JPH02273544A - 炭化水素転化触媒の調製方法 - Google Patents

炭化水素転化触媒の調製方法

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JPH02273544A
JPH02273544A JP9317689A JP9317689A JPH02273544A JP H02273544 A JPH02273544 A JP H02273544A JP 9317689 A JP9317689 A JP 9317689A JP 9317689 A JP9317689 A JP 9317689A JP H02273544 A JPH02273544 A JP H02273544A
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JP
Japan
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catalyst
magnesia
alumina
water
dried
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JP9317689A
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English (en)
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Takashi Ino
隆 井野
Nobuyuki Miyajima
信行 宮島
Taisuke Tanaka
田中 泰介
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SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Eneos Corp
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は炭化水素転化触媒の調製方法に関するものでj
、′)す、特1こ、二、ツケル9.バ・ノジウム、鉄お
J:び銅等よりなる重金属のうち少なくともニッケルお
よびバナジウムを側石の八i :jl’ mで0.5 
ppm以上3む重TT油庖接触分解し1、ガソリン、灯
油等の軽質油を得るための流動接触分解触媒と1.て顕
著な効彎をが4゛新規炭化4く素転化触媒の調製方法に
関するものである。
[従来の技術] 通常の接触分解は石油系炭化水素を触媒と接触させて分
解17.1、PG1ガソリン等の多量の軽質性および少
量の分解軽油等を得、さらに触媒−1,に墳積したj−
りを空気で燃焼除去して触媒を循環再使用するものであ
る。その際原料油には従来から常用J:留塔からのライ
トガスオイル(LGO)、ハ・、ビ・−ノースオイル(
IiGO)、減圧蒸留塔からの・〈1−よ−・ムガスオ
イル(V G O)等のいわゆる留出油が1.、と1.
て用いられ、る。
I7.か1.ながら最近では世W、的な原油の重質化、
また代が国での雪要構造の変化に伴い、需給両面から重
M+類の過剰傾向が現われたことから、接触分解の原料
油と11.て蒸留残渣を3・む軽質油<(I・らχ、1
象とする必要が生じている。
ところが7、蒸留残渣を3む軽質油中1.冒よ留出曲中
よりもはるかに多い量の、−ツゲル、バナじ゛ウジ61
、鉄、銅、ナトリウへ等の金属類が八J:れており1こ
れらの金属類は触媒−1−に堆積1、て分解の活t41
.1゜選択性を著17<阻害することが知られている。
づなわち金属類の触媒」−への蓄積とともに分解率が低
I:1.てゆき、実質的に望4:1.い分解率を達OS
(、−Qきなくなる一方、水素の発生量とコークの生成
量が著1、く増加12、装置の運転を困@1にすると同
時に、望ま(7い液状製品の収率が減少ずろ。
[発明が解決1.ようとする課題] 本発明は炭化水素油の転化反応に適j、た触媒の調製方
法を提供することを171的とする。また特にニッケル
、バナジウム、鉄等の重金属を0.5 ppm以上、含
む軽質油の分解に際して、ガソリンおよび中間留分の収
率を減少さぜることなく、水素と−1−り生成量を抑制
することができろ耐メタル性の高い接触分析触媒の調製
1j法を提供jることを1」的とする。
本発明石らは、以前に結晶性アルミ2ノシリケートゼ、
4−メイトとアルミ・ノー・マグネシアマトリック、ζ
からなる触媒が耐メタル性の高い接触分解触媒となる5
、とを(lい出1.た(特開昭59−1505399公
報)。該触媒はアルミナ・マグネシアヒドロゲルとゼ′
1′−1,・・イトを混合I−1乾燥、填成する方法に
よってfJ’ l:、、れる。このとき・該アルミナψ
マグネシアしドロゲルをpH8,5以上の領域において
、水溶性−5・グネシウム無機塩および水溶性アルミニ
ウム無機塩の混合本溶液とアンモニア水あるいは水酸化
アルカリ水溶液とから几沈法で調製するこ4とにより、
特に耐メタル性の高い触媒がj外られる。>1゜か1.
