JPH02269429A - バツクアップ電源異常監視装置 - Google Patents

バツクアップ電源異常監視装置

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JPH02269429A
JPH02269429A JP1089850A JP8985089A JPH02269429A JP H02269429 A JPH02269429 A JP H02269429A JP 1089850 A JP1089850 A JP 1089850A JP 8985089 A JP8985089 A JP 8985089A JP H02269429 A JPH02269429 A JP H02269429A
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JP
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power supply
conductive path
capacitor
abnormality
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JP1089850A
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Masayuki Oshiro
昌之 大城
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、要求される機能を維持するために常時所定の
電力を必要とする電気機器の電源バックアップシステム
に係り、特に産業用ロボットの可動部分の位置を検出す
るための位置検出器に好適なバックアップ電源異常監視
装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、多関節形の産業用ロボットなどでは、各可動部
分(関節)の位置を検出しながら、制御を実行して行く
必要があり、このため位置検出器を使用するのが一般的
であるが、このための位置検出器としては、従来からパ
ルス形エンコーダとカウンタ、それにこのカウンタによ
るカウント値を記憶しておくメモリ装置が広く使用され
ている。
しかして、この結果、このメモリ装置として、ロボット
の主電源を切ってシステムの運転を止めたときでも、そ
の記憶内容の保持が可能なものを使用する必要を生じ、
このため、従来から、電源バックアップしたRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)を使用するのが通例であり
、この結果、このバックアップ用の電源に異常がないか
否かを監視する必要を生じる。
そこで、このような監視のための従来技術としては、ま
ず、第一の簡単な方法として、バックアップ電源の供給
側で、単に電源電圧を監視するだけという方法や、或い
は、第二の方法として、位置検出器に電圧比較器を設け
、バックアップ用の電圧が基準値以下になったときには
異常信号を出力するようにした方法などが知られていた
なお、この種の装置として、関連するものとしては、例
えば特開昭62−216018号公報の開示を挙げるこ
とができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、産業用ロボットの位置検出器では、それが、
上記したように、ロボットの可動部分に設置されており
、この結果、上記した電源バックアップのためには、ロ
ボットの制御装置側に設置しである所定のバックアップ
用電源から、所定の長さの導電路を介して、バックアッ
プ用の電力が供給されるようになっているが、上記従来
技術では、この点について配慮がされておらず、このた
め、上記した第一の方法では、例えば、電池などからな
るバックアップ電源の異常は監視できるものの、上記し
た導電路の異常については監視不能で、充分な信頼性を
得ることができないという問題があり、他方、上記°し
た第二の方法では、導電路の異常も含めた監視が可能で
はあるが、位置検出器の中に監視用の回路を設けなけれ
ばならず、このため、ロボットの可動部分が大型化しや
すく、さらに、この監視用の回路からの信号を伝送する
ための信号線が余分に必要になるという問題があった。
本発明の目的は、位置検出器側に付加する必要がある部
