JPH0227227A - 液体の比色方法およびそれに使用する光学系 - Google Patents

液体の比色方法およびそれに使用する光学系

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JPH0227227A
JPH0227227A JP17755888A JP17755888A JPH0227227A JP H0227227 A JPH0227227 A JP H0227227A JP 17755888 A JP17755888 A JP 17755888A JP 17755888 A JP17755888 A JP 17755888A JP H0227227 A JPH0227227 A JP H0227227A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は食用油やしょう油あるいはウィスキー等の油脂
類やアルコール飲料および潤滑油等の鉱物油についてそ
の品質や熟成度を判定するための液体の比色方法および
それに使用する光学系に関する。
[従来の技術] 一般に、産業上の利用分野において、各種の液体の色の
測定が行なわれている。
たとえば、食品工業の分野において、食用油の色は、そ
の油脂商品の取引において重要な商品品質の目安となっ
ている。このため、食用油の色の測定が行なわれている
従来より、この色の測定は、JIS(日本工業規+8)
K2SO3に規定されている。
この方法は、ロビボンド比色計を用いるもので、第10
図に示すように行なわれる。すなイつち、所定の光路長
を有し、フラットな光学面を有するガラスセル1に被測
定部2を入れ、白板3aで反射した光源4からの光をガ
ラスセル1内の被測定部2を透過させる。一方、いま一
つの白板3bで反射した光源4からの光を、予め用意さ
れた多数の色を有する標準色ガラス5を透過させる。そ
して、測定者6が標準色ガラス5を矢印AIで示すよう
に順次移動させて両透過光を比較(比色)して、被測定
部2の色に最も近い標準色ガラス5を同定する。
ただし、上記標準色ガラス5は、JIS(日本工業規格
)などに規定されているわけではなく、英国ロ゛ビボン
ド社のロビボンド比色計に備えられている色ガラスが従
来より全世界的に使用され、その使用が慣d化されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記したような比色方法では、被測定部2の
色と標準色ガラス5の色とを測定者が目で比色している
ので、被測定部2の色の測定に多大な作業時間と手間を
必要とするばかりでなく、人間の視覚という官能量に依
存する測定であるので、測定者による測定値のばらつき
や同一の測定者でもたとえば朝方と夕方とでは、その心
理状聾等により、測定値が異なり、再現精度も低いとい
う問題があった。
本発明の目的は、従来、視覚に依存して行なわれてきた
比色方法を改善して、確実で安定した、しかも迅速な判
定が行える液体の比色方法を提供することである。
また、本発明のいま一つの目的は、フラットな光学面を
有する光学セルの使用に限定されず、光学的に凸のレン
ズ効果を与える測定用セルを使用して液体の色の測定を
精度よく行なえる液体の比色に使用する光学系を提供す
ることである。
[課題を解決するための手段] コノタメ、本発明は、複数の液体サンプルの各々につい
て、標準色サンプルを用いて比色することにより上記液
体サンプルを標準色サンプルに同定する一方、これら複
数の液体サンプルに光を投射してその透過光を2以上の
光成分に分解したうえで、さらに2以上の色データに変
換し、各色成分について、これら色データを用いて標準
色サンプルとの対応を示す検量線を予め作成しておき、
任意の液体サンプルについて光を投射し、その透過光を
2以上の光成分に分解した後これら光データを2以上の
色データに変換し、得られた色データを用い上記検量線
上で対応する標準色サンプルに同定するようにしたこと
を特徴としている。
また、本発明は、光源と、この光源の光を平行光にする