なから9、水酸化アルミニウムと水酸化マグネ?/ウノ
・では沈澱するpH領域が穎なるため、7ガミ沈時のp
Hのぶれあるいは局部的なpHの不均一性が増d−、l
“均一・なtt: 11;物が得られダ、遊離のアルミ
ーノ゛亀“ドl′ンゲルあるいは遊離のマグネシアヒド
ロゲルも生成L −r <る。この遊離のマグネシアヒ
ドロゲルは塩基性であるためゼオライトの酸点に吸着し
、ゼオライトの水熱安定性を劣化させる傾向がある。こ
のようなpIiの不均一性は触媒調製規模をスケールア
ップすることにより拡大するため、触媒を大量生産する
際の障害となる。
本発明は前記の課題を改善するため研究開発、\れたも
のである。
[課題を解決するだめの手段] すなわち本発明は、水性媒体中で、水溶性;f ′i’
ネシウム無機塩および水溶性アルカリa白゛ア′ルーニ
ウム塩を反応させ、最終pHを7.5−= 10.5と
11、得られたアルミナ・マグネシアヒドロゲルに結晶
性アルミノシリケートゼオライトを分散させ、あるいは
これに加え粘土および/またはシリカゾルを分散させ、
次にこれを噴霧乾燥12、さらに洗浄、乾燥することを
特徴とする廖化水素転化触媒の、Xl製方法を提供する
ものである。
本発明で用いる水溶性アルカリ含rfアルミ:、ラム塩
と1.では、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸11’
、7リウ八等のアルミ〉酸アルカリが挙げられる。
本発明で用いる水溶性マグネシラノ・無機塩とjては、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウ
ム等のマグネシウムの鉱酸塩が好ましく用いられる。
水等の水性媒体中で、該水溶性アルカリ含有アルミニウ
ム塩と水溶性マグネシウム無機塩を温度20〜100℃
、好ましくは30−80℃で反応させると例えば下記の
反応により、 Mg X+ 2MAj 02 + 2H20→Mg (
OH) 2 + 2AJ O(OH) +M2 X[X
:例えばS O4、CJ 2、(NO3)2、M:アル
カリ金属] アルミナ・マグネシアヒドロゲルが生成する。この反応
の場合、マグネシウム水和物とアルミニウム水和物が同
時に沈殿するため、共沈時のpHが多少変動しても沈殿
物の組織はあまり影響されない。上記反応終了後のpH
は7.5〜l015、好ましくは8.0〜10.25で
ある。pHが7,5より低い場合には反応が充分に進行
しない。またpH10,5より高い場合にはバイアライ
ト(AJ (OH)s )が多量に生成し触媒の耐摩耗
性が悪化する。耐摩耗性の高い触媒を得るためにはこう
して調製したアルミナ争マグネシアヒドロゲルを30〜
100℃で30分〜10時間熟成するのが好ましい。該
アルミナ・マグネシアヒドロゲルは後の工程である。噴
霧乾燥後400℃以上の温度で焼成することによりアル
ミナ(Al2O2) ・7グネシ7 (MgO)となる
水溶性マグネシウム無機塩および水溶性アルカリ含有ア
ルミニウム塩の添加量は、それぞれアルミナおよびマグ
ネシアに換算してその合計量が最終触媒で10〜80w
t%であり、特に30〜80vt%が好ましい。該アル
ミナ・マグネシア中のマグネシア含有量は用いる水溶性
アルカリ含有アルミニウム塩中のアルカリ含有量とアル
ミニウム含有量によって決まる。したがって、アルミナ
・マグネシア中のマグネシア含有量を多くしたいときは
該水溶性アルカリ含有アルミニウム塩へさらにアルカリ
を加えればよい。またアルミナ・マグネシア中のマグネ
シウム含有量を減らしたい場合は、水溶性マグネシウム
無機塩に酸あるいは酸性アルミニウム無機塩を加えれば
よい。該アル、ミナ・マグネシア中のマグネシアの含有
量は最終触媒で10〜80vt%であり、特に20〜4
0vt%が好ましい。
本発明において、アルミナΦマグネシアヒドロゲル中に
分散する結晶性アルミノシリケートゼオライトは天然あ
るいは合成結晶質アルミノシリケートであり、3次元骨
組み構造を持ち、約4〜15Aの範囲内の均一な細孔径
を有する多孔質物質である。天然ゼオライトとしてはグ
メリナイト、シャバサイト、ダキアルドフツ石、クリノ
プチロライト、ホージャサイト、キフツ石、ホウフッ石
、レビナイト、エリオナイト、ソーダライト、カンクリ