品が最小限ですみ、且つ、信号伝送用の信号線の付加を
必要とせず、確実にバックアップ電源の異常が検出でき
、小型で信頼性の高い、産業用ロボットなどのバックア
ップ電源異常監視装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、位置検出器などの
電気機器に対するバックアップ電源からの導電路の接続
端にコンデンサを並列に接続し、このコンデンサに対す
るバックアップ電源側からの充放電操作に応じて現われ
る上記導電路のバックアップ電源側接続端での電圧変化
の態様により異常を検出するようにした点を特徴とする
〔作用〕
上記コンデンサに対する上記導電路のバックアップ電源
側から見た回路に所定の時定数が与えられるようにする
と、この導電路を介してバックアップ電源側から充放電
を行ったときでの、この電源側接続端に現われる電圧変
化は、導電路の断線、短絡、バックアップ電源電圧の低
下などに応じて、それぞれ特有の挙動を示す。
従って、所定のタイミングで上記充放電を実行しながら
、上記電圧変化の内容を解析することにより、バックア
ップ電源系統全体での異常を、導電路のバックアップ電
源側だけで確実に検出することができる。
〔実施例〕
以下、本発明によるバックアップ電源異常監視装置につ
いて、図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例で、第2図に示すような、位
置検出器1と、これをバックアップするバックアップ電
源装置2、それにロボットの制御装置3と、これらの間
を接続するケーブル4などからなるロボット制御システ
ムに本発明を適用したもので、4a、4bは位置検出器
1とバックアップ電源装置2とを接続する導電路、5は
バックアップ電源となる電池、6は導電路4a、4bの
検出器側の接続端1a、1bに並列接続されたコンデン
サ、7は導電路4a、4bのバックアップ電源側の接続
端2a、2bに並列接続されたスイッチング用のトラン
ジスタ、8は検出動作時だけ閉じるスイッチ、9は時定
数を与えるための抵抗、10は電圧比較器、11は反転
回路、12はアンド回路、13.14は積分用の抵抗と
コンデンサ、15は波形整形回路、16はタイマ装置で
ある。
位置検出器1は、第2図に示すように、ロボット制御装
置3から主電源を供給されてロボットの位置を検出し、
その検出信号を再びロボット制御装置3に送り返す。そ
して、この時、主電源による動作用の電力供給が無くな
ったときには、バックアップ電源装置2から供給されて
いるバックアップ用の電力により、その時での検出信号
を保持し、検出した位置データが保存されるように動作
する。そして、このため、位置検出器1は、図示してな
いダイオードなどを有し、主電源からの電圧が印加され
ている間は、この主電源からの電圧で動作し、主電源が
遮断されたときだけ、バックアップ電源による検出デー
タの保存動作に自動的に切換わるように構成されている
次に、この実施例の動作について説明する。
まず、ロボット制御装置3によりロボットシステムが動
作状態にあるときには、位置検出器1は主電源による動
作状態にあり、従って、図示のように、バックアップ電
源用の電池5から導電路4を介して接続端1a、lbに
与えられているバックアップ電源からは切り離され、且
つ、スイッチ8は、このように主電源が供給されている
ときには開かれている。
次に、この状態で、トランジスタ7と反転回路9には、
ロボットが主電源による動作状態にあるときの所定のタ
イミングで、所定の周期のクロックパルスVcpが入力
され、この結果、トランジスタ7が導通し、他方、反転
回路9を介してアンド回路10は閉じられる。
これと並行して、電圧比較器lOは、常時、導電路4a
、4bの入力側接続端2a、2b間の電圧Vsを所定の
基準電圧■1と比較し、以下の演算結果により、出力電
圧■。を発生する6■、≦V * ”’> V c =
 1V m > V * # V (+ = 0この力
覚圧■。は、アンド回路12により、クロックパルスV
cpが印加されていないときだけ取り出され、抵抗13
とコンデンサ14により積分された上で、シュミットト
リガ回路などからなる波形整形回路15に供給され、矩
形に整形された上で単安定マルチバイブレータなどから
なるタイマ装置16に入力される。