光学系と、所定の幅を有し、上記平行光をその幅分だけ
通過させるスリット手段と、スリット手段の次段に配置
され、光学的に凸のレンズ効果を与える測定用セルと、
被測定液体を収容した測定用セルの透過光を受光して所
定の光成分に分解するカラーセンサと、上記測定用セル
とカラーセンサとの間に配置され、上記透過光がカラー
センサ上で一定の寸法に結像されるように位置が調整さ
れる調整用レンズとを備えてなることをいま一つの特徴
としている。
[発明の作用および効果] 上記各液体サンプルに対応する標準色サンプルが基準の
データとなる。一方、複数の液体サンプルは、その透過
光の光成分が測定され、色データに変換される。上記検
量線は、標準色サンプルとの比色により得られた基準の
データと色データとの対応関係を表す。従って、任意の
液体サンプルに光を投射し、その透過光の各光成分を測
定して色データに変換すれば、上記検量線を用いて、そ
の液体サンプルに最も近い標準色サンプルを同定できる
ことになる。
この方法によれば、複数の液体サンプルを用いて検量線
を作成しておくことにより、色測定の基準となる標準色
サンプルを用いた液体の色測定方法と同等の測定を、測
定者の官能に依存することなく、速く、再現性よく行な
うことができる。
上記液体の比色方法に使用される光学系において、色デ
ータ測定用セルは、その中に入れられた被測定液体とと
もに、光学的に1つの凸レンズの効果を与える。そして
、この色データ測定用セルには、スリット手段を通過し
た光が投射され、色データ測定用セルを透過した光は、
カラーセンサに入射される。このカラーセンサに入射し
結像されるスリット手段の像の寸法は、色データ測定用
セルによって異なる。上記調整用レンズは、色データ測
定用セルによるカラーセンサに入射し結像されるスリッ
ト手段の像の寸法が常に一定となるように、その先軸上
で位置が調整される。
このようにすれば、フラットな光学面を有する光学セル
の使用に限定されず、試験管やビー力等の光学的に凸の
レンズ効果を与える測定用セルを使用して、液体の比色
測定を精度よく行なうことができるばかりでなく、特定
の比色用セルを用いることなく、ごく普通の試験管やビ
ー力を使用することができるので、液体の比色測定も簡
単に行なえる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する。
以下では、JIS(日本工業規格)K2SO3に規定さ
れている英国ロビボンド社のロビボンド比色計による油
脂の色試験方法に準拠する油脂の色測定に本発明を適用
した実施例について説明する。
この実施例に使用される油脂の色測定に使用される比色
装置の構成のブロック図を第1図に、その外観を第2図
に、また、その測定アルゴリズムを第3図に夫々示す。
上記比色装置は、色データ測定用セル11に入れた油脂
に光を投射し、その透過光のR(赤)、G(緑)および
B(青)成分を検出する光学系12、この光学系12で
検出されたデータのデータ収集系I3およびデータ処理
系14からなる。
上記光学系!2の具体的構成を、第4図および第5図に
示す。
上記光学系12は、光源としてのハロゲンランプ15、
コンデンサレンズ16、コリメータレンズ17、スリッ
トI8、調整用レンズ19およびカラーセンサ21がこ
の順に、光軸り、上に配置されてなるものである。そし
て、上記スリット18と調整用レンズ■9との間に、円
筒状の色データ測定用セルIIが配置される。この色デ
ータ測定用セル11は、その中に色測定をする油脂が入
れられた状態で、光学的に凸レンズの効果を与える。
上記ハロゲンランプ15から出た光はコンデンサレンズ
16に集光される。このコンデンサレンズ16は、ハロ
ゲンランプ15の光から赤外分を除き、可視光分のみを
透過する赤外カットフィルタ22を備えている。上記コ
ンデンサレンズI6を出た光は、コリメータレンズ17
を透過し、平行光とされる。
上記コリメータレンズ!7の後段には、3RM×6xz
のスリット孔を有するスリット18が配置される。この