ナイト、フェリエライト、ブリュースターフッ石、オフ
レタイト、ソーダフッ石、モルデナイト等の中のいずれ
でもよいが、ホージャサイトが最も好ましい。合成ゼオ
ライトとしてはゼオライ)X、YSA、L、ZK−4、
B、E、F、HJ。
M s Q s T s W s Z s 7 h 7
7、ベータ、ZSM型、オメガ等の中のいずれでもよい
が、Y型およびX型ゼオライトあるいはその混合物が好
ましく、Y型ゼオライトを脱アルミニウムすることによ
って得られる格子定数24.25〜24.60人のY型
ゼオライトがさらに好ましい。
このような格子定数のゼオライトはナトリウムY型ゼオ
ライト(Na−Y、格子定数24.64〜24.70人
)あるいはNaYをアンモニウムイオン゛でイオン交換
したNH4−Yを脱アルミニウムすることによって得ら
れる。脱アルミニウムの方法としては(Na−Yあるい
はNH4−Yをエチレンジアミン四酢酸(EDTA) 
、四塩化ケイ素、ケイフッ化アンモニウム等の試薬で処
理する方法とNH4−Yを水熱処理する方法が良く知ら
れているが、NH4−Yを水熱処理する方法が一般的で
ある。水熱安定性の高いゼオライトを得るためには脱ア
ルミニウム処理したゼオライト中のナトリウムをさらに
アンモニウムイオンでイオン交換し、ゼオライト中のナ
トリウム含有量をNa2Oとして0.5vt%以下に下
げる必要がある。このような脱アルミニウムされたナト
リウム含有量の少ないY型ゼオライトは超安定ゼオライ
ト(U S Y)と吋ばれCおり、高い水熱安定性を示
す。脱アルミニウムの条件を変λるJ、とによりゼオラ
イトの格子一定数を任意に変えることができるが、本発
明に使用さイ1.るゼオライトと17.ては格子定数2
4.25−24.60人のものが適1.ており、24.
25〜24.55人のものが特に好、tl、い。
また、ゼオライト中のNaイオンあるいはプロト〉・は
他の陽イオンと交換可能であり、1価のりfラム、友た
は多価陽イオ”ンでイオン交換することにより−ビオラ
イトの水熱安定性を高めることがでる。このような陽イ
オンとしてはLi    Ca”h、1g2° Fc2
+ FC′+、Mn2+あるいはCe。
Sc 、Y、La 、Ae等の希土類元素のイオン等が
挙げられる。
該ゼ、tライトの製造方法は特に限定されるものではな
く、例えば次のji法によって製造できる。
Na−Y型ゼオライトを塩化アンモニウム水溶液中に加
1本、これを60〜100℃で2〜10時間撹拌してイ
オ”7・交換を行なう。必要に応じて上記イオン交換の
操作を2〜・5回締り返す。次に濾過、洗浄したゼオラ
イトを30〜□□ 150”c”?F−ξ−−夜乾燥4
゛る、。
このようにして得られたゼオライト中にNa、、0含f
T Elは0.5−2.0w1%であった。次にJ゛、
のゼタライトを水蒸気雰囲気中500〜・750”Cて
 1−・・11)時間処理する。この操作により格子中
のアル:、2゛、1′、lムが一部脱落し格子定数が減
少する。最後に、−のゼオライトを再び塩化アンモニウ
ムでイオンざ〈・換することにより、Na2(]3−有
瓜をD 、 5 w t 、’、’lNL;、1 ””
Fにすることができる。
アルミナ・マグネシアヒドロゲルに分散される結晶性ア
ルミノシリケートゼオライト 終触媒でIO=40vt%であり、特に15”30vt
!!6が好ましい。
本発明では、アルミナ・マグネシアヒドロゲルに結晶性
アルミ5ノシリケー・トゼオラ・イトの他に枯1−およ
び/またはシリカゾルを分散するこ、と力(できる。
本発明で用いる枯1′,は、通常接触分解lI!Il媒
に用いられるもので良く、例えば1)オリン、ベン]・
ナイト・、、モンモリロナイト、ハロイリ゛イト等が挙
げられる。
アルミナ・マグネシアヒドロゲルに分散される粘」二の
瓜は最終触媒で:(〜50vt%であり、特に10−4
0iyt96が好ま1,、い。
本発明で用いるシリカゾルと1.7では、水硝子を鉱酸
、例λば硫酸、塩酸,、硝酸等で中和1,て得られるシ
リカゾルを用いることができる。また水硝了からの水硝
了中に含まれる大部分のすトリウムを取り除くこと1,
二よーフでjりられる安定化シリカゾルを用いてもよい
。シリカゾルは後の工程である噴霧乾燥することにより
非晶質シリカゾル(Sfi02)となる、、シリカゾル
を混合することにより7ミ・リカゾルの一部とアルミナ