そして、このタイマ装置16の出力電圧VCが、図示し
てないが、所定の表示装置に与えられ、異常発生が表示
されることになる。
次に、この実施例の動作について、第3図のタイミング
チャートにより、さらに詳細に説明する。
■ バックアップ電源系に異常が発生していないとき このときは、第1図において、電池5からコンデンサ6
にいたる経路に何も異常が無く、且つ、電池5の電圧も
規定値以上入力あり、さらにコンデンサ6にも短絡や容
量抜けなどの異常が無いことを意味しているので、この
ときの動作は第3図(a)に示すようになり、まず、時
刻t、でクロックパルスVcpが入力されると、トラン
ジスタ7の導通によりコンデンサ6の電荷が放電され、
入力端電圧v1はクロックパルスVcpが入力されてい
る期間中、はとんど0ボルトにまで低下され、二の結果
、電圧比較器10の出力電圧■。は所定電圧に上昇する
ついで、時刻島で、このクロックパルスが消滅すると、
この時点でトランジスタ7はオフされ、この時点から、
コンデンサ6は、導電路4a、4bと抵抗9を介して、
バックアップ電源用の電池5により所定の時定数をもっ
て充電され始め、この結果、電圧■1は所定の時定数を
もって上昇して行く、なお、この時の時定数は、コンデ
ンサ6の容量値と、導電路4a、4bのインピーダンス
を含む抵抗9の抵抗値により定まることになる。
こうして、時刻1.以降、電圧Vmが上昇してゆき、や
がて時刻t、で基準電圧VRを超えたとすると、この時
点で、出力電圧VCは、はぼゼロに落ちる。
一方、アンド回路12は、クロックパルスVcpが入力
されている期間は閉じられているが1時刻1、で開き、
この結果、電圧■cは、この時刻1゜以前の部分が削ら
れた形で電圧■あとなり、これが抵抗13とコンデンサ
14により積分され、波形が鈍った電圧■□となるが、
さらに波形整形回路15で整形されることにより、矩形
波に復元された電圧V丁となり、タイマ装置16に入力
される。
ここで、このタイマ装置16は、入力信号によりセット
されると出力がローになり、所定の時定数をもって出力
がハイに戻るタイプで、且つ、その時定数がクロックパ
ルスVcpの周期よりも長くなるように設定されている
従って、この場合のように、電池5及び導電路4a、4
bに何も異常が無いときには、クロックパルスVcpが
発生するごとに、電圧V丁も同じ周期で現われるため、
このタイマ装置16は、その時定数期間内に連続的にセ
ットされ続けることになり、従って、異常信号となるタ
イマ装置16の出力電圧Vxは発生されず、異常表示は
表われない。
■ 導電路4a、4bからなる伝送系に断線などの異常
が発生した場合 このときには、第1図において、コンデンサ6に電荷が
蓄積されないため、第3図(b)に示す動作となり、電
圧Vmはトランジスタ7のオン・オフに対応して、つま
り、クロックパルスVcpの発生に対応して、はぼ電池
5の電圧とゼロの間で変化するパルスとなり、この結果
、電圧比較器10の出力電圧VCも、はぼ同じ幅のパル
スとなり、従って、アンド回路12の出力電圧VAは極
めて幅の狭いパルスとなって、抵抗13とコンデンサ1
4からなる積分回路により消滅されてしまい、結局、電
圧V+、ひいては電圧V?のいずれも発生されず、この
結果、タイマ装置16はセットされなくなり、ここで電
圧■8が発生し、異常が表示されることになる。
■ 電池5が過放電などにより電圧が低下したり、或い
は導電路4a、4bを含む回路に短絡などが発生した場
合 このときは、入力側の接続端2a、2b間の電圧Vsは
クロックパルスVcpの入力と無関係に、どのようなと
きにも、電圧比較器10の基準電圧Vλより高くなるこ
とが無くなるので、その動作は第3図の(C)に示すよ
うになり、この結果、電圧VC1ひいては電圧■^、さ
らには電圧■□、Vrのいずれも所定の電圧値、つまり
ハイの状態に保たれることになり、結局、タイマ装置1
6にはセット信号が入力されないことになり、異常が表
示されることになるのである。
従って、この実施例によれば、バックアップ電源装置2
側で所定の異常検出制御を実行するだけで、導電路の異
常も含めて、どのような異常についも、常に確実に検出
が可能で、正確な異常表示を与えることができる。
次に、本発明の他の実施例について、第4図、第5図に
より説明する。
この第4図の実施例は、第1図の実施例におけるスイッ