スリット18のスリットを通過した平行光は、色データ
測定用セル11に入る。色データ測定用セル11に入っ
た光は、この色データ測定用セル11内に収容された油
脂により、その液特有の光吸収性により特定の色が吸収
され、調整用レンズ19に到達する。
この調整用レンズ19は凸レンズにより構成されており
、色データ測定用セル11の透過光をカラーセンサ21
上に投射する。上記調整用レンズ19は、光軸L0上で
矢印A、で示されるように移動可能であり、次に述べる
ように、色データ測定用セル11が変わってもその透過
光がカラーセンサ21上で常に、一定の寸法に結像され
るように位置が調整される。
以下に、この調整原理について説明する。
上記色データ測定用セル11としては、第6図に示すよ
うに、光学的に凸レンズ効果を有する、ごく普通の試験
管やビー力を用いる。そして、上記色データ測定用セル
11と等価な凸レンズをFXで表し、その焦点距離をr
xとする。
一方、調整用レンズ19の焦点距離をrとし、第7図に
示すように、上記凸レンズFWに入射するスリット18
(第1図参照)のスリット孔の通過光23の光軸り。か
らの高さをH1上記通過光23の調整用レンズ19の位
置における光軸L0からの高さをり、、上記通過光23
のカラーセンサ21の位置における光軸L0からの高さ
をり、とする。
そして、上記凸レンズFxから調整用レンズ19までの
距離をLlこの調整用レンズ19からカラーセンサ2I
までの距離をQとする。さらに、上記調整用レンズ19
から凸レンズFXの焦点P+までの距離を85上記調整
用レンズ19から上記焦点F、の結像位置F、までの距
離をbとする。
このとき、次の(+)ないしく4)式が成り立つ。
a=L−r、      ・・・・・・ (2)上記(
1)ないしく4)式から、a、 bおよびり、を消去す
ることにより、次の(5)式を得る。
上記(5)式において、 Cf + IJ −12L =  0  −=・−(6
)を満足するように、調整用レンズ+9の位置を調節す
れば、 となる。
上記(7)式から、高さり、は、凸レンズFxの焦点距
離fxに依存しない値となる。これは、径の異なる試験
管やビー力を色データ測定用セル11として使用した場
合や、屈折率の異なる液を入れた場合に惹起される焦点
距離rxの変化を無視することができることを意味して
いる。即ち、上記(6)式を満足するように調整用レン
ズ19の位置を調整するようにすれば、色データ測定用
セル11として、種々の試験管やビー力を使用すること
ができ、その内部に入れる液の屈折率、液の濃度に無関
係に検出が行えるようになる。
上記光学系!2は、第2図に示す比色装置の開閉扉25
aの下に、上記光学系!2に設けられた色データ測定用
セル11のホルダ24(第4図および第5図参照)が位
置するように配置される。
上記開閉扉25aは、ケース25にヒンジ結合され、取
っ手25bにより開閉され、上記光学系12のホルダ2
4の上に色データ測定用セルが配置されたり、取り出さ
れる。
以上に説明した光学系12には、好ましくは、第1図に
示すように、ハロゲンランプ15の光電変化を検出し、
ハロゲンランプ15の光最変化によるカラーセンサ2日
こ入る測定光量の変化を補正するための参照光学系26
が設けられる。
上記参照光学系26は、赤外カットフィルタ27、光フ
ァイバ28およびリファレンス用カラーセンサ29から
なる。
上記リファレンス用カラーセンサ29は、カラーセンサ
21と同じ種類で、かつ、はぼ同じ温度特性を有する光
電変換素子、たとえばフォトダイオードが使用される。
そして、上記リファレンス用カラーセンサ29は、カラ
ーセンサ21と温度条件が等しくなるように、カラーセ
ンサ21にできるだけ近接して、好ましくは熱的に結合
して取り付けられる。これは、温度条件を同じにして、
同一人射光に対するリファレンス用カラーセンサ29の
出力の温度ドリフトとカラーセンサ21の出力の温度ド
リフトをほぼ等しくするためである。
上記のように、リファレンス用カラーセンサ29は、カ
