JPH0226941Y2 - - Google Patents

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JPH0226941Y2
JPH0226941Y2 JP13934084U JP13934084U JPH0226941Y2 JP H0226941 Y2 JPH0226941 Y2 JP H0226941Y2 JP 13934084 U JP13934084 U JP 13934084U JP 13934084 U JP13934084 U JP 13934084U JP H0226941 Y2 JPH0226941 Y2 JP H0226941Y2
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roll
plating
chuck
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rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、ロールを両端チヤツクし通電し回転
させる一対のチヤツク・回転・通電手段が、装置
本体と切り離された吊フレームに設けられたカセ
ツト形ロール自動脱着装置を、クレーン等で搬送
し、メツキ槽を備えたメツキ装置本体に載せてメ
ツキを行うロールカセツトタイプのロールメツキ
装置に関する。
〈従来技術〉 従来、ロールにメツキするには、ロールを両端
チヤツクしメツキ液に浸漬し回転させつつ通電す
ることにより行つていた。しかし、メツキ電流
は、ロール端部に多く集中するので、メツキは、
ロールの中央よりも端部で厚く付いていた。例え
ば、1平方デシ・センチメートル当り20Aの強さ
で20分間メツキ処理を行つた結果では、ロール中
央で100μとなるのに対し、ロール端部では、
130μとなつていた。
また、ロール端面は、メツキ電流の集中によつ
てメツキ焼けが生じ、品質を悪くしていた。
そこで従来は、メツキ金属塊を収容する篭(陽
極)のロールに対応する範囲のみを露出し、その
外は隠してしまう方法を採つているか、補助電極
をチヤツク・回転・通電手段に巻付けるなど、補
助電極をロールの端部外方に設置してやる方法を
採つていた。
しかしながら、前者は、遮閉構造が複雑となり
コストが高く付いており、しかも篭のロールに対
応する範囲の外を自動的に隠せるものではなくそ
の都度調整を必要としており、ロールの中央と端
部でのメツキ厚の均一化が決して十分ではなく、
端面焼けは解消できないでいた。また、後者は、
ロールの中央と端部でのメツキ厚の均一化と端面
焼けが解決できるものの、余計な電流とメツキ用
金属床が必要で省エネルギーに反し、補助電極に
霜状に発達するメツキ金属がメツキ液の撹により
浮遊してロール表面に付着し、これがピンホール
発生の原因になつていた。
そこで、本願出願人は、自社製の上記カセツト
タイプのロールメツキ装置(特公昭57−36996号)
について、ロールの中央と端部とでメツキ厚が均
一になり、端面焼けが生じないための研究を行つ
た。
〈考案の目的〉 本考案は、上述した事情に鑑み案出したもの
で、ロール長さが異つてもロール端面に自動接近
してロール端部に軸方向外方から集中しようする
電流を遮閉し、ロールの中央と端部とでメツキ厚
を均一にすることができるとともに、端面焼けが
生じないメツキ電流遮閉装置を備えたカセツトタ
イプのロールメツキ装置を提供することを目的と
する。
〈考案の構成〉 本考案のロールメツキ装置、 ロールを両端チヤツクし通電し回転させる一対
のチヤツク・回転・通電手段が、装置本体と切り
離された吊フレームに設けられたカセツト形ロー
ル自動脱着装置を、吊上げ搬送装置で搬送し、メ
ツキ槽を備えたメツキ装置本体に載せてメツキを
行うロールメツキ装置において、 前記チヤツク・回転・通電手段に対して垂直面
下方に開いており、チヤツク・回転・通電手段を
挟むように閉じてロール端面に接近させロール端
面に軸方向外方から集中しようとするメツキ電流
を遮閉する一対の遮閉板と、この一対の開閉板の
支持する可動板と、この可動板に取付けられてお
り一対の開閉板を開閉する開閉手段と、前記吊フ
レームに取付けられており可動板をロール軸方向
に移動する移動手段とから構成したメツキ電流遮
閉装置を備えた、ことを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下、本考案のロールメツキ装置を、グラビア
製版ロール用メツキ装置を用いた実施例につい
て、第1図及び第2図を参照して説明する。
このグラビア製版ロール用メツキ装置は、ロー
ルRを両端チヤツクし通電し回転させる一対のチ
ヤツク・回転・通電手段1,2が、装置本体Aと
切り離された吊フレーム3に設けられたカセツト
形ロール自動脱着装置Bを、クレーン等で搬送
し、メツキ槽4を備えたメツキ装置本体Aに載せ
てメツキを行う構成である。
カセツト形ロール自動脱着装置Bは、特公昭57