台マグネシアが相斤作用1、7トリツクスに固体酸性が
発現する。
このためマトリックスによる巨大炭化水素分子(残油中
に3まれる)の分解が促進され9、触媒の残油分解能が
向」ユする。
アルi−3・マグネシアヒドロゲルに分散されるシリカ
ゾルの量は3−50vt%であり、特に 5−・30v
t96が好まj7い。
本発明において、アルミナeマグネシアヒトljゲルお
よび結晶性アルミノシリケートゼオライトの混り物ある
いは該混合物と粘土および,5/まか(:丸シリカゲル
の混合物を200−・・350℃の熱風で噴霧乾燥し、
20” 1501I門の範囲に分布した微小球体に造粉
する。次にこうして得られた粉体をアシ(・ニア水等で
洗浄1,てアルカリ等の不純物を除去I,、ロータリー
キルン等で50−300℃、好ま.I、、くは100〜
250℃で乾燥し7,触媒化する。該触媒化jたちのを
400 − 700℃、好ましくは500−600’″
C:で焼成してもよい。
本発明の方法によって得られる触媒の表面積は50= 
4QOd/ g 、細孔容積は0.1 = 1.2ee
/ g、平均粒径は40〜80μ階の範囲のものが好に
1,い1、[発明の作用、効果] 本発明省らは、以前に結晶性アルミ、ノシリゲートゼオ
ライトとアルミナ・マグネシアマトリックスからなる触
媒が耐メタル性の高い接触分解触媒となることを見い出
した(特開昭59−150539号公報)。ここでいう
アルミナ・マグネシアは例えば、、アルミニウム塩とマ
グネシウム塩から共沈法で得られるアルミナ・マグネシ
アヒドロゲルを焼成することによって得られる。アルミ
ナ・マグネシアヒドロゲルの調製法としては、アルミニ
ウム塩とマグネシウム塩の混合水溶液と塩基性化合物の
水溶液を反応させる方法がある。その反応の1例を次に
示す。
Aj2  (804)3 +Mg SO4+ I!Na
 OH−2Aj (OH) 3 +Mg (OH) 2
 + 4Na 2ここでアルミナの沈殿が生成する p
H領域は2〜11程度であり、マグネシアはpH7以上
で沈殿する。このようにアルミナとマグネシアで沈殿生
成のpH領域が異なるため、共沈時のpHの不均一性が
増大すると得られるゲルもまた不均一となる。
一方、本発明の方法のようにマグネシウム塩の水溶液と
アルカリ含有アルミニウム塩の水溶液を反応させてもア
ルミナ舎マグネシアヒドロゲルが生成する。次のその1
例を示す。
2Na  Aj 02  +’Mg  S 04  +
  4H20=  2AJ  (OH)3  +Mg 
 (OH)2  +Na  2  Sこの場合マグネシ
アとアルミナは同時に沈殿し、pHが多少変動してもゲ
ルが不均一になることはない。
重質油の接触分解に本発明の方法によって得られた触媒
を使用することにより、重質油中に含まれるニッケル、
バナジウム等の重金属は本発明の触媒上で不動化され、
しかも不活性化される。その結果、触媒上に蓄積した金
属による水素とコーク収率の増加および活性の低下が抑
制され、分解生成物の蒸留設備の一つであるガスコンプ
レッサーと触媒上のコーク燃焼用空気を供給する空気ブ
ロワ−の負荷が軽減されるばかりでなく、好ましい液状
生成物の選択率および収率を増加させる。
また本発明の方法によって得られた触媒は耐摩耗性に優
れているため、触媒のロスが少なくしかも反応装置内に
おいて安定した流動状態を保つことができる。
本発明の触媒上に堆積した重金属の不動化および不活性
化の理由は充分明らかではないが、次のような理由が考
えられる。反応塔内で本発明で得られる触媒上に付着し
たニッケルは再生塔内で酸化ニッケルとなるが、この時
のニッケルのイオン半径はマグネシウムのイオン半径と
ほぼ等しく、そのため酸化ニッケルはアルミナ・マグネ
シアマトリックス中に容易に侵入あるいは置換固溶する
このように固溶した酸化ニッケルは安定であり、反応塔
内で再び還元されることはなく、そのためニッケルの脱
水素活性が失われ、水素およびコークの生成が抑制され
る。バナジウムについても同様に再生塔内において酸化
され五酸化バナジウムとなる。五酸化バナジウムは融点
が674℃と比較的低いため、再生塔内で触媒上を移動
しゼオライトと反応してゼオライトの結晶構造を破壊し
触媒活性を低下させるといわれている。しかしアルミナ