ラーセンサ21に近接して取り付けられ、従って、リフ
ァレンス用カラーセンサ29はハロゲンランプ!5から
離れているので、ハロゲンランプ15の光は、赤外カッ
トフィルタ27で赤外成分を除いた後、光ファイバ26
により、リファレンス用カラーセンサ29に導光される
上記カラーセンサ2Iは受光した光のR(赤)、G(緑
)お上びB(青)成分を検出し、次に述べるデータ収集
系13のR信号アンプ31R,G信号アンプ31Gお上
びB信号アンプ31Bに夫々R信号、G信号およびB信
号を出力する。
上記リファレンス用カラーセンサ29らまた、受光した
光のR(赤)、G(緑)お上びB(青)成分を検出し、
データ収集系13のR信号アンプ32R1G信号アンプ
32GおよびB信号アンプ32Bに夫々参照用のR信号
、G信号およびB信号を出力する。
上記データ収集系13は、カラーセンサ2!側のR信号
アンプ31R1G信号アンプ31G、B信号アンプ31
B1リファレンス用カラーセンサ側のR信号アンプ32
R,G信号アンプ3261B信号アンプ32B1マルチ
プレクサ33およびA/D変換器34からなる。
上記マルチプレクサ33は、カラーセンサ21側のR信
号アンプ31RSG信号アンプ3101B信号アンプ3
1B1リファレンス用カラーセンサ29側のR信号アン
プ32B%G信号アンプ32G、B信号アンプ32Bの
各出力を順次、時分割的に次段のA/D変換器34に出
力する。このA/D変換器34は、上記マルチプレクサ
33から入力する信号(アナログ信号)をディジタル信
号に変換し、次のデータ処理系14に出力する。
上記データ処理系14は、演算制御部35、データ格納
部36、メモリ37、入力インタフェース38および出
力インタフェース39から構成される。
上記演算制御部35は、演算部35aと制御部35bと
からなり、マイクロプロセッサにより構成される。上記
演算制御部35の機能の詳細については、後に第3図に
示す油脂の色測定のアルゴリズムとともに説明する。
上記データ格納部は、A/D変換器34によりディジタ
ル信号に変換されたカラーセンサ21側のR信号アンプ
31R,G信号アンプ31G、B信号アンプ31Bの各
出力、リファレンス用カラーセンサ29側のR信号アン
プ32R,G信号アンプ32G、B信号アンプ32Bの
各出力を一時的に記憶するバッファメモリである。
一方、上記メモリ37は、複数の油脂サンプルについて
、データ格納部36に記憶された上記各出力に基づいて
演算制御部35により演算された演算値を記憶する。上
記メモリ37はまた、JIS(日本工業規格)K350
3に規定されている英国ロビボンド社のロビボンド比色
計を用いて測定した、上記複数の比色用サンプルの測定
データY0およびR6を記憶する。すなわち、上記メモ
リ37には、以下で具体的に説明するように、各油脂サ
ンプルについて、演算制御部35による上記演算値とロ
ビボンド比色計による測定データY。
およびRoの対応関係を示す検量線が記憶される。
上記ロビボンド比色計による測定データY。およびRo
は、キーボード41により打ち込まれる。
上記測定データY。およびRoは、電話回線等を利用し
て、らしくはパソコン等を用いて、外部通信用ボート4
2からも入力することができる。
上記インタフェース38は、キーボード41および外部
通信用ポート42の出力を演算制御部35に取り込み可
能な信号に変換する。
また、出力インタフェース39は、演算制御部35から
出力する信号を、デイスプレィ43により表示するため
の信号およびプリンタ44によりプリントアウトするた
めの信号に変換する。
なお、演算制御部35の制御部35bは、第1図のデー
タ収集系13、データ処理系14の各部に制御信号を出
力する。
次に、以上に説明した装置を使用した油脂の比色方法を
、第3図を参照しながら実験例により説明する。
[測定準備] 先ず、6個の検量線作成用の油脂サンプル(サンプル1
〜6)を用意した(#l)。
これらのサンプル1〜6の各々について、JIS(日本
工業規格)K2SO3にて規定されている英国ロビボン
