JPH0227268B2 - - Google Patents
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- JPH0227268B2 JPH0227268B2 JP61102292A JP10229286A JPH0227268B2 JP H0227268 B2 JPH0227268 B2 JP H0227268B2 JP 61102292 A JP61102292 A JP 61102292A JP 10229286 A JP10229286 A JP 10229286A JP H0227268 B2 JPH0227268 B2 JP H0227268B2
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- mounting bracket
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Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、定格以上の荷重が作用したときこ
れを知覚できる手段を備えたチエーンブロツクに
関するものである。
れを知覚できる手段を備えたチエーンブロツクに
関するものである。
捲上機で定格以上の荷重を吊り上げた場合、捲
上機の各部に過負荷が作用するため各部品に無理
が生じ、捲上機の寿命を縮めたり、破損して事故
を起こす危険がある。このため、従来の捲上機で
は、チエーンブロツクの下フツクに連結された荷
鎖を介してロードシーブに過負荷が作用すると、
ロードシーブは、その軸孔を貫通する駆動輪が手
鎖車によつて回転されたときに空転して吊り上げ
を停止し、作業の安全性を図るとともに装置の損
傷を防止していた。
上機の各部に過負荷が作用するため各部品に無理
が生じ、捲上機の寿命を縮めたり、破損して事故
を起こす危険がある。このため、従来の捲上機で
は、チエーンブロツクの下フツクに連結された荷
鎖を介してロードシーブに過負荷が作用すると、
ロードシーブは、その軸孔を貫通する駆動輪が手
鎖車によつて回転されたときに空転して吊り上げ
を停止し、作業の安全性を図るとともに装置の損
傷を防止していた。
また、従来特公昭52−26715号公報に示される
装置が提案されている。この装置は、ハンガーに
設けられた孔内に摺動可能に装着された押バネに
よつて常時一方向に押圧力が付与されているロー
ドチエツカーとハンガーに吊ピンを介して装着さ
れフツクに懸吊された荷重を昇降する捲揚媒体及
びロードチエツカーをハンガー孔内に係止する手
段を備え、フツクに懸吊された荷重がある重量を
越えた時、吊ピンの曲げ変形によりロードチエツ
カーの係止手段の係合が解除され、ロードチエツ
カーが移動してハンガーから突出することにより
過荷重を報知する装置である。
装置が提案されている。この装置は、ハンガーに
設けられた孔内に摺動可能に装着された押バネに
よつて常時一方向に押圧力が付与されているロー
ドチエツカーとハンガーに吊ピンを介して装着さ
れフツクに懸吊された荷重を昇降する捲揚媒体及
びロードチエツカーをハンガー孔内に係止する手
段を備え、フツクに懸吊された荷重がある重量を
越えた時、吊ピンの曲げ変形によりロードチエツ
カーの係止手段の係合が解除され、ロードチエツ
カーが移動してハンガーから突出することにより
過荷重を報知する装置である。
従来の前者のように、チエーンブロツクに作用
する過負荷をロードシーブで受け止め、手鎖車に
よつて回転される駆動軸に対してロードシーブを
空転する場合には、捲上機に装着される空転手段
は、製作コストが割高になるだけでなく、長時間
使用する場合には、過負荷防止作用に変化が生じ
て十分な信頼性をおくことができなかつた。
する過負荷をロードシーブで受け止め、手鎖車に
よつて回転される駆動軸に対してロードシーブを
空転する場合には、捲上機に装着される空転手段
は、製作コストが割高になるだけでなく、長時間
使用する場合には、過負荷防止作用に変化が生じ
て十分な信頼性をおくことができなかつた。
また従来の後者の装置では、吊ピンを曲げ変形
させるため、吊ピンに相応の長さを必要とし、ハ
ンガーが厚くなる。しかし吊ピンは抜け落ち事故
を防ぐため簡単に抜けないように固定されている
ところ、従来の装置では吊ピンが曲げ変形するの
で、続けて使用するには、吊ピンも交換しなけれ
