化、薄型化、軽量化の
要求が強くなってきている。
は、使用する強磁性体の材質との関係で磁束密度により
決定されるが、その断面形状については格別の配慮は払
われていない。
薄型化(厚さIQ+im程度以下)するためには、モー
タ内部にロータ磁極位置検出器(ホール素子等)やモー
タ駆動用の複数個の小型電子部品を収容するスペースを
確保する必要がある。また巻線作業時間をできるだけ短
縮するためにステータ突極数を少なくするのが望ましい
、これらの理由で従来構造のモータでは効率のよい磁気
回路を構成することが困難になってきている。
の小型薄型モータにおいてコイル励磁に伴う励磁損失を
出来るだけ減らし且つコイル巻装部の磁気抵抗を下げる
ことによりエアギャップ中の磁束密度を出来るだけ高く
するようなヨーク形状を工夫し、それによって鉄芯を用
いた効果を十分に引き出すことができ且つ軽量化できる
ような゛ブラシレスDCモータ及びそのステータヨーク
を提供することにある。
状特性係数という因子を導入し、シミュレーション及び
実験により最適構造を見出すべく検討した。
(Pは偶数)とステータ@線を施す突極数N(Nは相数
の整数倍)との比が、N/P<1である関係を満たすブ
ラシレスDCモータである。特に好ましい構造は、N/
Pがほぼ0.75程度となるようにすることである。ス
テータヨークは、板状の強磁性体を複数枚積層し、その
突極部にステータコイルを巻装したものである。ここで
突極部のコイル巻装部の断面積をA、その断面を取り囲
む周囲の長さをLとしたとき、本発明では断面形状特性
係数Rという因子(R=L2 /A)を導入し、それが
4π≦R116,3という関係を満たすように構成され
ている。
、特性の点のみを考慮すれば円形が最も好ましい、正方
形状または長方形状でもよいが、その場合には4個所の
コーナー部に面取り又は切り落としを形成するのが望ま
しい。
分を有する磁気回路においては、前記コイル巻装部分の
断面積をできるかぎり大きくすることが好ましい、磁気
抵抗が小さくなるからである。しかしながら−船釣には
コイルを巻く都合から断面積を大きくすることには自ず
と限界があり、またむやみに大きくすると重量が大きく
なり好ましくない、従って必要最小限の断面積を得るに
は、その断面形状が重要なファクタになることが推測で
きる。
突極数Nとの比P/Nが1より小さく設定される。そし
てステータヨーク鉄芯の必要断面積が決まった場合、そ
の断面を取り囲む周囲の長さが出来るだけ短くなるよ・
うな鉄芯断面形状にすることによりlターン当たりのコ
イル長が短く、巻vA抵抗値が小さくなり、モータ内部
電圧降下が少なくなる。このことによりモータ効率は向
上する。
特性係数Rという因子を用い、それを断面積Aと、その
周囲の長さLとで1?=L”/Aと定義し、それが4π
≦R≦16.3なる関係を満たしている。前記の内容か
ら、同一サイズ、同一構造のブラシレスDCモータにお
いては、この断面形状特性係数Rが小さいほどモータ効
率は高くなる。この係数の最小値は4π”112.6(
円形の場合)で、シミニレ−シラン並びに実験から本発
明では最大値を16.3までとした。断面形状特性係数
Rをこの範囲内に設定するとモータ効率は十分高い、特
に断面が矩形の場合には、4個所のコーナー部を面取り
あるいは切り落としをし、出来るだけ前記断面形状特性
係数Rを小さくするのが好ましい。
?し巻装部のなす中心角の最大値θを、0くθ≦(1/
2.5) x (360@/N)の範囲とすれば、前記
N/Pの制限と相俟てステータ中の突極と突極との間の
空間が広くとれ、ロータ位置磁極検出器や付属電子回路
を前記空間内に効率よく収容でき、効率がよく且つ小型
、薄型、軽量化したモータが得られる。
を示す分解斜視図である。このモータはロータ磁掻数P
が16、ステータ突極数Nが12、N/P−0,75、
θ−10,8”のアウタロータ・ラジアルギャップ型の
3相ブラシレスDCスピンドルモータである。
タ3、ロータ4等から構成される。
収容し、ステータ3と駆動回路板2とを位置決めしなが
らネジ止めするアルミニウム製の枠体である。駆動回路
板2は3相ブラシレスDCモータを駆動するのに必要な
電気回路を有するもので、集積回路、ホールセンサ、抵
抗、コンデンサ等の電子部品が実装されている。尚、こ
れらの電子部品は、モータの小型、軽量化の要求に応え
るため出来るだけモータ内部に収容することが望ましい
、ステータ3はリング状部から放射状に複数の突極部を
形成したステータヨーク6の各突極部にm縁を施しステ
ータコイル7を巻き付けたものである。駆動回路板2及
びステータ3は止めネジ8によりハウジング1に固定さ
れる。ロータ4は強磁性体からなるロータヨーク9の内
周にリング状磁石10を接着したものである。ロータ4
は、ハウジングlに装着されている軸受5により回転自
在に支承される。
コイル巻装部分の断面形状°に特徴がある。ステータヨ
ーク6の詳細を第2図に示す。
に複数本(この実施例では12本)の突極部16が放射
状に延びる形状であり、その形状にプレス打抜きしたケ
イ素鋼板を軸方向に複数枚(この実施例では4枚)積層
し固着した構造である。前述のように少なくとも各突極
部16のコイル巻装部分には絶縁処理が施され、その上
に必要な巻線仕様のステータコイルが巻き付けられる。
一般に断面積が他の磁気回路部分に比べて小さく、通常
、磁気回路中で最も磁束密度が高く、その値が問題とな