ド社のロビボンド比色計(ガラスセル1の光路長133
.4xm)を用いて、標準色ガラス5の(第1O図参照
)の値Y、、ROを求めた(#2)。
その値を次の第1表に示す。
[以下余白] 第1表 ンランブ15の光量変化による誤差を補正した。
この補正された」二記サンプルlないし6の夫々の透過
光のR,Gおよび日成分を次の第2表に示す。
第2表 一方、上記と同じサンプルlないし6の夫々を、光路長
が50zxの色データ測定用セル11に入れ、第1図の
比色装置を使用してその透過光のR(赤)、G(緑)、
お上びB(青)成分を測定した(#4)。リファレンス
用カラーセンサ29側のR信号アンプ32R,G信号ア
ンプ32GおよびB信号アンプ32Bの出力に応じて、
データ処理系14の演算制御部35の演算部35aによ
り、上記サンプル!ないし6の一つのサンプルの透過光
のR,Gおよび日成分を測定する毎に、その測定値のハ
ロゲサンプル1ないし6の夫々の透過光のR,Gおよび
日成分の補正値より、ロビボンド比色計の標準色ガラス
の分析および各種の油脂サンプル等の解析データより実
験的に求めた(#9)次の(8)〜(10)式を用いて
一次変換(ロビボンド変換)を行ない、油脂の黄色成分
に相当するY°値、油脂の赤色成分に相当するR゛値を
算出した(#5.#6)。
R’=0.95R+0.05B     ・・・(8)
G’=0.3R+0゜7G      ・・・(9)B
’=0.2G+0.8G       ・・・(10)
R”=(R’/100) ’/3      ・・・(
11)G”=(G’/10G) ’/3      ・
・・(12)B”=(B″/100) l/3    
  ・・・(13)第  3  表 以上の(8)〜(15)式の演算は、データ処理系14
の演算制御部35の演算135aにより実行される。
サンプル1〜6について、上記Y′値およびR。
値を次の第3表に示す。
[以下余白] 次に、サンプル1〜6について、ロビボンド比色計で比
色した値Y。、Roと上記Y°値、R′値七から、第8
図(a)および第8図(b)に示すような検量線を作成
した(#7)。この検量線は、データ処理系14のメモ
リ37に記憶する。
なお、上記検量線の決定には、最小自乗法等の手法も使
用することができる。
以上で測定の準備を完了する。
[実測定] 次に、未知の油脂サンプルを用意(#3)L、[測定準
備]で用いたのと同じ色データ測定用セルIIに上記未
知の油脂サンプルを入れ、第1図の色測定装置を用いて
その透過光のR,Gおよび日成分を測定した(#4)。
以下、[測定準備]におけるサンプル!〜6について透
過光のR,GおよびB成分からY′値、R′値を算出し
たのと全く同様の補正および演算を実行し、未知の油脂
サンプルのY′値、R′値を求めた(#5.#6)。
このY′値、R′値と上記の[測定準備]で求めた検量
線とから、未知の油脂サンプルの第1図の色測定装置に
よる測定値であるY値、R値を求めた(#7.#8)。
その測定結果を次の第4表に示す。
[以下余白] 上記第4表から、第1図の装置による未知の油脂サンプ
ルの比色データは、ロビボンド比色計による比色データ
とよい一致が見られることが分かる。
第1図の比色装置では、未知の油脂サンプルの比色デー
タは、デイスプレィ43に直接表示され、また、プリン
タ44に打ち出すこともできる。
また、複数の液体サンプルを用いて検量線を作っておけ
ば、未知の油脂サンプルの色測定が短時間で、人間の視
覚にたよることなく、簡単に行なえることが分かる。
以上では、未知の油脂サンプルを試験管やビー力等の色
データ測定用セル11に入れて測定する実施例について
説明したが、第9図に示すようにすれば、油脂の生産や
油脂を使用した食品の加工工程等にて、油脂の色を連続
的に測定することができる。
上記第9図では、色データ測定用セル51として、両端
に開口を有するパイプ形状を有するものを使用する。そ
して、ポンプ52により、この色データ測定用セル51
に連続的に、生産や加工中の油脂をメイン配管53から
、矢印A s 、 A 4. A sで示すように流し