ばならず、修復作業に長時間が必要となる。
させるため、吊ピンに相応の長さを必要とし、ハ
ンガーが厚くなる。しかし吊ピンは抜け落ち事故
を防ぐため簡単に抜けないように固定されている
ところ、従来の装置では吊ピンが曲げ変形するの
で、続けて使用するには、吊ピンも交換しなけれ
ばならず、修復作業に長時間が必要となる。
過負荷を報知するための部品として、吊ピン、
ロードチエツカー、押バネ、押ネジの4部品を必
要とし、スペアー部品を多数品目となる。
ロードチエツカー、押バネ、押ネジの4部品を必
要とし、スペアー部品を多数品目となる。
押バネを使用するための弾性疲労によりバネ力
が変化したり、作動不良のおそれがある。
が変化したり、作動不良のおそれがある。
使用中、不測に過負荷がかかつたときにも、吊
ピンが曲げ変形するので、商品輸送中などロード
チエツカーの異常に気がつくまでに時間がかかる
場合は、吊ピンが折損するおそれがあり、危険で
ある。
ピンが曲げ変形するので、商品輸送中などロード
チエツカーの異常に気がつくまでに時間がかかる
場合は、吊ピンが折損するおそれがあり、危険で
ある。
この発明は、
下フツクと、
荷鎖末端のリング部材と、
下部に下フツクを保持すると共に上部に荷鎖末
端のリング部材を挿入可能な挿入孔が形成された
取付け金具と、 取付け金具の前後壁に貫通して固定され、リン
グ部材の内部空間内を挿通された結合ボルトと、 ピンとを備え、 リング部材の下部が、取付け金具の前後壁の内
面間隔にほぼ近い厚さを有する板状のピン貫通部
に形成され、 ピン貫通部にはピン貫通孔が設けられ、 リング部材を、リング部材の下部内面が結合ボ
ルトに当接する位置より下方に押し下げた位置に
おいて前記ピン貫通孔と連通するピン支持孔が、
取付け金具の前後壁に設けられ、 ピン貫通孔とピン支持孔とを貫通してピンが挿
通され、 ピンは、定格荷重を越えると切断される材質大
きさに設定され、 側面側において、リング部材と取付け金具とが
隣接する位置に、マークが付けられてなる チエーンブロツクである。
端のリング部材を挿入可能な挿入孔が形成された
取付け金具と、 取付け金具の前後壁に貫通して固定され、リン
グ部材の内部空間内を挿通された結合ボルトと、 ピンとを備え、 リング部材の下部が、取付け金具の前後壁の内
面間隔にほぼ近い厚さを有する板状のピン貫通部
に形成され、 ピン貫通部にはピン貫通孔が設けられ、 リング部材を、リング部材の下部内面が結合ボ
ルトに当接する位置より下方に押し下げた位置に
おいて前記ピン貫通孔と連通するピン支持孔が、
取付け金具の前後壁に設けられ、 ピン貫通孔とピン支持孔とを貫通してピンが挿
通され、 ピンは、定格荷重を越えると切断される材質大
きさに設定され、 側面側において、リング部材と取付け金具とが
隣接する位置に、マークが付けられてなる チエーンブロツクである。
下フツクと、荷鎖末端のリング部材と、下部に
下フツクを保持すると共に上部に荷鎖末端のリン
グ部材を挿入可能な挿入孔が形成された取付け金
具と、取付け金具の前後壁に貫通して固定され、
リング部材の内部空間内を挿通された結合ボルト
と、ピンとを備え、リング部材の下部にピン貫通
孔が設けられ、ピン貫通孔と連通するピン支持孔
が、取付け金具の前後壁に設けられ、ピン貫通孔
とピン支持孔とを貫通して、定格荷重を越えると
切断されるピンが挿通されているので、チエーン
ブロツクに不測に過大な荷重がかかつた場合ピン
が切断され、作業者は過大な荷重がかかつたこと
を知る。
下フツクを保持すると共に上部に荷鎖末端のリン
グ部材を挿入可能な挿入孔が形成された取付け金
具と、取付け金具の前後壁に貫通して固定され、
リング部材の内部空間内を挿通された結合ボルト
と、ピンとを備え、リング部材の下部にピン貫通
孔が設けられ、ピン貫通孔と連通するピン支持孔
が、取付け金具の前後壁に設けられ、ピン貫通孔
とピン支持孔とを貫通して、定格荷重を越えると
切断されるピンが挿通されているので、チエーン
ブロツクに不測に過大な荷重がかかつた場合ピン
が切断され、作業者は過大な荷重がかかつたこと
を知る。
ピンを貫通するピン貫通孔は、リング部材を、
リング部材の下部内面が結合ボルトに当接する位
置より下方に押し下げた位置においてピン支持孔
と連通するので、ピンが切断された場合リング部
材は抜け外れることなく結合ボルトに当接し保持
される。
リング部材の下部内面が結合ボルトに当接する位
置より下方に押し下げた位置においてピン支持孔
