JPH02272826A - 多重放送受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は多重放送のマルチパス妨害を軽減するマルチパ
ス妨害軽減回路を有する多重放送受信機に関するもので
ある。

［発明の概要］ 本発明は、多重放送のマルチパス妨害を軽減するマルチ
パス妨害軽減回路を有する多重放送受信機において、マ
ルチパス妨害軽減回路としてのフィルタにより音声検波
出力の音声ベースバンド信号から多重信号を抜き出すこ
とにより、マルチパス妨害軽減回路の構成を簡単にでき
、妨害除去のための処理時間を短縮できるようにしたも
のである。

［従来の技術］ 地上テレビ音声多重ファクシミリ放送は、テレビジョン
音声信号に付加した第２副搬送波を用いたテレビジョン
音声第２副搬送波多重方式が採用されている。この方式
は、第２図に示すように、音声多重放送用の第１副搬送
波に加えて、ファクシミリ信号で４相ＤＰＳＫ変調した
第２副搬送波を設け、これらの複合信号でテレビジョン
音声主搬送波をＦＭ変調して伝送するものである。

ファクシミリ信号は４ｆ、から５ｆｏ　　（ｆｕ：テレ
ビ映像水平同期周波数）の帯域に多重され、搬送波周波
数が７０．８にＨ２であり、伝送速度が１６にｂ／ｓの
４相ＤＰＳに信号である。

第４図は地上テレビ音声多重ファクシミリ放送を受信す
るファクシミリ受信機を示す。

これはテレビ音声信号を音声検波器２によりＦＭ検波し
て得られる音声ベースバンド信号からバンドパスフィル
タ（ＢＰＦ）　　４によりファクシミリチャンネルを抜
き出し、抜き出したファクシミリチャンネルを４相ＤＰ
Ｓに検波器８により４相ＤＰＳＫ検波し、検波後、０．
１識別器１０により０．１識別し、差勅変換器入２によ
り差動変換してファクシミリのデータ信号を得、データ
信号をファクシミリ受画機１４により受信するようにし
たものである。

従来のファクシミリ受信機は、このように構成したので
、マルチパス妨害を受けるという問題点があった。第３
図にマルチパス妨害により副音声チャンネルの２倍の高
調波成分が生じた場合の複合音声信号のベースバンドス
ペクトルを示す。

このような問題点を解決する方法としては、ＦＭ放送波
の伝送路の歪により発生する妨害を受信機の中間周波数
において除去する方法、例えば、伊達玄ｒＦＭ放送のマ
ルチパス歪の自動消去方式」（昭５４．１１．３０）テ
レビジョン学会技術報告ＴＥＢＳ５９−１；望月孝志「
適応ディジタルフィルタによるＦＭマルチパスひすみ自
動消°去の一方式」　（昭６０．３）テレビジョン学会
誌ｖｏ１．３９．ＮＯ，３に開示されているものが知ら
れている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、妨害除去のための処理時間が長くなり、また、
回路構成が複雑な特殊な回路が必要となるという問題点
があった。

本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、マルチ
パス妨害軽減回路の構成を簡単にするとともに、妨害除
去ための処理時間を短縮できる多重放送受信機を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］ このような目的を達成するため、本発明は、多重放送の
マルチパス妨害を軽減するマルチパス妨害軽減回路を有
する多重放送受信機において、マルチパス妨害軽減回路
が音声検波により得られる音声ベースバンド信号から多
重信号を抜き出すフィルタであることを特徴とする。

［作　用］ 本発明では、マルチパス妨害軽減回路としてのフィルタ
により音声検波により得られる音声ベースバンド信号か
ら多重信号を抜き出す。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す。

これは地上テレビ音声多重ファクシミリ放送を受信する
ファクシミリ受信機の例である。

図において、２．４．８．１０，１２．１４は第４図と
同一部分を示す。６は周波数補正フィルタで、音声検波
器２により検波された後、ＢＰＦ　４を介して得られる
音声ベースバンド信号からファクシミリ信号を抜き出す
ものである。周波数補正フィルタ４は、ＪｆＨ側に混じ
る音声副チャンネルからの妨害成分を除去するか、ある
いは、軽減するものである。

第３図に示す複合音声信号のベースバンドスペクトルか
ら分かるように、音声信号は平均的に高域成分が少なく
、大振幅が連続することが少なく、また、ＦＭ変調され
た音声副チャンネル信号は、２ｆＨ近傍に集中する傾向
にある。この場合、高調波成分は４ｆＨ近傍に集中する
。

地上テレビ多重ファクシミリ放送のマルチパス妨害は、
副音声からの妨害であり、この妨害は４ｆＨ側のほうが
大きい。

本実施例の多重放送受信機は、このように構成したので
、処理時間を短縮でき、また、多少の符合間干渉は生じ
るものの、Ｓ／Ｎを劣化させず、マルチパス妨害を軽減
できる。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、マルチパス妨害
軽減回路を音声検波により得られる音声ベースバンド信
号から多重信号を抜き出すフィルタにしたので、マルチ
パス妨害軽減回路の構成を簡単にでき、妨害除去のため
のＩＡ埋暗時間短縮できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例のファクシミリ受信機のファク
シミリ信号受信部を示すブロック図、第２図は音声ベー
スバンドのスペクトル図、第３図はマルチパス妨害によ
り発生する音声副チャンネルの２逓倍信号と周波数補正
フィルタを通したファクシミリ信号を示すスペクトル図
、第４図は従来のファクシミリ受信機のファクシミリ受
信部を示すブロック図である。 ２・・・音声検波器、 ４・・・ＢＰＦ　。 ６・・・周波数補正フィルタ、 ８・・・４相ＤＰＳに検波器、 ｌＯ・・・０．１識別器、 １２・・・差動変換器、 １４・・・ファクシミリ受画機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）多重放送のマルチパス妨害を軽減するマルチパス妨
   害軽減回路を有する多重放送受信機において、 前記マルチパス妨害軽減回路は音声検波により得られる
   音声ベースバンド信号から多重信号を抜き出すフィルタ
   であることを特徴とする多重放送受信機。