・マグネシアマトリックス上に付着した五酸化バナジウ
ムはアルミナあるいはマグネシウムと反応し安定で高融
点の複合酸化物(例えば3Mg0・V2 os )を形
成し不動化される。
[実施例] 次に本発明を実施例および比較例に基づいて説明する。
実施例1 430ノの純水に 129.6Kgの硫酸マグネシウム
と2Nの硫酸339ノを加え50℃に加熱した酸性硫酸
マグネシウム水溶液と50℃に加熱したアルミン酸ナト
リウム水溶液(Aj203 3Jwt%、Na2O3,
7wt%) 1393ノを混合しアルミナ舎マグネシア
ヒドロゲルを沈澱させる。沈澱終了後のpHは9.0で
あるこのヒドロゲルを85℃で2時間熟成し、その後濾
過しケークを75004の0.2%アンモニア水で洗浄
する。
次にこのケーク全量と格子定数24,5人のUSYゼオ
ライト25Kgを混合し全容が750ノになるように純
水を加える。こうして調製した原料スラリーを約200
℃の熱風で噴霧乾燥し粉体化する。次のこの粉体を10
0Ofの0.2%アンモニア水で洗浄し、その後ロータ
リーキルンで乾燥し触媒化する。これを触媒Aとする。
触媒Aを600℃で2時間空気焼成し、た後の性状等を
第1表に示しまた。
この触媒の耐摩耗テストを以下のようにして実施1.、
た1、所定量の触媒を一定空気流速で30時間流動化さ
ゼる。この時に触媒の一部が微粉化j5系外・\飛散す
るが、この微粉化1〜だ触媒の割合を摩耗指数と1.た
次1.: i?J記触媒Aの活性および選択性をAST
M(D−3907) MAT <マイクロアクティビテ
ィ・−テスト)により評価j、た。
またA!II媒の耐メタル性を検:・すするため9、触
媒へ0 、3 w L QIKの二’2ケルと 0.6
vj%のバナジウムをMltehellの方法(Ind
、 Eng、 Chcv、  Proa。
Res、 Dev、  19゜209  (1980)
 )に準じて担持した。すなわち触媒をニッケルナフチ
ネートとベナジウムナフテネート・のトルエン溶液に含
浸させた後、溶媒を蒸発させ、次いでこれを550℃で
3時間空気溶成1.1.−。メ・;たこうして得られた
触媒の性能を′1M南触媒と同条件にするため9、MA
Tに供する0iIに触媒を770℃で8時間スヂー・ミ
ンクした。
また触媒の水熱安定性を評価する場合は7、触媒を81
口℃で6時間スチーミングI−,た。
MATの反応条件はW II S V 18 hr’−
’、触AI 、、、、/油化3、反応温度482℃であ
り、原料油は残t、nり。
4vj%含む脱硫残油である。MAT結果を第1表に示
す。ここで第1表中の分解率およびL CO比率は次の
ように定義される。
分解率−[(原料油−沸点218℃以トの留分)/原料
油] X  100 (wv%)LCO比率−[(沸点
21B −350℃の留分)、/(沸点21B”C以上
の留分] X  100 (wt、%)分解率は触媒の
活性を示すものであり、t CO比率は触媒の残油分解
能を示すものである。
実施例2 500Jの純水にC9,31(yの硫酸マグネシウムを
加え50℃に加熱1.た硫酸マグネシウム水溶液と50
℃に加熱jまたアルミン酸す;・リウム水溶液(AJ2
03 3.8vj%、Na 20 3.7wt96) 
 5304を′7j1合しアルミナ・マグネシアヒドロ
ゲルを沈澱させる。
沈澱終r後のpHは91口である。このしドロゲルを8
5℃で2時間熟成1,57、その後濾過しケークを35
1)OJのΩ、29thアンモニア水で洗浄スる。
次にこのリー り全回と格子定数24.5人のUSYゼ
、i−ライト25八グどカオリン20結と市販のコロイ
ダノ1べ・す:b (S I C220wt%)100
Jを混へ・11.全容が5001になるように純水を加
える。こうして調製し5t、=原料スラリーを約200
℃の熱風で噴霧乾燥し5粉体化する。次にこの粉体を1
00OJの0.2%アンモニア水、で凰浄し、Sその後
ロータリー・キルンで乾燥!、触媒化する。これを触媒
Bとする。jII!l媒Bを800℃“C2時間空2焼
成(1、た後の性状等を第1表に小17だ。また実施例
1と同様の方法で評価1,2C得られたこの触媒の19
耗指数および触媒性能の結果も第1表に示1.た1、 実施例′3 25L!の純水に77.9Kgの硫酸マグネシウムと 
2Nの硫酸203J夕・加λ50℃1こ加熱l1、た酸
