JPH0227625A - 電気開閉器の接点

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は電気開閉器の接点に関するものである。

（従来技術）従来、リレー等の接点表面には、空気中の水蒸気、イオ
ウ、酸素等により絶縁性の硫化物、酸化物等が生成され
る。そして、特に微小負荷領域で使用されるリレー等の
使用初期においては、この硫化物、酸化物等により接触
信頼性が悪くなる。

そのため、従来、接点表面に潤滑剤、活性剤等を塗布し
て前記硫化物、酸化物等の発生を防止していた。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、前記接点では塗布初期においてはその効
果はあるが、負荷開閉により潤滑剤、活性剤等がなくな
り、長期使用あるいは間欠使用においては、安定した接
触信頼性が得られないという問題がある。

よって本発明は長期にわたって接点の接触面に液状潤滑
剤、活性剤を供給して、前記課題を解決することのでき
る電気開閉器の接点を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明は以上のような問題点を解決するために、電気開
閉器の接点は、接触面に設けた小孔を介して連通した収
納部に、液状活性剤、潤滑剤を含浸させた多孔質体を収
納してなる接点を基板にかしめることにより封入させた
ものである。

（作用）したがって、接点の接触面には小孔を介して絶えず多孔
質体内の液状潤滑剤、活性剤が長期にわたって供給され
ることになる。

（実施例）次に、本発明の実施例を図面に従って説明する。

図において、ｌは頭部３と軸部４とからなる接点で、前
記頭部３と軸部４とには、軸部４の端部が開口した収納
部５を有し、この収納部５は接点１の接触面２に小孔６
で連通している。

７はセラミックスあるいは焼結金属等の多孔質体で、液
状潤滑剤、活性剤を含浸させたものである。また、多孔
質体７は前記収納部５の内径よりやや小径で、かつ、そ
の長さは収納部５の深さより短いものである。

そして、前記多孔質体７は接点１の収納部５に挿入され
、この接点ｌは可動接触片８に穿設された取付孔９に軸
部４を貫通させ、軸部４の可動接触片８からの突出部を
かしめることにより取り付けたものである。

前記のごとく取り付けられた接点１は、内部に液状潤滑
剤、活性剤等を含浸した多孔質体７を内蔵するため、こ
の液状潤滑剤、活性剤等は小孔６から接触面２に微増づ
つ供給されることになる。

なお、前記小孔６はピンポールであってもよい。

また、基板８は固定接触片であってもよい。

（発明の効果）以上のように、本発明によれば、接点の接触面から液状
潤滑剤、活性剤が蒸発、あるいは接点の開閉により飛散
しても、潤滑剤、活性剤は小孔からたえず補給される。

このように、前記潤滑剤、活性剤が接点の接触面に補給
されるので、長期にわたって接点開閉を行わない場合は
勿論、長期的、間欠的に使用しても接点の接触面に硫化
物、酸化物等の被膜ができず、接点開閉時における接触
抵抗を安定なものとし、接触信頼性の向上をはかること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る接点の分解断面図、第２図は可動
接触片に接点をかしめた状態の断面図である。Ｉ・・・接点、２・・・接点表面、３・・・頭部、４・
・・軸部、５・・・収納部、６・・・小孔、７・・・多
孔質体、８・・基板、９・・・取付孔。

【特許請求の範囲】

（１）接触面に設けた小孔を介して連通した収納部に、
液状活性剤、潤滑剤を含浸させた多孔質体を収納してな
る接点を基板にかしめることにより封入したことを特徴
とする電気開閉器の接点。