JPH0227451B2 - Enshinkaryoriki - Google Patents

Enshinkaryoriki

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JPH0227451B2
JPH0227451B2 JP20185182A JP20185182A JPH0227451B2 JP H0227451 B2 JPH0227451 B2 JP H0227451B2 JP 20185182 A JP20185182 A JP 20185182A JP 20185182 A JP20185182 A JP 20185182A JP H0227451 B2 JPH0227451 B2 JP H0227451B2
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JP
Japan
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yarn
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untwisted
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detector
Prior art date
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JP20185182A
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JPS5994631A (ja
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Moriji Matsumura
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は仮撚捲縮付与域の糸張力の変動の発生
を監視し、未解撚の発生を監視しながら合成繊維
を仮撚捲縮加工処理することが可能な延伸仮撚機
に関する。
一般に合成繊維の糸条に延伸仮撚機によつて延
伸仮撚捲縮加工処理する場合、得られる加工糸の
品質は、仮撚数・加熱温度などの加工条件、加工
処理する原糸の毛羽・ループなどの品質異常、延
伸仮撚機の糸ガイド破損・仮撚ユニツトのデイス
ク傷などの機械的不良等によつて大きく左右され
る。かかる仮撚捲縮加糸の品質は、繊度、強度、
伸度、捲縮性能、未解撚、その他種々の面から評
価されるがこれらの品質の中でも仮撚捲縮された
繊維が解撚されずに絡み合つて捲縮異常となる未
解撚が発生すると糸品質として次記する如くの重
大な欠陥となる。未解撚が発生した製品糸である
仮撚捲縮加工糸を織機で編むと、未解撚部分が織
機に入ると断糸が発生する。たとえ編むことがで
き反物になつたとしても未解撚部分で反物傷が発
生する。又その反物を染色すると未解撚部分で濃
染、淡染が発生し染着斑が発生する等製品糸とし
て致命的な欠陥となる。
従つて、従来はこの未解撚を保証するために、
糸品質検査工程を設け、製品パツケージより多数
個のサンプル製品を抜取り、検査を実施し品質管
理を行つているが検査個数が大であり、検査作業
も面倒なため多くの人手を要する問題がある。更
に検査工程における糸品質検査は1サンプル製品
においても極めて微小な一部分のサンプル検査に
すぎず製造工程における一時的な糸品質の異常は
発見不能であるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、未
解撚の発生がオンラインで自動監視できる延伸仮
撚機を提供するものである。
すなわち、本発明は、前述の糸条を仮撚捲縮加
工する延伸仮撚機において、その各錘の仮撚付与
域に糸条の張力のパルス状変動を検出して検知信
号を出力する未解撚検出器を設置し、該検知信号
により表示手段を作動させて未解撚発生を自動監
視するようになしたことを特徴とするものであ
る。
ところで、先に本発明者は、延伸仮撚機等の合
成繊維を仮撚捲縮加工処理する製造プロセスで未
解撚の発生をオンラインで検知するためには、オ
ンライン測定可能な加工条件の変動により検知で
きればと考え、未解撚の発生と種々の加工条件と
の関係を検討した結果、未解撚の発生と仮撚捲縮
付与域の加工中の糸の張力変動が同時に発生して
いることを見い出して仮撚捲縮加工処理プロセス
で糸条の張力を監視しその変動から未解撚の発生
を検知する未解撚等の捲縮異常の検出方法として
発明し特願昭57−149863号により提案した。上述
の本発明はこの特願昭57−149863号の方法に基い
てなされたものである。
以下、本発明の詳細を実施例により説明する。
第1図は上記実施例の全体構成図である。図か