チ8に代えて切換スイッチ17を用い、その接点aを電
池5に、そして接点すを抵抗9に接続し、且つ、この抵
抗5の他端は電池5ではなくて、共通電位に接続したも
のであり、さらに、電圧比較器としてIOAとIOBの
2個が設けられており、これらの電圧比較器10A、I
OBは、それぞれ異なった基準電圧■□と■。をもち、
これらの間には、V * 1> V 諏1の関係がもた
せであるものであり、その他の構成は、コンデンサ6が
設けである点も含めて、第1図の実施例と同じである。
次に、この第4図の実施例の動作を、第5図のタイミン
グチャートにより説明する。
この第4図の実施例は、電池5により導電路4a、4b
を介してコンデンサ6を充電するときには時定数をもた
せずに、他方、コンデンサ6の電荷を放電するときには
、抵抗9を介することにより、所定の時定数が与えられ
るようにし、これにより、人力接続端2a、2bに現わ
れる電圧■3の変化の態様により、バックアップ電源の
正常、異常を判別しようとするもので、まず、第5図で
、(a)は正常時で、スイッチ17が接点すから接点a
に切換わると、電圧■、は急激に立上り、反対に、接点
aから接点すに切換ったときには、所定の時定数に従っ
て、比較的ゆるやかに低下して行く。
この結果、正常時には、電圧比較器10Aの出力電圧V
 (、として比較的幅の狭いパルス信号が、そして電圧
比較器10Bの出力電圧Vatとしては、かなり幅の広
いパルス信号がそれぞれ得られることになる。
次に、導電路の断線など、回路の導通に関する異常が発
生していたときには、第5図(b)に示すようになり、
スイッチ17が接点aに切換えられたときだけ電圧■3
が立ち上がるようになるため、このときには、出力電圧
■c1と出力電圧V。1とが同じ幅で、比較的狭いパル
ス幅のパルス信号として与えられることになる。
また、電池5の異常など、電圧低下に関する異常に際し
ては、第5図(C)に示すように、スイッチ17が接点
aに切換えられたときの電圧が低下しているため、基準
電圧V a rを有する電圧比較器10Aの出力電圧■
。、は常にローレベルに保たれてしまうことになる。
従って、この実施例によれば、スイッチ17を切換えた
ときでの、2個の電圧比較器10Aと1OBの出力電圧
■。1、■o2のそれぞれの変化態様を比較判定するこ
とにより、どのような異常に際しても、常に確実に、そ
の異常の発生を検出することができ、第1図の実施例と
同様に、高い信頼性を容易に得ることができる。
ところで、第1図の実施例では、電圧比較器10の出力
電圧VCによる判定処理を論理回路で行うようにしてい
るが、この判定処理をマイクロコンピュータなどにより
ソフト的に行うようにすることも可能であり、以下、こ
のソフト処理による本発明の一実施例について、第6図
のフローチャートと第7図のタイミングチャートにより
詳細に説明する。なお、この第7図は、第5図の一部を
取り出して示したものである。
図示してないマイクロコンピュータ(以下、マイコンと
いう)による異常判定処理が開始すると、まず、Slで
クロックパルスVcpの電圧レベルを調べ、それがハイ
レベルにあるか否かを判断し、結果がY(肯定)になっ
たときだけ次の処理に進む。
S2では、この処理に入った時点を1−0とし、ここか
らの時間tの計測を始め、次に、S3で。
この時間tが予め設定しである所定時間T1に達したか
否かを調べ、所定時間T1が経過した後、次の84に進
み、ここで電圧比較器10の出力電圧■。を取り込み、
そのレベルがハイにあるか否かを判断する。
既に、第3図で説明したように、この電圧VCが所定時
間経過後もハイレベルを保っているのは。
バックアップ電源系に何も異常が発生していないときで
あり、他方、この電圧VCが第7図の(b)に示すよう
に、所定時間後にローレベルになっていたら、それは回
路系に断線を生じていることを表わすから、まず、S4
での結果がN(否定)と判断されたときには、ここで8
5の処理に進み、断線異常表示を実行して元の処理に戻
り、他方、Yと判断されたときには、S6を実行し、断
A11I14常表示をクリアしてから次の87に進み、
ここで計測中の時間が所定時間T * (T * > 
T r )に達するのを待ち、結果がYになったら次に
88に移行し、ここでは電圧■。がローレベルにあるか
否かを調べるのである。
これも既に、第3図で説明したように、バックアップ電