性硫酸マグ(シウム水溶液と50℃に加熱したアルミン
酸すトリウム水溶a (AJ’2081 3.8wt%
、Na2O3,71%)  R40Jを混△・しアルミ
ナやマグネシアヒドロゲルを沈澱させる。沈澱終了後の
pH玉は9.0である。このヒドロゲルを85℃で2時
間熟成し、その後濾過しケークを350口JI′730
.2%アンモニア水で洗浄する。
次にこのケーク全量と格子定数24.5人のJlfオ′
Xlライト25都とカオリン30散をμ合1.全容が5
00!になるように純水を加える。こう1−1て調製1
、t゛7[ら嵐料スラリーを約200℃の熱風で噴霧乾
燥1.5粉体化する。次にこの粉体を10001の0.
2%アンモニア水で洗浄し1その後ロータリーキルンで
乾燥し、触媒化する。これを触v1.cとする。触媒C
を6011 ’Cで2時間焼成1.た後の性状等を第1
表に示i、、、 t:、。
また実施例1と同様の方法で評価1,2て得られたごの
触媒の摩耗指数および触媒性能の結果も第1表に示した
実施例4 20口Jの純水に6075都の硫酸マグネシウムと j
INの硫酸15Mを加え50℃に加熱1.た酸性硫酸マ
グネシウム水溶液と50℃に加熱12j−アルミン酸す
トリウム水溶液(Al103 3.8vt%、Na2O
3,7vt%)  6507を混合しアルミナ・マグネ
シアヒドロゲルを沈澱させる。沈澱終了後のpHは9.
0である。このヒドロゲルを85℃で2時間熟成し、そ
の後濾過しケークを8500ノの0.2%アンモニア水
で洗浄する。
次にこのケーク全量と格子定数24.5AのUSYゼオ
ライト25Ktとカオリン2 Q Kgと市販のコロイ
ダルシリカ(S10220νt%>  1ooJを混合
し全容が500Jになるように純水を加える。こうして
調製した原料スラリーを約200℃の熱風で噴霧乾燥し
粉体化する。次にこの粉体を10001の0.2%アン
モニア水で洗浄し、その後ロータリーキルンで乾燥し触
媒化する。これを触媒りとする。触媒りを600℃で2
時間焼成した後の性状等を第1表に示した。また実施例
1と同様の方法で評価して得られたこの触媒の摩耗指数
および触媒性能の結果も第1表に示した。
比較例1 600Jの純水に80.5/(ffの硫酸マグネシウム
とiss、tKyの硫酸アルミニウムを加え、50℃に
加熱しマグネシウムとアルミニウムの混合水溶液を調製
する。これとは別に7501の純水に80Kgの水酸化
ナトリウムを加え50℃に加熱し、7Nの水酸化ナトリ
ウム水溶液を調製する。次にこの両者を混合しアルミナ
・マグネシアヒドロゲルを沈澱させる。沈澱終了後のp
Hは9.0である。このヒドロゲルを85℃で2時間熟
成し、その後濾過しケークを35001の0.2%アン
モニア水で洗浄する。
次にこのケーク全量と格子定数24゜5人のUSYゼオ
ライト25句とカオリン20Ktと市販のコロイダルシ
リカ(S l 0220vt%)  1004を混合し
全容が5001になるように純水を加える。こうして調
製した原料スリラーを約200℃の熱風で噴霧乾燥し粉
体化する。次にこの粉体を10004の0.2%のアン
モニア水で洗浄し、その後ロータリーキルンで乾燥し触
媒化する。これを触媒Eとする。触媒Eを600℃で2
時間焼成した後の性状等を第1表に示した。また実施例
1と同様の方法で評価して得られたこの触媒の摩耗指数
および触媒性能の結果も第1表に示した。
比較例2 200ノの純水に80 、5 Kyの硫酸マグネシウム
と 2Nの硫酸158Jを加え50℃に加熱した酸性硫
酸マグネシウム水溶液と50℃に加熱したアルミン酸ナ
トリウム水溶液(Aj203 3.8vt%、Na2O
3,7wt%)  9104を混合しアルミナ・マグネ
シアヒドロゲルを沈澱させる。沈澱終了後のpHは10
.8である。このヒドロゲルを85℃で2時間熟成し、
その後濾過しケークを35001の0.2%アンモニア
水で洗浄する。
次にこのケーク全量と格子定数24.5人のUSYゼオ
ライト25 Kgとカオリン20Kgと市販のコロイダ
ルシリカ(Sl 0220vt%)  1007を混合
し全容が5007になるように純水を加える。こうして
調製した原料スラリーを約200℃の熱風で噴霧乾燥し
粉体化する。次にこの粉体を1000ノの0.2%アン
モニア水で洗浄し、その後ロータリーキルンで乾燥し触