−36996号にように、高圧エアータンク5の高圧
エアーの供給により、シリンダー装置6がピスト
ンを伸張作動することによつて、チヤツク・回
転・通電手段2が、軸方向に移動してロールRを
チヤツク・回転・通電手段1との間に両端チヤツ
クすることが能動的にできるようになつており、
次いで、高圧エアータンク5の高圧エアーの供給
により、スピンドル1a,2aの外側の防液キヤ
ツプ1b,2bがロールRの端面に突当つてメツ
キ液が内側に浸入しないようになつている。そし
て、メツキ装置本体Aに載置された状態で、スプ
ロケツト7がメツキ装置本体A側のモーター8に
より回転され、チヤツク・回転・通電手段1がロ
ールRを回転できるようになつているとともに、
メツキ装置本体A側に設けたブラシ9,10がス
ピンドル1a,2aと接触してロールRを陰極に
通電できるようになつている。
メツキ装置本体Aは、チヤツク・回転・通電手
段1,2により両端チヤツクされるロールRをメ
ツキ槽4のメツキ液に浸漬させたとき、サイドパ
ネル11,12の切欠き部に吊フレーム3のサイ
ドパネル3a,3bが入り込むように、カセツト
形ロール自動脱着装置Bを載置するようになつて
おり、メツキ槽4内には、CuやNiやCrのボール
などのメツキ金属塊を収容する篭13が設置され
陽極に通電されるようになつている。
特に、本考案のロールメツキ装置は、ロールR
の端面に対してその外方から回つてくるメツキ電
流を、同ロール端部へ集中しないように妨げ得る
メツキ電流遮閉装置を備えている。
このメツキ電流遮閉装置のこの機能は、チヤツ
ク・回転・通電手段1,2に対して上方に開いた
状態のロールRの両端側にそれぞれ備えられた開
閉板14,15により行うようになつている。開
閉板14,15は、外径がロールRの径よりも片
側で100mm内外大きく、内径が外径がロールRの
径よりも1〜2mm大きいプラスチツクスその他非
導電性・耐酸性材料からなる円環板を、縦に割つ
て半円環板形状に形成されており、チヤツク・回
転・通電手段1,2に対して垂直面内上方に取付
けられる可動板16に密着して各半部上端をピン
17により取付けられている。そして、可動板1
6に取付けたアクチユエータ18により、開閉板
14,15がチヤツク・回転・通電手段1,2の
垂直面外方を閉じてメツキ電流の遮閉を行うよう
になつている。
可動板16は、移動ナツト19が取付けられ、
それがロールRに平行するネジ軸20に螺合して
いるとともに、ロールRに平行するガイドロツド
21,22に案内されていて、モーター23によ
り減速機24を介してネジ軸20を回転すること
により、ロールRの端面にロール軸方向外方から
接近自在となつている。
なお、モーター23及びネジ軸20及びガイド
ロツド21,22は、吊フレーム3に取付けられ
ている。
アクチユエータ18は、ピストン先端と開閉板
14,15の上縁とに結ばれ、ガイドローラに案
内されるロープ25を、ピストン引退状態におい
て上方に引いて、開閉板14,15を回転・通電
手段1,2に対して下方が開いた状態とし、ピス
トン伸張により、開閉板14,15をチヤツク・
回転・通電手段1,2を挟みスピンドル外周に略
密着して閉じるようになつている。
モーター23は、開閉板14,15または可動
板16に取付けられる図示しない近接センサーに
より、開閉板14,15をロールRの端面より20
〜30mm離れた位置までロール軸方向外方より接近
させると、停止するようになつており、再度起動
されるときは、反対回転して開閉板14,15を
ロールRの端面より離れさせるようになつてい
る。
次に作用を説明する。
先ず、図示しないロール脱着台の2本のロール
上にロールRを載せ、そのロールRの上にカセツ
ト形ロール自動脱着装置Bを被せ、ロールRを軸
方向に移動してチヤツク・回転・通電手段1に突
当てる。この状態で、図示しないコントロール装
置の所要スイツチをオンにすると、シリンダー装
置6が伸張作動しチヤツク・回転・通電手段1が
チヤツク方向に移動して、ロールRの両端チヤツ
クが行われる。次いで、アクチユエータ18のピ
ストンが引退し、チヤツク・回転・通電手段1,
2に対して上方に開いた状態の可動板14,15
が、チヤツク・回転・通電手段1,2の外周に略
密着するように閉じる。続いて、モーター23が
起動してネジ軸20が回転し、可動板14,15
がロールRの端面に対してロール軸方向外方から
接近する。そして、可動板14,15がロール端
面より20〜30mm離れた位置にくると、図示しない
近接センサーがこの距離を検知してモーター23
が停止する。この際、両側のモーター23の停止
は、近接センサーにより左右独立して行うので、
ロール長さが種々に異りロールチヤツクがロール
センター振分けに行われなくても、可動板15,
16がロール端面より20〜30mm離れた位置に停止
する。
以上で、ロールチヤツクが終了する。ロールチ
ヤツクが終了したら、クレーン等でカセツト形ロ
ール自動脱着装置Bが搬送され、メツキ装置本体
Aに載置される。すると、サイドパネル11,1