源系が正常なときには、電圧比較器10の出力電圧■。
が、第7図(a)に示すように、所定時間T2経過後に
ローレベルになる筈であり、他方、そうならなければ、
電池5の電圧が所定値よりも低下しているときである。
そこで、S8での判断結果がNのときにはS9を実行し
、ここでバッテリ異常を表示して元に戻り、Yとなった
ときにはS10を実行して、バッテリ異常表示をクリア
して元の処理に戻るのである。
従って、この実施例によっても、導電路の異常も含めて
、バックアップ電源系の異常を常に確実に検出すること
ができ、ロボットなどの信頼性を充分に得ることができ
る。
ところで、本発明が適用対象とするロボットなどでは、
位置検出器を複数個備えている場合が通例であり、この
ような場合には、複数個の位置検出器を、1個の電池を
電源にして共通にバックアップするのが一般的である。
そこで、このような場合に好適な本発明の一実施例を第
8図により説明する。
この実施例は、ロボットの各可動部分(関節)に3個の
位置検出器IA、IB、ICを有するシステムに本発明
を適用した例で、これらの位置検出器IA、IB、  
ICは、それぞれの導電路4A。
4B、4Cによりバックアップ電源装置2に接続され、
共通に電源バックアップされるようになっており、且つ
、それぞれがコンデンサ6A、6B、6Cを備えている
また、各導電路4A、4B、4Cの入力側接続端には、
それぞれ独立に、スイッチ用のトランジスタ7A、7B
、7Cが設けられており、さらに、電気的な隔離のため
、ダイオード18A、18B、18Cを介してから共通
に給電されるようになっている。
スイッチ用の3個のトランジスタ7A、7B、7Cは、
選択スイッチ19により、それぞれ単独に選択されてク
ロックパルスVcpが印加されるようになっている。
既に説明したように、スイッチ8は電源バックアップ時
だけ閉じられ、ロボットシステムが主電源により動作中
は開かれている。
そこで、今、選択スイッチ19を操作してトランジスタ
7Aを選択し、クロックパルスVcpにより異常検出処
理を実行したとすると、まず、トランジスタ7Aがオン
されたときには、ダイオード7Aは逆バイアスされるの
で遮断され、次に、このトランジスタ7Aがオフしたと
きには、今度は他の残りのダイオード18B、18Gが
逆バイアスされて遮断されることになり、結局、この実
施例によれば、選択スイッチ19の選択操作に応じて、
各位置検出器LA、lB、ICのバックアップ系は、そ
れぞれ独立した存在として取り扱うことができ、この結
果、この実施例では、選択スイッチ19を操作して所定
の系統を選択し、その都度、電圧比較器10からの出力
電圧VRの挙動を判定することにより、順次、それぞれ
の位置検出器IA、IB、ICのバックアップ系の異常
を、独立に、しかも確実に監視し、表示させることがで
きる。
なお、この実施例によれば、位置検出器の個数に応じて
、並列に接続すべきダイオードの個数を増し、共通に電
池が接続されるようにしてやれば、位置検出器の個数を
問わず、適用可能なことはいうまでもない。
第9図は、本発明のさらに別の一実施例で、第4図の実
施例と同様に、コンデンサの放電時での電圧変化態様に
よりバックアップ電源系の異常を検出するようにしたも
のを、2個の位置検出器を有するシステムに適用した場
合の例であり、図において、20はリレー、20a、2
0bは、このリレー20の接点である。なお、接点20
aは常閉接点、接点20bは常閉接点である。
リレー20はロボットシステムの主電源に接続されてお
り、このため、接点20aは主電源が投入され、ロボッ
トが動作可能な状態にあるときだけオンし、接点20b
は主電源がオフされてバックアップが必要なときにだけ
オンする。
従って、主電源がオンされると、接点20bはオフされ
、この結果、クロックパルスVcpによりトランジスタ
7がオンされたときだけ電池5は回路に接続されるよう
になる。一方、このときには、接点20aはオンされ、
この結果、抵抗9A、9Bはバックアップ電源に並列に
接続される。
この状態で、いま、クロックパルスVcpがハイになっ
たとすると、トランジスタ7がオンし、この結果、コン
デンサ6A、6Bは電池5により急速に充電され、続い
てクロックパルスVcpがローになると、トランジスタ
7がオフになるため、今度は、これらのコンデンサ6A