ら明らかなように延伸仮撚機本体はN錘建となつ
ており、各錘I,…Nの構成は全く同じで、以下
のようになつている。すなわち、糸条Yは原糸パ
ツケージ1から解舒され、糸ガイド2を経由して
フイードローラ3より一定速度で仮撚捲縮加工域
Sに供給される。仮撚捲縮加工域Sにおいて、糸
条Yは仮撚付与手段4(フリクシヨンデイスク方
式)により所定の撚を付与されると同時に撚は上
流に遡及してヒータ5により熱セツトされ、仮撚
捲縮加工される。仮撚捲縮加工された糸条Yはデ
リベリーローラ6によつて一定速度で引取られ、
糸ガイド7を経て、巻取機8により所定の加工糸
パツケージ9に形成される。従つて糸条Yは、フ
イードローラ3とデリベリローラ6との間で延伸
されつつ仮撚捲縮加工されている、かかる加工糸
の製造方法は延伸同時仮撚加工として既に公知で
ある。
図の110は、糸条Yの張溶パルス状変動の発
生を検知して未解撚検知信号を出力する未解撚検
出器で、仮撚捲縮加工中の糸条Yの張力変動が検
出できるように各錘I…Nの仮撚捲縮付与域Sの
仮撚付与手段3の直下、具体的には仮撚付与手段
4とデリベリローラ6との間の糸道に設けられて
いる。
ところで、未解撚検出器110は、第2図に示
すブロツク図の如く構成される。以下、その構成
を動作と共に説明する。なお、第3図はその動作
説明のための各部の信号波形図である。
図の111は市販の走行糸条の張力検出器で、
第1図の如く糸条Yを糸掛けし運転すると、糸条
Yの張力に応じた第3図aに示すような張力信号
V1を出力する。なお、第3図aのパルス状の変
動P1,P2は未解撚発生に対応するものである。
次いで、張力他信号V1はハイパスフイルター1
12によつて低い周波数成分(本実施例ではハイ
パスフイルター112のカツトオフ周波数を0.05
Hzとしている)が除去され、第3図bに示す変動
張力値信号V2となる。即ちハイパスフイルター
112は張力値信号V1の定常運転条件の絶対値
張力値成分である直流成分DCを除去し張力の変
動値成分である交流成分のみを通過させる。
次いで変動張力値信号V2は、ローパスフイル
ター113に伝達され、高い周波数成分(本実施
例ではローパスフイルターのカツトオフ周波数を
100Hzとしている)を除去されて第3図cに示す
変動張力値信号V′2となる。変動張力値信号V′2
一方の入力端に外部により閾値の張力変動上限定
値VSが入力されているオペアンプからなるコン
パレータ114の他方の入力端に入力される。コ
ンパレータ114は変動張力値信号V′2と張力変
動上限設定値VSとの大小を比較し、変動張力値
信号V′2>張力変動上限設定値VSとなつている期
間中「H」なる信号を発信する。即ち第3図dに
示す前記期間の時間の巾のパルス信号V3を発信
する。尚コンパレータ114には動作を安定させ
るためにヒステリシス特性を持たせている。コン
パレータ114の出力パルス信号V3は次いで時
間比較回路115に伝達される。時間比較回路1
15はパルス信号V3のパルスP1,P2の時間巾
T1,T2と所定の設定時間TSを比較し、該時間巾
T1,T2が設定時間TSより大であれば、検出信号
として第3図eに示す未解撚検知信号AをT0
間発信し、小であれば未解撚検知信号Aを発信し
ない。また時間比較回路115は未解撚検知信号
Aを発信中は時間比較回路115への入力となる
パルス信号V3は受けないようになしている。な
お、この時間比較回路115の具体的回路は、上
述の機能から自明で、例えば設定時間TSの時間
巾のパルスを出力する単安定マルチバイブレータ
とアンド回路との組合せ等により簡単に実現でき
るので、その詳細説明は省略する。
以上の通り、本例の未解撚検出器110は、単
にパルス状変動を検出するものではなく、一定の
閾値以上で一定時間以上継続するパルス状変動す
なわち一定面積以上のパルス状変動のみを検出す
るようになしているので、一定強度以上の未解撚
のみを検出することができる。従つて、実用上糸
条品質に障害となる未解撚のみの層別ができると
いう非常に大きな利点がある。
図の120はフイードローラ3と糸ガイド2と
の間に設置しているヤーンガツターで、同じ錘の
未解撚検出器110の出力ライン116と接続さ
れ、その未解撚検知信号Aで動作するようにして
いる。
図の100は、各錘I…Nの未解撚検出器11
0を所定周期で走査し、未解撚の発生を表示する
と共に錘管理に必要な処理をする集中管理装置
で、延伸仮撚機の機台端部あるいは集中監視室に
設けてある。未解撚検出器110の出力ライン1
16は集中管理装置100のマルチプレクサー1
01の入力に接続している。マルチプレクサー1
01はマイクロコンピユータ102によつて制御
され未解撚検出器110の出力を全錘に亘り逐次
切替えてマイクロコンピユータ102へ入力す