と連通するので、ピンが切断された場合リング部
材は抜け外れることなく結合ボルトに当接し保持
される。
ピンはピン貫通孔に貫通されており、このピン
貫通孔は、リング部材の下部に形成されたピン貫
通部に設けられ、しかもピン貫通部は取付け金具
の前後壁の内面間隔にほぼ近い厚さを有するので
ピンには主として剪断力が作用する。このためピ
ンの長さは短くてよく、取付け金具がピンのため
に厚くなることがない。
貫通孔は、リング部材の下部に形成されたピン貫
通部に設けられ、しかもピン貫通部は取付け金具
の前後壁の内面間隔にほぼ近い厚さを有するので
ピンには主として剪断力が作用する。このためピ
ンの長さは短くてよく、取付け金具がピンのため
に厚くなることがない。
しかもピンだけでよいので部品数が少なく、修
復のために容易しておく部品数もすくない。
復のために容易しておく部品数もすくない。
切断されたピンを抜いてから新しいピンを差し
込むだけでよいから修復が短時間で確実にでき
る。
込むだけでよいから修復が短時間で確実にでき
る。
結合ボルトで保持されているので、取付け金具
が抜け落ちるおそれがなく、安全である。また新
しいピンを差し込むときにも安全である。
が抜け落ちるおそれがなく、安全である。また新
しいピンを差し込むときにも安全である。
第1図ないし第3図において、下フツク1は、
上端部に形成さた環状凹部1aの部分がこれと係
合するように作られた取付け金具2,2の下端縁
の半環状係合突部2a,2aにより保持されてい
る。一対の取付け金具2,2は、下フツク1の装
着上部にリング部材3の一部を収納する凹部2b
が形成されており、このリング部材3に設けられ
た長孔3aには、荷鎖4が連結されている。2c
は取付け金具2,2の上面に形成された円弧状凹
部で、リング部材3に連結された荷鎖4の下端円
弧部がこの円弧状凹部2cに係合して、取付け金
具2,2と荷鎖4との間の回転を少なくしてリン
グ部材3に作用する捩りモーメントを少なくして
いる。
上端部に形成さた環状凹部1aの部分がこれと係
合するように作られた取付け金具2,2の下端縁
の半環状係合突部2a,2aにより保持されてい
る。一対の取付け金具2,2は、下フツク1の装
着上部にリング部材3の一部を収納する凹部2b
が形成されており、このリング部材3に設けられ
た長孔3aには、荷鎖4が連結されている。2c
は取付け金具2,2の上面に形成された円弧状凹
部で、リング部材3に連結された荷鎖4の下端円
弧部がこの円弧状凹部2cに係合して、取付け金
具2,2と荷鎖4との間の回転を少なくしてリン
グ部材3に作用する捩りモーメントを少なくして
いる。
下フツク1と係合して重合された取付け金具
2,2は、それぞれ左右に張り出したフランジ2
d,2dの部分を複数個のリベツト5により固着
されている。各取付け金具2,2とリング部材3
とは、リング部材3の内部空間である長孔3aに
挿通される結合ボルト6とこれに螺合するナツト
7により、長孔3a方向へ移動可能に結合されて
いる。
2,2は、それぞれ左右に張り出したフランジ2
d,2dの部分を複数個のリベツト5により固着
されている。各取付け金具2,2とリング部材3
とは、リング部材3の内部空間である長孔3aに
挿通される結合ボルト6とこれに螺合するナツト
7により、長孔3a方向へ移動可能に結合されて
いる。
リング部材3の下部は、板状のぴん貫通部3b
に形成されている。ぴん貫通部3bは、取付け金
具2の前壁21、後壁22の内面間隔dにほぼ近
い厚さtを有する。ピン貫通部3bにはピン貫通
孔3cが貫通形成されている。
に形成されている。ぴん貫通部3bは、取付け金
具2の前壁21、後壁22の内面間隔dにほぼ近
い厚さtを有する。ピン貫通部3bにはピン貫通
孔3cが貫通形成されている。
取付け金具2,2とリング部材3とは、下フツ
ク1にほぼ定格荷重以上の過負荷が作用したとき
に切断されるピン8(結合ボルト6より強度が弱
い)により、結合ボルト6が長孔3aの下端部と
若干の隙間9を形成するよう一体に連結されてお
り、それらの側面側の対応する位置に凹溝または
ペンキ等により直線を形成するマーク10,11
が設けられている(第3図)。
ク1にほぼ定格荷重以上の過負荷が作用したとき
に切断されるピン8(結合ボルト6より強度が弱
い)により、結合ボルト6が長孔3aの下端部と
若干の隙間9を形成するよう一体に連結されてお
り、それらの側面側の対応する位置に凹溝または