る部分である。従って特に小型(出力数W程度)で薄型
(厚さ10a曽程度以下)の鉄芯入すプラシレスDCモ
ータの場合には、ロータ磁極検出器(ホール素子等)等
を内蔵するスペースが必要であり、それらの制約により
十分な鉄芯断面積を確保することが困難である。
断面形状に着目し、その断面積Aとそれを取り囲む周囲
の長さLを用いて断面形状特性係数Rを次式のように定
義し、その大小により評価する手法を採用した。
い程、同一周長において、その取り囲む断面積が大きく
なることを意味している。
体中の磁束密度を低く抑えることができることになる。
低下し、その分エアギャップ中の磁束密度を高くするこ
とができる。
を一定とする)コイル起磁力を増加させることができる
。従っていずれにしても断面形状特性係数Rが小さい程
、トルク定数の向上、及び電流の低下が期待され、結果
的にモータ効率が向上する。
積層した全厚2.Olの突極部の断面形状の例を示す。
に示すような円のときであることは数学的に容易に証明
できる。この時の断面形状特性係数Rの値は4π”!1
2.6である。
が、第2図で説明したように小型薄型の3相ブラシレス
DCモータではケイ素鋼板をプレス打抜きしたものを積
層して使用することから四角形となることが多い、断面
形状を四角形とすると、断面形状特性係数Rの最小値は
第4図に示すような正方形の場合であり、その値は16
である。従って円形の場合に比べて約27%も大きくな
る。
場合である。この場合の断面形状特性係数Rは約16.
2であり、第4図に示す正方形の場合と比較して1.2
5%の微増にとどまっている。
面取りをした形状である。この場合、断面形状特性係数
Rは約13.8になり正方形断面の場合よりも小さくな
る。第7図は長方形断面の4個所のコーナー部を直線的
に切り落としたもので、この場合の断面形状特性係数R
は約14.4となり、やはり正方形断面の場合よりも小
さくなる。このように長方形断面であっても、コーナー
部の面取りあるいは切り落としによって断面形状特性係
数Rを低減できることがわかる。
響をシミニレ−シランと実験により求めた結果について
説明する。モータは第1図に示したアウタロータ3相ブ
ラシレスDCモータで、ロータ磁石磁極数P−16、突
極数N=12、θ−10,8”である、ステータヨーク
6の突極部16の断面形状を四角形とし、その短辺と長
辺との比X(−短辺/長辺)のO<X≦1の変化に対し
て断面形状特性係数R及びモータ制動定数りの変化率D
rをシミニレ−ジョンで出したのが第8図である。DC
モータにおいては制動定数りはトルク定数に1、誘起電
圧定数kt及び巻線抵抗rにより次式で表される。
面形状特性係数Rの変化によりトルク定数に? 、誘起
電圧定数に、及び巻線抵抗rが変化するため、制動定数
りによって評価するのが最適と考えたことによる。制動
定数りが大きいことは、トルク変動に対する速度変動の
割合が小さく、同一サイズ、同一構造のモータとして優
れていることを意味している。
のブラシレスDCモータにおいて、コイルを巻く突極部
の磁路長を一定として、その断面積部(四角形)の短辺
/長辺(縦横比)のみを変化させた場合に、x=1の時
にDr=1とした割合で(いわゆる変化率として表現し
ている)、O<X≦1の範囲で以下の2条件をもとに簡
易的に算出した。
である。即ち突極部の断面積Aは一定である。
の周長が短い場合は抵抗値が同一になるまで巻数を増や
す。
小さいほど急激に増大するが、Xが1に近づくに従うて
緩やかに減少し最小値16に近づく、他方、制動定数変
化率Drは断面形状特性係数Rとは逆に、Xが小さくな
るほど急激に減少するが、Xが1に近づくにつれて緩や
かに増加し最大値1に近づ<、Drとしては出来る限り
1(100%、即ち正方形であること)が望ましいが、
実用上は10%ダウンまでは顕著な差が見られないため
、これが限界となる。
が急激に一定値に近づいていることがわかる。
図に示すものとほぼ同様の傾向になることがわかる。
16.3以下(特に四角形の場合、短辺/長辺が0.7
5)までがモータとして制動定数りの減少が少ないこと
がわかる0以上のようにシミュレーシッン及び実験から
断面形状特性係数Rの値を16.3までとするとモータ
制動定数の低下が少ない分、高効率のモータが実現され
る。
コーナ二部の面取り切り落としによる断面形状・特性係
数の低減は実施例の形状、寸法にかかわりなく効果的で
ある0本発明は磁束の通過する方向に平行に穴や溝等が
ある場合にも適用でき、断面形状特性係数Rを低減する
ことにより同様の効果が得られる。ステータヨークの構
造、即ちモータの種類に対応した形状や突極部の数など
は、前記実施例の構造に限られるものではない。
突極数/ロータ磁極の磁極数)を1より小さ(し、突極
部のコイル巻装部分の断面積をA、その断面を取り囲む
周囲の長さをLとしたとき、断面形状特性係数R=L”
/Aが、4π≦R:516.3なる関係を満たすように
したブラシレスDCモータであるから、モータのコイル
励磁に伴う励磁損失が減少し、トルク定数、誘起電圧定
数を大きくできる。更に突極部のコイルS装部のなす角
のうちの最大値θを(172,5)X (360°/N
)以下とすると、ステータ中の突極と突極との間に空間
ができ、ロータ磁極位置検出器や付属の電子回路部品を
前記空間内に効果的に収容することができ、小型化、薄
型化に効果が大きい。
たりのコイル長を短くできるからコイル全長が短くて済