、6Bは抵抗9A、9Bを介して、所定の時定数のもと
で放電を開始する。
このとき、いずれかの導電路、例えば導電路4Aが断線
していたとすると、トランジスタ7がオンされても、コ
ンデンサ6Aは充電されず、このため、続いてトランジ
スタ7がオフしたとき、導電路4Aの入力接続端の電圧
■、11は瞬時に低下するのに対して、他方の導電路4
Bの入力接続端の電圧VBIは、コンデンサ6Bの電荷
が抵抗9Bを通じて放電されるため、所定の時定数をも
って漸次低下して行く。そして、このときには、ダイオ
ード18Bは逆バイアス状態にされるため、各導電路間
での電気的な隔離が保たれる。
また、電池5に異常があるときには、コンデンサ6A、
6Bのいずれにも充分な充電が与えられず、従って、こ
のときには、V+s+、VIHのいずれの電圧も所定値
まで上昇しない。
そこで、選択スイッチ19を操作して、順次、それぞれ
のバックアップ電源系を選択し、それぞれの電圧VB1
、■□を個々に取り込み、2個の電圧比較器10A、I
OBにより判定することにより、それぞれのバックアッ
プ系ごとに異常を検出することができる。
第10図は、この第9図の実施例の動作を示すタイミン
グチャートで、 (a)が正常な場合、(b)は導電路
などに断線を生じた場合、そして、(C)は電源電圧が
異常に低下した場合をそれぞれ示したもので、まず、正
常な場合には、 (a)に示すように、電圧Vs+又は
■3.は、クロックパルスVcpがローレベルに落ちた
後、所定の時定数特性の比較的緩やかな放電カーブを描
いて減少して行くため、これらを、それぞれが異なる基
準電圧■1□と■□(Vil>Via)を有する電圧比
較器10A、IOHに供給すると、それぞれの出力電圧
V CI、V(1として、パルス幅を異にするパルス信
号を得ることができる。
次に、(b)の断線異常の場合には、電圧V1又は■I
は、急激に立ち下がり、従って、このときには、出力電
圧VCI、V C2は、同じ幅の比較的狭いパルス幅の
信号となる。
さらに、 (C)の電圧低下の場合には、電圧V11又
は■、は常時低い電圧のままに保たれるので、出力電圧
VCI、又は、■o□と■。の双方がローレベルのまま
になる。
そこで、クロックパルスVcpの立ち上がり時点t==
0から所定の経過時間T、とT4(T、<T4)を設定
する。ここで、時間T、は、クロックパルスVcpが立
ち上がってから電圧Vll又はVatが充分に、その最
大値に達するであろう時点までの時間に設定し、時間T
4は、さらに出力電圧VCIは完全にゼロレベルに戻っ
ているが、他方、出力電圧■。、は、正常な場合なら、
まだ充分にハイレベルを保っているであろう時点までの
時間となるように設定しである。
従って、これらの時間T1、T4が経過した時点での出
力電圧V Cl、■c友の状態から異常の種別が判定で
き、この結果を、選択スイッチ19の切換位置と併せ判
断することにより、位置検出器IAとIBのいずれのバ
ックアップ電源系での異常であるかの特定が可能になり
、結局、この実施例によっても、常に確実な異常検出が
得られることになり、ロボットなどの信頼性を充分に維
持することができる。
第11図は、上記第9図に示した実施例における検出動
作処理を示すフローチャートであるが、その処理内容は
、第6図の場合とほとんど同じなので、説明は省略する
なお、この実施例でも、位置検出器の個数は問わないこ
とはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、位置検出器などの電源バックアップを
必要とする電気機器側にはコンデンサを要するだけで、
特別な信号伝送用の線路は必要とせずに、バックアップ
用の導電路の異常も含めて、どのような態様の異常につ
いても、常に確実に検出が可能で、産業用ローポットの
位置検出器のバックアップ電源系の異常監視などに適用
して、装置の大型化を抑えながら、常に確実な動作と、
充分な信頼性の確保を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるバックアップ電源異常監視装置の
一実施例を示すブロック図、第2図は本発明の一実施例
が適用されたロボット装置の一例を示すブロック図、第
3図は動作説明用のタイミングチャート、第4図は本発
明の他の一実施例を示すブロック図、第5図は動作説明
用のタイミングチャート、第6図は同じく動作説明用の