ペンキ等により直線を形成するマーク10,11
が設けられている(第3図)。
この実施例では、マーク10,11は、取付け
金具2,2とリング部材3の一方の側面に設けら
れる場合について示したが、これらのマーク1
0,11は、一方の側面だけでなく両側の側面に
設けられてもよい。また、この実施例で用いられ
ている等径のピン8の代りに、第7図に示すよう
に、各取付け金具2,2とリング部材3の境目に
当る部分に、2つの平行な環状溝12,12が形
成されたピン8Aを用いてもよい。
金具2,2とリング部材3の一方の側面に設けら
れる場合について示したが、これらのマーク1
0,11は、一方の側面だけでなく両側の側面に
設けられてもよい。また、この実施例で用いられ
ている等径のピン8の代りに、第7図に示すよう
に、各取付け金具2,2とリング部材3の境目に
当る部分に、2つの平行な環状溝12,12が形
成されたピン8Aを用いてもよい。
この実施例のものは以上のように構成されてい
るので、下フツク1に定格以下の荷重が吊り下げ
られた場合には、この荷重は取付け金具2,2と
リング部材3とを一体に連結しているピン8によ
つて受け止められるから、両者の間には相対的な
移動は起こらず、取付け金具2,2とリング部材
3の側面側のマーク10,11は、第3図に示す
ように、直線状に配列する。
るので、下フツク1に定格以下の荷重が吊り下げ
られた場合には、この荷重は取付け金具2,2と
リング部材3とを一体に連結しているピン8によ
つて受け止められるから、両者の間には相対的な
移動は起こらず、取付け金具2,2とリング部材
3の側面側のマーク10,11は、第3図に示す
ように、直線状に配列する。
しかし、下フツク1に定格以上の荷重が吊り下
げられた場合には、あらかじめ設定された定格荷
重に対してわずかの誤差範囲内で切断するように
強さを定められたピン8が、取付け金具2,2と
リング部材3との間の剪断面において切断され、
荷鎖4の末端に連結されたリング部材3は、取付
け金具2,2に対して隙間9だけ上向きに移動
し、長孔3aの下側内面が結合ボルト6に接触し
た位置で移動を停止される(第4図、第5図)。
このとき、リング部材3のマーク11も取付け金
具2,2のマーク10,10に対して隙間9だけ
上方に移動するから、マーク10,11は、第6
図に示すように、直線を形成しなくなる。
げられた場合には、あらかじめ設定された定格荷
重に対してわずかの誤差範囲内で切断するように
強さを定められたピン8が、取付け金具2,2と
リング部材3との間の剪断面において切断され、
荷鎖4の末端に連結されたリング部材3は、取付
け金具2,2に対して隙間9だけ上向きに移動
し、長孔3aの下側内面が結合ボルト6に接触し
た位置で移動を停止される(第4図、第5図)。
このとき、リング部材3のマーク11も取付け金
具2,2のマーク10,10に対して隙間9だけ
上方に移動するから、マーク10,11は、第6
図に示すように、直線を形成しなくなる。
それ故、捲上機を操作している作業員は、リン
グ部材3が結合ボルト6に受け止められるときの
衝撃により、下フツク1に定格以上の荷重が作用
したのを容易に知ることができ、損傷の発生に伴
うトラブルを簡単な構成と安価なコストにより未
然に防止することができる。また、下フツク1に
定格以上の荷重が作用しているかどうかは、マー
ク10,11が直線を形成しているか否かによつ
て、視覚的にも容易に確認することができる。そ
の上、ピン8の強度は、使用時間によつて大きく
変化することがないから、従来の場合に比べて、
過負荷防止機能の信頼性も高くなる。
グ部材3が結合ボルト6に受け止められるときの
衝撃により、下フツク1に定格以上の荷重が作用
したのを容易に知ることができ、損傷の発生に伴
うトラブルを簡単な構成と安価なコストにより未
然に防止することができる。また、下フツク1に
定格以上の荷重が作用しているかどうかは、マー
ク10,11が直線を形成しているか否かによつ
て、視覚的にも容易に確認することができる。そ
の上、ピン8の強度は、使用時間によつて大きく
変化することがないから、従来の場合に比べて、
過負荷防止機能の信頼性も高くなる。
なお、前記実施例におけるピン8は、リング部
材3に圧入嵌合し、取付け金具2,2に遊嵌して
もよい。この場合、ピン8が切断しても、取付け
金具2,2に遊嵌されている切断ピン8は容易に
除去することができるから、切断したピン8の取