、色データ測定用セル5!を流れる油脂の色を、第3図
において説明したアルゴリズムに従って、連続的に測定
する。この測定に使用される光学系54は、上記色デー
タ測定用セル51を除いて、第1図、第4図および第5
図において説明したものと同じ構成を有し、エアーパー
ジ配管55aを有する密閉容器55内に収容される。
上記色データ測定用セル5Iには、メイン配管53を流
れる油脂の色を測定する前に、容器56内に入れられた
検量線作成のための比色用サンプルとなる油脂が矢印A
s、A4.Atで示すルートから容器57に流れる。そ
して、その測定値とロビボンド比色計による上記比色用
サンプルの測定値とから、検量線が作成される。
上記色データ測定用セル51へのメイン配管53中の油
脂と容器56内の比色用サンプルとなる油脂の切替は、
切替弁58.59により行なわれる。また、色データ測
定用セル51に比色用サンプルとなる油脂が流れている
ときは、ソレノイドバルブ61.62は閉じられる。
本発明は、油脂類の色測定のほかに、しょう油、ウィス
キー等の食品やアルコール飲料の熟成度を知るための色
測定や、潤滑油や鉱物油の品質を判定するための色測定
等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用される色測定装置の構成を
示すブロック図、 第2図は第1図の色測定装置の外観を示す斜視図、 第3図は本発明に係る液体の比色測定の測定アルゴリズ
ムの説明図、 第4図および第5図は夫々第1図の色測定装置の光学系
の構造を示す説明図、 第6図は色データ測定用セルを凸レンズと見たときの焦
点距離の説明図、 第7図は第4図および第5図の光学系において色データ
測定用セルによるカラーセンサに投射される像高さへの
影響をなくすための構成の説明図、第8図(a)および
第8図(b)は検量線の説明図、第9図は本発明のいま
一つの実施例の説明図、第1O図は従来の油脂の比色測
定の説明図である。 1・・・色データ測定用セル、 2・・・光学系、     13・・・データ収集系、
4・・・データ処理系、  15・・ハロゲンランプ、
6・・・コンデンサレンズ、 7・・コリメータレンズ、18・・・スリット、■9・
・・調整用レンズ、  21・・カラーセンサ、35・
・・演算制御部、  36・・・データ格納部、37・
・メモリ、   51・・・色データ測定用セル、54
・・・光学系。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の液体サンプルの各々について、標準色サン
    プルを用いて比色することにより上記液体サンプルを標
    準色サンプルに同定する一方、これら複数の液体サンプ
    ルに光を投射してその透過光を2以上の光成分に分解し
    たうえで、さらに2以上の色データに変換し、各色成分
    について、これら色データを用いて標準色サンプルとの
    対応を示す検量線を予め作成しておき、任意の液体サン
    プルについて光を投射し、その透過光を2以上の光成分
    に分解した後これら光データを2以上の色データに変換
    し、得られた色データを用い上記検量線上で対応する標
    準色サンプルに同定するようにしたことを特徴とする液
    体の比色方法。
  2. (2)光源と、この光源の光を平行光にする光学系と、
    所定の幅を有し、上記平行光をその幅分だけ通過させる
    スリット手段と、スリット手段の次段に配置され、光学
    的に凸のレンズ効果を与える測定用セルと、被測定液体
    を収容した測定用セルの透過光を受光して所定の光成分
    に分解するカラーセンサと、上記測定用セルとカラーセ
    ンサとの間に配置され、上記透過光がカラーセンサ上で
    一定の寸法に結像されるように位置が調整される調整用
    レンズとを備えてなる液体の比色に使用する光学系。
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