る。かかるマルチプレクサー101の切替周期は
未解撚検出器110の未解撚検知信号Aの自己保
持時間より速くしてある。103はマイクロコン
ピユータ102の演算結果をプリントアウトする
プリンターである。104はマイクロコンピユー
タ102へ種々の必要なデータをキーインするキ
ーボード付CRTデイスプレイである。105は
警報表示装置でありいずれかの錘の未解撚を検知
すると警報ブザーを鳴らす。
次に上述の集中管理装置100の動作を説明す
る。予め必要なデータ、例えば生産銘柄、生産条
件、その他をキーボード付CRTデイスプレイ1
04よりキーインしておき集中管理装置100の
動作を開始させる。
集中管理装置100は延伸仮撚機の各錘I〜N
に設けている未解撚検出器110が未解撚検知信
号Aを発信しているか否か逐次走査しながら演算
を実施する。集中管理装置100の走査周期は未
解撚検出器110が未解撚検知信号Aを発信して
いる時間より速くしているので、集中管理装置1
00は確実に未解撚検知信号Aを発信している錘
をキヤツチする。そして、例えば第I錘に設けて
いる未解撚検出器110が未解撚検知信号Aを発
信すると集中管理装置100は未解撚検知信号A
を発信している未解撚検出器110が第I錘であ
ることを検知し、プリンター13によつて未解撚
発生錘番号と発生時刻をプリントアウトすると共
に警報表示装置105によつて未解撚発生警報ブ
ザーを鳴らし作業者へ未解撚発生を知らせる。一
方、カツター120が動作し糸条Yを切断して工
程のトラブルを防止する。作業者はプリンター1
03のプリントアウトデータによつて錘番号を確
認し警報表示装置105のブザーをリセツトし該
当錘へ出かけカツター120の作動及び工程トラ
ブルの有無を確認し、今まで巻かれていた加工糸
パツケージを巻取機8より取り外し新しい紙管を
セツトした再糸掛を実施する。なお、現場に居合
せた場合にはカツター120の作動及び糸条切断
から当該錘を確認し同様の処置をする。
未解撚検出器110に加工中の糸条Yの断糸を
検知する機能を付加することも容易で、糸条Yの
張力が所定張力値以下となる変動が発生したのを
検知するようになせば断糸の検出も可能となるこ
とは明らかである。
以上説明した如く、従来の延伸仮撚機では未解
撚の発生を監視しながら仮撚捲縮加工糸を製造す
ることができなかつたが、本発明によつて製造工
程で未解撚の発生をオンライン監視しつつ仮撚捲
縮加工糸を製造する延伸仮撚機が得られ、検査が
省略でき、検査に必要な検査要員の合理化を行う
ことができる。更に仮撚捲縮加工糸の製造中に未
解撚の発生を発見し加工処理中の糸条を自動的に
切断することができ、製品パツケージ内へ未解撚
となつた異常糸の混入が皆無となり糸品質が大き
く向上しその効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構成図、第2図
は前記実施例の未解撚検出器のブロツク図、第3
図はその動作説明のための各部の信号波形図であ
る。 4:仮撚付与手段、5:ヒータ、8:巻取機、
S:仮撚捲縮付与域、100:集中管理装置、1
10:未解撚検出器、120:カツター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糸条を仮撚捲縮加工する延伸仮撚機におい
    て、各錘の仮撚捲縮付与域に糸条の張力のパルス
    状変動を検出して検知信号を出力する未解撚検出
    器を設置し、該検知信号により表示手段を作動さ
    せて未解撚発生を自動監視するようになしたこと
    を特徴とする延伸仮撚機。 2 未解撚検出器を、張力のパルス状変動が所定
    閾値以上で所定時間以上継続した時検知信号を出
    力するようになした特許請求の範囲第1項記載の
    延伸仮撚機。 3 各錘の未解撚検出器をマルチプレクサーによ
    り順次走査して、集中監視するようになした特許
    請求の範囲第1項若しくは第2項記載の延伸仮撚
    機。 4 未解撚検出器がマルチプレクサーの走査周期
    より長い時間の間その検知信号を保持する特許請
    求の範囲第3項記載の延伸仮撚機。 5 各錘のフイードローラより上流側に設けられ
    たカツターを、同じ錘の未解撚検出器の検知信号
    で作動させて糸条を切断するようになした特許請
    求の範囲第1項、第2項、第3項若しくは第4項
    記載の延伸仮撚機。
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JPH0791712B2 (ja) * 1986-11-25 1995-10-04 ユニチカ株式会社 異常未解撚糸の処理方法

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