替えに手数がかからなくなる。
材3に圧入嵌合し、取付け金具2,2に遊嵌して
もよい。この場合、ピン8が切断しても、取付け
金具2,2に遊嵌されている切断ピン8は容易に
除去することができるから、切断したピン8の取
替えに手数がかからなくなる。
この発明は、リング部材の下部にピン貫通孔が
設けられ、ピン貫通孔と連通するピン支持孔が、
取付け金具の前後壁に設けられ、ピン貫通孔とピ
ン支持孔とを貫通して、定格荷重を越えると切断
されるピンが挿通されているので、チエーンブロ
ツクに不測に過大な荷重がかかつた場合ピンが切
断され、作業者は過大な荷重がかかつたことを知
ることができ、大きな事故に繋がるのを防止する
ことができる。
設けられ、ピン貫通孔と連通するピン支持孔が、
取付け金具の前後壁に設けられ、ピン貫通孔とピ
ン支持孔とを貫通して、定格荷重を越えると切断
されるピンが挿通されているので、チエーンブロ
ツクに不測に過大な荷重がかかつた場合ピンが切
断され、作業者は過大な荷重がかかつたことを知
ることができ、大きな事故に繋がるのを防止する
ことができる。
しかも、ピンを貫通するピン貫通孔は、リング
部材を、リング部材の下部内面が結合ボルトに当
接する位置より下方に押し下げた位置においてピ
ン支持孔と連通するので、ピンが切断された場合
リング部材は抜け外れることなく結合ボルトに当
接し保持され、リング部材が取付け金具から不測
に外れ落ちるおそれがない。
部材を、リング部材の下部内面が結合ボルトに当
接する位置より下方に押し下げた位置においてピ
ン支持孔と連通するので、ピンが切断された場合
リング部材は抜け外れることなく結合ボルトに当
接し保持され、リング部材が取付け金具から不測
に外れ落ちるおそれがない。
ピンはピン貫通孔に貫通されており、このピン
貫通孔は、リング部材の下部に形成されたピン貫
通部に設けられ、しかもピン貫通部は取付け金具
の前後壁の内面間隔にほぼ近い厚さを有するので
ピンには主として剪断力が作用する。
貫通孔は、リング部材の下部に形成されたピン貫
通部に設けられ、しかもピン貫通部は取付け金具
の前後壁の内面間隔にほぼ近い厚さを有するので
ピンには主として剪断力が作用する。
このため、ピンの切断がなされるときは弾性変
形の余地が少なく、切断開始の応力から切断終了
の応力までの幅が狭く、かつ、切断が開始される
と短時間で切断していまい定格荷重を越えたこと
を的確、確実に知覚し得る。
形の余地が少なく、切断開始の応力から切断終了
の応力までの幅が狭く、かつ、切断が開始される
と短時間で切断していまい定格荷重を越えたこと
を的確、確実に知覚し得る。
しかも、ピンの長さは短くてよく、取付け金具
がピンのために厚くなることがない。
がピンのために厚くなることがない。
さらにピンだけでよいので部品数が少なく、修
復のために容易しておく部品数も少ない。
復のために容易しておく部品数も少ない。
過負荷がかつた場合、切断されたピンを抜いて
新しいピンを差し込むだけでよいから修復が短か
い時間で確実にでき、負荷を小さくすれば直ちに
継続して使用することができる。
新しいピンを差し込むだけでよいから修復が短か
い時間で確実にでき、負荷を小さくすれば直ちに
継続して使用することができる。
結合ボルトで保持されているが、結合ボルトが
変形しないので、取付け金具が抜け落ちるおそれ
はなく、安全である。また新しいピンを差し込む
ときにも結合ボルトで支持している状態から少し
押し下げるだけで位置決めすることができるので
安全に、かつ、容易に行うことができる。
変形しないので、取付け金具が抜け落ちるおそれ
はなく、安全である。また新しいピンを差し込む
ときにも結合ボルトで支持している状態から少し
押し下げるだけで位置決めすることができるので
安全に、かつ、容易に行うことができる。
第1図はこの発明の一実施例の一部断面正面
図、第2図は第1図の一部を断面で示した右側面
図、第3図は第1図の右側面図、第4図は定格以
上の荷重が作用した場合の要部断面正面図、第5
図は同断面側面図、第6図は第4図の右側面図、
第7図はピンの他の実施例を示す正面図である。 1…下フツク、2…取付け金具、3…リング部
材、3a…リング部材の孔(長孔)、4…荷鎖、
6…結合ボルト、8,8A…ピン、9…隙間、1
0,11…マーク。
図、第2図は第1図の一部を断面で示した右側面
図、第3図は第1図の右側面図、第4図は定格以