2の切欠き部に吊フレーム3のサイドパネル3
a,3bが入り込み、チヤツク・回転・通電手段
1,2により両端にチヤツクされたロールRがメ
ツキ槽4のメツキ液に浸漬される。続いて、ロー
ルRが回転されるとともに、CuやNiやCrのボー
ルなどのメツキ金属塊を収容する篭13が陽極
に、またロールRが陰極に通電され、メツキが行
われる。この際、可動板14,15は、ロール端
面より20〜30mm離れた位置に停止されチヤツク・
回転・通電手段1,2の周りを閉じているので、
ロール端部に集中しようとするメツキ電流を遮閉
できる。このため、ロールの中央と端部とでメツ
キ厚を均一にすることができ、端面焼けが生じる
ことがない。
メツキ後は、カセツト形ロール自動脱着装置B
は、クレーン等で他の処理装置に搬送され、所要
の処理が施され、以下同様にして所要の処理が施
され、最後に、図示しないロール脱着台上に載せ
られて、ロールチヤツクを解除することになる。
このロールチヤツクの解除は、上述のロールチヤ
ツクと逆の工程を辿つて行われる。
〈変形例〉 本考案は、ロールをセンター振分けにチヤツク
できるロールカセツトタイプのロールメツキ装置
にも適用される。すなわち、一対のチヤツク・回
転・通電手段1,2として、軸方向に移動可能な
一対のスピンドルを有し、かつ一方のスピンドル
が回転駆動されるようになつているカセツト形ロ
ール自動脱着装置Bを備えたロールメツキ装置に
も適用される。
チヤツク・回転・通電手段1,2は、軸方向移
動手段を備えておらず、ロール脱着台においてプ
ツシヤーにより軸方向に移動されてロールを受動
的にチヤツクできる構造であつても良い。また、
ロールRの下面を僅かにメツキ液に浸漬してメツ
キする場合には、防液キヤツプを備える必要はな
い。
開閉板14,15を開閉する開閉手段は、駆動
源にモーターを採用しても良い。
可動板16をロール端面に対してロール軸方向
外方から接近移動させる移動手段は、駆動源をモ
ーターに限定するものでなく、また、ロールメツ
キ装置がロールをセンター振分けにチヤツクでき
るタイプである場合には、センター振分けにロー
ル軸方向外方から同時接近し同時停止する構成で
あつても良い。
〈本考案の効果〉 以上説明してきたように、本考案のロールメツ
キ装置は、ロールカセツトタイプのロールメツキ
装置において、 一対の開閉板をロール端面にロール軸方向外方
から接近自在な可動板に取付け、さらに、一対の
開閉板を開閉手段によつてチヤツク・回転・通電
手段に対して下方が開いた状態から、チヤツク・
回転・通電手段を挟みスピンドル外周に略密着し
て閉じ、ロール端面に対してその外方から回つて
くるメツキ電流を、同ロール端部へ集中しないよ
うに妨げ得るようになつている構成であるので、 ロール長さが異つてもロール端面に自動接近し
てロール端部に集中する電流を遮閉し、ロールの
中央と端部とでメツキ厚を均一化できるととも
に、端面焼けを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案のロールメツキ装置を、グラビ
ア製版ロール用メツキ装置を用いた実施例に係
り、第1図は全体縦断正面図であり、第2図は、
第1図における−断面図である。 A……メツキ装置本体、B……カセツト形ロー
ル自動脱着装置、R……ロール、1,2……チヤ
ツク・回転・通電手段、3……吊フレーム、4…
…メツキ槽、14,15……開閉板、16……可
動板、18……アクチユエータ(開閉手段)、2
3……モーター(移動手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロールを両端チヤツクし通電し回転させる一対
    のチヤツク・回転・通電手段が、装置本体と切り
    離された吊フレームに設けられたカセツト形ロー
    ル自動脱着装置を、吊上げ搬送装置で搬送し、メ
    ツキ槽を備えたメツキ装置本体に載せてメツキを
    行うロールメツキ装置において、 前記チヤツク・回転・通電手段に対して垂直面
    下方が開いており、チヤツク・回転・通電手段を
    挟むように閉じてロール端面に接近させロール端
    面に軸方向外方から集中しようとするメツキ電流
    を遮閉する一対の遮閉板と、この一対の開閉板を
    支持する可動板と、この可動板に取付けられてお
    り一対の開閉板を開閉する開閉手段と、前記吊フ
    レームに取付けられており可動板をロール軸方向
    に移動する移動手段とから構成したメツキ電流遮
    閉装置を備えた、ことを特徴とするロールメツキ
    装置。
JP13934084U 1984-09-17 1984-09-17 Expired JPH0226941Y2 (ja)

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JPS6155069U JPS6155069U (ja) 1986-04-14
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