JPH02274835A - 超塑性成形用軽量高力Ａｌ―Ｌｉ―Ａｇ合金 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明に、例えば航空機材料に適した軽量かつ高強度特
性の優れ九アルξニウム合金に関する。

〔従来の技術〕

従来、　Ａｌ−Ｌｉ系合金は軽量・高強度の点から航空
機用材料として注目されている。特に超塑性一体成形材
はリベット止め等の接合が不要であ５、より軽量化が可
能である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、超塑性成形後の強度（時効処理後）は従来の航
空機用材料である７０００系Ａｌ合金に比べて低く、ま
た伸びも低かった。

本発明は、これらの不充分な点を改善したアルミニウム
合金の提供を目的としている。

（１１題を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、本発明では％Ａｇを添加する
ことにより析出状態を均一安定化し、加工性及び伸びを
改良し、超塑性成形後の適切な時効処理によって７００
０系Ｕ合金に匹敵する強度及び伸びを達成したものであ
る。ＡｇはＬｉ、Ｃｕ等と安定な第２相を作りやすく、
組織を微細に安定化する効果があり、超塑性伸びに有利
でおる。さらに固溶してマトリクス中に少量残存した場
合、材料強度を向上させる働きを持つ。

〔作　用〕

本発明において、合金成分！ｌ成範囲を限定した理由を
説明する。

Ｌｉ　：　Ｌ　ＯＯｗｔ％未満では強度が不足し、軽量
化効果が激減する。４００　ｗｔ％を超えると鋳造が困
難で鋳塊に欠陥が多く加工性が低下する。

Ｃｕ：αＱ　５　ｗｔ悌未満では強度が不足する。＆８
０ｗｔ囁を超えると鋳造が困難である。

Ｍｇ：αｏ　ｓ　ｖｔｓ未満では強度が不足する。ｔａ
Ｏｗｔ９Ｇを超えると加工性が低下する。

ｚｒ：α０８　ｗｔ％未満では結晶粒が微細化されず、
超塑性特性が悪い。α２０　ｗｔ暢を超えると鋳造が困
難である。

Ａｇ：α００５　ｖｔ％未満では組織が安定化されず、
そのため超塑性伸びがやや低く、強度も低い、２．０Ｗ
ｔｌを超えると超塑性特性に及ぼす効果は減少し、軽量
効果も減少するため望ましくない。

〔実施例〕

第１表に示した合金成分の各実施例および比較例につい
て、それぞれの鋳塊を用いて、５３０℃×２４時間のソ
ーキング後、４００℃×１２時間の析出処理を行った。

４００℃で４０ｔから１２ｔに鍛造した。その後３００
℃×７２時間の析出処理後、回訓によって１０ｔとした
。

３００℃でｔ２ｔまで圧延し、性能評価を行なった。

第　　１ 表 評価方法は、圧延材を超塑性成形温度である５００℃よ
り焼入し、１６０℃×７２時間の時効処理を行い、引張
特性を調査した。

超塑性伸びは、ｔ２を板継方向において５００℃で初期
歪み速度Ａ６Ｘ１０″″３７８で引っ張った時の伸びと
した。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているから、第
１表に示すように従来のＡｌ−Ｌｉ合金に比べて優れた
超塑性特性を示す。また超塑性成形後ので一処理により
、強度５０ｋＩＩ／■２以上を示すとともに、伸びも１
０係以上を示す。

７４７５との比較においても比強度において優れており
、航空機用超塑性材料として有望である。

特許出願人　住友軽金属工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｌｉ：１．００〜４．００ｗｔ％、Ｃｕ：０．０
   ５〜６．８０ｗｔ％、Ｚｒ：０．０８〜０．２０ｗｔ％
   、Ａｇ：０．００５〜２．０ｗｔ％、他不可避不純物（
   Ｓｉ、Ｆｅ、Ｔｉ等各々０．１ｗｔ％以下）、残部Ａｌ
   よりなる超塑性成形用軽量高力Ａｌ−Ｌｉ系合金。
2. （２）合金成分としてさらにＭｇ：０．０５〜１．８０
   ｗｔ％を含有する請求項１記載の超塑性成形用軽量高力
   Ａｌ−Ｌｉ系合金。