上の荷重が作用した場合の要部断面正面図、第5
図は同断面側面図、第6図は第4図の右側面図、
第7図はピンの他の実施例を示す正面図である。 1…下フツク、2…取付け金具、3…リング部
材、3a…リング部材の孔(長孔)、4…荷鎖、
6…結合ボルト、8,8A…ピン、9…隙間、1
0,11…マーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下フツクと、 荷鎖末端のリング部材と、 下部に下フツクを保持すると共に上部に荷鎖末
端のリング部材を挿入可能な挿入孔が形成された
取付け金具と、 取付け金具の前後壁に貫通して固定され、リン
グ部材の内部空間内を挿通された結合ボルトと、 ピンとを備え、 リング部材の下部が、取付け金具の前後壁の内
面間隔にほぼ近い厚さを有する板状のピン貫通部
に形成され、 ピン貫通部にはピン貫通孔が設けられ、 リング部材を、リング部材の下部内面が結合ボ
ルトに当接する位置より下方に押し下げた位置に
おいて前記ピン貫通孔と連通するピン支持孔が、
取付け金具の前後壁に設けられ、 ピン貫通孔とピン支持孔とを貫通してピンが挿
通され、 ピンは、定格荷重を越えると切断される材質大
きさに設定され、 側面側において、リング部材と取付け金具とが
隣接する位置に、マークが付けられてなる チエーンブロツク。 2 取付け金具とリング部材は、側面側の対応す
る位置に直線を形成するマークが設けられている
特許請求の範囲第1項記載のチエーンブロツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229286A JPS62259984A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | チエ−ンブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229286A JPS62259984A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | チエ−ンブロツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62259984A JPS62259984A (ja) | 1987-11-12 |
JPH0227268B2 true JPH0227268B2 (ja) | 1990-06-15 |
Family
ID=14323535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10229286A Granted JPS62259984A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | チエ−ンブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62259984A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5226715A (en) * | 1975-08-26 | 1977-02-28 | Wakafuji Mokuzai Kk | Blank for wall |
JPS5878993A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-12 | 日本鋼管株式会社 | クロ−クレ−ンの荷取り扱い装置 |
-
1986
- 1986-05-02 JP JP10229286A patent/JPS62259984A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5226715A (en) * | 1975-08-26 | 1977-02-28 | Wakafuji Mokuzai Kk | Blank for wall |
JPS5878993A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-12 | 日本鋼管株式会社 | クロ−クレ−ンの荷取り扱い装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62259984A (ja) | 1987-11-12 |
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