み、コストダウンとなる。
長さの差が小さくなり、巻線作業時のコイルの断線が少
なくなり、効率の良い巻線が可能となる。
の概略構成を示す分解斜視図、第2図はそれに用いるス
テータヨークを示す一部破断斜視図である。第3図、第
4図、第5図、第6図、第7図はそれぞれ突極部の断面
形状の例を示す説明図である。また第8図は突極部の短
辺/長辺の比Xと断面形状特性係数R及びモータ制動定
数変化率Drの関係を示すグラフ、第9図は突極部の短
辺/長辺の比Xとモータ制動定数りの関係を示すグラフ
である。 l・・・ハウジング、2・・・駆動回路板、3・・・ス
テータ、4・・・ロータ、6・・・ステータヨーク、7
・・・ステータコイル、16・・・突極部。
Claims (4)
- 1.板状の強磁性体を複数枚積層したステータヨークの
突極部にステータコイルを巻装したステータと、永久磁
石を備えたロータとを組み合わせたモータにおいて、ロ
ータ磁石の磁極数P(Pは偶数)とステータ巻線を施す
突極数N(Nは駆動相数の整数倍)との比がN/P<1
という関係を満たし、ステータヨークの突極部のコイル
巻装部分の断面積をA、その断面を取り囲む周囲の長さ
をLとしたとき、断面形状特性係数R=L^2/Aが、
4π≦R≦16.3という関係を満たすようにしたこと
を特徴とするブラシレスDCモータ。 - 2.ラジアル方向にエアギャップを有する請求項1記載
のブラシレスDCモータにおいて、突極部のコイル巻装
部のなす中心角のうちの最大値をθとしたとき、 θ≦(1/2.5)×(360゜/N) となるブラシレスDCモータ。 - 3.突極部は、そのコイル巻装部分の断面がほぼ円形を
なしている請求項1記載のブラシレスDCモータで用い
るステータヨーク。 - 4.突極部は、そのコイル巻装部分の断面が正方形状ま
たは長方形状をなし、4個所のコーナー部に面取り又は
切り落としを形成した請求項1記載のブラシレスDCモ
ータで用いるステータヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1095928A JPH07108084B2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | 外転型ブラシレスdcモータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP1095928A JPH07108084B2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | 外転型ブラシレスdcモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02276449A true JPH02276449A (ja) | 1990-11-13 |
JPH07108084B2 JPH07108084B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14150936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1095928A Expired - Lifetime JPH07108084B2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | 外転型ブラシレスdcモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07108084B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02155673A (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-14 | Canon Inc | 画像処理装置 |
US5663601A (en) * | 1992-04-20 | 1997-09-02 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Core winding set for a motor |
JP2008035664A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Asmo Co Ltd | 電機子及び電機子を備えたモータ |
JP2011511614A (ja) * | 2008-02-01 | 2011-04-07 | エマーソン エレクトリック カンパニー | 電気機器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110707878A (zh) * | 2018-07-10 | 2020-01-17 | 青岛云路先进材料技术股份有限公司 | 一种电机磁芯的制备方法和电机磁芯 |
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JPS63138873U (ja) * | 1987-03-04 | 1988-09-13 |
-
1989
- 1989-04-15 JP JP1095928A patent/JPH07108084B2/ja not_active Expired - Lifetime
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