媒化する。これを触媒Fとする。触媒Fを600℃で2
時間焼成した後の性状等を第1表に示した。また実施例
1と同様の方法で評価して得られたこの触媒の摩耗指数
および触媒性能の結果も第1表に示した。
以」−の第1表から明らかなように、実施例1・・・4
の触媒A−・・Dが本発明の方法により調製Iまた#)
のであるが、アルミ;、ラム塩とマグネシウム塩の混合
水溶液を用いた比較例1の触媒Eと比較17.′ζ:′
触媒A−Dは高い水熱安定性を有1. ”rいる1、ま
た、アルカリ含6アルミニウム塩4゛・用いたji法で
あっても共沈時のpHが1o、5を超λろ場ρj、比較
例2の触媒Fに示ずようにiJ摩耗性が悪い、。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水性媒体中で、水溶性マグネシウム無機塩および水
    溶性アルカリ含有アルミニウム塩を反応させ、最終pH
    を7.5〜10.5とし、得られたアルミナ・マグネシ
    アヒドロゲルに結晶性アルミノシリケートゼオライドを
    分散させ、次にこれを噴霧乾燥し、さらに洗浄、乾燥す
    ることを特徴とする炭化水素転化触媒の調製方法。 2、水性媒体中で、水溶性マグネシウム無機塩および水
    溶性アルカリ含有アルミニウム塩を反応させ、最終pH
    を7.5〜10.5とし、得られたアルミナ・マグネシ
    アヒドロゲルに結晶性アルミノシリケートゼオライトと
    粘土および/またはシリカゾルを分散させ、次にこれを
    噴霧乾燥し、さらに洗浄、乾燥することを特徴とする炭
    化水素転化触媒の調製方法。 3、前記水溶性アルカリ含有アルミニウム塩がアルミン
    酸アルカリである請求項1または2に記載の炭化水素転
    化触媒の調製方法。 4、前記結晶性アルミノシリケートゼオライトが格子定
    数24.25〜24.60ÅのY型ゼオライトである請
    求項1または2に記載の炭化水素転化触媒の調製方法。 5、前記アルミナ・マグネシアヒドロゲルに分散される
    結晶性アルミノシリケートゼオライトの量が、最終触媒
    で10〜40wt%である請求項1または2に記載の炭
    化水素転化触媒の調製方法。 6、前記水溶性マグネシウム無機塩と水溶性アルカリ含
    有アルミニウム塩の量が、それぞれアルミナとマグネシ
    アに換算してその合計量が最終触媒で10〜80wt%
    であり、かつ該アルミナとマグネシア合計量中のマグネ
    シアの含有量が最終触媒で10〜60wt%である請求
    項1または2に記載の炭化水素転化触媒の調製方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6787501B2 (en) 2001-07-02 2004-09-07 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Molecular sieve catalyst composition, its making and use in conversion processes
US6872680B2 (en) 2002-03-20 2005-03-29 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Molecular sieve catalyst composition, its making and use in conversion processes
US7271123B2 (en) 2002-03-20 2007-09-18 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Molecular sieve catalyst composition, its making and use in conversion process
JP2011224458A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 一酸化炭素還元触媒の製造方法および一酸化炭素還元触媒

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