フローチャート、第7図は動作説明用のタイミングチャ
ート、第8図は本発明の他の一実施例を示すブロック図
、第9図は本発明のさらに別の一実施例を示すブロック
図、第1O図は動作説明用のタイミングチャート、第1
1図は同じく動作説明用のフローチャートである。 1・・・・・・位置検出器、2・・・・・・バックアッ
プ電源装置、3・・・・・・ロボット制御装置、4・・
・・・・導電路、5・・・・・・バックアップ電源用の
電池、6・旧・・コンデンサ、7・・・・・・スイッチ
用のトランジスタ、8・旧・・スイッチ、9・・・・・
・抵抗、10・・・用電圧比校器、11・・・・・・反
転回路、12・・・・・・アンド回路、13.14・・
・・・・積分回路用の抵抗とコンデンサ、14・・・・
・・波形整形回路、16・・・・・・タイマ装置。 第 図 2:バックアツア竜渫犠! 6:フンぞンプ 4:勝1豚 7:トランジスタ 5:電池 8:スイッチ ! 第2図 第3図 (G) (b) (C) 第4 図 第5図 (Q) (b) (C) 第6図 1=0 第8図 Q き 輌   へ Φ   龜 シシ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定の電圧を有する電源から所定の長さの導電路を
    介して電源バックアップされる電気機器を有するシステ
    ムにおいて、上記導電路の上記電気機器への接続側端子
    間に並列に接続したコンデンサと、上記電源側の入力端
    から上記導電路を介して上記コンデンサの電荷を対象と
    した放電回路を形成する放電回路形成手段と、上記コン
    デンサに対して上記電源による所定の時定数の充電回路
    を形成する充電回路形成手段と、上記導電路の上記電源
    側の入力端間に現われる電圧変化を検出する電圧監視手
    段とを設け、上記放電回路形成手段と上記充電回路形成
    手段とを順次動作させたときに上記電圧監視手段から検
    出されてくる電圧の変化態様により異常発生を監視する
    ように構成したことを特徴とするバックアップ電源異常
    監視装置。 2、所定の電圧を有する電源から所定の長さの導電路を
    介して電源バックアップされる電気機器を有するシステ
    ムにおいて、上記導電路の上記電気機器への接続側端子
    間に並列に接続したコンデンサと、上記導電路を介して
    上記電源による上記コンデンサの充電回路を形成する充
    電回路形成手段と、上記導電路の上記電源側入力端から
    上記コンデンサに対して所定の時定数の放電回路を形成
    する放電回路形成手段と、上記導電路の上記電源側の入
    力端間に現われる電圧変化を検出する電圧監視手段とを
    設け、上記充電回路形成手段と上記放電回路形成手段と
    を順次動作させたときに上記電圧監視手段から検出され
    てくる電圧の変化態様により異常発生を監視するように
    構成したことを特徴とするバックアップ電源異常監視装
    置。 3、請求項1及び2の発明において、上記システムが多
    関節形産業用ロボットであり、上記電気機器が該産業用
    ロボットの可動部分の位置検出器であることを特徴とす
    るバックアップ電源異常監視装置。
JP1089850A 1989-04-11 1989-04-11 バツクアップ電源異常監視装置 Pending JPH02269429A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104932374A (zh) * 2015-06-09 2015-09-23 上海海事大学 基于物联网的锂电池远程智能监控系统
JP2021025896A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 日本電産サンキョー株式会社 エンコーダシステム、モータシステム及びロボット

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104932374A (zh) * 2015-06-09 2015-09-23 上海海事大学 基于物联网的锂电池远程智能监控系统
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